alienware-51mtop画像引用元:https://www.techradar.com/

Dellが、CES 2019(2019年1月8日-11日)でALIENWAREの新モデルのリリースを発表しました。NEWモデルは「世界で最もパワフルなゲーミングノートPC」ということです。海外ではすでにラインナップ入りしていて価格は$2,549.99(約28万円)~です。価格が高いのは仕方のないところですね。

なお、2019年1月時点で国内での販売価格及び時期については未定となっています。最安値クラスでも30万円ぐらいになるかもしれませんね。性能面でもデザイン面でも一切の妥協が見られないモデルだと言えます。

これまでの常識を覆すゲーミングノートPC

デスクトップ向けCPU&交換可能なGPU

alieanware_substitute画像引用元:https://www.dell.com/

デスクトップ向けのCPUを搭載していることと交換可能なGPUを特徴としていて長く使えるゲーミングノートPCとして注目を集めています。「デスクトップモデルの代替」が可能となったモデルだけに、ゲーミングノートの可能性は更に広がっていくのではないでしょうか。

デスクトップ向けCPUを搭載し、更にそれを交換することが可能。GPUもノート向けながら交換可能で、しかも交換しても保証対象となります。これはとても印象が良く、デスクトップモデルでも増設や交換で保証対象外となるものも多いので、ユーザーにとっては嬉しい試みなのではないでしょうか。確かに長く使用できそうです。

冷却システム「Cryo-Tech v2.0」がすごい

alieanware_hainetsu画像引用元:https://www.dell.com/

当然課題である冷却にも力を入れています。本体が大きく形状は少し歪な形となっているのは冷却システムの影響ですね。「Cryo-Tech v2.0」と呼ばれる先進のエイリアンウェアのシステムを搭載。各パーツの冷却を効率化して、全体のパフォーマンスを最大化することに貢献しています。

デュアルファンをデザインしていて底から冷たい空気を取り入れてしっかりとサイド4つの排気口から熱を排出します。また、0.2mmの羽根をビルドインしたファンはデスクトップパソコンに一般的に見られるものに近くなっています。これによって発熱のコントロールができますので、天敵のことを気にしなくても大丈夫です。

懸念点と気になるところ

GPU交換に対する需要

少し不安な面もあります。それは交換用GPUの提供が未定であり、現時点では非常に入手困難であるということです。エンドユーザー向けに交換を可能にしたと言っても、GPUの交換方法はデスクトップほど共有されていません。更に入手方法も限定されているとなれば、本当の意味でエンドユーザー向け。

少なくともデスクトップの代替になるようなものではないでしょう。そのことはDELLも理解しているようで、交換できることはメインではなくオマケと考えているようです。ショップに出回らないノート用GPUは価格も不透明です。それなら少し高くなりますが最初から性能の高いGPUを搭載したモデルを選択する他なさそう。

どこまで力を入れていくのかは分かりませんが、CPUとGPUの交換が可能という部分に大きな期待は持てないでしょう。その部分を期待するのであれば、GPUの提供がある程度ハッキリしてから購入したほうが良いでしょう。

とにかく本体が重く持ち運びしにくい

重さは約4kgと一般的なゲーミングノートよりも60%ほど重いです。4kgとなると気軽に持ち運びができる重さとは言えません。

また、バッテリー駆動時間もせいぜい2~3時間とノートパソコンとしての機能はやや見劣ります。性能が高いことを考えると仕方のない部分だと思います。

ゲーミングノートPCとしての性能を上げるとノートパソコンとしての特徴が削られてしまうジレンマを抱えています。

発売直後の購入は控えた方が賢明

はっきりとした形で提供が可能となった時、このALIEN WARE-51mはゲーミングノートPCに革命を起こしたと言えますね。搭載されるGPUはノート向けRTX20シリーズだそうなので性能に困って交換というのは少なそう。

長く使うことを前提としているとは言っても、かなり長く使用するうちにDELLが新型を発表したり、もっと容易なモデルが出てくる可能性もあります。第一歩としてとても興味がありますが、発売当日に購入するのは躊躇います。

ノート向けGPUが普及しなかった背景も考えると、デスクトップに近づけるよりもノートの特徴を伸ばしたほうが良いような気もします。「ALIENWARE Graphics Amplifier」という外付けGPUボックスもありますし、ALIENWARE-51mもそれに対応していますから交換可能なゲーミングノートという括りでは既に実現されていたのではないかと考えてしまいます。

ただ、この試みは後々に繋がり、ゲーミングノートに大きな変化をもたらす可能性を秘めています。製品自体は蓋を開けてみないとわからないことが多いことは否定できません。それでもゲーミングノートの在り方を変える一歩は大きいでしょう。過去に「Alienware Alpha」というモデルを発売したものの結果的に芽が出なかったという過去もあります。

参照外部サイト