Broadwell-E第五世代CPU最新モデルが登場!ゲーミングPCに向いているのか検証

i7のBroadwell-E世代に最上位モデルが登場したので紹介する。

第6世代が登場している中で影の薄かった第5世代の新製品が登場した。個人的に何のために登場したのかわからなかった第5世代に遂に光が射したように思う反面、何故今頃という思いもある。

過去シリーズにもあったExtreme Editionのようなポジションだと考えてもらいたい。なので、i7-4790Ki7-6700Kの上位互換というよりはi7-5960Xやi7-5930Kの上位モデルだと言える。

第五世代が登場した当初に下記の記事を書いているので参考にして欲しい。

関連記事:Intel 第五世代CPU Broadwellの発表

最新モデル一覧

登場するCPUは以下のとおりだ。

  • i7-6950X 10コア20スレッド 定格3.0GHz 最大3.5GHz
  • 約170,000円

  • i7-6900K 8コア16スレッド 定格3.2GHz 最大3.7GHz
  • 約110,000円

  • i7-6850K 6コア12スレッド 定格3.6GHz 最大3.8GHz
  • 約65,000円

  • i7-6800K 6コア12スレッド 定格3.4GHz 最大3.6GHz
  • 約45,000円

    *価格は基本金額

性能はとても高く、特にi7-6950Xは10コアに到達している。同時に処理できる性能も高く、出来ることも多いが「出来ないこともある」ので注意して欲しい。これらのCPUがゲームに与える影響は少なくない。

概ね良い影響を与えるが、CPUコア数が多いほど快適になるゲームと、不安定になるゲームがある。マルチスレッドも有効化されないゲームもあるので、このCPUですべてのゲームが安定するというわけではない。ゲームをプレイするのであれば、i7-6700Kなどの多くても4コア8スレッドが最適の場合が多い。

ゲームプレイよりも配信向けかもしれない

6コア12スレッド以上のハイエンドなCPUはゲームでどのような効果があるのか。ゲームプレイというよりは、ゲームプレイにプラスαする用途で活躍する。例えば配信を行う際、解像度や設定次第で処理が間に合わないことも多々あった。それらを改善することができるのが、4コア8スレッドを超えるCPUだ。

ただし単コアの性能は落ちてしまうのでゲームの処理が優れるとは限らないのが難点だ。これまでならあまりおすすめしなかったが、時代はVRを視野に入れていることを考えると否定するのも難しい。

動画のエンコードであればi7よりi5のほうが優れているというのは周知の事実だ。それは処理速度が速いことが第一だ。i7の4コア8スレッドより、8コア16スレッドのほうが当然速くなる。処理の速度が上がることで作業効率は高くなるので、優れていると言えるだろう。

これと同じように、配信を行う描写を遅延無く綺麗に変換することが可能になっていく。4K解像度などの負荷の高い描写をリアルタイムでブロックノイズなどが発生しにくい映像を届けることができる。この点はなかなか優秀であるものの、配信を行わないユーザーにとってはどうでもいいものかもしれない。

また、搭載できるソケットは第4世代、第5世代のLGA 1150ではなく、第4世代のHaswell-E つまり第4世代のExtreme Editionと同じLGA2011-v3だ。搭載されるチップセットはX99なのも同じだ。今現在のマザーボードによってはCPUを買い換える=マザーボードの交換となることもある。その手間もあるので誰にでもおすすめできない。

ゲーム向きとは言いにくい理由!

i7-6800Kが約45,000円で、i7-6700Kが約38,000円で価格差は大したことがない。

一方、CPUクロックは下記の通りとなる。

  • i7-6800K 定格3.4GHz 最大3.6GHz
  • i7-6700K 定格4.0GHz 最大4.2GHz

単コアで見ると明らかにi7-6700Kのほうが優れている。もちろんCPUクロックが全てではないが、ゲームでは大きな影響を与える。マルチスレッド(ハイパースレッディング機能)が適用されないゲームも多いのでこの場合はi7-6700Kをおすすめする。

コア数が増えれば増えるほど単コアあたりの性能は下がっていく。その分負荷は分散するので複数の重い作業には適している。ゲーミングモデルとしては6コア16スレッドよりも4コア8スレッドのほうが良い、というのではない。単純に単コアの性能のピークがそこなのである。

仮に定格4.0GHzで6コア8コアのモデルがあればそのほうが良い。しかし、そうなると次はコストパフォーマンスの問題が出てくる。そこまで優れたCPUが登場するとなるとそれなりの価格になってしまう。そこでまたi7-6700Kと比較した場合価格差ほどの価値があるかどうかとなるだろう。

Broadwell-E第五世代CPU最新モデルはゲーム用途ではおすすめしにくい

結論としては、ゲーム専用としては不必要だ。ゲーム以外にもメインに近い用途があるのであれば一考の価値があるだろう。しかしながら、コストに見合った性能かどうかはユーザー次第だろう。ゲームを本気で配信したい、凝った動画を作りたいなんていうクリエイティブなユーザーにはおすすめしやすいのかもしれない。ただ、ゲーミングとしてはやはり今ひとつな感じは否めない。

G-Tune等各BTOショップがこの第五世代CPU最新モデルであるi7-6800Kやi7-6900Kを搭載したゲーミングPCを販売している。現時点であえて購入することをおすすめしない。上記に書いたとおりどちらかというとスペック的にゲーム以外の用途に強く力を発揮しにくいためです。

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