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当ページでは、CPUとゲームとの関係及びCPUがゲームに与える影響について解説している。CPUはどのようにゲームプレイに影響を与えているのだろうか。ゲームはグラフィックボードがあれば十分だと考えている人が多くいると思う。

しかし、実はCPUもグラフィックボードと同様に重要な役割を担っているということを伝えるためのコンテンツとなっている。どのCPUを選択すればいいのか悩んでいる方はぜひ参考にして欲しい。

そもそもCPUって何のこと?

CPUがパソコンの処理能力を決める

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CPUとは、簡単に言うとパソコンの演算処理を行う中心となるパーツだ。CPUの中には処理を行うコアと呼ばれる部分がある。現在は一つのCPUの中にそのコアが複数搭載されたモデルが主流になっている。

最上位モデルともなると18コア36スレッドという処理性能に長けたCPUまである。搭載されているコアが多いほど性能が高くなる。同時にマルチスレッドと呼ばれる技術についても見ていこう。

マルチスレッド(ハイパースレッディング等)に対応していれば、スレッド数はコア数の倍になる。
例:6コア12スレッド、8コア16スレッド

マルチスレッドに対応していなければ、スレッド数はコア数と同じになる。
例:6コア6スレッド、8コア8スレッド

第8世代まではi3、i7、i9がハイパースレッディングに対応し、第9世代以降はi9シリーズのみが対応している。

このコアとスレッドというものについてもう少し詳しく解説する。例えば一つの作業を一つのコアが行うとする。そのコアの中に居るのがスレッドで、一つの作業を一人で行う(マルチスレッド非対応)か二人で行う(マルチスレッド対応)かの違いがある。多くの作業を効率的に処理することが可能で、より負荷の高い用途に最適となっている。

グラフィックボードに隠れてしまいがちなCPUの存在

どうしてもCPUの存在は忘れられがちだ。どのようにゲームプレイに影響を与えているのかをイメージしにくいからだろう。一方、グラフィックボードは、3Dのパソコンゲームをプレイするには必須のパーツということは初心者にとってもイメージしやすい。

ベンチマークやfpsの計測でも重要視されるのはCPUではなくグラフィックボードとなっている。グラフィックボードを搭載しているかどうかがゲーミングPC基準となっているのため仕方がないかもしれない。また、CPUはグラフィックボードほど眼を見張るほど進化をしているわけではなく、そういう点で重要性が低いと考えてしまうこともあるのだろう。

実際には、グラフィックボードの性能を引き出すにはCPUの性能が高くなくてはならない。搭載しているグラフィックボードと釣り合いの取れたCPUを組み合わせてこそ、グラフィックボードは性能を発揮することができるようになる。

ゲーミングPCにはグラフィックボードもCPUも同じくらい重要なパーツだ。ゲームのカクつきはCPU性能の低さも関係している。快適にゲームをプレイするためには、全体のバランスを考えた構成が必要だ。

CPUのグラフィック機能は実用的ではない

一部のCPUにはCPU内蔵GPUと呼ばれるグラフィック機能が搭載されている。この機能は簡単に言えばCPUに搭載されたグラフィックボードだ。CPUのメインの役割ではないので、性能はかなり低い。前世代のマルチモニターなどゲーム以外の用途に適したグラフィックボードGT 1030よりも低い。

このことで分かるように、CPUに搭載されたグラフィック機能はゲーム用途には適していない。稀にCPU内蔵GPUをメインのグラフィック機能としたゲーミングPCが販売されている。Intel製CPUならUHD 630、AMD製CPUならVega 6と表記されている。非常に安価であることで初心者が選んでしまいがちである。そういった不親切なショップは避けたほうが良い。

Intel第3世代からCPU内蔵GPU機能は大きく進化した。グラフィックボード無しでも最大3つのモニターを接続することが可能になった。ただし、コストカットされた末尾FのCPUはCPU内蔵GPU機能を搭載していないので注意して欲しい。グラフィックボードを搭載しているならCPU内蔵GPU機能はオフになる。基本的にゲーミングPCではあまり気にしなくて良い部分だ。

CPUがゲームに与える影響

銃弾の当たり判定はCPUの演算処理が行う

グラフィックボードはテクスチャ等のグラフィックを描写するために性能を使っている。当たり判定、オブジェクトなどの全般の処理はCPUが担う。このことから、一定のスペックを持つグラフィックボードを搭載していてカクつく場合はCPUの性能が足りていない可能性が高い。

