dosparatop画像引用元:https://www.dospara.co.jp

当記事では、ドスパラのマーケティング戦略について分析している。ドスパラは、様々なBTOメーカーのレビューを書いている中で最もマーケティングがうまいと思うショップの一つだ。

商品力の高さ及びコスパの高さと合わさってBTO業界で圧倒的な地位を築いている。ポイントは時代の流れにうまく乗ってブランド化に成功して露出を広げているところにある。

早速詳しく見ていくとしよう。ページの最後に「ドスパラのマーケティングでイマイチな部分」もまとめたので、合わせて読んで欲しい。

ドスパラってどんなBTOメーカーなの!?

dosparatenpoドスパラは、秋葉原など全国に店舗を構えているBTOメーカーだ。秋葉原の本店には一度足を運んで欲しい。取り扱い商品も多く見ていて飽きないだろう。特に土日は活気があっておもしろい。

このドスパラはあくまでもショップ名で、運営はサードウェーブという企業が行っている。上場はしていないため売上などの情報は公開されていない。上場していないことがメリットとなっている部分もある。上場すると多くの資金を集められたり、ユーザーから信頼されやすかったりとメリットがある一方で株主へのアピールも必要になってくる。動きやすいということが上場しないことがメリットだ。

ゲーミングPCブランドはガレリアだ。もっと詳しくショップのことを知りたい方は関連記事を参考にして欲しい。

ドスパラのマーケティング戦略は圧巻

製品名のブランド化に成功

先日上記のツイートをした。この製品名のブランド化がうまくできているのはドスパラだけだ。私は、これがドスパラ成功の最大の要因となっていると考えている。ゲーミングPCの購入を検討中の多くのユーザーが、「ガレリアXF」、「ガレリアXT」、「ガレリアDT」と検索して調べていることだろう。事実、多くのユーザーがこれらのワードで検索していることが私のサイトからもわかる。これは覚えやすい製品名であるということと製品の一つひとつがブランド化されていることでユーザーに認知されていることの証明だ。

Twitterで誰かがガレリアXFを購入してそのことについてツイートしたら、多くの方がどのような商品だろうかと気になると思う。結果的にブランド化に繋がるわけだ。一方、多くのBTOメーカーでは型番の固定がされておらずただの英数字の羅列になっている。これではユーザーは製品名を覚えることもできないし、Twitterなどで言及されることもない。もしされたところで覚えることが難しく改めてパソコンから検索するという行動を起こしにくい。当サイトのデータからも他のショップで型番が検索されることはほとんどないことがわかる。

ドスパラ以外で型番が固定されているのはG-Tuneと徹底解剖のコラボモデルぐらいだと思う。絶対に型番を固定して欲しいとショップ側に伝えたからこそ実現しただけだ。ドスパラは昔からここが本当にうまくできている。

各種WEB広告をフル活用

adwords

  • リスティング広告(Google広告など)
  • SNS広告(ディスプレイ広告)
  • アフィリエイト広告
  • リターゲティング広告

WEB広告と一口にいってもこれだけの種類がある。これらの広告を活用しているのはドスパラぐらいではないだろうか。例えば、リスティング広告ではGoogleで「ゲーミングPC おすすめ」とか「ゲーミングPC」と検索すると上位にドスパラの広告が表示されるだろう。SNSでもドスパラの広告を見たことが多いと思う。

アフィリエイト広告は徹底解剖サイトのようなサイトやブログに成果報酬を支払うタイプの広告となる。多くのアフィリエイターを囲っていて露出度が高い。アフィリエイター向けのイベントを実施することもある。

この点についてはもう少し掘り下げよう。当サイトでもドスパラの製品レビューを多く行っている。モデルによっては酷評していることもある。普通だったら消して欲しいと打診したいところだ。しかし、製品のダメな部分を書いてもドスパラから修正を求められることもないので、当サイトとしても公平性をしっかりと担保できるのは評価できる。指摘されるのはスペックの記載ミス等当たり前のことのみだ。

なお、一度ドスパラのサイトを訪問した方なら様々なところでドスパラの広告が表示されることに気づくだろう。これがリターゲティング広告だ。ユーザー認知度を高めるのに効果的だ。

SNSの運用がうまい

ドスパラは、ドスパラ公式、ガレリア公式、GALLERIA Lounge公式など複数のTwitterアカウントを持っていてうまく活用している。BTOメーカーとしても最も早くSNSを取り入れた企業ではないだろうか。

フォロワーの数も圧倒的だ。さらに、アカウントごとの役割をうまく分けて競合しないようになっている。それぞれのユーザーに合うアカウントを見つけやすい。

ガレリアの優先度が高い

galleriatop
ドスパラでは、一般向けのパソコン・ゲーム用のパソコン・クリエイター向けのパソコン・法人向けのパソコンと大きく分けて4つのブランドを取り扱っている。その中で今最も勢いのあるガレリアに力を入れているのが素晴らしい。これもあれもとなってしまうとなかなか難しく費用対効果が悪くなってしまう。

