GALLERIA RM5C-G60S 14thtop


ドスパラが販売するゲーミングPCである「GALLERIA RM5C-G60S」の詳細レビューをまとめている。Core i5-14400F×GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPCだ。CPUがCore i5-13400FからCore i5-14400へ換装されて10,000円の値引きが適用となった。評価はダウンだ。すでに市場ではGeForce GTX 1660 SUPER搭載モデルが終了して次世代のGeForce RTX 3050搭載モデルへの移行が進んでいる段階だ。あえてGALLERIA RM5C-G60Sを選ぶ理由は薄い。比較対象モデルを確認しておこう。

GALLERIA RM5C-G60Sのスペック

RM5C-G50

メーカードスパラ
ブランド名GALLERIA
製品名GALLERIA RM5C-G60S
価格134,979円
CPUCore i5-14400F
グラフィックボードGeForce GTX 1660 SUPER
メモリDDR4-3200 16GB
SSD500GB Gen4 NVMe
HDD非搭載
電源550W BRONZE
マザーボードチップセットB760
おすすめ度Bランク
評価・コスパ
6.8

—–内訳—–
・コスパ(CPU・GPUメイン)
5.5

・構成
6.0

・品質/サポート
9.0

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各タイトルの対応表

パルワールドApex LegendsFORTNITE
palworld
・144fps


・60fps
Apex-Legends
・240fps


・144fps
fortnite
・240fps


・144fps

GALLERIA RM5C-G60S 13thseinou

GALLERIA RM5C-G60SはCore i5-14400FとGeForce GTX 1660 SUPERを搭載したロークラスのゲーミングPCだ。ゲーム性能は必要十分で、話題のパルワールドも設定を大きく下げれば50fps以上を維持できる。Apex Legendsは144Hz環境でプレイできる。標準設定では100fpsを維持する程度だ。フォートナイトは240Hz環境に対応可能だ。高い負荷のゲームは苦手ながら、プレイできないゲームはない。

GALLERIA RM5C-G60Sのゲーミング性能まとめ

Core i5-14400F(CPU)

i5-14400gamescore

Core i5-14400Fは、Intel第14世代(Raptor Lake-Refresh)世代の高コスパモデルだ。Raptor Lake世代のCore i5-13400の後継モデルとなる。Core i5-13400を搭載したゲーミングPCが売れ筋モデルだったこともあってCore i5-14400に掛かる期待は大きい。末尾の「F」はCPU内蔵グラフィックス非搭載モデルを意味する。グラフィックボード搭載が前提となるゲーミングPCでは特に問題はない。

Core i5-14400よりも価格が安くゲーミングPCの価格を抑えられるメリットの方が大きいはずだ。ゲーム性能自体はCore i5-13400とほとんど変わらない。PコアがAlder Lake世代のGolden Coveを流用しているためだ。60番台のグラフィックボードとのバランスが取りやすいCPUと言える。Core i5-14600K以上のモデルでは大容量L2キャッシュを持つRaptor Coveを採用していてパフォーマンスが高い。

旧世代のCore i5-13400以降Core i5シリーズの無印モデルでもハイブリッドコアアーキテクチャ採用となった。10コア16スレッドとスペックが高くマルチコア性能が向上している。2世代前のCore i5-12400と比べて25%以上もパフォーマンスが高い。競合モデルのRyzen 5 7600Xと比べても性能は上回っている。動画編集や動画のエンコードなどの作業にも適している。

GeForce GTX 1660 SUPER(GPU)

gtx1660supergamescore

当該モデルではグラフィックスにGeForce GTX 1660 SUPERを搭載している。旧世代のグラフィックボードで登場時こそミドルクラスのモデルとして人気があったが、今ではロークラスの性能を持つに留まる。Ampere世代の50番台であるGeForce RTX 3050と同等だ。レイトレーシング・DLSSには対応していない。過度な期待はしない方がよいだろう。基本的には設定を下げたゲームプレイが前提となる。高解像度でのゲムプレイには不向きだ。

