当記事では、G-Tune E7の評判とレビューをまとめている。RTX 3060 Mobile×Core i5-11400H搭載のミドルクラスのゲーミングノートPCだ。ここ最近はラインナップが減少傾向にある17.3インチの大型モニターを搭載しているのが魅力となっている。
一般的な15.6インチモデルよりも本体自体が大きくなりポータブル性も犠牲となってしまうが、ゲームに没頭しやすくなるというメリットがある。持ち運びよりもゲームプレイの快適性・没頭性を重視される方におすすめだ。ゲーミングノートPCの中でも最もデスクトップパソコンに近い存在だと言える。
当ページの目次
G-Tune E7のスペック
ブランド名 | G-Tune |
---|---|
製品名 | E7 |
価格 | Windows 11 / 208,780円(税込) |
CPU | Core i5-11400H |
グラボ | GeForce RTX 3060 Laptop |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
液晶サイズ | 17.3インチ 144Hz対応 |
重さ | 約1.73kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.0時間 |
コスパ | ★★★★★★☆☆☆☆ 6.3 |
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各タイトルの対応表
FF14 | Apex Legends | フォートナイト |
---|---|---|
![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
G-Tune E7のゲーミング性能レビュー
GeForce RTX 3060 Mobile(GPU)
G-Tune E7で搭載されているグラフィックスはミドルクラスのRTX 3060 Mobileだ。前世代のRTX 2060 Mobileと比べて8%程度ゲーミング性能が向上している。その上位モデルであるRTX 2070 Mobileをも上回る性能は素晴らしい。下位モデルのRTX 3050 Tiとの性能差は55%とかなり大きく一線を画している。
フルHD環境ならどのタイトルでも60fps以上で安定させられる性能を持つ。Apex LegendsやFortniteなど比較的負荷の低いタイトルなら120fps以上で安定させることが可能だ。ただし、デスクトップ向けのRTX 3060と比べると性能差は大きく19%程度となる。型番は同じでも性能は全く異なるものだということを理解しておこう。
Core i5-11400H(CPU)
当該モデルで採用されているCore i5-11400Hは高コスパが特徴のCPUとなっている。末尾にHを冠したハイパフォーマンスモデルのCPUとしては性能は控え目だが、従来モデルのCore i5-10300Hと比べて性能が80%以上も性能が向上している。4コア8スレッドから6コア12スレッドへとスペックが引き上げられたのはメリットだろう。
Core i7-10875Hを上回る性能は圧巻だ。動画編集・画像編集・WEBデザインなどのクリエイター作業への適応力も増している。ゲーミングCPUとしての評価も上々でミドルクラスのRTX 3060 Mobileとの相性もよい。Intel第11世代Core iシリーズではCore i5-11300Hではなく、Core i5-11400Hを搭載したモデルの方が多くなっている。
G-Tune E7の特徴
希少な17.3インチ採用ゲーミングノートPC
G-Tune E7は、17.3インチの大型モニターを搭載したゲーミングノートPCとなっている。最近は15.6インチや14.0インチモデルが中心で17.3インチモデルは激減中だ。17.3インチモデルというだけで価値がある状態だと言える。本体が大きいことによるメリットはやはり視認性がよくなり、ゲームプレイが行いやすくなるということだ。ブラウジングをしたり、アプリを使用したりといったケースでもメリットがある。
一方で、17.3インチモデルのデメリットとしては価格が上がってしまうことと本体重量が重く持ち運びがしづらくなってしまうことが挙げられる。また、ラインナップが少なく限られたモデルの中から選ぶ必要があるというのもデメリットになるかもしれない。好みのデザイン・CPUとGPUの組み合わせ・構成などが見つかれば問題はないが…
17.3インチのゲーミングノートPCの場合、基本的には本体重量が2.5kgを超えてしまうことになるのでかなり重い。カバンに入れて持ち運ぶことも難しく専用のバッグを用意しなければいけない。車移動がメインの方でないとなかなか持ち運ぶことはできないと理解しておく必要がある。
Thunderbolt 4&Wi-Fi 6対応の次世代モデル
G-Tune E7は、次世代モデルらしく最新規格のThunderbolt 4及びWi-Fi 6に対応している。ゲームプレイやPC作業が快適になること間違いなしだ。Thunderbolt 4とはUSB Type-C端子を使ったデータ伝送規格のことでより高速な通信が可能となる。今後は主流になっていくのではないかと思う。G-Tune E7ではこのThunderbolt 4を使ってモニター出力を行える。DisplayPort、HDMIと合わせて4つのモニター(本体+3)を使用可能だ。
Wi-Fi 6は新しい通信規格でより快適なネット環境を構築することができる。従来の第5世代のWi-Fi 5と比べて40%程度高速化(バッファロー, 2021)された。データ通信量が多くなりがちなゲームでは大きなメリットとなる通信規格だ。また、自宅で複数のデバイスを接続する際など混雑時に強くかつ省エネだというメリットもある。Wi-Fi 6はゲーミングノートPCに適しているということがわかる。
RTX 3060 Mobile搭載モデルとしてはコスパが悪い
当該モデルはRTX 3060 Mobile搭載モデルとしては価格が高めでコストパフォーマンスが低いゲーミングノートPCだ。15.6インチのモデルと比べるとかなり高く、17.3インチのモデルと比べても20%以上も価格設定が高くなっている。高価になりがちな17.3インチモデルで割高感があるのは辛いところだ。
セール&キャンペーンが実施されてもその差を埋めることはできずコストパフォーマンス重視で選びたい方にはおすすめできない。他社BTOメーカーの製品を購入すれば数万円単位で費用を抑えられる。基本的にはG-tuneブランドが好きな方向けだ。比較対象モデルの確認が必須となる。
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他社ゲーミングノートPCとの比較
