BTOショップが提示しているゲーム推奨PCがダメな二つの理由

ゲーム推奨パソコンに関する当サイトの考えについてまとめている。

各ショップごとに特定のタイトル向けにおすすめのパソコンとしてゲーム推奨PCを販売している。しかし、私はこのショップが販売しているゲーム推奨PCに疑問を持っている。

これらのゲーム推奨パソコンは、既存のモデルにそのタイトル専用のアイテムをつけて「推奨パソコン」としているだけだ。別のゲーム推奨モデルにも同じモデルがあり、タイトルごとにアイテムに変更されているだけでしかない。

当サイトでゲーム推奨パソコンから選ぶのをお勧めしない2つの理由をまとめてみた。

スペックが低い or オーバースペック

一番に挙げられるのは明らかに対象タイトルに対してスペックが合ってないということだ。結論から述べるとショップ側のパソコンの選定理由が不明確だと感じる。それ故に、推奨PCではなく普通のゲーミングPCを購入する方がよい。

最後に当サイトで普通のゲーミングPCからタイトルごとにおすすめのモデルを選んでみたので参考にしてほしい。

まず下記を見て頂きたい。これは「ArchAge」の推奨環境だ。

アーキエイジ推奨動作環境

OS  :Windows Vista SP1 / Windows7 SP1 / Windows8
CPU  :Intel Core i5
メモリ:4 GB RAM
GPU  :nVidia GTS250 1G

はっきり言うと、このスペックをそのまま構成してもまともにプレイすることは不可能だ。必要動作環境はゲームを起動することが出来るスペックだ。また、推奨動作環境はゲームが動作するスペックであり、快適にプレイ出来るというわけではない。

販売されている推奨パソコンその1

また、アーキエイジのあるショップの推奨パソコンの最低ランクがこちらとなる。
OS  :Windows8
CPU  :Intel Core i5-4570
メモリ:8 GB RAM
GPU  :nVidia GT640

一見全てクリアしているようにも見える。ただ、GT640はオンボードより少しスペックが高い程度だ。推奨パソコンを買ったからと言って快適にプレイすることが出来るかというとそうではない。

3種類以上ある場合は真ん中より上のモデルを使用しなくてはならず、一番安いモデルでは厳しいゲームも多々ある。特に無料オンラインMMORPGはその傾向が強い。

販売されている推奨パソコンその2

推奨モデルの中でも一番上のモデルとなると下記のようなスペックになっている。
OS  :Windows8
CPU  :Intel Core i7-4790
メモリ:8 GB RAM
GPU  :nVidia GTX970 4GB

このように確実にオーバースペック間違いなしの性能になっている。そのゲームを快適にプレイ出来るパソコンというよりも、そのゲームに対応するアイテムがついてくるパソコンという認識のほうが正確だ。

特別豪華なアイテムではない。課金で言えば2,000円~3,000円もあれば購入できるようなアイテムや、序盤でしか役に立たないアイテムばかりだ。

取り扱っているパソコンに関しては、ハイスペック、ミドルスペック、ロースペックの3種類だったりミドルとローの2種類だったりと様々だ。

10万円を切っている推奨パソコンはほぼ地雷だと思われる。この点は気をつけてもらいたい。

ノートパソコンの不親切さ

推奨パソコンとは名ばかりで推奨動作環境に見合ったパソコンでしかないということは上記ですでに述べたが、特に注意が必要なのはゲーミングノートだ。基本的に、ノートパソコンはデスクトップよりも価格が高く性能がやや低く設定されている。

仮に同じ性能のデスクトップとノートパソコンがあれば、ノートのほうが数万円高くなってしまうのだ。もしも推奨パソコンのラインナップにノートがあった場合、しっかりと価格と性能を確認しなければならない。

特に、13万円以下のものはゲームによってはスペックが足りないことがあるので確認はしっかりしておきたい。推奨パソコンのラインナップがデスクトップのミドルとロー、ノートパソコンという組み合わせならなお更注意したい。

