ゲームをプレイしていると、動画を撮ってみたくなるもので・・・。この記事ではゲーム動画を撮るのに必要なパソコンのスペックについて徹底分析をしている。ゲーム動画を撮りたいけどPCスペックはどのぐらい必要なのか知りたい方や新しくパソコンの購入を考えている方向けのコンテンツだ。挑戦したもののカクカクしてプレイできないという方もぜひ参考にして欲しい。
当ページの目次
ゲーム動画撮影完全ガイド【2018年最新】
ゲーム動画撮影のメリット
ゲームのプレイ動画撮影は、後から自分のプレイを客観的に見ることで、ダメな箇所が明確になるなどのメリットがある。また、ゲームのプレイで奇跡的なシーンを動画に収めることができることができるので、スクリーンショットよりも思い出としてインパクトを残すことが可能だ。
振り返ってみた時の感動もキャプチャでは味わうことができないだろう。「昔はこうだったなー」と過去の自分を眺めることで自身の成長を感じられるのは、現実でもゲームでも同じなのではないだろうか。プレイヤースキル向上に繋がるためアップロードせずとも録画しているプレイヤーは多い。
面白いシーンや凄いシーンなどを保存しておき、皆で共有することもできる。楽しさをゲーム外にも持ち込めるというのは大きな要素で、攻略のヒントとしても重宝するのだ。ただし、動画をアップする際は著作権について理解しておく必要がある。不特定多数の方が閲覧できる状況を作るのはまずい。
動画を撮るのに必要な性能スペック
項目 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | i5-8400(i7-7700)以上 |
GPU | GTX1060 3GB/970以上 |
SSD | 120GB |
第8世代で言うとCPUはCorei5-8400、GPUはGTX1060 3GBが最低ラインとなる。第8世代CPUはコア数が増えているので、非常に使いやすい。それより前世代のCPUを使用しているならi7シリーズが好ましい。また、SSDを搭載すれば高速化が見込めるのでメリットが大きい。OSをSSDに保存しておけば快適性が向上する。
ゲーム動画を撮るのにおすすめのBTOパソコン紹介
- LEVEL-M037-i5-RNJ(パソコン工房)
- NEXTGEAR-MICRO im611SA1-TD(G-Tune)
- GALLERIA XV(ドスパラ)
価格:99,980円
CPU:Core i5-8400
GPU:GeForce GTX1060 3GB
メモリ:8GB DDR4
SSD:非搭載
HDD:1TB
電源:500W 80PLUS SILVER
技術の進歩には驚きは隠せない。2018年時点なら税抜き10万円以下でも十分なスペックを持つモデルを購入することが可能だ。i5でも6コアを搭載し性能の底上げがしっかりと行われている。グラフィックボードもGTX1060を搭載し不足はない。
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CPU:Core i7-8700K
GPU:GeForce GTX1060 3GB
メモリ:8GB DDR4
SSD:240GB
HDD:3TB
電源:500W 80PLUS BRONZE
2万円多く出せばCPUを最高峰のi7-8700K搭載モデルを購入することが可能だ。予算に余裕があればメモリを16GBに増設すると良い。この価格でこの性能なら期待以上だと言える。
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CPU:Core i7-8700
GPU:GeForce GTX1070Ti
メモリ:DDR4 8GB
SSD:640GB
HDD:2TB
電源:500W 80PLUS SILVER
最後にゲーミングPCの売れ筋モデルを紹介しておく。当サイトのランキング第一位に君臨している。グラフィックボードにはGTX1070Tiを搭載し安定したゲームプレイを約束してくれる。さらに、SSDとHDDのダブルストレージは魅力的だ。
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動画撮影ソフトを使おう
DirectX/OpeGLに対応した動画ソフトで有名なところでは「ShadowPlay」、「bandicam」、「アマレココ」、「Dxtory」、「ロイロゲームレコーダー」などが挙げられる。その他にもキャプチャーボードでの撮影ももちろんあるが、ソフトで解決する人のほうが多いだろう。撮影時はグラフィックボードの性能よりもCPUの性能が重視されることが多いというのは前述したとおりだ。
