intelcometlake画像引用元:https://www.notebookcheck.net/

2020年4月2日、ついにIntelが第十世代Comet Lake-Hシリーズモバイル向けプロセッサを発表しました。ゲーミングノートPCやクリエイター向けノートパソコン向けのハイパフォーマンスCPUという位置付けです。

先立って発売されたComet Lake-Uシリーズから遅れること8ヶ月経過してついに登場することになります。AMD Ryzen 4000シリーズの発売も控えていてさらにゲーミング業界が盛り上がりますね。

Comet Lake-Hの概要

ラインナップ数:6種類
発売予定日:2020年4月16日

第十世代Comet Lake-Hのラインナップ一覧

スペック

ラインナップコア/スレッドベースクロックブーストクロックL3キャッシュTDP
Core i9-10980HK8 / 162.4GHz5.1GHz(5.3GHz*)16MB45W
Core i7-10875H8 / 162.3GHz4.9GHz(5.1GHz*)16MB45W
Core i7-10850H6 / 122.7GHz4.9GHz(5.1GHz*)12MB45W
Core i7-10750H6 / 122.6GHz4.8GHz(5.0GHz*)12MB45W
Core i5-10400H4 / 82.6GHz4.6GHz(-)8MB45W
Core i5-10300H4 / 82.5GHz4.5GHz(-)8MB45W
*Thermal Velocirty Boost時

Comet Lake-Hのラインナップは上記の通りです。Core i9シリーズはCore i9-10980HKの1種類だけでピラミッドの最上位に位置していてオーバークロックにも対応しています。最大クロック周波数は5.3GHzと驚異的です。

Core i7シリーズのトップグレードであるCore i7-10875Hが同じ8コアを採用しています。ただし、周波数は最大5.1 Ghzに抑えられていてオーバークロックはされていません。それでも第九世代のCore i9シリーズに匹敵するスペックとなっています。

続くCore i7-10850Hは、Core i9シリーズに次いで注目の集まるCPUです。6コアでターボクロック5.1 GHzで、熱のコントロールがうまくされている場合に限り追加で4ビンについてはオーバークロックの余地があります。ここで紹介している全てのCPUのTDP(消費電力)は45WでDDR4-2933メモリをサポートしています。

Core i7-10750Hは、第九世代で最も人気の高かったCore i7-9750Hの後継モデルです。同様にCore i5-10300Hが、Core i5-9300Hの後継ということになります。Core i5-10400Hは、Core i5-10300のクロック周波数を引き上げたモデルとなっています。Core i5シリーズはThermal Velocirty Boostに対応していません。

Cinebench R20ベンチマーク

cinebenchcometlake-hseinouデータ参照元:https://www.notebookcheck.net/(NOTEBOOKCHECK)

上記はComet Lake-Hシリーズのベンチマークスコアです。どれほど性能が高くなっているのかということを把握することができますなお、ベンチマークのスコアがそのままリアル世界でのパフォーマンスを反映しているわけではなく、あくまでも参考値として見ておくことをおすすめします。

まず、ゲーミングノートPCに搭載される主流のCPUであるCore i7-9750Hと比較しましょう。Core i7-10750Hになるとマルチスレッド性能が15%程度スコアが伸びています。シングルスレッド性能についても14%向上しています。

Core i5-10300Hも同様にCore i5-9300Hと比較してマルチスレッド性能が25%向上していて、シングルスレッド性能は13%向上しています。劇的というほどではないものの十分性能が伸びていることがわかります。

第十世代Comet Lake-Hの特徴&強み

フラグシップモデルのCore i9-10980HKは超高スペック

corei9-10980hk画像引用元:https://www.eurogamer.net/

Comet Lake-Hシリーズ最大のイチオシポイントはやはりCore i9-10980HKのスペックになると思います。8コア16スレッドで最大クロック周波数は5.3GHzまで引き上げられています。ここまで来るとデスクトップ向けのCPUと比べても遜色ありません。熱さえコントロールできれば高いレベルでのゲームプレイができるでしょう。

3年前の上位モデルと比べて最大54%もゲームプレイ中のfpsが高く、総合性能は最大44%向上していて、4K映像のレンダリングと出力については2倍と大幅に性能が高くなっています。なお、今回のComet Lake-Hではラインナップも60%以上が最大クロック周波数5.0GHzと高くなっているのはポイントです。

初めての8コア搭載Core i9シリーズは2019年に登場しました。そして今回8コアCore i9がラインナップのトップに踊りでています。最大クロック周波数が5.3GHzと向上して昨年のCore i9(4.9GHz)よりも大幅な前進です。クロック周波数に関して言えば、最新のデスクトップ向けCPUであるCore i9-9900KやCore i9-9900KSをも上回っています。

Thermal Velocity Boost 3.0について

Intelは、ブーストクロック周波数を維持的に引き上げるThermal Veloicity Boost 3.0(TVB)を採用しています。TVBで引き上げられた周波数は維持できるわけではありません。しかしながら、写真編集や特定のゲームのロードなど一時的に負荷の掛かる場面において効果を発揮します。

