当記事では、FRONTIER GAシリーズ「FRGXB560/WS12」のレビューをしている。台数限定セールの対象モデルだ。売り切れになっても再販される可能性もあるので台数はそれほど気にしなくてもよいかもしれない。
税込み11万円で購入できるのが最大の特徴だ。昨今のゲーミングPC価格高騰の状況下では非常に希少なモデルだと言える。設定を下げることに抵抗がなければ魅力的な選択肢となるだろう。競合モデルが値上げを実施したため相対的に評価を上げたモデルだ。
当ページの目次
FRGXB460/WS17のスペック
ブランド名 | FRONTIER GAシリーズ |
---|---|
製品名 | FRGXB560/WS12 |
価格 | Windows 10 / 116,800円(税込) |
CPU | Core i5-10400F |
グラフィックボード | GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 600W BRONZE |
マザーボード | チップセットH570 |
コスパ | ★★★★★★★★☆☆ 8.4 |
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各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 144Hz | フォートナイト 60Hz |
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![]() ★☆☆☆☆ | ![]() ★★★☆☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★☆ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
FRGXB560/WS12のゲーミング性能
Core i5-10400F(CPU)
Core i5-10400Fは、Intel第10世代の高コスパモデルとなっている。6コア12スレッドとスペックは平均的だ。当時のCore i3シリーズやRyzen 3シリーズと比べると一線を画する性能を有する。ただし、2世代前のモデルということで性能的には物足りなさがある。現行のCore i3-12100よりも劣ってしまうが、ゲーム実況・動画編集・画像編集にも対応可能だ。
もちろん上位モデルと比べると性能は劣るため妥協は必要となる。AMDの低価格帯を支えるRyzen 5 3500に近い性能でゲームプレイにおいて必要最低限の性能を持つに留まる。将来性が高いわけではない点は理解しておく必要がある。次世代モデルのCore i5-11400との性能差は40%前後だ。現行のCore i5-12400になると2倍以上も性能が高くなる。6コア12スレッドというスペックは共通だが、CPUコアの改良で性能が引き上げられている。当然ゲーミング性能も大きく向上している。
GeForce GTX 1660 SUPER(GPU)
GeForce GTX 1660 SUPERは、Turing世代のミドルクラスのグラフィックボードだ。現行のAmpere世代のエントリークラスであるRTX 3050と同等の性能を持つ。価格を抑えたいユーザーの方におすすめだ。一時GTX 1660 SUPERの在庫が不安定だったがフロンティアからは搭載モデルがリリースされている。
このクラスのモデルならフルHD環境で設定調整を行えば新しいタイトルにも対応することが可能だ。GTX 1660との性能差は数%程度だ。実際性能差を体感できる機会はないだろう。なお、GTX 16シリーズはレイトレーシングやDLSSなどの機能は除外されている。Core i5-10400Fとの組み合わせは特に問題はない。
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FRGXB560/WS12の特徴まとめ
希少なGTX 1660 SUPER搭載モデル
FRGXB560/WS12はグラフィックスにGTX 1660 SUPERを搭載しているゲーミングPCだ。ローエンドクラスとして王道の性能を持っている。かつてはミドルクラスだったが、時間が経ちローエンドクラスあるいはライトミドルクラスに落ち着いた。また、GTX 1660 SUPER自体ゲーミングPC搭載のグラフィックスとしては完全に姿を消していたがここに来てまさかの展開だ。
それほどグラフィックボード及び半導体不足が深刻なのだろう。GTX 1660搭載モデルがほとんどの中でこのGTX 1660 SUPERの存在は大きい。フルHD環境でのゲームプレイを考えているなら問題ないはずだ。最新タイトルでも設定を下げれば対応できる。Core i5-10400Fとの相性も良好でバランスに優れている。
予算的にも問題がないのであれば選択肢に入れてもよいかもしれないが、CPU性能が低いことがネックとなってしまう可能性がある点は理解しておく必要がある。場合によっては予算を増やしてCore i5-12400搭載モデルを検討しよう。
現在の市場においては比較的価格が抑えられている
GTX 1660 SUPER×Core i5-10400搭載で税込み119,800円という価格設定は健闘していると言える。価格が高騰する前であれば10万円~11万円で購入できたことを考えてもかなり落ち着いてきている印象を受ける。現在RTX 3060搭載モデルが税込み16万円前後になっている今の状況を考えても悪くない選択ではないだろうか。
その上で当該モデルは構成も充実している。メモリ16GB、SSD 512GB NVMeとライトミドルクラスの性能を考えると必要十分だ。上位モデルと比べても遜色がなく、他のBTOメーカーのラインナップと比べても優位性がある。このモデルならカスタマイズをしてなくてもすぐに使用できる充実の構成は評価できる。フロンティアだからこそ実現できる一台だと言える。
ドスパラのraytrekシリーズやMagnateシリーズで非常に優れたモデルがあったが、今は消滅してしまった。今の市場を考えるとFRGXB560/WS12はゲームプレイだけを考えると非常に魅力的なモデルだと言える。
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似ているゲーミングPCと比較
ブランド名 | FRONTIER | LEVEL∞ |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | FRGXB560/WS12 | LEVEL-M066-124-RJX |
価格 | 119,800円(税込) | 139,980円(税込) |
CPU | Core i5-10400F | Core i5-12400 |
GPU | GTX 1660 SUPER | GTX 1660 SUPER |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 600W BRONZE | 500W BRONZE |
マザーボード | H570 | B660 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
ゲームプレイ時のフレームレートだけを考えれば旧世代のCore i5-10400Fでも大きなマイナスとはならない。そのため、ゲームメインに考えているのか動画編集などのクリエイター作業を考えているのかで選択肢が変わる。当然ゲームプレイだけならFRGXB560/WS12でも問題ないということだ。クリエイター作業も行いたいなら現行のCore i5-12400を搭載したLEVEL-M066-124-RJXが好ましい。
メモリ・SSDは共通だ。電源ユニットについては600W BRONZEを採用しているFRGXB560/WS12が少しだけ上回っている。マザーボードチップセットはそれぞれのCPUに合った廉価モデルが採用されている。価格を抑えるために有効な手段だ。両モデルを比べるとやはりFRGXB560/WS12のコスパの高さが光る。
GXシリーズケース詳細
2020年9月23日に新発売となったケースだ。最新モデルらしくエアフローと拡張性の高いミニタワーとなっている。
正面
フロンパネルが一新された。これによって高級感のあるデザインとなっている。縦に入った赤色のラインがオシャレだ。
右側面
右側面はすっきりとしている。
左側面1
排気口は左側に配置されている。
左側面2
左側面に大型の排気口が設けられている。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載しても安心だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体上部にまとめられている。USB Type-A 3.2 Gen1×2、USB 2.0×2、ヘッドフォン端子、電源ボタンが配置されている。
管理人による総評(FRGXB560/WS12)

FRGXB560/WS12は、Core i5-10400F×GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPCだ。半導体不足の影響で各BTOメーカーでの取り扱いが激減中のGTX 1660 SUPERを搭載していてかつ価格が抑えられているのはポイントが高い。税込み11万円台なら買いのモデルだと言える。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方に最適だ。ライトミドルクラスモデルとして評価は上々だ。価格を重視したいのかあるいはCPU性能を重視したいのかを基準に考えよう。価格重視ならこのモデルは買いだ。なお、台数限定モデルだが、何度も再販されているため急ぎで購入する必要性は薄い。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
119,800円(税込) | Core i5-10400F | GTX1660Super |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512B | 非搭載 |
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