NVIDIA’s Pascal GPUが2016年デビュー【GTX1080発売日確定】

pascalmaxwell

話題のPascal GPUに関する情報をまとめている。来年2016年に発売されるグラフィックボードは、Maxwell世代からPascal世代へ突入するということが今年3月の時点で明らかになっている。

GPUが次世代へ向かうことになるので当然性能も大きく変わってくる。特に3Dメモリを採用することによって、より広帯域により大容量になる・・・はずだ。

関連記事:ゲームにおすすめのグラフィックボード紹介【2016年後半最新のグラボ性能スコア比較表】

1. パスカルのグラボ概要

1.1 Pascal GPUで何が変わる!?

この新しいパスカルが登場することでゲーム環境がどのように変わっていくのだろうか。Pascalの登場でGPUとグラフィックメモリは広い帯域を持ち数百GB/sとなっていくことになると考えられている。

帯域について簡単に解説すると帯域とは道であり、道が広いとそれだけ車が通ることが出来るようになるということだ。つまり、より多くのデータ一度に送り出すことが可能になる。

しかし、一つ問題がある。それはCPU側のメモリやPCI-Eのバス帯域幅はGPUとグラフィックメモリの帯域の1/10程度と狭くなっている。これではいくらGPU側の道路が広くても、速度が制限されていては一度に運べる量は多くても時間当たりに到着する量は同じになってしまう。

この症状が帯域幅不足という問題の根源であり、3Dメモリに対しての問題でもあるのだ。そしてNvidiaはその問題を解決すべく「NVLink」というものを生み出した。これは全く新しいバス規格で、GPUとCPUの間やGPU同士を高速に繋げるもので、例えるならETC完全対応の高速道路といったところか。

正直なところ聞いた感じではあまりパッとしない。しかし、PCI-E3.0と比較すると5~12倍ほどの帯域幅となり、GPUからCPUメモリまでのアクセスを円滑に行うことが出来る。ざっくり言ってしまうと「凄い快適になる」ということだ。

このNVLinkはIntel製のCPUに完全対応しているわけではない。従って実質的にSLIなどでグラフィックボードを複数搭載する必要がある。CPUを一般道、GPUを高速道路に変換してみると分かりやすいだろうか。一般道を走ってきた遅いデータも高速道路に入れば速くなる・・・処理速度の差はあるが実質高速化するだろう。

1.2 3Dメモリがすごい!

さて、ここで一番の目玉の3Dメモリについて解説しよう。現在のメモリはマザーボード上にメモリを搭載する形が採用されていて、搭載できる量やスペースも限られている。3Dメモリの場合、1枚のメモリチップに積み重ねるという形で搭載することになる。

その結果従来の独立したメモリからそれぞれ信号が来るのではなく1つのメモリから送られてくるようになり、アクセスの高速化に繋がるとのことだ。これは進化の序章であり、この技術が当たり前になると一度に処理できるデータ量が跳ね上がる。

1.3 Pascal全般・まとめ

これらの技術を集めたのがPascalであり、革命を起こしたGTX900番台とはまた違う革命を起こそうとしている。元々予定されていた「Volta」の前に差し込む形になったPascalは物理学者Blaise Pascalから由来している。

現時点では細かな詳細は出ていないが、期待と不安が入り混じっている。というのも、CPUは次世代に進むとチップセットの形式によってはマザーボードの交換という面倒な作業があった。ひょっとすると、グラフィックボードもそのような形式になっていくのではないか・・・。

搭載する箇所の形式は変わらないため、実際には「Pascal以降のモデルに対応した」という説明文が加えられるなどの変化はあるかもしれない。とは言っても、GPU部分の話で物理メモリの話でもないので可能性は無いに等しいのかもしれない。

新しいインターコネクトを設けることで、PCI-Eにグラフィックボードを搭載することが無くなる日は近そうだ。今後も公式の新しい情報が出れば随時更新を行っていくので期待して欲しい。

