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当ページでは、ドスパラで使われている電源の質について考察している。インターネットでドスパラの評判を調べていたらこのドスパラの電源に関する情報がたくさん出てくることに気付くだろう。ネガティブな意見の大半は「ドスパラの電源の質が低いから選ばない方がよい。」といったものだ。

ドスパラの電源に対する考えに疑問を投げかけてみたので、電源選びにおいて参考にして欲しい。ドスパラのゲーミングPCを購入検討中で不安に思っている方向けのコンテンツだ。なお、私はこれまでドスパラでパソコンを3台購入しているので実体験に基づいて検証できる。

電源の質が悪いという評判について

dengenyunitネットでドスパラの評判を調べていた時に「電源の評判が悪いのでどの電源を購入したらいいのか悩んでいる」という知恵袋のQ&Aを見つけた。すでにこの記事を読んだという方もいると思う。まだ知らない方のために下記一部引用している。

ドスパラについて。

ドスパラの評判が悪いのは電源のせいらしいですが、高い性能の電源をつければ問題ないんですか?

引用元:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1486004609

この口コミのように本当にドスパラの電源の質はよくないのだろうか。結論から述べるとドスパラのゲーミングPCに採用されている電源の質は高い。そもそも質の低い電源を採用しているショップの製品が売れることはないだろう。ドスパラが人気のショップであることは明白だ。現時点でドスパラ電源の品質についてそれほど神経質になる必要はない。

電源の質にこだわっていることはドスパラの担当者にも確認をした。有名メーカーの製品で世界中で使われている信頼性の高いモデルだ。ところが、上記の記事が「ドスパラ 電源 評判」で検索結果の上位に出てくることから、多くのユーザーがドスパラの電源は質が悪いと思い込んでいるのだろう。閲覧数が30,000を超えていることからもそのことがわかる。

これを投稿したユーザーは、知人や他のネット上の情報でドスパラの電源が悪いと聞いて不安になったのだと思う。そもそもこの質問の投稿が行われたのは2012年で古い。10年も前のものだ。確かにこの時期は有名メーカーのものを使用していなかったので、質はそこまでよくなったのかもしれない。だからといって品質が悪いとは言い切れないが…また、悪い評判というのは目立つのでたまたま購入したドスパラのパソコンの電源が壊れてしまっただけかもしれない。購入する方が多いからこそ一つの口コミのインパクトが大きくなってしまうのだ。

ドスパラで採用されている電源考察

2023年時点

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2023年時点ではメーカーは指定されていない。おそらくAcBelあるいはSILVERSTONEが採用されることが多いのではないかと思う。在庫状況などによって変わる形だ。その時期に最適なモデルを選べるからこそBTOパソコンは低価格で販売することができるのだ。どうしても特定のブランドを選びたいという場合はカスタマイズでアップグレードできる。

2020年頃

deltadospara
2020年時点では、DELTA製の電源を採用していた。これはデルタ電子株式会社が販売している電源で信頼性が高い。デルタ電子は、PC電源やOEMのACアダプターで有名な企業だ。非常に信頼性の高い電源だと言える。また、ゲーミングPCの上位モデルではEnhance製の電源採用されている。PC用電源のOEMをしている会社だ。いずれにせよ評判が悪いということはない。

OEMとは

*OEMとは、他の会社のブランドの商品(電源)を製造することだ。自社ブランドを他の会社に作らせるのは何の意味があるんだと感じるかもしれない。しかし、委託者にもメリットがあるのだ。例えば、自社ブランドの知名度を上げるなどが考えられる。

-2016年まで

dengendos
上記を見て頂くとわかるが、当時ドスパラで採用されていた電源は「AcBel 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE / PCA013)」だ。中国の有名メーカーで多くのゲーマーに愛用されているモデルだ。AcBelは、初期不良0を目指す優良企業で信頼性が高い。

また、カスタマイズ項目を見ても、オウルテック・Enhance・Seasonicと優れたメーカーの製品が並ぶ。少しハードに詳しい方であればすぐに理解できると思う。もし、知らなかったという方は今日「電源のクオリティについて不安になる必要はない。」ということを覚えて欲しい。

ドスパラの電源に関する口コミ

ここ最近のツイートをチェックしてみたが、やはりドスパラの電源の質が悪いという口コミがあるようだ。実際は品質が低いということはない。それでも悪評が今でもはびこっている。一度付いたイメージを払拭するのは難しそうだ。もっとも昔から極端に品質が悪かったとは思えない。そんなことをしては本末転倒だからだ。

GALLERIA DTから見るドスパラの電源ユニットに対する考え

AcBel400W 80PLUS BRONZE
ドスパラのGALLERIAブランドが優れているのは電源であると考えていた。それは品質だけに限った話ではなく、製品ごとに必要な電源が搭載されているという点だ。だから上記で述べたようにドスパラの電源に関して信頼性が高いと考えている。

GALLERIA DTは過去に500Wだった時代があるが、そこまで必要がないと判断されたのかGALLERIA DSなどと同じく450Wになった。CPUやグラフィックボードの省電力性が高まったことも要因として挙げられる。結果的にコストカットにも繋がっているため、最低限必要な電源でもありこの電源があれば大丈夫というものでもある。もちろん、カスタマイズすれば必要となる電源容量は変わるかもしれないが、それはカスタマイズの項目にも記載されていることだ。

他ショップでは、グラフィックボードやあるいはケースごとに搭載されている電源が一律で決められているのに対して、ドスパラのGALLERIAシリーズは製品ごとに違っていた。これはそれだけ製品に対してこだわりがあり、しっかりと見ているということに他ならない。