  1. デスクトップ 14万円
  2. デスクトップ 10万円
  3. ノートパソコン 14万円

というような場合はノートパソコンは往々にしてローエンド程度しかないことのほうが多い。さらに、元々そこまでスペックを要求していない2Dゲームなどの推奨パソコンにはグラフィックボードが搭載されていないモデルまで存在する。

「ゲーミング」とは一体なんなのだろうか・・・。推奨どころか、ゲーミングでもなんでもないただのノートパソコンを購入してしまう可能性もある。このようにユーザーにとって不親切過ぎるのはいかがなものだろう。

私の考察

まず推奨パソコンについては、そのゲームの推奨パソコンであっても快適にプレイできないモデルが存在するということそしてゲーミングですらないものを推奨していることもあるということを知っておく必要がある。この二つを考慮すると、一体誰が得をするのだろうか。

一つ言えることは購入するユーザーにメリットは無いだろう。結局、ショップかゲーム運営のどちらかにメリットがあるだけになる。両方がそのスペックで快適にプレイできるかどうか理解していないということもあるかもしれないが、そんなことがあってたまるものか。

前述した通り、無料オンラインMMORPGに多い傾向であり、そうでないものは意外とまともな構成なことが多い。必要スペックの高さももちろん影響を与えてはいる。しかし、ベンチマークなどの明確な基準があったりすることも大きいのだろう。デスクトップならGTX750Ti以上、ノートならGTX870M以上は欲しいところだ。

ゲームをプレイすることが前提なのであれば、推奨パソコンのような狭い枠から選択するのではなく、自分に合ったゲーミングPCを探したほうが良い。自分にメリットが無いパソコンを選択し、購入して後悔するようなことが無いようにしてもらいたい。

補足:海外と日本の要求スペック

欧米等の海外と日本では要求スペックに対する表記に違いがあるのだ。

海外の必要環境(最低スペック)と推奨環境(推奨スペック)はそのまま言葉通りの意味だ。カクつくかもしれないが、最低設定にすればゲームをプレイすることは出来るよ!というのが必要環境(最低スペック)だ。

最高設定でもカクつかずに快適にプレイ出来るよ!というのが推奨環境(推奨スペック)となっている。これは非常に分かりやすい。そのため、海外のゲームは「要求スペックが高い」とされている。

一方で、日本の必要環境と推奨環境は少し特殊だ。必要環境は、そのゲームが起動する最低スペックを表している。推奨環境は、そのゲームが動作する最低スペックを表していることが多い。そのため、要求されるスペックのCPUがCore 2 Duoであったり、Pentiumであったりする。

グラフィックボードでもGeForce 8800以上と記載されていたりする。Core 2 DuoにGeForce8000番台の構成は、ひょっとすると現役時代を知らない人もいるのではないだろうか。それくらい古い環境で遊べるゲームが最新ゲームとして発表されるわけがない。

実際、2年前のミドルスペックでは2011年以降のゲームで快適なプレイが可能ではなかった。この日本と海外での要求スペックの表記の違いは大きい。多くのユーザーが、このスペックで遊べるのかと勘違いしたはずだ。

その多くのユーザーの一人が私であり、高い勉強代を払うことになったのだ。中には正確に必要なスペックを記載しているゲームもあるが・・・私が学んだのはそのままのスペックを用意するのではなく、表記されているスペックを現在のスペックに置き換えるというものだ。

Core 2 DuoにGeForce 8800の構成は2006年ではミドルクラスだった。なら、それを現在のミドルスペックに置き換えればいいのだと。過去に私が体験した辛い思い出もあり、少しでも力になることができればと思っている。

まとめ

BTOショップが販売しているパソコンだからということで、ショップが提示している推奨PCなら問題なく起動すると考えるのは早計だ。ショップの推奨PCの中には十分に考えられていないモデルも多く紹介されていることがある。きちんとプレイしたいタイトルに求められるスペックを満たしているかを考える必要がある。スペックがあまりにも低すぎたり、あまりにも高すぎたりと極端なチョイスになっていることも多い。事前にしっかりと確認することが失敗しないコツだ。

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