cpugpubalance

当記事では、CPUとグラフィックボードのバランスに関する見解を紹介している。ゲーミングPCを選ぶ時に、性能的にCPUとグラフィックボードのバランスがとれているかどうかを確認することは非常に重要だ。

このバランスについては細かく話すととてつもなく長く、理解するのが難しい話となるので大雑把に初心者の方にもわかりやすくなるように説明していこうと思う。時間のある方は是非読んでみて欲しい。記事を書き始めた頃よりはCPUとグラフィックボードのバランスについて人々に知れわたるようになったと感じる。

CPU・GPUそれぞれの役割とバランス

CPUはゲームにおいて演算関係全般を実行するという非常に重要な役割を担っている。具体的な役割は飛んでいく銃弾、モンスターやプレイヤーの位置座標、当たり判定など多岐に渡る。グラフィックボードはそれらのオブジェクトの上に被さるテクスチャなどの描写に力を注がれるので、まずはCPUがしっかりしていないとカクつきの大本を除くことはできない。

グラフィックボードの性能向上は世代ごとに大きく進むが、CPUはグラフィックボードほど優れた成長が見られない。それに対してゲームのCPU要求スペックは上がってきていて、CPUの重要性が高まっている。双方重要なパーツであるため、どちらかの性能が不足しているともう片方の性能も上手く発揮できなくなるため、バランスが求められる。具体例を交えながらどのような考え方をすれば良いのかを説明していく。

バランスが良い場合

Core i7-9700Kの容量を1000として、RTX 2070 Superの容量を1000とした場合を考える。ここでいう容量とは性能と置き換えても良い。RTX 2070 Superに800の負荷がかかったとすれば、CPUにかかる負荷も同じく800である。つまりこのケースはバランスが良くしっかりとお互いの性能を引き出せているということになり、理想の形である。

少し異なるケースを見ていこう。今度は容量800のCPU(仮にCore i5-9400としておく)と容量1000のRTX 2070 Superの組み合わせではどうか。このケースでも理論上800負荷に耐えられるので、バランスは良いということになる。しかし、CPUにかかる負荷は許容量MAXとなっている。つまり、バランスは良くてもベストな組み合わせというわけではなくなるというわけだ。

バランスが悪い場合(ボトルネック)

容量500しかないCPUと容量1000のRTX 2070 Superを組み合わせるとどうだろうか。CPUに500の負荷がかかった時点でRTX 2070 Superも500の負荷で止まってしまい、RTX 2070 Superの性能には余裕があってもそれ以上を引き出せなくなってしまうのだ。これはCPUがボトルネックとなってグラフィックボードを引き出せなくなっているということだ。

性能の高いグラフィックボードに対してバランスの取れていないCPUを搭載してしまうと釣り合いが取れずにそれぞれの良いところを引き出せなくなってしまう。性能を最大限に引き出すためにはバランスが重要となっている。細かく言えばCPUとGPUにかかる負荷は同一なものではなくメモリ等の性能にも左右される。これは簡潔に分かりやすく例えただけで原理としてはこういうものだと思っておいてほしい。

特殊なバランス関係の例

バランスは基本的にCPUに合わせるべきである。それはCPU性能の進化がグラフィックボードと比べると地味であること、グラフィックボードは概ねゲームにのみ使用するパーツであるからだ。ではCPU性能が高くグラフィックボードの性能が低い場合はどうだろうか。この場合はバランスは良いわけでも悪いわけでもなくなる。

例えば1000の容量を持つCPUと500の容量を持つグラフィックボードである場合、500の負荷がかかった時点でそれぞれにかかる負荷は止まってしまう。しかし、ゲームにのみ使用するグラフィックボードの性能は100%引き出せることでグラフィックボードあるいはもう少し広く言うとゲーミングPCとしての役割は果たせているからだ。

CPUに求められる性能もグラフィックボードに合わせて100%発揮できることになる。つまり、CPUの性能はもう少し低くても良いのではないかという点でバランスが悪いがグラフィックボード性能が高すぎるよりは問題にはなりにくい。CPUに関してはゲーム以外でも使用することの多いパーツなので、CPUの性能が高いことはそれ自体がマイナスとならないのがポイントだ。

CPUは表に出てこない役者

cputogpu

グラフィックボードに比べるとCPUは軽視されがち

一昔前までグラフィックボードの進化が遅く、CPU性能とのバランスを取るのが難しかった。2013年のGTX 700番台登場以降、徐々にグラフィックボードの性能が伸び始め、2015年のGTX900番台から価格が下がったことで、より高い性能のグラフィックボードを手にしやすくなった。結果的にグラフィックボードの性能が安定し、長く続いたグラフィックボードが最重要という形は崩れた。

