当記事では、arkhive Gaming Alliance Powered by SunSister GN-A7G37Rの評判とレビューをまとめている。プロゲーミングチーム「SunSister」とのコラボレーションモデルだ。RTX 3070×Ryzen 7 5800X搭載のハイクラスのモデルとなっている。MSI製のCPUファン・マザーボードを採用するなど随所にこだわりが見られるのがポイントだ。コストパフォーマンスが高いというわけではないが、こだわりのモデルを購入したいという方は必見だ。
当ページの目次
arkhive Gaming Alliance GN-A7G37Rのスペック
ブランド名 | arkhive Gaming Alliance Powered by SunSister |
---|---|
製品名 | GN-A7G37R (AG-AZ7X57AGA7-SSGR) |
価格 | 289,800円(税込) |
CPU | Ryzen 7 5800X |
グラフィックボード | GeForce RTX 3070 |
メモリ | DDR4-2666 16GB |
SSD | NVMe 1TB Western Digital製 |
HDD | 4TB |
電源 | 750W GOLD Silverstone製 |
マザーボード | チップセットX570 MSI製 |
コスパ | ★★★★☆☆☆☆☆☆ 4.3 |
各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 240Hz | フォートナイト 140Hz |
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![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
arkhive GN-A7G37Rのゲーミング性能
GeForce RTX 3070(GPU)
RTX 3070は、Ampere世代のハイクラスのグラフィックボードだ。これまでの70番台とは全く異なるモデルとなっている。RTX 2070と比べると30%以上もゲーミング性能が向上している。フルHD環境なら高リフレッシュレートでのゲームプレイが前提でWQHD環境以上でのゲームプレイにも対応できる。
長く使用し続けられるということで将来性も高いので、コストパフォーマンスは良好だ。初期投資がかさんでも長期的に見れば意外とお得感がある。ハイクラス以上なら息の長いモデルとなる傾向にある。このグラフィックボードに合わせるならハイクラス以上のCPUを選択したい。Ryzen 7 5800Xは性能が高いCPUだが、やや物足りないかもしれない。
Ryzen 7 5800X(CPU)
Ryzen 7 5800Xは、8コア16スレッドのマルチスレッド性能の高いCPUだ。Zen 3アーキテクチャになってメモリレイテンシの軽減やIPCの改善が行われている。結果的にゲーミング性能は大幅に引き上げられているのがポイントだ。Ryzen 7 3800XTと比べてもゲーム性能なら10%以上高い。Core i7-11700Kと同等のCPU性能を誇る。次世代のCore i7-12700と比べると性能差は20%とやや大きい。第5世代Ryzenシリーズが登場するまではやや厳しい立場に置かれてしまった。
総合性能
arkhive Gaming Alliance Powered by SunSister GN-A7G37R Rev Player Edition AG-AZ7X57AGA7-SSGRはRyzen 7 5800XとRTX 3070を搭載したゲーミングPCだ。登場からしばらく経っているものの、ハイクラスである性能により多くのゲームを快適にプレイできる。
高解像度・高リフレッシュレートでのゲームプレイも想定された構成は非常に優れている。流石プロゲーミングチームSunSisterとコラボレーションしたモデルである。性能面には何の弱点もない。既存のゲームを快適にプレイできるだけの性能は有しているので安心してほしい。
arkhive GN-A7G37Rの特徴まとめ
コスパよりも品質を重視したいユーザー向け
arkhive Gaming Alliance Powered by SunSister GN-A7G37R Rev Player Edition(AG-AZ7X57AGA7-SSGR)は、性能や価格よりも品質を重視したモデルだ。それもそのはず、展開しているのはあのパソコンショップARKである。豊富なパーツを取り扱い、自作ユーザー御用達のショップだ。当然選択されているパーツは市販された品質や機能性に優れたものだ。
ホワイトボックスを採用したモデルとは一味違う。もちろん、ホワイトボックスにもメリットや強みはあるので、比べるのは違うかもしれないが、品質という点においてはやはり上回る。標準でMSI性のCPUクーラー・マザーボードを搭載している。ストレージはWestern Digital製で、電源ユニットはSilverstone製とこだわりが見られる。
品質は標準構成だけではない。選択できる種類はそれほど多くないにしても、カスタマイズでは様々なメーカーのものを選択できる。フルオーダーメイドなどとは異なり、ある程度厳選されている。そしてしっかり価格に見合った性能なのでパーツの品質や機能は直感的に理解しやすい。中上級者向けに見えて、意外と初心者でもカスタマイズはしやすい。
登場時としては非常に強力なRyzen 7 5800XとRTX 3070の組み合わせ、さらに高解像度にも対応できるメモリ32GB標準搭載だ。NVMe対応SSD 1TB、HDD 4TBの大容量ストレージは用途を選ばない。まさにオールラウンドに対応できる構成を持ち、30万円を下回る価格に調整された完成度の高いモデルと言える。こだわりのあるパーツやケースを採用しており、品質を重視するユーザーにはおすすめだ。
注意点としては、パーツの中には取り寄せのものが含まれている。出荷に20日前後掛かってしまうので、即納パーツに変更することで5日ほどに短縮できるようだ。その即納パーツも在庫があるだけで、安価なパーツではないのでこだわりの強いユーザーにも受け入れやすいもののはずだ。コストパフォーマンスを度外視すれば非常に強力なモデルと言える。
強みがそのまま弱点へ