2. GTX1000番台が登場か 追記2016年02月04日

GTX1080/1070が登場するのではないかと巷で噂になっている。元々1000番台についての話は昨年の夏頃からまことしやかに囁かれていた。今話題の最新のアーキテクチャ「Pascal」が登場するとすればこの番号だろうという予想に過ぎないが・・・発売が予想されるのは6月が本命、次点で夏と少しアバウトになる。

900番台は980/970が一番最初に登場した。前モデルがGTX780かGTX780Tiか、どちらにしても1年前後での登場となったのだから、9月に登場したGTX980/970から考えるとそろそろだ。

NVLINKがどのように機能するのか、Pascalを搭載するのにマザーボードの変更は必要なのか。この辺りの話は海外でも議論されているが、これといった決着が付いているようには思えない。

2015年のGTCで少しのお披露目となったGP100、ユーザーによっては本命となるGP104。1080は現行のGTX980Tiほどの性能となるか、それとも更に高くなるのか。謎が多いだけにハッキリは言えず、価格にも左右される話だが個人的にはGTX1070となる予定のGP104採用のグラフィックボードに期待している。廉価版の位置づけだが、これまでのNVIDIAの廉価版は本命を喰ってきた。

TITANの廉価版GTX780Ti、TITANXの廉価版GTX980Ti。ゲームがまだその高みの性能を必要としていないだけに、現状は様子見が無難。そして、性能をよく吟味して選択したい。

700番台から900番台への以降は性能も確かに良くなったが一番の衝撃はその価格だった。今回の1000番台は性能で衝撃を与えるというのは公式発表からも分かる。ちなみにPascalの特徴であるGPUメモリHBM2はGP100に搭載され、GP104には性能は下となるGDDR5Xとなるだろうと言われている。

つまり、1080はウルトラハイエンドとなるのはほぼ確定なのだ。ハイエンドがどこまで食い込めるかが気になるので、70番がハイエンドとなるのか楽しみだ。

不安となるのはHBM2が採用されないモデルの伸び幅はこれまで通りとなるのではないかという点となる。GTX950がこれまで50番台がローエンドだった歴史を覆したように、80番台はウルトラハイエンドになるだけなのではないか。

以前にも言ったが、二桁番台が表す性能が一つ繰り上がっているような気がする。今年に入ってPascalに関する話題が上がっている。それこそ、初お披露目となったPascalにStacked Memory(3Dメモリ)が採用されていなかったり。
前評判通りになるかは分からないが、続報を待ちたい。

3. GTX1080の発売日が2016年05月27日に確定した!買い時は!? 追記2016年05月08日

ターゲット層
当サイトが考えるGTX1000番台を購入した良い可能性が高い方は下記のとおりだ。

  • GTX970以上を購入しようと考えている方
  • GTX970であればGTX1070を、GTX980以上であればGTX1080を購入する方がお得だと考える。値段がほとんど変わらず性能が格段に上がるためだ。ただし、今までの流れでいうと新しいグラボが落ち着き、搭載ゲーミングPCが手頃になるのは夏頃になる可能性高い。

    一方、GTX960以下のグラフィックボードを検討している方は今買ってもいいと考える。その理由は後継機となる可能性のあるGTX1060、GTX1050が発表されおらず当面販売されないからだ。GTX900番台の時もこのクラスのグラボは販売までかなり時間が掛かったのでこれは今も変わらないと思う。

3.1 GTX1080の性能と価格

遂にGTX1080の発売日が5月27日に決定した。発表によると、性能はGTX1080はTITAN Xを凌ぎ、GTX980 SLIよりも高い性能を持っているということで注目が集まっている。消費電力はGTX980と変わらない180Wと、性能を考えれば信じられないほど省電力となっている。

気になる価格は$599でGTX980の価格は$549だったので、性能はともかくナンバリング的にも後継機となるようだ。GTX700番台から900番台に移行したとき、性能が一つ繰り上がった。例えばGTX770の性能はGTX960とほぼ同じというように。それでいて価格は据え置きだったため、非常に優れたコストパフォーマンスを持っていた。

だが、1000番台であるPascalは2つ繰り上げてきた。値段はGTX980で性能はTITAN X以上…900番台が登場したときグラフィックボードに革命が起きたと衝撃を受けた。その衝撃を上回るものとなってしまった。

