pascalmaxwell

当記事では、話題のPascal GPUに関する情報をまとめている。NVIDA製のグラフィックボードはMaxwell世代からPascal世代へ突入するということが今年3月の時点で明らかになっている。

この新しいグラフィックボード第一弾のGTX 1080の発売は2016年5月27日に確定した。GPUが次世代へ向かうことになるので当然性能も大きく変わってくる。特にメモリ帯域幅の拡大や3Dメモリの採用はポイントだ。

2020年10月28日更新!!
当記事は、2016年5月27日時点の記事を修正・加筆している。過去記事としてアーカイブしている。

Pascal世代のグラフィックボードの概要

Pascal GPUではメモリ帯域幅が広がる

この新しいPascal製GPUが登場することでゲーム環境がどのように変わっていくのだろうか。Pascalの登場でGPUとグラフィックメモリは広い帯域を持ち数百GB/sとなっていくことになると考えられている。帯域について簡単に解説すると帯域とは道であり、道が広いとそれだけ車が通ることができるようになるということだ。つまり、より多くのデータ一度に送り出すことが可能になる。

そのメモリ帯域幅の拡大に対して一つ問題がある。それはCPU側のメモリやPCI-Eのバス帯域幅はGPUとグラフィックメモリの帯域の1/10程度と狭くなっているということだ。これではいくらGPU側の道路が広くても、速度が制限されていては一度に運べる量は多くても時間当たりに到着する量は同じになってしまう。この症状が帯域幅不足という問題の根源であり、3Dメモリに対しての問題でもあるのだ。

そしてNvidiaはその問題を解決すべく「NVLink」というものを生み出した。これは全く新しいバス規格で、GPUとCPUの間やGPU同士を高速に繋げるものとなっている。例えるならETC完全対応の高速道路といったところか。

正直なところ聞いた感じではあまりパッとしない。従来の規格であるPCI-E3.0と比較すると5~12倍ほどの帯域幅となり、GPUからCPUメモリまでのアクセスを円滑に行うことが出来る。ざっくり言ってしまうと「凄い快適になる」ということだ。

このNVLinkはIntel製のCPUに完全対応しているわけではない。従って実質的にSLIなどでグラフィックボードを複数搭載する必要がある。CPUを一般道、GPUを高速道路に変換してみると分かりやすいだろうか。一般道を走ってきた遅いデータも高速道路に入れば速くなる・・・処理速度の差はあるが実質高速化するだろう。

3Dメモリがすごい!

さて、ここで一番の目玉の3Dメモリについて解説しよう。現在のメモリはマザーボード上にメモリを搭載する形が採用されていて、搭載できる量やスペースも限られている。3Dメモリの場合、1枚のメモリチップに積み重ねるという形で搭載することになる。

その結果従来の独立したメモリからそれぞれ信号が来るのではなく1つのメモリから送られてくるようになり、アクセスの高速化に繋がるとのことだ。これは進化の序章であり、この技術が当たり前になると一度に処理できるデータ量が跳ね上がる。

Pascal全般・まとめ

これらの技術を集めたグラフィックボードがPascalであり、革命を起こしたGTX 900番台とはまた違う革命を起こそうとしている。元々予定されていた「Volta」の前に差し込む形になったPascalは物理学者Blaise Pascalから由来している。

現時点では細かな詳細は出ていないが、期待と不安が入り混じっている。というのも、CPUは次世代に進むとチップセットの形式によってはマザーボードの交換という面倒な作業があった。ひょっとすると、グラフィックボードもそのような形式になっていくのではないか・・・。

搭載する箇所の形式は変わらないため、実際には「Pascal以降のモデルに対応した」という説明文が加えられるなどの変化はあるかもしれない。とは言っても、GPU部分の話で物理メモリの話でもないので可能性はないに等しいのかもしれない。

新しいインターコネクトを設けることで、PCI-Eにグラフィックボードを搭載することがなくなる日は近そうだ。今後も公式の新しい情報が出れば随時更新を行っていくので期待して欲しい。

Pascal GTX1000番台が登場

GTX 1080/GTX 1070がまずは登場か!?

