グラボの歴史が動いた年 | GTX900番台登場のインパクトは計り知れない

gpuhistory

2014年ももうすぐ終わりだ。今年一番の衝撃がゲーミングPC業界に起きた。新しいグラフィックボードが登場となった。これにより、グラフィックボードの歴史が大きく変わるだろう。

これまでミドルスペックの中核を担っていたGTX770、ミドルエンドのGTX780、元シングルGPU最速だったGTX780Tiが市場から姿を消した。GTX780Tiは登場してから13ヶ月で姿を消すこととなった。これはGTX TITANがGTX780Tiの登場で存在意義を失った期間とほぼ同じなのだ。

あれだけ話題になったGTX780Tiがまさかこんなに早く消えると、あの当時は誰も予想すらしていなかった。今残っているGTX760も来年には姿を消すと予想している。

GTX900番台のインパクトは大きい

今までの主力だった700番台のグラフィックボードが姿を消した。その原因はやはりGTX980GTX970GTX960の登場だろう。特に人気の高いGTX970はGTX780Tiと同等の性能ながら価格はGTX770と同等という凄まじいコストパフォーマンスを発揮した。

これまで、ハイエンドモデルとされてきたGTX780Ti搭載ゲーミングPCの最安値は16万円程度だった。しかし、GTX970搭載モデルは12万円から存在していることを考えるとかなり低価格でスペックの高いゲーミングPCを購入できるということになる。これはGTX770搭載モデルの13万円よりも安く、更に性能でも大きく引き離している。つまり、GTX780Tiの性能でGTX770の値段ということになる。

グラボの歴史に革命が起きた

この世界が驚愕したグラフィックボードの登場で、多くのグラフィックボードが市場から消えた。そして残ったのは元々低価格帯だったミドルスペックのGTX760、GTX750TiGTX750のミドル~ローエンドモデルとなり、ミドルエンドというカテゴリがいい意味で崩壊した。

SLI接続などで複数のグラフィックボードをハイエンドというのであればGTX970はミドルエンドとも言えなくもない。しかし、そうなればGTX760はロースペック以下にカテゴリされそうだ。正確に言うと、GTX770、GTX780、GTX780Tiのミドルエンド~ハイエンドクラスを統一したとも言える。

これにより選択の幅が大きく減ったが、むしろ選択の余地もなかった。これで価格はひとまず安定すると考えている。近い将来にはハイスペックパソコンが10万円を切るということも考えられる。それは、ゲーマーにとっては非常に喜ばしいことだと言える。もちろん実現のためにはグラフィックボードだけでなくCPUなどの主要パーツの価格も下がらなければならない。

しかし、HDDSSDは急激な価格低下があったことを考えるとCPUの価格下落は時間の問題かもしれない。ゲーミングパソコンで残る課題はCPUのみだ。既に頭打ち状態となっているCPUが価格低下すると10万円以下のハイスペックPCというのも現実味を帯びてくる。グラフィックボードだけでなく、パソコン業界全てを動かすきっかけになるかもしれない。

ユーザーにとってはわかりやすい!

市場からミドル~ハイが消えたことで選択肢は狭まったのはユーザーにとってはうれしい。より高みを望むのであればGTX980、コストパフォーマンスを重視するならばGTX970、価格を抑えたいならGTX960という具合に3つの選択肢が残る。今まで多くの種類がありユーザーを戸惑わせていた。しかし、これからはそんな心配は無用だ。

さらに価格はこれまでと同じようなものなのでユーザーにとってデメリットは一切存在しない。同じ価格でワンランク、ツーランク上の性能を手にすることが出来るようになったのだ。

オンラインゲームも変わる!?

さて、こうなってくるとこれから登場してくるゲームの要求スペックは上がってくるだろう。2年後や3年後には、今では考えられないようなシステムを実装したゲームが登場してくるかもしれない。

そしてその頃にはゲーミングPC全てが今で言うハイスペック以上の性能を満たし、半数以上のユーザーがそれらを手にしているかもしれない。それほどまでにハイスペックという位置がより近くなったのだ。

私が思うところ

nVidiaのナンバリング的に考えると、今後GTX970や960といった従来のミドルスペックに相当するグラフィックボードの登場も考えられる。そうなるとおそらくGTX760よりも遥かに安いか、同等程度の価格でスペックが底上げされているかの製品となるだろう。

今、ゲーミングPCを購入しようと考えているのであればGTX900番台搭載モデル以外の選択肢はないのかもしれない。

関連おすすめ記事

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