また、以前のTVB 2.0ではこの機能はCore i9シリーズのみに対応となっていましたが、第十世代ではCore i7シリーズまで範囲が広がっています。

アーキテクチャは以前のCoffee Lake-Hのものを流用している

Comet Lake-Hは、2019年のモバイルの主流だった第九世代Coffee Lake-Hの後継モデルです。Intelはそのチップで採用されているプロセスノードについて言及せず新モデルはすべて第十世代としてブランディングをしています。>[email protected] class=”red b”>その理由は単純で、数年間使われ続けている14nmプロセスをそのまま使っているからあまり公にしたくないのでしょう。

デスクトップ向けモデルやノート向けのHシリーズにおいては、Comet Lakeでも14nmプロセスの使用を続けています。現時点でデスクトップ向けComet Lakeでは10コア20スレッドまで引き上げられるという噂です。

Comet Lakeは、モバイルノート向けのUチップを持って2019年に初めてデビューしました。ややこしいことにそれは、第十世代という同じブランドでIntelの新しい10nm Ice Lakeプロセスと同時に発売されました。Intelは、省電力デバイスにおいては10nmプロセスを押し出し続けています。今年の後半にリリースされる予定のTige Lakeなどが該当します。

Intelの10nmプロセスはAMDがすでに採用している7nmチップとおおよそ同じものです。ノードの縮小化によってより多くのトランジスタを搭載することができて、理論上より高いクロック周波数を実現できてより効率が高くなります。

高性能メモリやWi-Fi 6に対応している

純粋な性能だけではなく表になかなか出ない部分でも進化が見られます。例えば、2,933MHz対応の高速なデュアルチャネルDDRメモリをサポートしています。Ryzen 4000シリーズではより早い3,200MHzをサポートしています。

また、全ての第十世代Comet Lake Hプロセッサは、最新規格のWi-Fi 6を内蔵しているのも特徴です。レイテンシを75%引き下げダウンロード速度は3倍早く、バンド幅は2倍となっています。これらのメリットをすべて享受するにはWi-Fi 6に対応したルーターが必要です。

AMD Ryzen 4000シリーズとの戦い

Intel Comet Lake-Hは、競合のAMD Ryzen 4000シリーズと怒涛の戦いを繰り広げるでしょう。現在のコンピューター市場で起きていることを考えるとIntelとAMDの戦いに触れないわけにはいきません。IntelのComet Lake-Hが、AMDのRyzen 4000シリーズに打ち勝つかどうかを知るにはもう少し時間が掛かります。

AMDのZen 2プロセッサーは、大幅なIPC改善によって性能が高くなっていますので、純粋にクロック周波数を引き上げるだけでは弱いかもしれません。前評判ではややIntelが不利だと言われています。

Intel Core i9-10980HKやCore i7-10875Hは、Ryzen 9 4900HやRyzen 7 4800HといったAMD製8コアのラインナップと共通しています。Ryzenがより高いベースクロック周波数を強みとしている一方で、Intelはそのシングルコアのブーストクロック周波数を強調しているというのは注目に値します。Ryzen 9 4900Hは3.3GHzで、Ryzen 7 4900Hは2.9GHzとなっています。

Intelのラインナップは馴染みのあるもので2つの6コアCore i7と2つの4コアCore i5となっています。これらのプロセッサーは、ブーストクロック周波数が共通して8%高く、ベースクロック周波数の数値は微増に留まります。AMDのRyzen 5シリーズは、コア数が2つ多くスレッド数が4つ多くなっていてさらに3.0GHzとより高いベースクロック周波数を持っています。

現時点でどちらが市場のシェアを奪うのかはわかりません。それでもゲーマーからすると近い将来により優れたゲーミングノートPCを手に入れられることは間違いありません。たとえComet Lake-HがAMDを打ち倒せなかったとしても、NVIDIAの新しいGeForce RTX Superシリーズを引っさげて優れたゲーミングノートが生まれることは確定しています。ゲーミングノートPCの購入を考えている方は要チェックです。

各BTOメーカーのラインナップに与える影響

Intel Comet Lake-Hの登場は各BTOメーカーのラインナップに大きな影響を与えるでしょう。Core i7-10750Hが本命であることはCore i7-9750Hの後継モデルであることを考えると納得できます。Core i5-10300Hが、Core i5-9300Hのあとを引き続く形になるでしょう。

注目は8コア16スレッドのCore i7-108750Hの存在です。以前のモバイル向けCore i9シリーズは16インチのMacBook ProやDell XPS 15などのようなノートパソコンでは一般的な選択肢でした。これらの多くのコアが要求されるクリエイターの方にとって魅力的な選択肢だったのです。歴史的に見てもコア数が多くて発熱量の多いCore i9シリーズゲーミングノートPCでは避けられる傾向にありました。

しかし、今年は少し変わってCore i9シリーズ(ロックされたCore i9)をCore i7-10875Hとリネームしています。つまり、メインストリームとして位置付けているということです。この高性能CPUを搭載したモデルが増えてくるかもしれません。モバイル向けのCore i9シリーズは国内でのラインナップが極端に少なかったのですが、Comet Lake-Hでは変わる可能性があります。

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