当記事では、フロンティアのGXシリーズ「FRGXB660/WS126/NTK」のレビューを行った。当該モデルはCore i5-12400F×RTX 3050搭載のエントリークラスのゲーミングPCだ。フロンティアの台数限定セール対象モデルとなる。通常ラインナップよりも安く非常にコストパフォーマンスに優れている。
この組み合わせなら相場的には税込15万円台だ。相場よりも10%程度安くお得感がある。エントリークラスのゲーミングPCを探しているなら必ずチェックして欲しい。同時に+4,800円で購入できる同じフロンティアのRTX 3060搭載モデル「FRGXB660/WS901/NTK」も確認しておこう。性能的にはワンランク以上のゲーミング性能を得られる。
当ページの目次
FRGXB660/WS126/NTKのスペック
ブランド名 | FRONTIER GXシリーズ |
---|---|
製品名 | FRGXB660/WS126/NTK |
価格 | 140,000円(税込) |
CPU | Core i5-12400F |
グラフィックボード | GeForce RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 600W BRONZE |
マザーボード | チップセットB660 |
コスパ | ★★★★★★★☆☆☆ 7.0 |
各タイトルの対応表
Final Fantasy 14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | フォートナイト 240Hz | フォートナイト 144Hz |
---|---|---|---|---|
![]() ★★☆☆☆ | ![]() ★★★☆☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★☆☆ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
FRGXB660/WS126/NTKはCore i5-12400FとRTX 3050を搭載したゲーミングPCだ。控えめな性能ながら、設定次第で最新のゲームも快適にプレイできる。現行のモデルとしては最低限のモデルだ。Core i5-12400Fの処理性能が高いことから、ゲーム以外への対応力に優れている。ゲームでは高リフレッシュレートがあまり得意ではないので、エントリー向けPCという認識の方がよさそうだ。60HzであればApex Legendsも快適にプレイできる。
FRGXB660/WS126/NTKのゲーミング性能
Core i5-12400F(CPU)
FRGXB660/WS126/NTKで採用されているのはIntel第12世代のCore i5-12400だ。6コア12スレッドと従来モデルのCore i5-11400と同等のスペックながらCPUコアの改良でパフォーマンスが引き上げられている。性能差は27%と大きい。従来モデルのCore i7-11700を上回る性能は圧巻だ。
Ryzen 7 3700XやRyzen 5 5600Xでさえも上回っている。ゲーム実況・動画編集・画像編集などのクリエイター作業もある程度こなせると考えてよい。ゲーミングCPUとしての評価はまずまずでCore i5-11400と同等以上だ。エントリークラスのグラフィックボードと合わせるには魅力的な選択肢となるだろう。
GeForce RTX 3050(GPU)
当該モデルではAmpere世代のエントリークラスであるRTX 3050を搭載している。従来モデルのGTX 1650と比べて50%以上もパフォーマンスが高い。GTX 1660 Ti/GTX 1660 SUPERと同等のゲーミング性能を持っている。フルHD環境で設定を調整すれば十分ゲームプレイに対応可能だ。タイトルによっては高リフレッシュレートでのゲームプレイも行える。競合モデルであるRadeon RX 6500 XTと比べても20%以上も上回っている。50番台のグラフィックボードもここまで性能の底上げが行われているのは心強い。
FRGXB660/WS126/NTKの特徴まとめ
14万円台で最も強力なモデル
FRGXB660/WS126/NTKは、Core i5-12400F×RTX 3050搭載のフロンティアの期間限定セールの対象モデルだ。このFRGXB660/WS126/NTKは非常に優れたコストパフォーマンスを持っており、14万円台で最も優れたモデルの一つと言える。この組み合わせの相場が15万円台であることを考えると10%以上も安く購入できるということだ。
これまで、14万円台で有力だったのはRyzen 5 3600とRTX 3050を搭載したモデルだ。FRGXB660/WS126/NTKはCPUにより性能の高いCore i5-12400Fを採用していてCPU性能で圧倒的な差を付けている。ただし、比較的新しいモデルであっても、グラフィックスもエントリークラスの50番台で最低限であることからゲームの性能はあまり高くない。