3.2 ゲーミングPCの買い時について管理人の見解

さて、本題に入ろう。ゲーミングPCの買い時についてだ。発売当初は祝い金のように、価格が少し高めになるのがグラフィックボードだ。例えばGTX980は今でこそ5万円台前半で存在しているが、発売当初は7万円近かった。そういう意味で、発売後1ヶ月は買い時ではない。

GTX1080搭載モデルが正式に登場した場合、既存のモデルは大幅な値下げが期待できる。15万円もしたTITAN Xと同等の製品がGTX980とほぼ同等の値段となれば、GTX1080搭載モデルは18万円~20万円となる。既存のモデルで言えば、やはりGTX980搭載モデルが主流となる。全体的に1万円以上の値下げは期待できるのではないだろうか。

今、GTX900番台を所持しているユーザーは買い替えるほどでもない。もしもPascalに照準を合わせたゲームが開発されるとしても、その頃には次世代の「Volta」が登場しているはずだ。GTX900番台であるユーザーの買い替え時期はVoltaであり、900番台未満のユーザーであればこのPascal世代だろう。

現在発売が決まっているのはGTX1080と1070だ。1070は$379という価格設定でGTX970の$329と比べて、こちらも$50アップとなっている。性能は細かく記載されていないが、恐らくGTX980を超える性能となると予想される。ただ、ウルトラハイエンドには属さないかもしれない。つまり、今後はハイエンドモデルが80番ではなく70番になる可能性が高い。

いや、ひょっとするとGTX1070もGTX980Tiのようなポジションになることも考えられる。こうなってくると、GTX1060に大きな期待を寄せてしまう。まだ発表はされていないが、確実に登場するであろう1060はこれまでのミドルエンドの殻を破ってくるだろう。

そして、価格設定はこれまでのモデルより$50高い程度であれば、それは素晴らしいコストパフォーマンスを発揮してくれそうだ。もっとも、GTX960は今でこそ評価されているが、GTX970と980の後に出てきたため、期待度が高くなりすぎていてがっかりもしたが…。

ゲーミングPCが欲しいユーザーにとっては悩ましい時期だと思う。GTX980搭載モデルを購入しようとするならば、確実にGTX1080のほうが優れていることはわかっている。仮にGTX1080が出た後でも、GTX980搭載モデルは値引きや無償アップグレードのオンパレードが期待できる。そうなってくると、やはり今は買い時ではないのかもしれない。

しかし、それはあくまでも高い性能を持つゲーミングPCだけの話だ。GTX960、GTX950、GTX750Tiなどのローエンド~ミドルエンドクラスはまだ後継機と呼べるものが登場していない。少し前にTITAN X搭載モデルが激減したが、それはGTX1080が登場することを暗に予告していたのだ。つまり、まだ消えていないモデルの後継機は登場しないということだ。

GTX1080の登場はTITAN Xだけでなく、価格の近いGTX980やGTX980Tiを潰す勢いとなってしまっているが、ハイエンド未満の性能帯には大きな影響を与えない。半年後、それ以降に後継機は登場してくると予想できるが、必要なものをそこまで我慢する必要は無い。

900番台を手にしたのであればVoltaまで繋ぐことを考えてもいいのではないだろうか。それこそ新世代のグラフィックボードだけ買い換えれば済むのだから。飛躍的に性能が伸びたPascalと同じように、Voltaも伸び幅は大きいとされている。コストパフォーマンスは圧倒的にVoltaではあるが、その性能を必要とするゲームは恐らくしばらく登場しないはずだ。それはGTX1080やGTX1070にも言えることで、なんならGTX980にすら言えてしまうことだ。

買い替え対象となるグラフィックボードは今は無い。高い性能を欲しているのであれば、GTX1080は素晴らしいものかもしれない。予算が15万円前後のユーザーにとってはGTX1070の存在はありがたいかもしれない。しかし、今15万円前後のゲーミングPCはPascal搭載モデルの登場で14万円、13万円になるかもしれない。

