当記事では、FRONTIER GAシリーズ「FRGXH410/WS12」のレビューをしている。GXシリーズ Core i5 + RTX 3060搭載のゲーミングPCだ。セール対象モデルで限定100台の販売となっている。この組み合わせで税込み127,800円という価格はありえない!稀に2,000円~7,000円高くなるものの今は127,800円で落ち着いている。
本当にこの価格でフロンティアが利益を出せるのか疑問に思ってしまうほどだ。CPUがCore i5-10400からCore i5-10400Fに変わりその分価格が下がっている。それだけほかを圧倒する一台に仕上がっている。他社BTOメーカーで言えばGTX 1660 SUPER/GTX 1660搭載モデル並の価格設定だと言える。SSD容量が半減の512GBとなってしまったが、それでも高いコスパを誇ることは間違いない。
当ページの目次
FRGXH410/WS12のスペック
ブランド名 | FRONTIER GXシリーズ |
---|---|
製品名 | FRGXH410/WS12 |
価格 | Windows 10 / 127,800円(税込) |
CPU | Core i5-10400F |
グラフィックボード | GeForce RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 600W BRONZE |
マザーボード | チップセットB560 |
コスパ | ★★★★★★★★★★10.0 over!! |
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各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 144Hz | フォートナイト 60Hz |
---|---|---|---|---|
![]() ★★☆☆☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
FRGXH410/WS12のゲーミング性能
GeForce RTX 3060(GPU)
GeForce RTX 3060は、Ampere世代のミドルクラスのグラフィックボードだ。フルHD環境でのゲームプレイをメインに考えている方向けだと言える。フルHD環境なら60fps以上で安定させることができる。シューティングゲームであれば高リフレッシュモニターを活かすことも現実的だ。
従来モデルのRTX 2060 SUPERよりも少しだけ性能が引き上げられている。AMD製のRadeon RX 6600 XTに比べるとやや性能は劣るが、価格を考えれば妥当な範囲に収まる。その下位モデルであるRX 6600よりも4%程度パフォーマンスが高い。レイトレーシング・DLSS性能についてはそこそこなのでこれらの機能を中心に考えるのは避けよう。
Core i5-10400F(CPU)
Core i5-10400Fは、Intel第10世代の高コスパCPUだ。6コア12スレッドとマルチスレッド性能対応で、動画編集や画像編集にも対応可能だ。従来モデルのCore i5-9400と比べると16%もパフォーマンスが高い。動画視聴・ブラウジング・オフィスソフト使用などであれば余裕がある。すでに旧モデルのCPUとなったが、価格を抑えるという目的を遂行するのに適しているため今でも採用されることが多い。ゲームプレイにおいては必要最低限のCPUだと言える。次世代のCore i5-11400になるとさらに40%高くなるが、価格を抑えるという意味ではCore i5-10400Fの存在価値は高い。
総合性能
FRGXB560/WS3はオーソドックスな性能を持つミドルクラスのゲーミングPCだ。4KやWQHDのような高解像度は苦手だが、フルHDなら非常に優秀な対応力を見せる。Apex Legendsやフォートナイトといった人気タイトルを快適にプレイできる。
また144Hzを超えるリフレッシュレートにも対応しているので、本格的なゲームプレイを想定しているユーザーにもおすすめだ。ゲーミングPCを初めて選択するユーザーから、ミドルスペックへの買い替えを想定しているユーザーまで幅広くおすすめできる。
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FRGXH410/WS12の特徴まとめ
価格帯最強のゲーミングPC
FRGXH410/WS12は、税込み127,800円という価格で販売されていてRTX 3060搭載最安値モデルだ。それは即ち、価格帯最強のゲーミングPCであるということだ。127,800円の対抗モデルはよくてもCore i5とGTX 1660 SUPERを組み合わせたモデルだ。多くはGTX 1660かGTX 1650搭載モデルだ。その価格帯に割って入るFRGXH410/WS12は圧倒的なコストパフォーマンスを誇る。
おそらく、FRGXH410/WS12に対抗できるモデルは登場しないだろう。価格が不安定で値上げと値下げを繰り返し、相場がなかなか変わらない中で攻めたモデルだと言える。この構成で127,800円なら誰にでもおすすめできる。特に初心者や初めてのゲーミングPCを探しているユーザーには強くおすすめしたい。ゲーミングPCに求められる性能をクリアし、他の追随を許さない低価格を実現したモデルだ。
この価格設定は、価格の高騰が始まる前でも安い。そして在庫限定であっても、これは通常ラインナップというのだからフロンティアには驚かされる。FRGXH410/WS12の登場はもしかすると他ショップのゲーミングPCに影響を与えるかもしれない。セールモデルではなくても販売台数限定のモデルなので、大きな影響はないと思う。それでもキャンペーン内容や価格設定を意識する可能性はある。
