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2022年6月になってグラフィックボードの価格が下がって来ています。国内でのグラフィックボードの価格の推移について本当に価格が下がって来ているのか検証していきます。2020年12月頃から半導体不足が続きグラフィックボードの価格が高騰していました。ヨーロッパではすでにほとんど定価まで価格が下落(TECHSPOT, 2022)しているようです。ゲーマーの方にとって朗報ですね。2021年に下記の記事を書きましたが、近いうちに完全に終焉となるかもしれませんね。

主要グラフィックボードの価格推移

価格.comでのグラフィックボードの価格推移を見ていきます。人気の高いRTX 3080 Ti及びRTX 3060 Tiをピックアップしています。基本的にはどのモデルも同様の傾向が見られます。

RTX 3080 Ti SUPRIM X 12GB

rtx3080tisuprim出典:(価格.com, 2022)

登場時は350,000円ですぐに266,000円まで下がっています。その後200,000円から250,000円の間を推移していました。5月になって200,000円の壁を破って今は160,000円前後となっています。

GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR

RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR出典:(価格.com-2, 2022)

2021年8月頃に発売されてそこから徐々に価格が上がり最高では100,000円程度まで高騰しました。そこから徐々に価格が下がって75,000円前後で落ち着いています。

2022年6月時点での各グラボの最安値価格

製品名  国内定価(MSRP)国内価格2022/06(比較)国内価格2022/01
RTX 3090229,800円($1,499)207,064円~(-102,936)310,000円~
RTX 3080 Ti175,800円($1,199)151,690円~(-40,310)192,000円~
RTX 3080109,800円($699)120,800円~(-32,200)153,000円~
RTX 3070 Ti89,980円($599)85,800円~(-41,200)127,000円~
RTX 307079,980円($499)77,779円~(-32,221)110,000円~
RTX 3060 Ti59,980円($399)69,800円~(-14,200)84,000円~
RTX 306049,980円($329)51,980円~(-20,020)72,000円~
GTX 1660 Ti39,980円($279)34,800円~(-23,200)58,000円~
GTX 1660 SUPER27,990円($229)32,800円~(-25,200)58,000円~
GTX 166032,980円($219)32,303円~(-23,697)56,000円~
GTX 165021,780円($149)26,950円~(-2,050)29,000円~
GTX 1050 Ti18,980円($139)20,980円~(-2,020)23,000円~
RX 6900 XT142,780円($999)151,517円~(-28,433)180,000円~
RX 6800 XT89,980円($649)122,482円~(-32,518)155,000円~
RX 680079,980円($579)113,300円~(-76,700)190,000円~
RX 6700 XT74,980円($479)73,980円~(-36,020)110,000円~
RX 6600 XT59,980円($379)52,680円~(-17,320)70,000円~
RX 660054,980円($329)41,580円~(-23,420)65,000円~
2022年1月時点の最安値価格と2022年6月時点の最安値価格を比較しています。5ヶ月の月日が流れておおよそ20,000円から40,000円程度価格差が下がっていることがわかります。RTX 3090では102,936円、RX 6800では76,700円と下落幅が大きいです。当然上位モデルの方が値下げ幅が大きいです。

一方で、GTX 1650やGTX 1050 Tiなどのエントリークラスのモデルについては値下げ幅が2,000円前後それほど大きくありません。全体で見れば性能に対してしっかりとした値付けがされているのではないかと思います。市場の原理は驚きですね。

価格下落の要因はマイニング需要が激減したこと

2022年5月以降価格が下落しているのは、マイニング需要が激減したことが要因だと言えるでしょう。マイニング需要の減速は、純粋に仮想通貨の価格が下がりマイニングでの収益性が低下したことによるものです。グラフィックボードの価格と相関関係があると言われているイーサリアムの価格も下降トレンドとなっています。イーサリアムの価格が下がっているのでグラフィックボードの価格も下がっていると捉えることもできます。

また、ASUSTeK Computerの共同CEOであるS.Y.Hsu氏(マイナビニュース, 2022)によると、「このマイニング需要が激減はPoS(Proof of Stake)を採用する暗号資産のトレンドによるものだ。」と述べています。つまり、ハードウェア(グラフィックボード)に頼ってごりごり計算をして報酬を得るトレンドから、暗号資産の保有量及び年数で報酬を得るトレンドに移り変わったということです。高性能なグラフィックボードを購入するメリットが薄れてしまったのです。なお、イーサリアムもこのPoSへの移行を進めています。

グラフィックボードの供給側であるNVIDIAもグラフィックボードの供給不足への対策としてLHR版GPUをリリースしました。これは仮想通貨マイニングのパフォーマンス(ハッシュレート)を意図的に落としたモデルです。グラフィックボードがマイナー向けではなく、ゲーマー向けであるという意思表示でもあります。その他グラフィックボードの供給を安定させるためにRTX 2060やGTX 1050 Tiなどの旧モデルを復活させたこともありますね。これらの施策も功を奏したと言えるかもしれません。

イーサリアム

ethereumchart出典:(bitFlyer, 2022)

イーサリアムの価格は2021年11月をピークに現在に掛けて大きく価格が下落しています。価格が下がったことでマイニング収益が下がりマイニング需要が減速したということです。また、PoSへの移行もあって今後も需要が極端に大きくなる可能性は低いのではないかと思います。

参照外部サイト

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