急いでGTX1080やGTX1070を購入するのは得策ではないと考えている。もしも今すぐゲーミングPCが必要だというのであれば、今買ってしまっても後悔は無いだろう。自分が欲しいと思ったときが買い時とは言わないが、お得な時期を考えてしまうと年末までもつれ込むことになる。ショップはいつ買ってもお得なように調整はしているので、今のドスパラのキャンペーンもPascalの登場を予測していのものかもしれない。

ラインナップに登場するPascal搭載モデルは900番台のMaxwellと違い、キャンペーンは薄いだろう。Pascal搭載モデルはせいぜいSSDが今だけ無料でついてくる程度のものだが、900番台は値引きにSSD 480GBくらいは期待できる。ドスパラならNVMeになるかもしれない。

3.3 今後予想されるゲーミングPCラインナップ

いざ登場した時、性能を重視するなら間違いなくGTX1080やGTX1070だ。コストパフォーマンスでも、性能が非常に高いことを考慮すると900番台に勝ち目はない。これは900番台が登場したときも言われていたことだ。今生き残っている700番台はロークラスをささえる50番台だけとなっているが、それでも尚前線に立っている。

そこから予想できる今後のラインナップは下記のとおりだ。

どれかにTiモデルは登場するだろうが、概ねこういうラインナップとなると予想できる。優れた性能やコストパフォーマンスは持っていないが、ミドルクラスだったGTX950がロークラスに落ちる可能性もある。もしかすると960がその立場になるかもしれないし、消えてしまうかもしれない。グラフィックボードの性能は移り変わっていくものだ。

1000番台は圧倒的な性能を持っているため、900番台を一気に過去のグラフィックボードにしてしまうかもしれない。それでもゲームに必要なスペックは突然跳ね上がったりはしない。発売に合わせて買い換えるというようなことは避けたほうが賢明だ。

グラフィックボードは1年に1度新製品が登場するため、最もコストパフォーマンスの良い選び方は2期以上使用できる60番台以上だ。50番台は価格は安いが性能も低めで、長く使用するには性能が不足してしまう傾向にある。60番台はミドルクラス、ミドルエンドクラスとして価格と性能のバランスが良く人気が高い。

これまで80番、70番だけは期待を大幅に上回る性能と価格で登場してきたが、60番台と50番台は期待を少し下回ってきた。このPascalで最も注目したいのはGTX1060だ。発売時期を予想するなら、GTX1080がGTX980から1年8ヶ月経ってからだった。これまでの傾向からすると少し長めの期間となった。そうなると、2015年1月発売のGTX960から1年半は見たとして、夏~秋にかけての登場と予想できる。私は、そのGTX1060がGTX960並の価格でGTX980に健闘できるくらいの性能を期待している。GTX960の登場時も似たようなことを言ってたので成長は見られないが…。

少し話が逸れてしまった。Pascalの登場は、900番台が価格で起こしたように、性能面で革命を起こしたと言えるだろう。もちろん、購入できるのであれば狙うのも間違いではない。しかし、TITAN Xを上回る性能と言われてもそもそもTITAN Xが必要なユーザーはごく僅かだった。大は小を兼ねるかもしれないが、それならもっと安価で購入できるであろう60番や50番を待つのも一つだ。ゲームに必要な性能は現在GTX970が最高となっている。

4K解像度でゲームをする時代はすぐそこまで来ているかもしれないが、今はまだまだ対応していないゲームのほうが多い。素晴らしいグラフィックボードの登場は間違いないが、その性能が今すぐ必要なものではないのも間違いない。GTX980搭載モデルやGTX980Ti搭載モデルがどこまで安くなるか、お得になるかで評価は変わる。その変動を見てから決めても遅くはない、というよりもまだ発売されていないので待つしかないのだが…。GTX970搭載モデルに魅力を感じていたユーザーにとって、Pascalはそれほど優れた選択肢ではないのかもしれない。

むしろPascalの登場で価格は暴落するだろうから、そっちに期待すべきなのかもしれない。GTX1080を購入するべきユーザーはTITAN XやGTX980SLIのような超高性能なグラフィック性能が必要なユーザーだ。それ以外のユーザーは登場するであろう1060や1050を待つか、900番台を購入するのも悪い選択肢ではないだろう。

4. GTX1080の値段と性能 追記2016年05月27日

4.1 性能は期待通りだが価格は疑問!?