ブランド | G-Tune | LEVEL∞ | GIGABYTE |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
型番 | E7 | LEVEL-17FX161-i7-RASX | AORUS 17G KD-72JP325SH |
価格 | 208,780円(税込) | 184,980円(税込) | 263,780円(税込) |
液晶サイズ | 17.3インチ144Hz | 17.3インチ144Hz | 17.3インチ300Hz |
重量 | 約2.59kg | 約2.63kg | 約2.70kg |
バッテリー駆動時間 | 約5.5時間 | 非公開 | 約8.0時間 |
CPU | Core i5-11400H | Core i7-11800H | Core i7-11800H |
GPU | RTX 3060 | RTX 3060 | RTX 3060 |
最大グラフィックスパワー | 130W | 130W | 130W |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 500GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
Thunderbolt 4 | ○ | ○ | ○ |
Wi-Fi 6 | ○ | ○ | ○ |
公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
LEVEL-17FX161-i7-RASXとの価格差は23,800円となっている。液晶サイズはどちらも17.3インチで144Hz対応だ。本体重量もほとんど同等だ。すでに記載したとおりCPU性能に違いがある。23,800円も安い上にワンランク上のCore i7-11800H搭載モデルが選択できるならそれを選ばない手はないだろう。セール時でも候補に入れるのは難しい。G-Tune E7のデザインやマウスコンピューターのサポートを重視する方なら候補に入れてもよいかもしれない。
最後にGIGABYTEのAORUS 17G KD-72JP325SHと比較していく。価格差は55,000円でAORUS 17G KD-72JP325SHの方が高い。4万円の値上が適用となって選びづらくなってしまった。液晶サイズは17.3インチと共通だが、リフレッシュレートは300Hzと圧倒的だ。RTX 3060でこの性能を引き出せるかどうかは難しいところだ。本体重量は約2.70kgとやや重いが、バッテリー駆動時間は約8.0時間と長めになっている。メモリなどには違いがない。この2機種を比較するなら基本的にはG-Tune E7の方が好ましい。
G-Tune E7の本体レビュー
正面
17.3インチの大型モニターを搭載したゲーミングノートPCだ。狭額縁デザインを採用しているため視認性が高くゲームに没頭することができる。ブラックの本体は高級感を演出している。正面にはWEBカメラが搭載されていてゲーム配信やWEB会議に対応することが可能だ。
天板
天板にはG-Tuneのロゴが大きく刻印されている。シルバーの文字なのでそれほど目立つわけではないのは嬉しいポイントだ。ゲーム本体自体はやや厚みがあるが17.3インチノートということを考えれば納得できるだろう。
キーボード
ゲーミングノートPC搭載のキーボードとしては標準的なモデルだと言える。ゲームプレイについては可もなく不可もなしといったところだ。テンキーは3列タイプで、デスクトップパソコン向けの4列タイプに慣れている方だと不便さを感じてしまうと思う。仕事用での購入を考えている方は要注意だ。
前面・背面
前面部分については特に触れるところはない。背面にはHDMI端子、Mini DisplayPort端子、電源端子、Thunderbolt4端子が配置されている。Thunderbolt 4は画面出力にも対応していてG-Tune E7本体と合わせて4画面への出力を行える。やや大きめの通気口が2つ設けられていて熱を効率的に排出することが可能だ。
両側面
本体左側面にはUSB 3.0 Type-A、USB 2.0 Type-A、マイク端子・ヘッドフォン出力端子が配置されている。右側面にはカードリーダー、USB 3.1 Type-C、ネットワーク端子が配置されている。両側面にそれぞれ一つずつ通気口が設けられている。
電源ケーブル
ACアダプターは180Wとなっている。本体自体はそれほど大きいわけではなくカバンに入れてもかさばりにくい。当然消費電力が大きくなるこのクラスではUSB Power Deliveryでの給電には対応していない。
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管理人による総評(G-Tune E7)

G-Tune E7は、RTX 3060 Mobile×Core i5-11400H搭載のゲーミングノートPCだ。17.3インチの大型モニターを搭載していてゲームに没頭できるのは嬉しい。セール期間中であれば定価より11,000円安く購入できるが、それでも他社BTOメーカーの同等の製品と比べて割高になっている。コストパフォーマンス以外の部分で魅力を感じる方向けだ。
ゲーミング性能はミドルクラスでフルHD環境で60fps以上で安定させることができる。タイトルによってはそれ以上のフレームレートを出すことが可能だ。CPUもミドルクラスのCore i5-11400Hを搭載していてバランスもよい。6コア12スレッドというスペックでも8コア16スレッドのCore i7-10875Hを上回るパフォーマンスを発揮する。メモリ16GB、SSD 512GBと構成も十分だろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
208,780円(税込) | i5-11400H | RTX3060 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB NVMe | 非搭載 |
参照外部サイト
- かんたん解説 Wi-Fi 6とは? 高速Wi-Fi規格 | バッファロー(バッファロー, 2021)
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G-Tune E7を販売しているG-Tuneの評判を解説している。コスパ重視のモデルが多いのが特徴だ。プロゲーマーとのコラボやW水冷・VR推奨等コンセプトモデルが充実している。
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