NVIDIA製のグラボを使っているならShadowPlayが一番良いだろう。その他、ロイロゲームレコーダーは無難な選択になると思う。動画の撮り易さではbandicamが頭一つ抜けている。軽さで言えばDxtoryだろうか。アマレココは広告を無料で消すことが可能となっているが、フルスクリーンのゲームには不向きだ。
スペック不足を判断する指標として、動画撮影を開始した途端明らかに重くなるというのはスペック不足が原因の可能性が高い。動画撮影ソフトは優れたものがたくさんあるのであなた自身に合うものを選択すれば良いだろう。おすすめはシャドウプレイだ。NVIDIA製のグラフィックボードを使用しているユーザーが無料で使用できる高性能ソフトウェアとなる。動画撮影であなたのゲームライフが豊かになれば幸いだ。
容量と画質の関係について最後にまとめておく。容量が大きいほど画質が良いというわけではないのは知っておこう。エンコードする際にどれほど圧縮するかで大きく変わる。
10GBの動画を500MBにするのと、1GBの動画を500MBにするのとでは画質の劣化に違いがでるのはわかり易いと思う。この場合は後者の方が劣化はしにくい。
このように、なるべく動画容量は小さいほうがエンコード時に劣化せず動画サイトに投稿しやすくなる。動画の多くは30FPSのものが多いが、60FPSと比べて容量が少なくなる理由から多い。
おすすめの動画撮影ソフト【2018年版】
さて、ゲームを撮影しようとしたときまずはソフト選びから始まる。動画ソフトについては、NVIDIAのグラフィックボードを使用しているのであれば、無料かつ負荷をかけないということでShadowPlayを推奨したい。念のためそれ以外のソフトについても紹介しているので参考にして欲しい。
ShadowPlay
ShadowPlay(シャドウプレイ)は、NVIDIA製のグラフィックボード(GTX600番台以上)を搭載しているユーザーが使用できるソフトだ。GeForceExperienceの機能で撮影環境などは難しい。ただ、最大の特徴は「ゲームに負荷を与えない」という驚愕の性能にある。
さらに1080p、60FPSでの撮影でも一切重くならず、最大20分まで撒き戻して録画できる画期的なキャプチャーソフトだ。当サイトで、Shadowplayの使い方について画像付きで解説してるので、使う予定の方はぜひ参考にして欲しい。
bandicam
bandicam(バンディカム)は、有名なツールだ。知っているユーザーも多いと思う。無料で使用すると動画の中央上部に邪魔な広告が入る上に時間制限があるのでおすすめは出来ない。有料版であれば広告も制限もないので快適に使用することが可能だ。使用に関しては動画ソフトの中で最も取り扱いが簡単で便利なのが魅力だと言える。独自のエンコードが行われ、動画自体の容量もかなり少ない。
Dxtory
Dxtoryは、デスクトップなどを範囲指定しての撮影は出来ないが細かな設定が可能なアプリだ。動作が軽く、マイク入力とゲーム音などを別々にすることが出来るので編集がしやすい。欠点として動画の容量が非常に大きくなりやすい。
ロイロゲームレコーダー
ロイロゲームレコーダーは、無料で使用できて広告なども入らない優れたキャプチャーソフト。高画質を求めるのは不向きだ。
しかし、無料ソフトとしては完璧と言えるほどのソフトで、おそらく今最も使用ユーザーが多い動画撮影ソフトと言えるだろう。
アマレココ
アマレココは、無料で使用すると広告が出る。(条件付きながら無料で広告非表示可能)使い易さ、軽さなどのバランスに優れている。しかし、フルスクリーンのゲームの撮影はできないという欠点がある。基本的にデスクトップキャプチャーなのでウィンドウモードでなら対応はできる。フリーソフトのゲームを撮影する場合はよく用いられるソフトだ。
当記事のまとめ
ゲーム動画を撮影するのに要求されるスペックは高めだ。第八世代ならi5-8400以上のCPU、それ以降ならi7シリーズのCPU、GTX1060以上のグラフィックボードを選択したい。特にCPU性能を重視したゲーミングPC選びが必要だろう。
動画撮影をすることで後から自身のプレイを見直したり、フレンドと共有したりして楽しむことができる。ゲームをプレイするなら積極的に活用して欲しい。
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