2016年5月末遂にGTX1080の全貌が明らかとなった。特に注目を集めているのは価格ではないだろうか。税別$599ということらしいが、果たして日本円ではいくらになるのだろう。

少し前にソフマップが発表した価格が税込み112,622円ということだった。しかし、この価格はFounders Editionという少し特別なカードであり、GTX1080の標準モデルではない。ドスパラの発表ではGTX1080は税込み98,820円となっている。

関連外部サイト:http://www.dospara.co.jp/ (ドスパラ公式サイト)

さて、問題は性能だ。4gamerが早速レビューを行っていたので、参考にさせてもらう。

関連外部サイト:http://www.4gamer.net/ (4gamer)

この比較を見ると、概ね前評判通りだ。気になるのはGTX980SLIと同等以上で留まっている点だ。発熱はともかく消費電力は半分くらいだと考えると、総合的にGTX1080のほうが優れている。だが、問題は価格だ。GTX980は現在46,000円で購入することができる。GTX980が2つで92,000円であるところを考えると、コストパフォーマンス的には少し優れているが想定内ということだ。

当初、$599なのだからせいぜいGTX980登場時に+1万円くらい、他製品との兼ね合いを考えても2万円プラスの92,000円と想定していた。しかし実際には98,000円と、約10万円となってしまっていてFOUNDERS EDITIONは11万円を超えてしまっている。

発売開始の1ヶ月はご祝儀価格と呼ばれ、多少上乗せされた金額になっているのは恒例だ。ここから価格が落ち着けばGTX980x2よりも安くなるのではないかと思ったが、ここ数日でGTX980は大きく値下がりを始めている。こうなってしまうと、GTX980SLIにコストパフォーマンスでは負けてしまうかもしれない。

不思議に思ったことはないだろうか。$599が何故98,000円になるのか。一体今$1が何円になってしまっているのか…凄まじい円安になっているのではないか。この計算でいくと$1なんと160円超えだ。何故このようなことになるか、それは「アスク税」と呼ばれるものが関係している可能性がある。

4.2 アスク税と逆アスク税

4.2.1 アスク税とは

アスク税に関しても、4Gamerが記事を公開している。まさかその問題に切り込んでいくとは当時は思ってもみなかった。少し間違った解釈になるかもしれないが、アスク税をざっくり説明する。その前にグラフィックボード販売に関わるコストや関係者の利益について説明をする。

  1. 商品の原価
  2. これは生産するのにかかるコストだ。

  3. メーカーの利益
  4. グラフィックボードを生産するメーカーの利益となる。

  5. 代理店の利益
  6. 販売代理店の出荷による利益などだ。

  7. 販売ショップの利益
  8. 説明不要だろう。

コスト1~3を足して、更に利益が出るように設定した価格が販売価格になる。本来はこれで終わりだが、実は3にはもう一つの代理店が存在している。

これが「アスク」という企業で、アスクからショップに出荷される場合はアスクの利益を加味しなくてはならない。この時の価格が凄まじく、結果的に販売価格が高騰してしまうのだ。

こうして聞くと悪の結社のように聞こえるかもしれない。しかし、実際はショップの赤字リスクを軽減するために、初動のご祝儀価格で値下げ後の価格差を補填しているようだ。

更に、在庫処分などはアスクが赤字価格で仕入れ、ショップに卸すことでショップ側は安価で販売することが可能になる。ある意味市場を独占しているが、初期と後期を平均すればちょうどよく収まっているようである。