徐々に相場が落ち着き出せば、Core i5とRTX 3060の組み合わせで13万円台が当たり前になってくるはずだ。その功績の一端はFRGXH410/WS12にあると言っても過言ではない。この状況下で誕生した最強のゲーミングPCは、どういった影響を残すのか楽しみだ。それと同時に、こんな素晴らしいモデルを逃す手はない。販売が終了する前にしっかり選んでおきたい。
ゲームをメインとするならおすすめ
FRGXH410/WS12の評価は非常に高いが、完全無欠なモデルというわけではない。FRGXH410/WS12はCPU性能がそこまで高くないのだ。ゲームをプレイするだけならRTX 3060とバランスは取れるが、ゲーム以外の用途への対応力は高いとは言えない。CPU負荷の高い用途があまり得意ではなく動画の投稿などは苦手な用途となる。
得手不得手がはっきりしているため、FRGXH410/WS12は純粋にゲームを中心とするユーザー向けのモデルと言える。CPU性能をゲームに照準を合わせてCore i5-10400Fを採用して価格を抑えている。この価格はCore i5-10400Fによって実現したものだ。つまり、長所も短所もCore i5-10400Fによって生み出されたものということだ。何でもできるモデルが増えている今、あえてゲームに特化したモデルというのは貴重だ。
純粋なゲーミングPCを探しているユーザーからすると何のデメリットもない。逆に、様々な用途を想定しているユーザーには選びにくいモデルである。ただ、価格を考えればゲーム以外を想定しているユーザーからしても満足できる水準ではあると思う。オールラウンドなモデルのエントリークラスとも言えてしまうのがFRGXH410/WS12のよさだ。
価格が安いことで短所に妥当性を生み出している。もっとも、Core i5-10400Fの性能はCore i7やRyzen 7に比べると低いが、実用面でそこまで困ることはない。多少処理速度が遅いだけで動画のエンコードもしっかり行える。価格以上の快適性はある。専門的なモデルと比べると弱いだけで、ゲーミングPCとしては上等なパフォーマンスだ。
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似ているゲーミングPCと比較
ブランド名 | FRONTIER | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | FRGXH410/WS12 | RM5C-G60T 第11世代Core搭載 |
価格 | 127,800円(税込) | 129,980円(税込) |
CPU | Core i5-10400F | Core i5-11400 |
GPU | RTX 3060 | GTX 1660 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | NVMe 512GB | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 600W BRONZE | 550W BRONZE |
マザーボード | B560 | B560 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
これで価格が安いのだからFRGXH410/WS12の異常性がよく分かると思う。価格は両者とも共通だ。GALLERIA RM5C-G60ではCPUこそ最新のCore i5-11400が搭載されているが、GPUは大幅ダウンのGTX 1660 Tiとなる。メモリの規格や電源容量も僅かな違いがありつつFRGXH410/WS12の方が上だ。
他社メーカーの動向を見ると同等の性能を持つモデルは15万円台後半だ。FRGXH410/WS12よりも3万円ほど高いことになる。予算が12万全前後ならFRGXH410/WS12を選んで損はない。むしろこれ以外の選択肢がないほどだ。ミドルクラスのゲーミングPCを探しているユーザー全てにまずはチェックしてほしい。予算が15万円前後でも推奨したいモデルである。
GXシリーズケース詳細
2020年9月23日に新発売となったケースだ。最新モデルらしくエアフローと拡張性の高いミニタワーとなっている。
正面
フロンパネルが一新された。これによって高級感のあるデザインとなっている。縦に入った赤色のラインがオシャレだ。
右側面
右側面はすっきりとしている。
左側面1
排気口は左側に配置されている。
左側面2
左側面に大型の排気口が設けられている。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載しても安心だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体上部にまとめられている。USB Type-A 3.2 Gen1×2、USB 2.0×2、ヘッドフォン端子、電源ボタンが配置されている。
管理人による総評(FRGXH410/WS12)

FRGXH410/WS12は、RTX 3060×Core i5-10400F搭載のゲーミングPCだ。フロンティアの台数限定セール対象モデルでかなりお得なモデルとなっている。台数限定と言ってもセール期間中に在庫が追加されたり、次回のセールで復活したりとなるケースもあるので極端に急ぐ必要はない。(もし再販がなければごめんなさい..)