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GALLERIA RM5C-G60Sの特徴まとめ

リニューアル実施も価格は少し高め

GALLERIA RM5C-G60Sは、CPUがCore i5-13400FからCore i5-14400Fに換装された。これに伴い、価格は約10,000円値上げされている。最新のCPUへの換装で10,000円の値上げは妥当と見るか、性能差が小さいことから割高と見るか、134,979円という価格は評価が分かれるだろう。ロークラスらしい価格設定に期待していただけに、ミドルクラスに迫る価格は悩ましい。

Core i5-14400FもGeForce GTX 1660 SUPERも低価格であることに魅力がある。その組み合わせで価格を抑えられていないのは苦しい。理想的な価格は109,980円~119,980円くらいだ。10万円を切れるかもしれないと思える価格設定がロークラスには求められる。今の評価は最新であることによる底上げでしかない。

多くのメーカーがGeForce GTX 1660 SUPERの販売を終了して次世代のGeForce RTX 3050へ変更している。これはドスパラにも言えることだ。GALLERIA RM5C-G60Sを含むGeForce GTX 1660 SUPERはGeForce RTX 3050搭載モデルに変更されていくはずだ。つまり、現時点でGeForce GTX 1660 SUPERと、GeForce RTX 3050は価格の上では同等の評価ということだ。

GeForce GTX 1660 SUPERを搭載していることは、それだけマイナス要素になってしまう可能性がある。その評価を覆すには、やはり価格が第一になる。GALLERIA RM5C-G60Sは、ここからどの程度変化していくのかが焦点となるはずだ。リニューアル前の129,980円でさえ、今となっては少し割高である。せめて129,980円を下回る価格になるまでは様子見をおすすめしたい。

扱いやすい性能は魅力

GALLERIA RM5C-G60Sは扱いやすい性能が魅力のモデルだ。標準設定以下に抑えればプレイできないゲームはない。高い負荷の環境を目指さなければ必要十分な性能である。もちろん性能は決して高くないことを理解しておく必要がある。推奨環境を満たせないゲームも存在している。2世代前のグラフィックボードではそれも致し方ないところだろう。それでもエントリークラスとして考えれば悪くない。

初めてのゲーミングPCなら扱いやすい性能と言える。解像度はフルHD、リフレッシュレートは144Hzが基本だ。WQHDや4Kのような高解像度には適していない。240Hz環境は実現できても、ゲームによっては不安定な環境になる。快適にプレイするためには60fps出ればよいと考えるくらいがいい。負荷の低いゲームを中心にプレイするなら、GALLERIA RM5C-G60Sの性能があれば困ることはない。

対人要素がメインコンテンツのゲームは、要求スペックが軽めであることが多い。そういったゲームをプレイするなら、Core i5とGeForce GTX 1660 SUPERの組み合わせでも問題はない。Core i5-14400Fの性能は、ゲーム以外でも発揮される。Core i7のような高性能なCPUに比べると見劣りはするものの、様々な用途に対応できる。たとえば、ゲーム実況や動画のエンコードもそれなりにできる。

圧倒的なパフォーマンスではなくても、実用性十分な処理に期待できる。高性能ではなくても、幅広い用途に対応できる汎用性がある。家庭用ゲーム機からパソコンへの乗り換えなら、まずはこのくらいの性能から始めてもよさそうだ。プレイしたいゲームを快適にプレイできる。やりたいと思ったことに対応できる。設定や工夫で快適性も維持できるので、パソコンの使い方を学べる性能だ。それでいて性能不足には陥りにくい。誰にとっても無難なモデルである。