ゲーム内設定ではグラフィックの負荷を下げることはできても、CPU負荷を下げることが出来ないタイトルも多い。ゲーミングPCはCPU性能を高めなければ快適性を得ることは出来ない。多人数参加型のゲームでは、描写するオブジェクとや当たり判定が増えると負荷が高まる。プレイヤーそれぞれに当たり判定があるので、大規模な戦闘ではCPU性能が重視される。

CPU性能が低いと攻撃を当ててからダメージが反映されるまでにラグが生じたり、全員がその場でステップして次の瞬間ワープするなどの症状が現れる。当たり判定やオブジェクトの座標処理もCPUが担っているために起こる症状だ。

グラフィックボードの性能がいくら高くてもCPU性能が低ければ快適性は生まれない。反対にCPU性能が高いことはマイナスにならない。これはグラフィックボードの性能を100%引き出すことが出来れば負荷は生まれにくいからだ。

グラフィックボードの性能をどこまで引き出せるかはCPUに掛かっていると言える。Intel Core i3シリーズ以下はゲームへの対応力が低い。総合力はi5に匹敵すると言えども、ゲームの処理性能は落ちる。
これがPentiumやCeleronになれば尚のことだ。ゲーミングPCはCPUを基準に選択するのが基本である。

スレッドがを活かせるかはゲームの対応次第

CPUの処理性能はコアとスレッドのパフォーマンスに関係している。コアはCPUのメイン処理を担う部分、スレッドはコア内部の機構である。コアは作業部屋、スレッドは作業人数と言えば分かりやすいだろうか。少し前のゲームはマルチスレッドに対応していなかった。つまり、4コア8スレッドの場合は4部屋に8人居る状態だが、作業に参加出来るのは4人だけである。(シングルスレッド)

CPUの総合的な性能はスレッドの能力によるものであるため、多コア多スレッドと呼ばれるCPUはゲームに適していないとされていた。しかし、最新のゲームになるとマルチスレッドに当たり前のように対応している。
つまり、最新のCPUはゲームによってはパフォーマンスを発揮しにくいものもあるということになる。

Intel製のCPUはi9シリーズ以外ハイパースレッディングを廃止した。i7-9700だと8コア8スレッドである。このi7-9700は8コア16スレッドのCPUと同等のパフォーマンスを発揮できる。シングルスレッドながらマルチスレッドと同等のパマルチスレッド対応、非対応問わずに安定したゲームプレイが可能ということである。

また、数年前までゲームに使用できるのは1つのコアまでとされていた。このシングルコアの性能に長けていたのもIntel製CPUである。このシングルコアの性能はi5、i7ともにほとんど差がなかった。そのため、ゲームはi5が最適と言われた時代もあった。

現在のゲームはマルチコアに対応しているのでi5よりi7、i7よりi9のほうが性能を発揮できる。ゲーム、対応しているゲームを選ばずに快適性を維持できる。

CPUの選択で妥協するとゲームが不利になる

「CPUがゲームに与える影響」でも説明した通りだ。物理的な処理は基本的にCPUが行っている。その処理が間に合わなくなると、当たり判定や位置情報に狂いが出てくる。何回攻撃を当てても倒せない、攻撃を避けたつもりが隠れてからダメージを受けるといった症状だ。回線やサーバーの影響でも似たような症状が発生する。

そうなると、負荷の高い時間帯は常に不利な状況でゲームをプレイしなくてはならない。PvP、PvE問わず理不尽な目に遭うだろう。それを避けるためには最低でもCore i5シリーズ以上のCPUを選択したい。いくら性能が伸びたとは言えCore i3シリーズでゲームの安定は図れない。

性能はゲームの難易度を大きく変えることがある。例えばリフレッシュレートもそうだ。FPSなどの対人要素の強いゲームでは高リフレッシュレートでのゲームプレイが一般的だ。フレームレートを安定させるのはグラフィックボードではなくCPUである。ラグや遅延のある60hzのリフレッシュレートとラグや遅延の無い240hzのリフレッシュレートでは圧倒的な有利不利が生まれてしまう。

相手から見えていないはずなのに攻撃されたように感じたりもするだろう。性能はゲームにとって強力な武器である。特にCPU性能は大きく影響する。そしてその武器を多くのプレイヤーが所持しているのが現状だ。
CPUを妥協してしまうと、自分だけその武器の無いハンデ戦のような形になってしまう。