どこよりも早く新製品を投入するためゲーミングPCを購入したいと考えている方はまず第一に検討するだろう。クリエイター向け、一般向け、法人向けについてはそれほど更新頻度が高くないが、優先順位を決めてうまく運用しているように思う。

セールの見せ方がうまい

dpssummersale
ドスパラセールの見せ方がうまいメーカーとなっている。ドスパラのセール情報を定期的にチェックしている方は多いだろう。ただし、定期的にセールを開催しているため実際はセールモデル=定価と考えても良い。ユーザーは無償アップグレードや値引きによってお得さを感じる。

そして、実際に他のメーカーと比べて安いのだから魅力的だろう。コスパの高さでも圧倒している。この商品力があるからこそ成り立つことだと言える。もっともこの手法がユーザーにとって最適なのかはわからない。あくまでも見せ方だ。

Palitとの独占契約

palitrtx2080ti画像引用元:http://www.palit.com/

Palitという台湾に本社を置くグラフィックボードのベンダー企業と独占契約をしている。Palit製のグラフィックボードはドスパラ経由でしか購入することができない。

日本での知名度はそれほど高くないが、価格が安くコスパが高いグラフィックボードとして海外でも人気が高くなっている。ドスパラ製のゲーミングPCにはこのPalit製のグラフィックボードが搭載されていることが多い。

eSportsの普及にも力を入れている

ドスパラは早くからeSportsの普及に力を入れてきたメーカーだ。ゲームに特化したTV番組の「有吉ぃぃeeeee!」ではTV CMの枠を購入している。これは長期的にドスパラブランドの認知に繋がるため効果的だと言える。ゲーミングPC=ガレリアとなるかもしれない。

高校でのeスポーツ部発足を支援

esportshossoku

ドスパラでは、eスポーツ部発足支援プログラムを実施している。これは高校でeスポーツ部発足を促すためのキャンペーンでゲーミングPC5台を2年間無料で借りられるというものだ。プロゲーマーという職業が一般に知られるようになったことでプロゲーマーに憧れる高校生が多いだろう。

高校生のときからガレリアに慣れ親しめば今後も購入してくれる可能性が高い。クレジットカードも学生専用クレジットカードを作りLTVを高めている。それと同じように長期的に見ればプラスになるというわけだ。

ガレリアゲームマスターを開発・販売

galleriagamemasterbrand

一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)から「JeSU公認PC」として認定されたゲーミングPCだ。それほど知名度がある団体ではないのでこれからだが、eSports普及に向けて積極的に動いている姿が見える。このモデルは一般ユーザー向けというよりは大会用に作ったブランドだと認識している。価格が割高で一般ユーザーが選ぶ理由がほとんどない。

各種大会のスポンサー

galleriagamemasterbrand

STAGE:0 2019や全国高校eスポーツ選手権といった大会のスポンサーを行っている。また、GALLERIA GLOBAL CHALLENGE(GGC)などの大会を開催している。大会スポンサーになればガレリアブランドを認知してもらえるので企業としてメリットが大きい。社会貢献度も高くさすがだと感じる。

eSportsが体験できる施設の運営

LFS

秋葉原に「GALLERIA eSports Lounge」をオープンしたり、最近だとドスパラ札幌店に「eスポーツプレイエリア」をオープンしたりとeSportsを気軽に体験できる施設の運営に力を入れている。

ドスパラのマーケティングでイマイチなところ

ここは変えた方が良いなーと思うところもあるので最後にまとめておく。BTO業界のトップ企業だが弱点と思う部分もあるのだ。

オウンドメディアの質が低すぎる

dosparajiten
実はドスパラは、「パソコン辞典(公式HP)」というオウンドメディアを運営している。オウンドメディアとは、事業会社などが運営するサイトのことだ。ユーザーに役立つ情報を提供して、ブランド認知度を高めるという目的がある。ドスパラのこのオウンドメディアの質が低すぎてここは改善の余地がある。BTOメーカーがこのような信ぴょう性の薄い記事を公開するというのはどうだろうか。

この点についてはこれまでにも指摘したことがある。「ドスパラ電源の評判が本当に悪いのか考察してみた!!」でオウンドメディアの雑さを指摘。概要としては、自社のモデルで採用している電源を否定していた。今は修正されたようだが、企業がこのような内容を公開するのは好ましくない。

BTO業界のシェアを調べていた時に気付いた「気になるBTOパソコン業界のシェアは?」という記事。これが本当にひどい。いくつか引用してみよう。

引用1

BTOパソコンのシェアを裏付けるデータはない?

