BTOパソコンはホワイトボックス、安物のパーツが使われているって本当!?

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当記事では、BTOパソコンに使われるパーツについて主にグラフィックボードに焦点を当てて解説している。BTOパソコンは、通常のメーカーのパソコンに比べて価格が安いため粗悪なパーツが使われているのではないかと疑問に思っている方もいるかもしれない。ここでは、BTOパソコンのホワイトボックスを解明していく。

ホワイトボックスとは
ホワイトボックスとは、BTOメーカーが独自に製造・販売しているパソコンのことを指している。使用するパーツについてはショップやパソコンごとに異なる。市販されているものを流用したり、ショップオリジナルブランドのものを使用したりと様々だ。型番がはっきりしたこともあるため不安に思ってしまう方もいるかもしれないが、基本的に粗悪な品はないと考えて良い。

グラフィックボードのメーカーは記載されていない

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BTOパソコンの多くは、グラフィックボードのメーカーを記載していないものが多い。例えば、G-Tuneの場合グラフィックスには「GeForce® GTX 1060 (3GB)」として書かれていない。これは、メーカーを固定していないからであり、グラフィックボードを自社で用意しているわけではないことを理解して欲しい。

勘違いしている人もいるが、基本的にホワイトボックスとなるパーツにグラフィックボードは含まれていない。つまり、ショップオリジナルの製品というわけではない。メーカーが記載されていないグラフィックボードはリファレンスモデル(GTX10シリーズからはFounders Edition)である。これは純正であり、改造などが行われていない標準のグラフィックボードだ。無名、安物というわけではなく、これこそが本来のグラフィックボードと言っても良いだろう。

メーカー品とリファレンスモデル

gtx10603gb画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

メーカー品の多くはグラフィックボードに搭載されているファンがオリジナルに変更されている。ツインファン、トリプルファンなどもそうだ。中にはOC(オーバークロック)モデルもあり、標準のものよりも少しだけ性能が高いものもある。

一方で、リファレンスモデルは何の変更も加えられておらず、最も信頼性が高いモデルとも取れる。このリファレンスモデルは、メーカーからも登場しているが、メーカーロゴが記載されていないことが多い。

中には壊れやすい、壊れにくいという意見もあるが、用途と運次第なのが実情だろう。少し前まではグラフィックボードの寿命は2年~3年とも言われていたが、パーツ寿命というよりも性能面の寿命というのが今の解釈だ。

安いショップの中身は安物?

BTOショップの販売しているパソコンが安いのは、安物のパーツを使用していると感じるユーザーも居るだろう。それはある意味では間違いではないかもしれない。ただ、性能に関する部分は基本的に正規品である。唯一メモリだけはホワイトボックスに含まれている。ホワイトボックスに含まれるのは、電源、ストレージ、メモリ、配線、マザーボードの一部もそうだろう。

CPUとグラフィックボードは自社で製作しているBTOショップは存在しないレベルだ。ドスパラのPalitでさえ、国内独占契約である程度で販売はされている。例えば、ドスパラ、G-tune、パソコン工房、フロンティアなどのBTOショップが多くある。中には初期不良を掴まされて印象を悪くしたユーザーも居るだろう。

しかし、中身に関してはどこが優れている、どこが劣っているということはほとんどない。ホワイトボックスは自社で製作…というよりは海外で安価で仕入れているものが多く、ショップとメーカーのコラボ製品に近い。

各BTOメーカーのパソコン内部をみてみよう!

マザーボードはASROCK(G-Tune)

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これは、G-tuneにレンタルさせて貰った「NEXTGEAR-MICRO im610BA1-TV」だ。マザーボードはASROCKとなっている。

マザーボード&グラボ(G-Tune)

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これは去年レンタルさせて貰ったモデルだが、マザーボードとグラフィックボードともにMSIである。この辺りを無名というのであれば話にならないが、メーカーを記載していないのは変更の可能性があるからだ。

マザーボード&グラボ(ドスパラ)

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これはGALLERIA ZKの中身だが、マザーボードはASUS、グラフィックボードはリファレンスモデルとなっている。

マザーボードについてはホワイトボックスとなっており、その多くはショップで販売されていない。いわば、このショップ限定モデルに近い。生産したものが100%販売できるため、メーカーは安心して生産できるため、価格も安いというのが主な理由だろうか。

メモリや電源も品質に問題なし

メモリは生涯保証も多く、壊れにくいことに関しては随一のパーツである。電源に関しても、80PLUSの規格が当然となった今、そこまで大きな悪影響を与えたりしない。

安いことへの不安は仕方がない

「安物買いの銭失い」という言葉があるように、人は安いほどありがたく思う反面不安になる。逆に割高であれば「高いけど安心」という間違った認識を持ってしまう。BTOは安くても安心と言い切るつもりはないが、粗悪品を販売するショップはほとんどない。中にはおすすめ出来ないモデルも存在するが、それは品質での話ではない。

品質に自信を持っているG-tuneとドスパラはともかく、パソコン工房とフロンティアでもそれは同じだ。今や高品質というのは当たり前であり、それが無ければ会社が傾くほどであるため水準は高くなっている。10年くらい前はドスパラの電源が壊れやすいと言われていたが、今はかなり安定している。

安いことは企業努力であり手抜きではない。安価な製品は性能や構成もそれなりであることも多く、頻繁にセールを行うドスパラやフロンティアは時期によっては信じられない価格になっていることもある。特にフロンティアに関しては、販売台数限定のセールも多いため、安価な印象はそれなりに強い。

安いから品質がダメ、高いから品質が良いというのは誤りである。全てのメーカー品を定期的に入手し、中身を開けて見れば分かることだが、一般的にそれは難しい。買った製品が微妙であれば印象が悪くなり、問題が無ければ印象は少し上がる。多くの製品を見てきて思うが、どのモデルも品質に関しては高い水準を誇っている。

価格が上下する主な理由は外国であれば円安・円高の影響だ。もしくは、旧製品と新製品のように価格に差をつけて旧製品を売り切るためか…。

当記事のまとめ

グラフィックボードのメーカーに「無名」は存在しない。リファレンスモデルであり、製品に関しては何の問題もない。品質を追求するのであれば自作が良いが、価格は非常に高価になってしまう。

大手のBTOショップでは無名となるものや、安価な粗悪品を搭載したモデルは存在しない。それこそ、SNSの普及などにより、今はすぐにバレるような悪事は何のプラスにもならない。ただ、そういった努力や工夫がユーザーに伝わっていないというのは、ショップ側に落ち度がありそうだ。

知識の少ない初心者は勘違いや不安になってしまうだろう。ゲーミングPCの詳細にメーカーが記載されていないのはショップ側の問題であり、ユーザーに主だった悪影響はない。メーカーを統一したい!という気持ちがあれば、少しは害があるのかもしれないが…。

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