当記事では、FRONTIER GAシリーズ「FRGXB560/WS2/NTK」のレビューをしている。フロンティアの台数限定セールの対象モデルだ。Core i5-10400F×RTX 3050搭載のエントリークラスの一台となっている。昨今の価格高騰の中において税込12万円台と魅力的な価格設定だ。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方は必見だ。ただし、注意すべき点もある。それはCPUが2世代前のCore i5-10400Fだということだ。現行モデルのCore i5-12400と比べると性能はツーランク以上落ちてしまう。ゲームプレイ以外の用途を考えているなら避けた方がよいだろう。
当ページの目次
FRGXB560/WS2/NTKのスペック
ブランド名 | FRONTIER GXシリーズ |
---|---|
製品名 | FRGXB560/WS2/NTK |
価格 | 126,800円(税込) |
CPU | Core i5-10400F |
グラフィックボード | GeForce RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 850W GOLD |
マザーボード | チップセットB560 |
コスパ | – |
各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 240Hz | フォートナイト 140Hz |
---|---|---|---|---|
![]() ★☆☆☆☆ | ![]() ★★☆☆☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★☆☆ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
FRGXH410/WS12のゲーミング性能
Core i5-10400F(CPU)
FRGXH410/WS12で採用されているCPUは、Intel第10世代のCore i5-10400だ。6コア12スレッドというスペックを持っている。2022年時点では性能が高いとは言えない。下位モデルに当たるCore i3-12100にも劣ってしまう。それでもエントリークラスであるRTX 3050に合わせるCPUとして考えると候補に入れてもよいだろう。ゲームプレイにおいて最小限の性能だと考えておこう。本格的に動画編集や画像編集などの作業を行いたいという方は原稿のCore i5-12400を選択する方がよい。
GeForce RTX 3050(GPU)
当該モデルではAmpere世代のエントリークラスであるGeForce RTX 3050を搭載している。50番台ながら性能的にはTuring世代のGTX 1660 SUPERと同等だ。ターゲットとなるのはフルHD環境でのゲームプレイだ。設定を調整することを前提とすればある程度対応できる。将来性が高いわけではないので、とにかく価格を抑えたいユーザーの方向けだと言える。レイトレーシング性能についてもそれほど期待しない方がよい。
FRGXB560/WS2/NTKの特徴まとめ
RTX 3050搭載モデルの最安値クラスの一台
FRGXB560/WS2/NTKはとにかく価格の安さを追求したゲーミングPCだ。RTX 3050搭載モデルとして最安値クラスとなっている。フロンティアの台数限定モデルでお得感がある。年明け以降ゲーミングPCの価格が上昇傾向にあって、RTX 3050搭載モデルの相場は15万円前後だ。相場よりもおよそ15%安く購入できるということになる。
構成も非常に優秀だ。メモリ16GB・SSD 512GBと必要十分だと言える。さらに、電源ユニットは850W GOLDと充実している。これなら将来的にパーツの換装にも対応しやすい。意外とコストの掛かる部分なので大きなメリットだと言える。マザーボードのチップセットはB560だ。
CPU性能が低いことがネックとなる
FRGXB560/WS2/NTKの弱点はCPU性能が低いことだ。Intel第10世代のCore i5-10400は今となってはやや物足りない。月日が流れて一気に下位モデルまで落ちてしまっている。かろうじてRTX 3050とバランスが取れる程度だ。
現行モデルのCore i3-12100よりも劣る性能は気になってしまう。価格を抑えるために仕方がないところだ。動画編集・ゲーム実況などの用途には不向きと言わざるを得ない。もっともゲームプレイだけを考えるならそれなりのフレームレートは稼げる。
似ているゲーミングPCと比較
ブランド名 | FRONTIER | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | FRGXB560/WS2/NTK | RM5C-G60S |
価格 | 126,800円(税込) | 139,980円(税込) |
CPU | Core i5-10400F | Core i5-12400 |
GPU | RTX 3050 | GTX 1660 SUPER |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 850W GOLD | 550W BRONZE |
マザーボード | B560 | B660 |
公式 | 公式 | 公式 |
グラフィック性能については同等と考えてもよいだろう。ただし、GTX 1660 SUPERはレイトレーシング・DLSSといった機能には対応していない。もっともRTX 3050でもこれらの適性が高いわけではないのでそれほど気にしなくてもよいと思う。メモリ・SSDは同等だ。電源ユニットについてはFRGXB560/WS2/NTKが優勢だ。この性能帯で850W GOLDは驚くしかない。マザーボードのチップセットは同等だ。
これら2つを比較するとGALLERIA RM5C-G60Sの方がバランスがよいのではないかと思う。少しでも安くゲーミングPCを購入したいならFRGXB560/WS2/NTKが候補に入る。
GXシリーズケース詳細
2020年9月23日に新発売となったケースだ。最新モデルらしくエアフローと拡張性の高いミニタワーとなっている。
正面
フロンパネルが一新された。これによって高級感のあるデザインとなっている。縦に入った赤色のラインがオシャレだ。
右側面
右側面はすっきりとしている。
左側面1
排気口は左側に配置されている。
左側面2
左側面に大型の排気口が設けられている。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載しても安心だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体上部にまとめられている。USB Type-A 3.2 Gen1×2、USB 2.0×2、ヘッドフォン端子、電源ボタンが配置されている。
管理人による総評(FRGXH410/WS12)

FRGXH410/WS12は、Core i5-10400F×RTX 3050搭載のゲーミングPCだ。セール対象モデルでオトクな価格設定となっている。RTX 3050搭載モデルで税込12万円台は破格だ。注意すべきはCPUに旧世代のCore i5-10400Fを搭載していることだ。ゲームプレイだけを考えるなら及第点だが、動画編集などのクリエイター作業を行いたい方は現行モデルを検討した方がよいだろう。グラフィックス性能を重視するか、CPU性能を重視するかといったところだ。メモリ16GB・SSD 512GBと構成も必要十分だと言える。電源ユニットは850W GOLDをオーバースペックだが、プラスに考えてよさそうだ。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
126,800円(税込) | Core i5-10400F | RTX3050 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB | 非搭載 |
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