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似ているモデルとの比較

ブランド名GALLERIALEVELθ
イメージGALLERIA RM5C-G60SLEVEL-M1P5-R45-RLX-WHITE
製品名GALLERIA RM5C-G60SLEVEL-M17M-144F-NAX-WHITE
価格134,979円129,800円
送料3,300円2,200円(会員無料)
CPUCore i5-14400FCore i5-14400F
GPUGTX 1660 SUPERRTX 3050
メモリDDR4-3200 16GBDDR5-4800 16GB
SSD500GB Gen4 NVMeNVMe 500GB
電源550W BRONZE650W BRONZE
マザーボードB760B760
納期翌営業日出荷1~2週間
保証
(延長)
1年間
(最大5年間)
1年間
(最大4年間)
電話サポート24時間365日24時間365日
公式公式公式
比較対象はパソコン工房のLEVEL-M17M-144F-NAX-WHITEだ。LEVEL-M17M-144F-NAX-WHITEの方が5,179円安い。会員登録をすれば送料も掛からないので実質の価格差は8,479円だ。グラフィックボードにGeForce RTX 3050を搭載し、性能は高く価格は安いという理想的なモデルだ。SSDの接続企画こそ落ちるが、メモリ規格と電源容量で上回っている。性能だけではなく、構成にも優れたモデルだ。

GALLERIA RM5C-G60Sの上位互換のモデルと言っても過言ではないだろう。この2製品には納期に大きな差がある。GALLERIA RM5C-G60Sは翌日出荷だが、LEVEL-M17M-144F-NAX-WHITEは1~2週間だ。購入から手元に届くまでの時間にこれだけ差があると、少し選びにくいようにも思う。しかし、性能・構成・価格で圧倒しているLEVEL-M17M-144F-NAX-WHITEをおすすめしたい。

パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA RMsyoumenドスパラの新ケースとなっている。デザインハウスが設計したケースだけあってデザイン性が高い。ミニタワーケースとなっているが、従来のミニタワーよりは一回り大きくなっていてミドルタワーの差が縮まっている。違うのは高さだけで奥行きと幅はミドルタワーと共通だ。

右サイド

GALLERIA RMright右サイドはシンプルで吸気口だけが設けられている。高さ分の吸気口があるのでエアフロー改善には効果的だ。ガンメタリックのケースが高級感を演出している。

左サイド

GALLERIA RMleft左サイドにも吸気口がある。また、一部クリアガラスパネルを採用していて中身が見えるようになっている。最近のモデルらしいデザインだと言える。

背面パネル

GALLERIA RMlefthaimen背面パネルについてはオーソドックスなものになっている。前面の両サイドから取り入れられた空気が上部及び後ろから排出してくれる。本体内部に熱がこもらないような工夫が見られる。140mmサイズの冷却ファンを搭載しているのも後押ししてくれる。

I/Oパネル

GALLERIA RMlefthaimeniopanel前面に斜めにI/Oパネルが配置されている。電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、ヘッドフォン端子が設けられている。USBが4つもあるのは使い勝手が良い。

本体上部

GALLERIA RMlefthaimeniopaneljyobu本体上部にもメッシュ加工が施されていてここから熱を放出する仕組みだ。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載していても発熱が問題とならない工夫がある。

本体内部

GALLERIA RMlefthaimeniopanelinside*GALLERIA RM5R-R36 5600X搭載ではないため一つの参考として欲しい
内部にはある程度の余裕がある。ガレリアブランドの場合ミニタワーケースでもサイズは大きめであることがわかる。

正面-LED

GALLERIA RM5C-G50-ledケースの枠組みにLEDが配置されている。オシャレな演出だ。このLEDについては専用のソフトウェアからコントロールすることができる。

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管理人による総評(GALLERIA RM5C-G60S)

RM5C-G50

GALLERIA RM5C-G60Sは、Core i5-14400F×GTX 1660 SUPER搭載のローエンドクラスのゲーミングPCだ。GeForce GTX 1660 SUPER搭載モデルで13万円台は苦しい。他社BTOメーカーならもう少し安く購入できる。いろいろなモデルを見ることを推奨する。ゲーミング性能はそれほど高くなくフルHDでもある程度設定を下げる必要が出てくる。それでも設定次第では144Hz環境を構築可能だ。初めてのゲーミングPCとして考えるなら悪くない。メモリ16GB、SSD 500GBと構成は十分だろう。

価格CPUグラボ
134,979円i5-14400FGTX1660S
メモリSSDHDD
DDR4 16GB500GB非搭載