stadia_google画像引用元:https://www.bloomberg.co.jp/

2019年3月のGDC(Game Developers Conference)で、Googleがゲーム向けプラットフォーム「Stadia(スタディア)」でゲーム業界に参入することを発表しました。まずはアメリカ、カナダ、ヨーロッパで先行してリリースされるようです。特定のゲーム機器やハイエンドのゲーミングPCがなくてもビデオゲームを楽しむことができるということで注目されています。

Googleは最近ゲーム業界に参入するのではないかと考えられていました。副社長のフィル・ハリソンはSony及びMicrosoftでリーダー的存在でビデオゲーム業界のベテランです。その後2018年初めにGoogleによって雇われました。ジェイド・レイモンドは、元々ユービーアイ・モントリオールで初代Asassin’s Creed gamesの統括責任者です。彼もGoogleによって雇われてStaia Gamesを率いる立場にあります。Googleは着々と準備を進めていたというわけです。

Stadia(スタディア)の概要

stadia_controller画像引用元:https://www.wired.com/

Stadiaの概要

  • サービス:ゲームストリーミング
  • 端末:ネット接続ができるあらゆる端末
  • リリース予定:2019年(日本は2020年以降予定)

Google Stadiaは、ゲームストリーミングサービスです。特徴としてネット接続ができる端末があればいつでもどこでもゲームがプレイできるということです。ハイエンドゲーミングPCを用意する必要はありません。スマホ、ノートパソコン、タブレット、パソコンが対象です。専用のGoogle Stadia専用コントローラーも用意されています。Wi-Fiを通じて直接データセンターとリンクしています。

Google Chrome、Chromecast、Google pixel、Google Playを経由してゲームプレイが可能となります。また、YoutubeでGoogle Stadiaにあるゲームのトレーラーやプレイ動画の閲覧時に”Play”ボタンを押してすぐにゲームプレイができます。

Stadiaのラインナップとして現在わかっているのはAssasin’s Creed Odyssey、Doom Eternalです。今後はラインナップも充実してくるでしょう。競合となるのは、xBox、PS4、Switchなどの家庭用コンソールです。プラットフォームという点ではSteam(スチーム)となります。気軽に始められるということでこれまでパソコンが購入できなかった方でも楽しめます。

Stadia(スタディア)の注目ポイント

Googleの巨大データセンター

Stadiaの基盤はGoogleのデータセンターに作られていて、それはまた検索システムも担っています。負荷の高いゲームストリーミングを実現するためにゲームにフォーカスしたハードウェアに投資しているのです。データセンターのベースとなっているのは10.7 teraflopsに達するAMDのStadia専用GPUです。

これはXbox On XとPS4 Proのおおよそ2倍です。その性能はDoom Eternal(4K解像度)を60fps以上でプレイすることができます。将来的にはStadia上のゲームを8K解像度でプレイすることもできるようです。これだけのゲームプレイが実現するのはGoogleの巨大なデータセンターと言える基盤があるからです。

AMD

今回のGooge StadiaにおいてAMDはとても重要な役割を果たしています。上記のとおりAMDのGPUを採用していることに加えて、Google Stadiaのために新しくカスタマイズされたRadeonデータセンターGPUの基盤の情報のいくつかを共有しています。

例えば、HBM2のメモリ、Error Correcting Code、SR-IOV技術などが挙げられます。また、AMDはソフトウェアのディベロップメントツールやLinuxベースのオープンソースVulkanドライバーサポートしています。AMDが新しい分野へ投資しているということです。

Stadia(スタディア)は業界の株価に影響を与えた!

alphabet

Stadiaの発表後Alphabet Inc.の株価が大きく向上しました。今回の発表は大きな市場への新規参入でかつ勝算があると投資家が判断して買いが進んだのでしょう。

sony

SONYの株価は大きく下落しています。強敵の出現によってシェア縮小で投資家が離れてしまった結果です。

nintendo

任天堂も同様に下がっています。Switchで株価は上昇傾向にありましたが、このニュースの影響は受けました。今後の株価がどう動くのかは市場の盛り上がり次第だと思います。

ゲーム業界の今後について

このGoogle Stadiaは、画期的なものであることは間違いありません。これまでなかった新しいクロスプラットフォームの形です。Stadiaのリリースでゲーム業界がクラウドに移行するかもしれません。競合はMicrosoft’s Project xCloud、Sony’s PlayStation Now、そしてNvidia’s GeForce Nowとなります。

Googleは昨年10月にProfject Stramとしてベータ版をリリースしました。ユーザーはGoogleクロームのブラウザ上のタブを通じてAssasin’s Creed Odysseyをプレイできました。快適にプレイすることが可能だったようです。なお、現在他のクラウドゲームプラットフォームが苦戦しているのは遅延です。ボタンを押すプレイヤーと画面上で起こるアクションとのラグのことです。ただ、それはGoogleの巨大なデータセンターによって対応できると思います。

Google Stadiaは高い確率で成功すると思います。それでもGoogleも完璧ではありません。これまでいくつものサービスが終了したのも事実です。Google+、Google Search Wiki、Google Audio Ads、Dodgeballなどがあります。Google Stadiaがどのようにゲーム業界に食い込んでいくのか期待しましょう。

GoogleのStadiaに関する疑問&回答

Google Stagiaでのゲームプレイにお金は掛かるのか?
現時点ではどのように収益化を行うのかはわかっていません。Googleはあまりビジネスモデルを言うことはありません。そのため月額で支払うことになるのか無料でプレイできて広告で収益化させるのか不明です。
iOSは対応するのか?
GoogleとAppleは多くの点でライバル企業です。当然Apple Storeなどでの露出はしないことも考えられます。ただ、iPhoneオーナーが最もお金を使うモバイルユーザーという事実から目をそむけることはできません。今回の発表では具体的に話はありませんでしたので、今後の動向をみておく必要があります。
すでに所有しているタイトルはどうなるのか?
マルチプラットフォームのタイトルについてすでに該当のタイトルを保有しているということは考えられます。そのような場合データを引き継ぐことができるのか疑問です。こちらも現時点では何も発表がなく不明です。

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