昨今のゲーミングPC価格高騰の影響を一切受けていないのではないかと思えるほどだ。ミドルクラスのゲーミングPC購入を考えている方は必ずチェックしておこう。比較対象モデルと比べてもいかにお得なモデルなのかということがわかるだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
127,800円(税込) | Core i5-10400F | RTX3060 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB | 非搭載 |
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FRGXH410/WS12を販売しているBTOメーカーフロンティアの特徴や評判をまとめている。セールがお得なメーカーで人気がある。フロンティアの人気モデルも紹介。
当サイトでレビューをしている全てのゲーミングPCを表でまとめている。一覧で見れば、ゲーミングPCの構成や相場感を把握することができる。
入門ゲーミングPCを探しており、GALLERIA RM5C-G60を検討していたのですが、価格が現在高騰しており、当記事のPCのほうが良いかな?と思い始めました。
①年末年始に(通常の雰囲気だと)、まだ同価格でセールになる可能性はあるのか?
②サイトを見ると、全く同じ価格で「FRGXB560/WS37F i5-10400F/16GB/1TB NVMe SSD/RTX3060」があり、違いがストレージ容量とチップセット?くらいしかわからないが、当記事の商品のほうが良いのか?
以上2点について、お答えいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
度々すみません。
当記事のリンク先をよく見ると、H570、512GB の商品に飛んでいます。
記事内で紹介されているのは、B560、1TBで、その商品も存在し、前述の商品と全く価格差がありません。
チップセットを重視するのか、ストレージ容量を重視するのかは、どのような尺度になるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
>①年末年始に(通常の雰囲気だと)、まだ同価格でセールになる可能性はあるのか?
年末年始だともう少しお得なモデルが登場する可能性もあります。FRGXB560/WS37Fと同等以上のモデルを期待できます。待てるのであれば待つ方が良いでしょう。ただし、年末年始に購入すると受け取るのが遅くなってしまうのが悩ましいですね。
>②サイトを見ると、全く同じ価格で「FRGXB560/WS37F i5-10400F/16GB/1TB NVMe SSD/RTX3060」があり、違いがストレージ容量とチップセット?くらいしかわからないが、当記事の商品のほうが良いのか?
当記事の商品の方が良いです。単純にストレージ容量が多いためです。
チップセットはたしかにH570の方が優れていますが、この性能帯でチップセットの差を体感することは難しいと思います。
ベンチマークにも差が生じない程度でしょう。
コスパ的にもB560の方が優秀です。
チップセットの違いは下記記事にまとめていますので参考にしてください。
簡単に言うとレーン数やUSBの数などが異なります。すでに記載しているとおりそれほど気にしなくてもよいでしょう。
参考:マザーボードの種類(チップセット)一覧【2021年】
価格差はチップセット・ストレージよりも採用されているPCケースによるものだと考えられます。
当記事のGXシリーズはミニタワー(幅190mm×奥行421mm×高さ356mm)です。サイズはドスパラのミニタワー(幅220mm×奥行440mm×高さ425mm)よりも一回り小さいです。GAシリーズ(幅200mm×奥行485mm×高さ423mm)がドスパラのミニタワー+αぐらいです。将来的にグラフィックボードを換装する予定がある場合などは拡張性の高いGAシリーズを選択しておくと良いかもしれません。
ご丁寧に回答いただき、ありがとうございます。
①そこまで急いでおりませんので、年末年始まで、待つことにします。
年末年始期間に、おすすめなPCの紹介などは、当サイトにて紹介の予定はございますでしょうか?
②チップセットには大差なく、ストレージ優先で良いとのこと、理解しました。
GXシリーズとGAシリーズを見比べて、ケースのサイズ感が微妙に異なるのも疑問でしたが、拡張性によるものなんですね…!
