第6世代CPU Core i5-6600KとCore i7-6700Kのレビュー考察

cpu

Skylake世代と呼ばれる新しいCPUが登場した。GPUに続いてCPUも新しくなったということになる。

その中でも特に注目を集めるのはCore i7-6700KとCore i5-6600Kだろうか。それぞれのレビューをしてみたいと思う。

Core i5-6600K

Core i5-6600Kは、i7-6700Kと同時に登場した新世代CPUだ。マルチスレッドなど必要ない!ゲームには性能だけで十分だ!ということで、当初はi5-6600Kにはとても期待していた。しかし、私はこのCPUには否定的だ。

価格が安く性能も高いことは確かなので新しくパソコンを買い換えたときについてくるならいい選択肢になるだろう。しかしながら、CPUのみをわざわざi5-6600Kに買い換えるほどのものではないと思う。

その理由のひとつにCPUクロックが想定よりも低くなってしまっているということが言える。Haswell世代のi5最上位であるCore i5-4690KのCPUクロックは3.5GHzで最大3.9GHzとなっている。ゲームに必要な3.5GHzをクリアしているが、i7-4790Kなどが悠々超えている4.0GHzの壁を破れていない。新世代というのだからこの点はクリアしてくるだろうと期待はしていた。

しかし、登場した新世代Core i5-6600KのCPUクロックは3.5GHzで最大3.9GHzだ・・・なんと据え置きだ。ゲームをプレイするのであればi5で十分だと言っても、それはマルチスレッドが対応していないということだけだ。CPUクロックの高いi7のほうが優れているのは当然だ。i7-4790Kとi5-4690KではCPUの処理速度が違い過ぎる。

さらに、ゲームにのみマルチスレッドが対応していないだけでゲームと同時に起動するアプリケーションなどがあれば当然i7はマルチスレッドに割り当てて処理ができる分優れている。ゲームはi5で十分というのはコストパフォーマンスの話であって、パフォーマンスに関してはi7に圧倒的な差をつけられているという事実がある。

それを知って尚、i5を勧めていたがこの状況ではこの言い分もかなり苦しくなってくる。もちろん、CPUクロックだけが全てではないが、ゲームに限って言えば全てに近い。DDR4に対応し、キャッシュ周りがすばらしく良くなったことは疑いがない。しかし、影響を受けるのは低解像度ばかりでフルHDとなるとカバーしきれていない。新ソケットに対応したことで従来のマザーボードでは使用できないとなると、もはや利点は何一つないのではないか。

それならば同時に登場したi7-6700Kかi7-4790K、あるいはi5-4690Kかi5-4690にでも買い換えたほうがよっぽどマシではないかと思ってしまう。性能で言うと、i7-4790とi5-4690の中間というよりもほぼi5-4690寄りの性能となっている。ゲームに関してではなくとも、メリットは多くない。

まだ、謎に包まれている部分もあるので今後どうなるかは分からない。そのため、しばらく様子見が必要なCPUであり、急いで買い換えるほどのものではないとだけ言っておきたい。それにSkylake世代のi5はこれひとつしか登場していないのだから、今後に期待はかけたいところだ。

関連記事:Core i5-6600K詳細スペック解説

Core i5-6600K搭載ゲーミングPC

当サイトとG-Tuneとのコラボレーションモデルに搭載モデルがある。10万円を切る価格であることを考えると非常にコストパフォーマンスに優れている。

また、Core i5-6500搭載モデルであるGALLERIA DTのCPUをi5-6600Kにカスタマイズするとより優れたゲーミングPCになる。プラス8,200円でカスタマイズすることができるので是非検討してみて欲しい。。

im570SA6-TD(G-Tune) GALLERIA DT(ドスパラ)
価格 99,980円(税抜) 99,980円(税抜)
CPU Core i5-6600K Core i5-6500
GPU GeForce GTX1060 3GB GeForce GTX1060 3GB
メモリ 8GB 8GB
SSD 非搭載 非搭載240GB
HDD HDD 2TB HDD 1TB
電源 500W 80PLUS SILVER 400W 静音電源 (AcBel 製 / 80PLUS BRONZE)
詳細