第九世代CPUのスペックを比較

Core i5、i7、i9の違い

 i5-9400i7-9700i9-9900
コア&スレッド6コア6スレッド8コア8スレッド8コア16スレッド
クロック2.9GHz3.0GHz3.1 GHz
最大クロック4.1GHz4.7GHz5.0 GHz
L3キャッシュ9MB12MB16 MB

i5とi7は互換関係にある。i5-9400とi7-9700ではどこを取ってもi7-9700の方が性能が高い。i7のハイパースレッディングが廃止されたおかげで数値として分かりやすくなった。i7とi9も同じだ。i7-9700とi9-9900では数値を見て分かる通りi9-9900の方が性能が高い。i5 < i7 < i9という関係が出来上がっている。 ゲームの多くがマルチコア、スレッドに対応している。そのため、これまであったi5がゲームに最適という常識は崩れた。今は純粋にCPU性能が高いほうがゲームに適している。少し複雑なのは、CPUの総合性能の高さ=ゲームへのパフォーマンスの高さというわけではないことだ。

Core i7-9700とCore i9-9900Xについて

 i7-9700i9-9900X
コア&スレッド8コア8スレッド10コア20スレッド
クロック3.0GHz3.5GHz
最大クロック4.7GHz4.5GHz
L3キャッシュ12MB19MB
上記2つのCPUでは、総合性能は圧倒的にi9-9900Xのほうが高い。これは数値を見ても分かることだろう。しかし、ゲームに適しているのはi7-9700である。CPUの処理性能の高さが必ずしもゲームに適しているとは限らないのである。

コア数とスレッド数の多さを上手く活かせるゲームが少ない。それに加え、スレッド辺りの処理性能がi7-9700に劣るなどの要因がある。現在ゲーミングPCに採用される最適なIntel製CPUは以下だ。

  • i9-9900KS
  • i9-9900K / i9-9900KF
  • i7-9700K
  • i7-9700 / i7-9700F
  • i5-9400 / i5-9400F

上から順にゲームへの適正が高い。末尾FはCPU内蔵GPU機能を持たないCPUだ。性能は無印と変わらないので安心して欲しい。i5、i7、i9それぞれの差は非常に大きい。i5-9400とi7-9700では体感出来るほどの性能差がある。それは価格にも現れているので予算と性能を吟味して選択したい。

グラフィックボードに合わせてCPUを選択する

CPUがボトルネックにならないようにしよう

前述の通り、ゲーミングPCに採用されるIntel製CPUは限られている。CPU性能は高い方が良いならi5は選ばない方が良いのか。答えはノーだ。必要なCPU性能が分かれば、無駄に高い性能のCPUを選択しないで済む。CPU性能が高い分にはマイナスは無い。

しかし、価格が高くなるので予算が限られているユーザーにとっては大きな問題だ。ゲーミングPCの場合、グラフィックボードの性能に合わせたCPUを選択すれば良い。CPU性能が50、グラフィックボードの性能が70だとすると、グラフィックボードは50の力しか出すことが出来ない。では、CPU性能は80、グラフィックボードの性能が70ではどうか。この場合、グラフィックボードは70の性能を出すことが可能だ。

要するにCPUがボトルネックとならなければ問題は無いのである。GTX 1650のような控えめな性能のグラフィックボードにはi5-9400が合う。この組み合わせなら価格を抑えなつつ、ボトルネックを回避して無駄が無い。このGTX 1650にi9-9900KSを搭載するとどうか。ゲーム目的であればCPU性能が余り過ぎてバランスが良いとは言えないだろう。

オープンワールドではCPU性能が重視されることが多い

中級者以上向けとなる少し複雑なジャンルがある。今主流のオープンワールドのようなゲームだ。CPUはグラフィックボードに合わせるという基本。CPU性能に少し余裕を持たせるという応用。この2つの要素が求められるゲームジャンルだ。

ゲーム内設定ではグラフィックボードの担当するグラフィック設定は細かく設定することが出来る。一方で、CPU負荷の項目はほとんど存在していない。オープンワールドであれば描写距離がCPU負荷に直結する。描写距離はその名の通り、どこまでの距離を簡略化せずに正しく描写するかを決める設定だ。

描写距離を伸ばせば遠くまでオブジェクとや草木がしっかり見えるようになる。それと同時にCPUが処理する対象が増える。これによりCPU負荷が増大すしていくことになる。反対に描写距離を短くすると視認性は落ちるが、CPU負荷は軽減される。