ドスパラのオウンドメディアに対する批評

ドスパラの公式HPのブログを読んでいて気になった点があったので、電源に関するこの記事で合わせて紹介しようと思う。まず、記事の引用を読んで欲しい。

総合すると、電源は8割の電力しか供給できません。

さらに、ミドルレンジ以上のゲーミングPCだとグラフィックカードやCPUで少なくとも300W前後必要になるため、500Wの電源では不十分なのです。

しかし、1000Wだと高額で性能的にも過剰なため、コストパフォーマンスに優れた700Wの電源がベストだということになります。

引用元:http://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_gamepc_700w

記事の質の低さが露呈してしまった

この記事の存在は残念でしかならず、しっかりと推敲してほしいものだ。仮にこの記事がドスパラでなく、他ショップが下した評価であれば特に何もなかったが…。何とも言えない複雑な気持ちになっている。疑心暗鬼に近く、本当にこの電源でよいのだろうかとも思ってしまう。そう思ってしまったら、よくない電源を標準搭載しているモデルはおすすめできなくなってしまう。

当サイトではGALLERIA DTをおすすめする際、余裕があれば上位モデルであるCore i5-6600Kへ変更を促してきた。それは標準搭載であるCore i5-6500では不安であるという筆者の考えである。もちろん、Core i5-6500のままでも構わない。あくまでも余裕があればだが、もしユーザーがこの記事を読んでしまったら、ガレリアDTの購入をためらってしまうのではないか。

GALLERIA DTの実機でゲームをプレイしたが、電源のパワーが足りないと感じることはなく快適にゲームをすることができた。つまり、このドスパラの記事の信憑性は非常に怪しい。もし過去のことで今のモデルには当てはまらないというのであればそのことを明記するべきである。間違った情報によって戸惑うのはユーザーだ。

なお、筆者はその後Magnate MH及びGALLERIA ZZも購入している。2,3年使用しているが故障はなく快調だ。実体験からも信頼性が高いことがわかっているのでこれから購入検討中の方は安心してほしい。もちろん、機械だからこそ故障が0%になるというのは難しいだろう。それでも全体で見れば故障が少ないと判断してよいのではないかと思う。

500Wクラスの電源を否定

500Wクラスの電源の完全否定をしてる。その理由として、500W電源では実働では400Wのパワーしかなく十分な電力がないということを挙げている。80PLUSシリーズは入力された80%の電源供給を保証するという話であるから400Wのパワーしか出ないというのはその通りだが、パワー不足になるというのは構成にもよるところなので同意しかねる。

そもそもミドルレンジの定義が曖昧なのが問題だ。ここで言うミドルレンジとは一体何を指しているのかは謎だ。当時のミドルレンジと言えば少し高めに見てGTX960(120W)+i7-6700(最大110W程度)である。更に突っ込んだことを言うと、GTX970(145W)+i7-6700(最大110W程度)の組み合わせのGALLERIA MFは500Wの電源を搭載していた。

電源について疑問的な人が多いのはドスパラの公式辞典がGALLERIAシリーズを否定しているからということも考えられる。GALLERIAシリーズの電源は非常に品質が良いというのは周知の事実だ。しかし、品質が高いから電力変換効率が高いというわけではない。電力変換効率はあくまでも80PLUSシリーズのランクによるところが大きく、同じBRONZEであればそこに差はほとんど存在していないはずだ。

情報の取捨選択が重要だ

一時は初期不良が多かったと言われているドスパラの電源だが、今では初期不良の少ない品質の高い電源が標準搭載されていると考えて間違いなさそうだ。ところが、ここで電源容量から否定するようになったのはいかがなものだろうか。この文章を読めばユーザーは不安に思ってしまうのではないだろうか。公式ブログで記事公開をするならしっかりとチェックするべきだ!

つまり、400Wの電源を搭載しているハイクラスに近い性能を持つGALLERIA DTは微妙であるということが公式で言われているわけだ。フォローではないが、新しいグラフィックボードやCPUは省電力化が進んでいるので、500Wの電源で動かすことも可能だという意味の記述もある。

ただ、GALLERIA DTは500Wですら無いわけなので疑問だ。CPUとグラフィックボードの型番については一切触れられていないため、なるべく700Wの電源を選択して欲しいということなのだろうか。それなら、全てのモデルをとりあえず500W以上にしてほしいものだ。

カスタマイズしなければならないという、カスタマイズ前提のモデルは製品としてどうかと思う。まさか社内で書いているとは思えないが・・・外注で記事を書いているとしてもしっかりと社内でチェックするべきだろう。

当記事のまとめ

ドスパラの電源に関して悪い評判がある。品質が悪く壊れやすいので購入しない方がよいというものだ。ガレリアブランドのゲーミングPCを見ればわかるが、実際はこの評判自体正しいものではなくドスパラのゲーミングPCにはAcbelなど信頼性・性能共に優れた電源を採用している。だから安心してドスパラのBTOパソコンを購入してよい。実際私も何度もドスパラでパソコンを購入していて故障したことがない。もちろん機械である以上場合によっては故障してしまう可能性はある。それでも評判のような悪質なパーツを使用していることはないと考えてよいだろう。

一点電源に関して気になる点は、公式ブログの「500Wの電源では不十分だ。」という記述だ。この記述をそのまま取ると450Wの電源を採用しているGALLERIA DTを否定していることになるGALLERIA DTの実機をレンタルしてゲームをプレイしたが電源のパワー不足を感じることはなかった。つまりこの記事の内容は真実ではないということだ。

ドスパラのゲーミングPCに搭載されている電源は全て必要十分だと考えてよいだろう。人気が高いBTOメーカーということもあってわざわざ自社の評判を落とす可能性のある製品を販売するとは考えにくい。ブログやツイートの内容に戸惑わされずに検討して欲しい。

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