グラフィックボードの消えた90番台。過去には80番より上の型番があった!

今回はグラフィックボードの90番台についての考察をまとめている。

GTX900番台の話ではない。NVIDIAのグラフィックボードには、かつて90番台のグラフィックボードが存在していた。

現行モデルでは80番台が最上位に位置し、その上にTITANシリーズがあるが90番台は復活しないのだろうか。

過去にあった90番台

歴代の90番台の系譜はこうだ。

  • GeForce 9800 Series
  • GeForce 9800GX2

  • GeForce GTX 200 Series
  • GeForce GTX 295

  • GeForce 500 Series
  • GeForce GTX 590

  • GeForce 600 Series
  • GeForce GTX 690

  • GeForce TITAN Series
  • GeForce GTX TITAN Z

この5製品が90番台と呼ばれるものの系譜だ。知っている人のほうが多いと思うが、これらの製品には共通点がある。

それは「デュアルGPU」であること、またはそれに相当するものを搭載しているということだ。

GTX200シリーズ

GeForce 9800GX2は少し特殊だが、GTX295は2008年12月登場から700シリーズが登場する2014年までの間「NVIDIA史上最高のグラフィックボード」と呼ばれていた。このGTX295にはシングルGPU版も存在しているが、性能は当然デュアルGPUモデルのほうが高い。

GTX500シリーズ

その後GTX590の登場だが、Radeonには強力な製品があったこともあって影が薄い。この500シリーズ時代は、Radeonの人気が高かった時代で、価格も性能も優れていた。Radeon R9 295X2という製品も記憶に新しいが、RadeonはデュアルGPUの製品に強いのかもしれない。

GTX600シリーズ

そしてGTX690という現在でも十分ハイエンドとして対抗できそうな製品が登場した。消費電力こそ高いが、この次の世代に登場した当時のシングルGPU最速のGTX780Tiの比較対象となったモデルだ。

この「シングルGPU最速」というのは、性能ではGTX690が上回ったことが挙げられている。そのため、デュアルGPUのGTX690を避けてシングルGPUという言い回しにしたほどのものだ。

ただ、価格はGTX780Tiのほうが遥かに安かったので評価自体はGTX780Tiのほうが高い。

GTX TITANシリーズ

そして2014年にTITANZが登場したが、これは一般的なゲーミングモデルに搭載されることはなかった。TITANシリーズは非常に高価で2015年登場のTITAN Xですら15万円だった。

このTITAN ZはTITANシリーズ最高値でグラフィックボード単体で40万円近くした。その為、実質的に一般向けではなく90番台を継承することは無かったが、デュアルGPUであることを考えれば系譜に入るだろう。

90番台はどうして消えてしまったのだろうか?

何故、90番台は消えてしまったのか。答えは意外と簡単なのではないだろうか。そう、グラフィックボード単体の性能が高くなったからだ。

そもそもSLIやデュアルGPUというものは、性能を上げるための手段だ。例えばGTX960を所持していてGTX980へ買い換えるよりも、もう一つGTX960を購入してSLIにしたほうが遥かに安上がりだ。

デュアルGPUにしても、GTX690はGTX680 SLIに近い性能だ。そしてその性能は非常に想像しやすいが今はそうではない。現行で言えばGTX1080 SLIという意味不明な性能と同等ということになるだろう。

GTX1080一つでGTX980 SLIに相当するなど、グラフィックボードの性能が高くなっている。もちろんこれだけが原因ではないだろうが、最も有力な説だと考えている。

このGTX1080は3wayや4wayが非推奨となっている。もしかするとSLIが非推奨となるグラフィックボードが登場するかもしれない。

そして、デュアルGPUが必要とならずシングルGPUのみとなるか、あるいは進化してデュアルGPUが当たり前となったときこそ「90番台が消えた」と言えるのだろう。

それまでは90番台の復活も再登場もあり得る話だ。CPUのように、デュアルだけじゃなくクワッドとなる日も来るかもしれない。何食わぬ顔でしれっと、GTX1090として普通に登場すると笑えるのだが…。

合わせて読みたい人気記事

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