ご返信いただきありがとうございます。
>①そこまで急いでおりませんので、年末年始まで、待つことにします。
>年末年始期間に、おすすめなPCの紹介などは、当サイトにて紹介の予定はございますでしょうか?
はい、年末年始も更新を行います。
セール情報だけではなく福袋の情報も記事にする予定です。
ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
はじめまして。
こちらのPC検討しています。
息子にゲーミングPCを購入するため、パソコンに詳しくないので調べていてこちらのサイトにたどり着きました。
こちらのサイトは、最新の情報が掲載されていて助かります。
(他のサイトだと、いいなと思って飛ぶとその型のものが売り切れていたり価格高沸していることがほとんどなので)
こちらのパソコンですが、オプションにてcorei7-10700Fへ変更できることがわかりました。
こちらに変更しても、やはり他のパソコンと比較してもかなりお安いのではと素人が調べたながらに思っているのですが、所詮CPUが何だかわからなかった素人が感じたことですので、管理人さんの見解をお伺いしたくコメントさせていただきました。
もしよろしければお返事いただけますと幸いです。
初めまして。
ゲーミングPC徹底解剖サイトの管理人でございます。
下記ご回答申し上げます。
FRGXB560/WS37Fは非常に優れたモデルです。
ただし、CPUをカスタマイズしてしまうと魅力である価格に対する評価が損なわれてしまいます。
確かにCore i5-10400Fでは心もとない部分はあるのも事実ですが、Core i7-10700Fへのアップグレードに2万円掛かってしまうのはあまりよくありません。
FRGXB560/WS37Fを選ぶのは、その価格が抑えられているからこそです。
現在のRTX 3060搭載モデルは価格が不安定で、その多くが17万円を超えるほど高騰しています。
FRGXB560/WS37Fのように、価格が抑えられたモデルは非常に珍しいです。
例えば、上位のRTX 3060 Ti搭載モデルがCore i7-10700と同等のCPUを搭載して税込158,980円、安価な場合は税込155,980円で存在します。
カスタマイズで価格を上げてしまうと、上位モデルに価格が接近してしまい評価が落ちます。
第10世代のCore i7-10700/Fの性能は第11世代のCore i5-11400/Fと同等です。
現行が第12世代Core iシリーズなので2世代落ちたCPUとしてはカスタマイズに掛かる費用が高く感じます。
○予算を上げたおすすめモデル
もしも、カスタマイズしてでもCPU性能を上げたいと考えているのであればこちらの製品もチェックしてみてください。
・LEVEL-M056-114-SAX(158,980円)
https://bit.ly/3ILDBRQ
RTX 3060 TiはRTX 3060と型番はよく似ていますが、性能は大きく異なります。
RTX 3060 Tiは現行のグラフィックボードで唯一価格が高騰せず安定しています。
そのため、下位モデルのRTX 3060搭載モデルより安く、上位のRTX 3070と同等の性能です。
○i7-10700Fへのアップグレードと同等の予算のおすすめモデル
予算が15万円以内であっても、他にいくつか選択肢はあります
FRGXB560/WS37FのCPUをカスタマイズしても、比較的安価であることは間違いありません。
性能だけで言えば並ぶ性能を持つモデルは存在しています。
・LEVEL-M056-114-RBX(150,980円)
https://bit.ly/3yi2HCM
性能や価格は非常に近いモデルです。
構成はFRGXB560/WS37Fの方が上です。
通常のFRGXB560/WS37Fは対抗できる製品が存在しませんが、カスタマイズすると対抗できるモデルが出てきます。
セール・キャンペーンモデルはそのコストパフォーマンスが魅力です。
CPUに不満があるなら、CPUの優れたモデルを選ぶ方がいいでしょう。
FRGXB560/WS37Fは予算を抑えたい、13万円以内に抑えたいという場合には非常に優れたモデルです。
カスタマイズをしないことが前提です。
一方で、それ以上の予算がある場合あるいはカスタマイズを検討している場合はおすすめしにくいモデルです。
Core i7-10700へのアップグレードを考えていらっしゃるならグラフィックボードの性能も上げて下記モデルが良いと思います。
・LEVEL-M056-114-SAX(158,980円)
https://bit.ly/3ILDBRQ
→初めに紹介したモデルと同じです。
以上。
よろしくお願いいたします。