このオープンワールドでは、CPU性能のほうが重要であることが多い。遠くまでの視認性が高ければそれだけ有利に動けることにもなるからだ。基本はグラフィックボードに合わせたCPUを選ぶ。応用として、グラフィックボードの性能を活かせる性能+αのCPUを選ぶことが正しくなる。この辺りはゲームによるところなので一概に言い難い。簡潔に言うとCPU性能は高いほうが汎用性も高くなるということだ。

ゲーム目的で選んではいけないCPU

最後に、ゲームをプレイするには性能不足、適さないCPUをピックアップしている。ゲームがプレイ出来ないわけではない。性能が低い、対応力が低いので避けるべきCPUだ。「第9世代CPUのi5、i7、i9の違い」の項目でも言ったように、CPUの総合性能の高さ=ゲームへのパフォーマンスの高さではない。

i3やpentiumなどゲームに向かない低スペックなものは論外だ。しかし、Xeonのような高性能なCPUはゲーム向けの性能ではない。ゲーミングPCを販売しているショップが限定的なCPUを搭載しているのには理由がある。シンプルにゲームに適しているからだ。ではそれ以外が何故だめなのか、ここで簡単に説明していきたいと思う。

Xeon(ジーオン)

XBoxに採用されているCPU「Xenon」ではない。業務向けのCPUで、サーバーや断続的な高負荷が加えられる用途に適してたCPUだ。ここで言う業務は専用のアプリケーションやプログラムを指している。

ワードやエクセルのようなものは含まない。業者が業者向けのソフトを使用するためのCPUと考えておけば問題無いだろう。ゲーム用途にするにはコストパフォーマンスが悪い。それほど飛び抜けた価格も避けるべき理由の一つだろう。

Core i3シリーズ

ビジネス用途ではコストパフォーマンスに優れるCPUだ。性能が低めなのでゲームに適していない。ゲームがプレイ出来ない性能というわけではない。

ただ、合わせるグラフィックボードも無いのでボトルネックになりやすい。そのせいか、第9世代からi3を搭載したゲーミングPCは見かけなくなった。ゲーミングPCにi3が搭載されていれば地雷モデルと言われるほどゲーミングでは人気が無い。

Pentiumシリーズ

廉価版i3。ビジネス向けPCやモバイルノートにも採用されるCPUだ。価格を抑えたビジネスモデルに最適である。ゲームに関しては推奨環境を満たせないゲームが非常に多いのでおすすめしない。

性能よりも安さに力を入れている。その性質上ゲームに求められる性能に届いていない。ゲームがカクつくというユーザーが搭載している率が割と高い。搭載しているなら買い替え推奨だ。

Celeronシリーズ

Pentiumに比べて、更に価格の安さを追求したCPU。モデルによってはスマートフォンよりも性能が低いこともある。当然ゲームに適した性能とは言えない。

5年以上前のゲームでも推奨環境を満たせないこともあるほどだ。見たことは無いが、Celeron搭載のゲーミングPCを販売しているショップは間違い無く地雷である。

当記事まとめ

ゲーミングPCにはグラフィックボードよりもCPUのほうが重要だと認識しておいて間違い無い。もちろん両方重要なパーツである。しかし、CPU軽視の風潮から、そのくらい思い込んでおいたほうがバランスが取れるはずだ。

CPUはゲーム全般の処理に関わっている。そのため、ゲームプレイ中に最も負荷のかかるパーツでもある。グラフィックボードと違い、ゲームの処理をしつつパソコンのシステムの処理も同時にこなしている。それだけに、求められる性能は非常に高くなる。

ゲーミングPCはグラフィックボードを基準に掲載しているショップが大多数を占めている。バランスを無視した構成を持つモデルも多い。予算とグラフィックボードを基準にした選択をすると、CPU性能が妥協したものとなってしまいがちだ。

ゲーミングPCの基準となるCPUはi7-9700である。この基準に対して、価格を安くして性能を下げるか、価格を上げて性能を上げるかである。グラフィックボードの性能を上げて、CPU性能を抑えるのは悪手になりやすい。もちろん性能帯によってはその限りではない。この断定しにくい部分が、判断を惑わす難しい部分でもある。

迷ったらi7-9700を選択しておけば大失敗することは無い。グラフィックボード重視の風向きが少しでも変わればと願うばかりだ。CPUの性能を妥協するとゲーミングPC選びに失敗してしまうだろう。負荷をダイレクトに受ける部分なだけに、しっかりしたCPUを選びたい。そうすれば長く快適に使用することが可能になるだろう。

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