GTX 1080/GTX 1070が登場するのではないかと海外で噂になっている。元々1000番台についての話は昨年の夏頃からまことしやかに囁かれていた。今話題の最新のアーキテクチャ「Pascal」が登場するとすればこの番号だろうという予想に過ぎないが・・・発売が予想されるのは6月が本命、次点で夏と少しアバウトになる。

900番台はGTX 980/ GTX 970が一番最初に登場した。前モデルがGTX 780かGTX 780 Tiか、どちらにしても1年前後での登場となったのだから、9月に登場したGTX 980/GTX 970から考えるとそろそろだ。NVLINKがどのように機能するのか、Pascalを搭載するのにマザーボードの変更は必要なのか。この辺りの話は海外でも議論されているが、これといった決着が付いているようには思えない。

2015年のGTCで少しのお披露目となったGP100、ユーザーによっては本命となるGP104。GTX 1080は現行のGTX 980 Tiほどの性能となるか、それともさらに高くなるのか。謎が多いだけにハッキリは言えず、価格にも左右される話だが個人的にはGTX 1070となる予定のGP104採用のグラフィックボードに期待している。

廉価版の位置づけだが、これまでのNVIDIAの廉価版は本命を喰ってきた。TITANの廉価版GTX 780 Ti、TITAN Xの廉価版GTX 980 Tiな。ゲームがまだその高みの性能を必要としていないだけに、現状は様子見が無難だ。そして、性能をよく吟味して選択したい。

Pascalで性能の底上げが見える!

700番台から900番台への以降は性能も確かに良くなったが一番の衝撃はその価格だった。今回の1000番台は性能で衝撃を与えるというのは公式発表からも分かる。ちなみにPascalの特徴であるGPUメモリHBM2はGP100に搭載され、GP104には性能は下となるGDDR5Xとなるだろうと言われている。

つまり、GTX 1080はウルトラハイエンドとなるのはほぼ確定なのだ。ハイエンドがどこまで食い込めるかが気になるので、70番がハイエンドとなるのか楽しみだ。不安となるのはHBM2が採用されないモデルの伸び幅はこれまで通りとなるのではないかという点となる。GTX 950がこれまで50番台がローエンドだった歴史を覆したように、80番台はウルトラハイエンドになるだけなのではないか。

以前にも言ったが、二桁番台が表す性能が一つ繰り上がっているような気がする。今年に入ってPascalに関する話題が上がっている。それこそ、初お披露目となったPascalにStacked Memory(3Dメモリ)が採用されていなかったり。前評判通りになるかは分からないが、続報を待ちたい。

今後予想されるゲーミングPCラインナップ

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いざ登場した時、性能を重視するなら間違いなくGTX 1080やGTX 1070だ。コストパフォーマンスでも、性能が非常に高いことを考慮すると900番台に勝ち目はない。これは900番台が登場したときも言われていたことだ。今生き残っている700番台はロークラスをささえる50番台だけとなっているが、それでも尚前線に立っている。そこから予想できる今後のラインナップは下記のとおりだ。

ラインナップ一覧

GTX 1060が売れ筋になるだろう

どれかにTiモデルは登場するだろうが、概ね上記のラインナップとなると予想できる。Tiモデルの登場を期待しつつもGTX 1060が売れ筋になる可能性が高いと考えられる。優れた性能やコストパフォーマンスは持っていないが、ミドルクラスだったGTX 950がロークラスに落ちる可能性もある。

もしかするとGTX 960がその立場になるかもしれないし、消えてしまうかもしれない。グラフィックボードの性能は移り変わっていくものだ。1000番台は圧倒的な性能を持っていることは間違いない。そのため、900番台を一気に過去のグラフィックボードにしてしまうかもしれない。

それでもゲームに必要なスペックは突然跳ね上がったりはしない。発売に合わせて買い換えるというようなことは避けたほうが賢明だ。グラフィックボードは1年に1度新製品が登場するという周期だ。最もコストパフォーマンスの良い選び方は2期以上使用できる60番台以上だ。