はじめから衝撃的なタイトルでごめんなさい。

しかし、世の中のほとんどが大量生産された完成品のものが使用されているため、BTOパソコンの市場そのものが小さいのも事実です。

もはやふざけてるのではないだろうか。裏付けるデータがないなら記事にするな!という話。要は「BTOパソコン シェア」というキーワードで無理やり記事を作ったということがわかる。

そして、BTOパソコンの市場そのものが小さいというのも怪しい。例えば、世界的に知名度の高いDellは昔からあるBTOメーカーだ。ドスパラよりも早くBTOを導入している。調査不足であることは間違いないだろう。

参考
sharedell参照元:https://japan.cnet.com/

これを見るとわかるがDellの世界のマーケットシェアは16%だ。これでも市場が小さいというのだろうか。

引用2

BTOパソコン業界のシェアを計るには、BTOパソコンに関するニュースを集める、価格コムといった比較サイトや口コミ情報を確認することが確実と思われます。

評判やインターネット上によく登場すれば、それだけシェアが高いことが予想されます。

評判やインターネット上での登場頻度が高ければそれだけシェアが高いことが予想と書かれているがこれも疑問だ。アフィリエイト広告を含む様々な広告がある。お金を払えば広告は出せるわけだからそれがシェアに直結するということはないはずだ。

引用3

いかがでしたか。 BTOパソコンは自由なカスタマイズができるため、その都度、対応会社を変える必要があります。

これも意味がわからない。何が言いたいのだろうか。

一つの記事を見てもこれだけ突っ込むところがある。ドスパラのオウンドメディアではこのように無駄にキーワードを狙った記事を量産している。更新時期が2015年から2016年が多くオウンドメディアが流行った時期クラウドソーシングなどを使って記事を大量に作ったのだろう。

社内チェックをしていない可能性が高い。公式サイトはドメインが強く上げやすいのだからきっちりとしたコンテンツを投入すれば他社との差を広げられるはずだ。

Twitter広告の運用はそれほどうまくない

Twitte広告の出稿を行っている。しかし、古いモデルをそのまま広告にしたり、誤字脱字があったりとイマイチうまく運用できていないように思う。

自社で運用しているのではなく広告代理店に丸投げしているのだろうか。もう少しA/Bテストを行って広告の最適化を行えればよりよくなると考えている。

利益を重視する傾向が強い気がする

ドスパラは確かに長期的な視点でも経営を行っていると思う。しかし、利益を重視する傾向も見られる。例えば、ドスパラの売れ筋ランキングは全く当てにならない。これは売りたい商品を上位に持ってきているだけだ。現に新しいモデルが発売開始となってすぐにランキング1位になったことがある。

また、詳しくは書かないが炎上を起こしすぎのような気がする。ただし、本当にドスパラが悪いのかどうかはわからないためここでは深くは言及しない。ユーザー対応がうまくできておらずユーザーが不信感を持っていることは間違いない。

当記事のまとめ

  • (+)ガレリアのブランド化に成功
  • (+)WEB広告をフル活用で露出拡大
  • (+)SNSの運用がうまい
  • (+)製品力の高さとマーケティングが融合
  • (+)eSports普及促進での将来性の高さ
ドスパラがBTO業界のリーダー的存在なのはガレリアのブランド化をうまくできたことにあると考えている。製品名の固定など他のメーカーにはないものもいち早く取り入れている。また、WEB広告やオウンドメディアなど流行りに乗り認知度を高めている。

パーツショップの特性を活かしコストパフォーマンスの高いモデルを作り出していることも強みだ。この製品力の高さとマーケティング戦略がうまく融合して業界のトップに上り詰めている。

今はeSportsの種まき期だと考えている。もう少しeSportsが普及してくれば競合を全く寄せ付けないところまでいくだろう。

その他あなたにおすすめの記事はこちら!

管理人厳選のおすすめゲーミングPCランキング【最新】

最新のおすすめゲーミングPCランキングを解説している。どのゲーミングPCが良いのかわからないという方やこれから探し始めるという方は一度読んで参考にして欲しい。

ドスパラ(ガレリア)の評判まとめ

BTOショップと言えばドスパラだと考えるユーザーも多く人気が高い。即日発送に対応したモデルが多いのもありがたい。

当サイト紹介ゲーミングPC一覧表

当サイトでレビューをしている全てのゲーミングPCを表でまとめている。一覧で見れば、ゲーミングPCの構成や相場感を把握することができる。

あなたにぴったりのゲーミングPCを探す

選び方(初心者の方向けにぴったりの選び方を解説)
セールゲーム推奨即納モデルプロコラボ
salegamesuisyousokunouokibasyo
比較(ゲーミングPCの特徴を比較して最適な1台を見つける)
グラボBTOショップ価格構成
gpueisyashopkakakukousei

サイトのトップに戻る