このアスク税を避けるのは簡単だ。発売直後の高値で買わなければ良いだけだ。

4.2.2 逆アスク税とは

また、4gamerによると「逆アスク税」と呼ばれるものも存在しているようだ。簡単に説明しておく。

  1. 商品の原価
  2. これは生産するのにかかるコストとなる。

  3. メーカーの利益
  4. グラフィックボードを生産するメーカー側の利益だ。

  5. 代理店の利益
  6. 販売出会い利点の出荷による利益になる。

  7. 販売ショップの利益

このコスト3を大幅に削り、時には赤字にし、コスト4のショップ利益も少し削ってもらう。これが値下げの正体のようだ。

では何故アスクが存在しているか。それは悪どく儲けるためではなく、売上は運営資金になるのではなくショップの在庫補填にあてていると考えられる。

このおかげでグラフィックボードが安定して供給されているとのこと。もっとも、これらはユーザー側にメリットなのかどうかは難しいが…。

非常にざっくりとした説明だが、詳しくは4gamerの記事を見てもらいたい。

参考外部サイト:http://www.4gamer.net/ (4gamer)

4.3 今後の価格推移予想とスコア

結果的に、このご祝儀価格を乗り越えれば、8万円台も見えてくるかもしれない。GTX980Tiが6万円、GTX980が46,000円まで下がったところを見ると割りと現実的な数値にも思えるが…。GTX980 SLIとの関係を考えると8万円台は出来過ぎか。

何はともあれ、性能に関しては前評判通りきっちりGTX TITAN Xを超えてきた。GTX980 SLIと同等以上の性能というのも間違いではない。そうなると、とてつもない性能のようにも思えるが、フルHD環境では微妙なところだ。

SLIに対応していないゲームでは当然GTX980 SLIはGTX980と同等になるので、1080とは圧倒的な差となる。なんだかんだ言ってもシングルGPUでマルチGPUに対抗できるなら、それに越したことはない。それが必要な性能なのであればだが。

スコア上、GTX TITAN Xよりも明らかに優れている。それが10万円を切っているならそれだけで十分な価値があると評価するユーザーもいるだろう。そしてそれは間違いではない。

購入する時に何を求めるか、よりお得に購入したいのか、すぐに手に入れたいのか。それによって時期が異なる。

「欲しいと思った時が買い時」とはよく言ったものだ。

4.4 GTX1080搭載ゲーミングPCについて

そしてもうひとつ注目したいのはGTX1080搭載モデルのゲーミングPCだ。これについてはまだ明確な情報は出ていないが、早ければ27日中に出てくるだろう。そして、様々な構成が出てくる中でどのような価格帯になるのか、今から楽しみだ。

当初は18万円~20万円としていたが、グラフィックボード単体の価格を見る限り20万円~となりそうだ。そうなるとGTX980Ti搭載モデルと同等となってしまう。割引や無償アップグレードなどで対応していくのだろうか。

全体的なセールが始まるかもしれないことを考えてしまうが、既にG-tuneは199,800円のGTX980Ti搭載モデルを2万円値引いている。それを考えるとG-tuneのGTX1080搭載モデルは199,800円か、それより少し高いくらいで登場すると予想できる。

ドスパラは判断が非常に難しいが、GTX980Ti SLI・GTX980SLI・GTX970SLI・GTX960 SLIが大幅に値引きされている。そしてGTX980SLIと同等の性能であることを考えれば現在の279,980円よりも少し高く、GTX980Ti SLIの329,980円より安い位置にくるはずだ。

299,980円くらいだろうか?しかし、グラフィックボード単体での値段はGTX980Tiより4万円高いのでZシリーズでなら264,980円以上か。Xシリーズなら24万円…239,980円の線が濃厚だ。

ただ、XシリーズでもGTX1080の性能を持ってすればCPUがボトルネックとなってしまいそうだが…。他製品を値引き+無償アップグレードやプレゼントで対応するかもしれないのでもう少し価格は上下するかもしれない。

個人的にはGTX900番台ほどの強烈なインパクトは無いと思ってしまう。それは性能の高さが需要のはるか上を行ってしまっているのもあるからだ。価格も性能を考えれば素晴らしいのかもしれないが、予想の範疇だった。

とは言え、シリーズはまだ登場してくるはずだ。一番期待しているGTX1060などはどうなるのか、今から楽しみで仕方がない。

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Pascal GPU公式動画(英語)


参考外部サイト

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