50番台は価格は安いが性能も低めで、長く使用するには性能が不足してしまう傾向にある。60番台はミドルクラス、ミドルエンドクラスとして価格と性能のバランスが良く人気が高い。これまで80番、70番だけは期待を大幅に上回る性能と価格で登場してきたが、60番台と50番台は期待を少し下回ってきた。

このPascalで最も注目したいのはGTX 1060だ。発売時期を予想するなら、GTX 1080がGTX 980から1年8ヶ月経ってからだった。これまでの傾向からすると少し長めの期間となった。そうなると、2015年1月発売のGTX 960から1年半は見たとして、夏~秋にかけての登場と予想できる。

私は、そのGTX 1060がGTX 960並の価格でGTX980に健闘できるくらいの性能を期待している。GTX 960の登場時も似たようなことを言ってたので成長は見られないが…。

Pascal世代で性能面の革命が起きる

少し話が逸れてしまった。Pascalの登場は、900番台が価格で起こしたように、性能面で革命を起こしたと言えるだろう。もちろん、購入できるのであれば狙うのも間違いではない。しかし、TITAN Xを上回る性能と言われてもそもそもTITAN Xが必要なユーザーはごく僅かだった。

大は小を兼ねるかもしれないが、それならもっと安価で購入できるであろう60番や50番を待つのも一つだ。ゲームに必要な性能は現在GTX 970が最高となっている。4K解像度でゲームをする時代はすぐそこまで来ているかもしれないが、今はまだまだ対応していないゲームのほうが多い。素晴らしいグラフィックボードの登場は間違いないが、その性能が今すぐ必要なものではないのも間違いない。

GTX 980搭載モデルやGTX 980 Ti搭載モデルがどこまで安くなるか、お得になるかで評価は変わる。その変動を見てから決めても遅くはない、というよりもまだ発売されていないので待つしかないのだが…。GTX 970搭載モデルに魅力を感じていたユーザーにとって、Pascalはそれほど優れた選択肢ではないのかもしれない。

むしろPascalの登場で価格は暴落するだろうから、そっちに期待すべきなのかもしれない。GTX 1080を購入するべきユーザーはTITAN XやGTX 980 SLIのような超高性能なグラフィック性能が必要なユーザーだ。それ以外のユーザーは登場するであろうGTX 1060やGTX 1050を待つか、900番台を購入するのも悪い選択肢ではないだろう。

GTX 1080の発売日が2016年05月27日に確定!

GTX 1080の性能と価格

遂にGTX 1080の発売日が2016年5月27日に決定した。Pascal第一弾ということになる!発表によると、性能はGTX 1080はTITAN Xを凌ぎ、GTX 980 SLIよりも高い性能を持っているということで注目が集まっている。消費電力はGTX 980と変わらない180Wと、性能を考えれば信じられないほど省電力となっている。

気になる価格は$599でGTX 980の価格は$549だったので、性能はともかくナンバリング的にも後継機となるようだ。GTX700番台から900番台に移行したとき、性能が一つ繰り上がった。例えばGTX 770の性能はGTX 960とほぼ同じというように。

それでいて価格は据え置きだったため、非常に優れたコストパフォーマンスを持っていた。だが、1000番台であるPascalは2つ繰り上げてきた。値段はGTX 980で性能はTITAN X以上…900番台が登場したときグラフィックボードに革命が起きたと衝撃を受けた。その衝撃を上回るものとなってしまった。

GTX 970以上の購入予定だった方向け

当サイトが考えるGTX1000番台の購入をおすすめするのは、「GTX 970以上を購入しようと考えている方」だ。GTX 970であればGTX 1070を、GTX 980以上であればGTX 1080を購入する方がお得だと考える。値段がほとんど変わらず性能が格段に上がるためだ。

今までの流れでいうと新しいグラボが落ち着き、搭載ゲーミングPCが手頃になるのは夏頃になる可能性高い。一方、GTX960以下のグラフィックボードを検討している方は今買ってもいいと考える。その理由は後継機となる可能性のあるGTX 1060、GTX 1050が発表されおらず当面販売されないからだ。GTX900番台の時もこのクラスのグラボは販売までかなり時間が掛かったのでこれは今も変わらないと思う。

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Pascal GPU公式動画(英語)


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