Core i7-6700K

Core i7-6700Kはゲーム用途としては最上位の位置付けのCPUだ。残念ながらHaswell世代Core i7 Extremeの5960X、5930K、5820Kと比べると見劣りはする。しかし、第5世代Haswell Refresh世代のハイエンドi7-4790Kと比べると若干上回っていると考えてもよいだろう。

現時点で8,000円ほどi7-6700Kが高いが性能だけで見ると価格分の価値は無い。ただ、総合的に見ると僅かではあるが、i7-4790Kよりもリードしているという事実もある。

特筆すべきは純粋な性能面以外にあると考えている。DDR4というメモリに対応したことでメモリコントローラによる帯域幅が向上し、メモリキャッシュなどの性能も上がっている。難点としては、マザーボードもDDR4をサポートしていなければならない点だ。

さらにDDR4と言っても従来の規格とは少し違うものになっている点も気になるところだ。DDR3LとDDR4Lの差も大きいが、この話はあまり影響のない結論になっているので省く。DDR4を搭載したことで性能は格段に上がるはずなのだ。ただ、実際にはやはり思うような性能差は得られていない。

省電力に重きを置いているのか、ほぼ全ての場面でi7-4790Kよりも省電力性で上回っている。この省電力というのが嬉しい反面ネックとなっているのが現状のようだ。大まかな性能を比べてみる。

項目i7-6700Ki7-4790K
コア数4コア4コア
スレッド数8スレッド8スレッド
CPUクロック4.0GHz 
(最大4.2GHz)
4.0GHz 
(最大4.4GHz)

基本的な部分は同じであるが、最大クロック数が0.2GHz(200MHz)低い。これは省電力を維持するための仕様とされている。この部分が足を引っ張っているという結果が出ている。

もしも、最大クロック数が同じであったならば性能差は明確に出て、圧倒的とまでは言わなくても十分な差が出ていたはず。逆に言えば最大クロック数で劣っていても同等以上の性能を持っているということになる。それはつまり、クロック辺りの処理速度はi7-6700Kが上回っているということだ。

買い替え対象はCPUクロック3.4GHz以下のCPUだろうか。特にi3、i5なら要検討となる。対応するソケットは新しく登場したLGA1151、Intel Z170チップセットということ。Kがついているのでオーバークロックが可能ということだが、i7-4790KのZ97には対応していない。そもそもソケットも違う。この辺りは十分注意が必要だ。

よっぽど性能が低くない限り、わざわざ買い換えるほどでもないのではないかというのが正直なところだ。コストパフォーマンスを見るとi7-4790Kのほうが優れている。が、値上がりしてきているのでマザーボードも一緒に交換となると好みになるかもしれない。

関連記事:Core i7-6700K搭載おすすめゲームパソコン

当記事で紹介しているCPU一覧

  • Core i5-6600K
  • 搭載しているゲーミングPCは多くない。ただ、i5最高峰のCPUを採用していてコストパフォーマンスは抜群だ。

  • Core i7-6700K
  • i7シリーズ最高峰のCPUとなる。搭載しているゲーミングPCも多く、ハイスペックマシーンを探している方にぴったりだ。

  • Core i7-4790
  • 第四世代の高パフォーマンスCPUとなっている。

  • Core i7-5960X
  • 超ハイスペックCPUとなる。ゲーミング用ではなく特殊な環境下で力を発揮する。価格も相応にする。

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2 Responses to “第6世代CPU Core i5-6600KとCore i7-6700Kのレビュー考察”

  1. みするん より:

    上から5行目の「GPUのみ」というのは「CPUのみ」の間違いではないでしょうか

    • GamingPCs.jp管理人 より:

      ご指摘いただきありがとうございます。
      CPUの間違いでございました。
      修正致しましたので念のためご報告申し上げます。
      引き続き当サイトをどうぞよろしくお願いいたします。

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