しかし、ゲームが2Dから3Dメインになった頃からCPUの要求スペックは高めで、ゲームでの主なカクつきはCPUが原因であることが多いにも関わらず、グラフィックボードを重要視する声は今も時折聞こえてくる。もちろんCPUが全てではなくグラフィックボードの性能も重要である。ただ、CPUが軽視されているのは間違い無い。

グラフィックボードの性能を上げるのであればCPUの性能も底上げしていかなくてはならない。CPUがボトルネックとなってグラフィックボードの性能を十分に引き出すことができなくなるからだ。負荷がかかる場面の大小でスペックは大きく異なる。作りこまれたマップで3000人が同時に動くのと、簡素で端から端まで1分程度の小さなマップで20人程度が同時に動くのとでは負荷が圧倒的に違うということは分かるだろう。ゲームの規模とグラフィックの作り込みを考慮すれば自ずと必要なパソコンというものが見えてくるのではないだろうか。

古いタイトルでもCPU性能が重要な事がある

負荷の高いゲームや最新のゲームだけでなく、古い2DのゲームをプレイするにもCPU性能が重要となる。現在のグラフィックボードは主に3Dグラフィック等の処理に長けており、2Dの処理に関しては苦手とするものも少なくない。そのため、グラフィックボードを搭載していると徐々に重くなったり、ラグを感じやすくなったりと高い性能が仇となやりやすい。

2DゲームにはCPU性能が最も重要となり、CPU内蔵GPUで十分対応することができる。注意点はintel製CPUの末尾FやハイスペックなRyzenシリーズである。これらはグラフィック機能を持たないCPUであるためグラフィックボードは必須である。

古い3Dゲームならば、CPUの性能よりもグラフィックボードの性能が重視される。カクつきやラグの大きな原因はCPUにあることが多いので軽視してはいけない。オンラインゲームのように大人数が参加するゲームにおいてはCPU=グラフィックボードという対等の関係性であり、比較的ハイスペックなパソコンが必要になってくる。固定人数で隔離エリアで戦うFPSではCPU>グラフィックボードという関係であり、ミドルスペック程度でも十分とされている。

3Dゲームでは描写が美しくなればなるほどに画面上に描写されるユーザーの数や背景の描写距離も伸びてくる。そうすると演算処理にかかる負担は大きくなるため、グラフィックの向上はCPUへの負荷増加も意味してくるのだ。ゲーム内設定で描写距離を落とすなど、CPUにかかる割合の高い負荷を軽減することが可能なゲームも多くなっている。ただ、描写距離を落とすことでゲーム上不利に働いたりするため、その部分に不満を抱えるのは快適なゲームプレイから外れると言えるだろう。

パーツのバランスとBTOメーカー

自作よりも購入がお得な時代到来

お得にゲーミングPCを手に入れることだけを考えるのであれば、自作よりもショップで購入したほうがお得である。今は自作PCに安さを求める時代ではなく、こだわりを求める時代である。大量に入荷して組み上げるショップではパーツ一つ一つの単価が安い。価格が安いことで品質を疑問視するユーザーも多いが、ドスパラなどは使用しているパーツの多くは市販品である。

カスタマイズ出来る部分が少なくなればなるほど価格が安くなり、カスタマイズ出来る箇所が多いほど価格が高くなるというのがBTOショップの特徴だ。こだわりを出さなければBTOショップのほうが安く、こだわりを出すと自作のほうがお得に組み上げることが出来るだろう。もちろん、この傾向に当てはまらないカスタマイズ出来る部分が少なくて高いショップも存在しているので注意して欲しい。また、価格が相場より高いから品質が高いとも限らないので安易に高価な製品には手を出さないようにしたい。

パーツの交換・増設の注意点

パーツ交換や増設する場合、グラフィックボードは取り替えてドライバをインストールすることで完了する。注意する点は電源容量である。電源容量が交換後に足りなくなると手間がかかるため、現在搭載されているグラフィックボードの消費電力と電源をチェックしておかなくてはならない。

更に手間がかかるのがCPU、マザーボードの交換だ。特にCPUの交換はグリスやファンの関係でコツが必要になったりもする。また、2世代違うCPUに変更する場合はチップセットの規格も変わっているため、マザーボードの変更も必要になる。マザーボード変更はレジストリ等の設定を行わなければそれまで使用していたストレージが使用できなくなることもある。