FRGXB660/WS126/NTKの魅力は抑えられた価格にある。GTX 1650が11万円台、GTX 1660 SUPERが13万円台で展開されている。RTX 3050搭載モデルは15万円台~16万円台が多い。ほぼRTX 3060と同等の価格だ。RTX 3060と比べて性能では明確に落ちるのに、価格では並んでしまうのがRTX 3050の弱点だ。その弱点を少しだけ克服したのFRGXB660/WS126/NTKである。GTX 1660 SUPER搭載モデルに大きく近づく144,800円という価格設定は強力だ。
予算を抑えたいユーザーにとっては有力な選択肢になる。また、価格帯最高の総合性能を有していることもあり、予算がこのあたりなら他に選択肢はない状態だ。ミドルクラスとは言えないまでも、最新のゲームも設定次第でプレイできる性能はあるので、エントリークラスとしておすすめしやすい。
性能の特性を理解しておこう
FRGXB660/WS126/NTKは控えめな性能と価格で、選びやすさを演出したモデルだ。Core i5-12400Fの処理性能自体は従来のCore i7-11700を凌駕する。ゲームプレイにおいても同等の性能を期待できる。コア/スレッド数が物理的に少ないことで動画編集などの作業では不利になってしまう。あくまでも低価格帯のゲーミングPCを探している方向けだ。
ゲーム実況や動画編集などを考えている方は現行のCore i5-13600K搭載モデル以上を選択するのがよいだろう。グラフィックボードについてもあくまでも50番台のグラフィックボードで高い性能は期待できない。将来性が高いモデルというわけではなく、ライトゲーマー向けだと言える。それでもメモリ16GB、SSD 500GBと最低限必要な構成を持つ。
選びやすい価格と扱いやすい性能を持っており、価格以上の価値があるモデルと言っても過言ではない。その特性上、どうしてもコアなゲーマーにはおすすめしにくい部分がある。本格的なゲームプレイを目指すなら、性能面にやや不安がある。価格以上の価値はあっても、性能自体は控えめであることを忘れてはいけない。
似ているゲーミングPCと比較
ブランド名 | FRONTIER | FRONTIER |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | FRGXB660/WS126/NTK | FRGXB660/WS901/NTK |
価格 | 140,000円(税込) | 144,800円(税込) |
送料 | 2,200円(税込) | 2,200円(税込) |
CPU | Core i5-12400F | Core i5-12400F |
GPU | RTX 3050 | RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 600W BRONZE | 600W BRONZE |
マザーボード | B660 | B660 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
GXシリーズケースレビュー
2020年9月23日に新発売となったケースだ。最新モデルらしくエアフローと拡張性の高いミニタワーとなっている。
正面
フロンパネルが一新された。これによって高級感のあるデザインとなっている。縦に入った赤色のラインがオシャレだ。
右側面
右側面はすっきりとしている。
左側面1
排気口は左側に配置されている。
左側面2
左側面に大型の排気口が設けられている。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載しても安心だ。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体上部にまとめられている。USB Type-A 3.2 Gen1×2、USB 2.0×2、ヘッドフォン端子、電源ボタンが配置されている。
管理人による総評(FRGXB660/WS126/NTK)

FRGXB660/WS126/NTKは、Core i5-12400F×RTX 3050搭載のゲーミングPCだ。フロンティアのセール対象モデルでコストパフォーマンスが高い。この組み合わせで税込14万円という価格はフロンティアでしかできないのではないかと思う。競合モデル不在の圧倒的な一台だ。ゲーミング性能はエントリークラスのモデルでフルHD環境でのゲームプレイに最適だ。
設定次第では十分対応できるポテンシャルを持つ。メモリ16GB、SSD 512GBという構成だ。性能帯を考えると十分だろう。性能が高いモデルというわけではなく、場合によっては妥協が必要になる。その点さえ受け入れられるなら購入して後悔することはないはずだ。+4,800円で選択できるフロンティアの上位モデルの購入も検討するとよいだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
140,000円(税込) | Core i5-12400F | RTX3050 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512B | 非搭載 |
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