arkhive Gaming Alliance GN-A7G37R Rev Player Editionは非常に強力で優れたモデルである。それだけは間違いない。品質にこだわったパーツを採用し、玄人も満足できる仕様だ。それこそが最大の強みであり、弱点でもある。現在Ryzen搭載モデルの価格はIntel搭載モデルに比べて割高になっている。
それにしても、Ryzen 7 5800XとRTX 3070の組み合わせで28万円は厳しい。RTX 3080搭載モデルに手が届く価格帯だ。確かにこだわりの強みモデルかもしれないが、純粋に性能だけを見ると安易におすすめしにくい。コストパフォーマンスを重視するなら、品質は一定以上あれば性能を求める方がいい。
ホワイトボックスのパーツは品質では落ちるものの耐久性には優れている。パーツそれぞれよりも、パソコンの性能を重視するなら品質重視のモデルは適していない。例えば、Ryzen 7 5800Xを上回るCore i7-12700、RTX 3070に近い性能を持つRTX 3060 Tiを搭載したモデルであれば20万円台から存在する。
メモリ半減、ストレージでも圧倒的に落ちるモデルではある。しかし、総合的な性能では上回るモデルが8万円ほど安く選択できる。8万円もあれば、ストレージやメモリ容量をカスタマイズで補える。多くのユーザーが満足できる品質で性能を重視するか、圧倒的な品質でコストを無視するかである。
少なくともarkhive Gaming Alliance Powered by SunSister GN-A7G37R Rev Player Editionのようなモデルは誰にでも受け入れられるモデルではない。そのため、一般的なBTOパソコンと比べる事自体が間違いかもしれない。予算に余裕があり、品質にこだわり、一定の性能があればよいならおすすめできる。
しかし、予算を決めているならあまりおすすめできない。強みがそのまま弱点となるモデルは、こだわりの強いモデルにはよくあることだ。決して万人受けするモデルではない。しかし、分かる人には分かる。そんな玄人向けのモデルである。
似ているモデルとの比較
ブランド名 | arkhive Gaming Alliance Powered by SunSister | G-Tune | G-Tune |
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製品名 | GN-A7G37R Rev Player Editio | TD-S2 | TD-S2 カスタマイズ |
価格 | 289,800円(税込) | 209,800円(税込) | 269,420円(税込) |
CPU | Ryzen 7 5800X | Core i7-12700 | Core i7-12700(水冷) |
GPU | RTX 3070 | RTX 3060 Ti | RTX 3060 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 32GB |
SSD | NVMe 1TB | NVMe 512GB | NVMe 1TB |
HDD | 4TB | 非搭載 | 4TB |
電源 | 750W GOLD | 700W BRONZE | 850W GOLD |
マザーボード | X570 | Z690 | Z690 |
公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー | - |
グリスとケースも変更してこの価格なのだから、純粋にコストパフォーマンスを重視するならG-Tune TD-S2の方がおすすめだ。ただし、同等の構成に変更するなら、品質を重視してarkhive Gaming Alliance Powered by SunSister GN-A7G37R Rev Player Edition AG-AZ7X57AGA7-SSGRを選ぶのも悪くない。
G-Tune TD-S2の強みは、カスタマイズをしても価格が安いところにある。構成の勝負ではなく、好みの構成に変更しての価格こそが強みである。そのため、ここまでカスタマイズするとあまり魅力はないので注意してもらいたい。予算がある程度決まっているなら、自由度の高いG-Tune TD-S2がいい。
予算は余り気にせず、ある程度必要な性能が決まっており、品質を重視するならarkhive Gaming Alliance Powered by SunSister GN-A7G37R Rev Player Edition AG-AZ7X57AGA7-SSGRも悪くはないだろう。
arkhive GN-A7G37Rのケースレビュー
当該モデルではINWIN 303を採用している。シンプルながらも高級感のあるデザインで人気が高い。
正面
かなりシンプルなデザインだ。正面のIN WINのロゴ及びI/Oパネル全体がLEDで光る。I/Oパネルは、上から電源ボタン、USB端子×2、ヘッドフォン端子、USB端子×2という配置だ。
左サイド
サイドパネルはワンタッチで取り外すことができる。見た目の良さとメンテナンス性の高さが特徴だ。ミドルタワーモデルで電源を横置きするのがポイントとなっている。エアフロー改善に効果的だ。
管理人による総評(arkhive Gaming Alliance GN-A7G37R)

arkhive Gaming Alliance GN-A7G37Rは、RTX 3070×Ryzen 7 5800X搭載のゲーミングPCだ。フルHD環境で高リフレッシュレートでのゲームプレイを想定しているゲーマーの方はぜひチェックして欲しい。メモリ32GB、SSD 1TB、HDD 4TBと圧巻の構成だ。
これだけの構成があればカスタマイズを考える必要はない。正直コストパフォーマンスは平凡だ。それはこだわりのパーツを選択しているので仕方のない部分だと言える。大手メーカーでMSI製のCPUファンやマザーボードが選択されることは少ない。電源ユニットもSilerstone製で評価が高い。一般的なBTOパソコンでは物足りないという方は必見だ。PCケースもこだわりが見られる。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
289,800円(税込) | Ryzen 7 5800X | RTX3070 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 32GB | 1TB | 4TB |
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