設定を行っても使用できないファイルが出てくるのでその辺りは覚悟をしなくてはならない。こういった面倒や手間と費用により、自作や増設・交換対応よりもBTOパソコンを新しく購入するユーザーが増えてきた。部分的な交換であれば新しくパソコンを購入するよりも安価で選択できるため、定期的なパーツ交換を行っていれば買い替えの必要はないだろう。

場合によっては買い替えがおすすめ

しかし、3年以上使用して性能不足を体感し始めた場合は買い替えたほうが手っ取り早いことのほうが多い。保証やテスト完了済みのモデルはそれだけで安心であること、自作にかけるメリットが薄くなったことも合わせて、パーツと交換等は趣味の領域に入っているように感じる。

私はパーツを増設することはあっても交換はしなくなっている。元々自作やパーツ交換を行っていたのはショップで購入するよりも安く理想の構成を組み上げることができたからだ。そのメリットが失われた今となっては交換、自作にメリットを見出だせなくなっている。

パーツのメーカーやグレードにこだわるなら自作や交換対応は必須だろう。特にパソコンケースやマザーボードの価格を抑えるとBTOショップのモデルよりも品質で劣ってしまうため、今ではショップよりも優れたPCを組み上げることのコストが割りに合っていないように感じる。自作、増設を否定するわけではなく、私が行っていた自作、増設は既に意味を成さなくなったということだ。

大手BTOショップがおすすめ!

CPUとグラフィックボードのバランスを考えて購入するのは難しいことだ。以前はG-Tune、ドスパラ、パソコン工房などの大手BTOショップのラインナップには、基本構成である程度バランスの取れたモデルが並んでいたので安心して選ぶことができた。しかし、今はCPUにしてもグラフィックボードにしても種類と選択肢が増え過ぎてしまい、中にはバランスの悪い製品も多くなってきている。

ドスパラであれば人気ランキング入りしているモデルや主力のモデルは選びやすい。G-Tuneは現在リニューアルが続いたことでバランスの良い製品が増えており、パソコン工房はラインナップが多すぎて非常に難しいことから、ドスパラが選ばれる理由はこの辺りも関係していそうだ。現在CPUは1~2年のスパンで新登場し、2世代変わるとマザーボードのソケットが変わるため交換対応する場合CPUとマザーボードの両方を交換しなくてはならなくなる。

3年以上使用しているパソコンのパーツ交換や増設を検討しているなら、一度ショップを確認してみて欲しい。パソコンの価格は年々安くなっており、当時のミドルクラスの価格でハイクラスが購入できたり、選びやすいモデルも非常に多くなっている。もしかすると買い替えという選択も出てくるかもしれないので、チェックしておいて損は無いだろう。

当記事のまとめ

当サイトではCPUとグラフィックボードのバランスを重要視している。CPUの性能がボトルネックとなることでグラフィックボードの性能を活かせないというのは無駄でしかなく、ある程度性能を上手く発揮できるモデルをおすすめするようにしている。

現在はCPU、グラフィックボードともに性能の幅が豊富であるため、これまでのCPU基準の考え方よりもグラフィックボード基準の考え方のほうが良いのではないだろうか。
CPUがi9-9900、グラフィックボードがGTX 1660のようなアンバランスな製品であっても、グラフィックボードの性能を100%活かせるCPUであればそれ自体にデメリットが無い以上、CPU性能に特化したモデルのほうが交換対応のしやすさを考えても良いはずだ。

ゲーミングPCを選ぶユーザーであれば、グラフィックボードの大切さは簡単に理解できるだろう。一方で、CPUの性能というのは軽視されがちだ。実際にゲームプレイをする上でCPUの性能が影響を与えることはスコアにも表れている。このことからグラフィックボードの性能に合わせたCPUを選択する方が良いだろう。

その他あなたにおすすめの記事はこちら!

管理人厳選のおすすめゲーミングPCランキング【2020年最新】

おすすめのゲーミングPCランキングを紹介している。コストパフォーマンスが高いモデルに人気が集中していると言える。

ゲーミングノートPCおすすめランキング【2020年最新】

イチオシのゲーミングノートPCを紹介している。外出先でもゲームを楽しみたいという方はぜひ参考にしてほしい。

当サイト紹介ゲーミングPC一覧表

当サイトでレビューをしている全てのゲーミングPCを表でまとめている。一覧で見れば、ゲーミングPCの構成や相場感を把握することができる。

あなたにぴったりのゲーミングPCを探す

選び方(初心者の方向けにぴったりの選び方を解説)
セールゲーム推奨即納モデルプロコラボ
salegamesuisyousokunouokibasyo
比較(ゲーミングPCの特徴を比較して最適な1台を見つける)
グラボBTOショップ価格構成
gpueisyashopkakakukousei

サイトのトップに戻る