当記事では、GALLERIA UL7C-R37の評判とレビューをまとめている。サードウェーブとIntelとの共同設計モデルだ。グラフィックスにはミドルクラスのRTX 3060 Mobileを搭載していて十分なゲーミング性能を持つ。登場時から1.3万円高くなってしまっている。比較対象モデルと比べると見劣りしてしまう。
240Hz対応モニターを搭載するなどこだわりがみられる一台だ。より高い性能を求めるなら同じIntelとの共同設計モデルである「GALLERIA UL7C-R37」がおすすめだ。グラフィックボードはRTX 3070 Mobileを搭載していてワンランク上の性能が手に入る。
当ページの目次
GALLERIA UL7C-R36のスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | UL7C-R36 |
液晶サイズ | 15.6インチ 240Hz |
価格 | 192,980円(税込) |
CPU | Core i7-11800H |
グラボ | GeForce RTX 3060 Mobile |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe対応 |
HDD | 非搭載 |
重さ | 約1.96kg |
バッテリー駆動時間 | 約9.6時間 |
コスパ | ★★★★★★☆☆☆☆ 6.1 |
価格推移
登場してからすぐに10,000円安くなったもののその後価格は上昇傾向にある。今でも最安値の169,980円から2.3万円高く192,980円となる。円安の影響があるとは言えRTX 3060 Mobile搭載モデルで税込20万円近い価格は厳しい。
GALLERIA UL7C-R36のゲーミング性能
Core i7-11800H(CPU)
Core i7-11800Hは、Intel第11世代のモバイル向けハイパフォーマンスモデルだ。ゲーミングノート向けのCPUとして最も選ばれているモデルだと言っても過言ではない。CPU性能は高く従来モデルのCOre i7-10875Hと比べて30%以上パフォーマンスが向上している。10nmプロセス採用によって恩恵を得られている。競合モデルであるRyzen 7 5800Hを超える性能は評価できる。ノートパソコンで動画編集・画像編集・DTMなどを考えているなら選択肢に入れてもよい。ゲームプレイ以上のことに対応できるのは魅力だ。RTX 3060 Mobileと合わせるにはややオーバースペックだと言えるかもしれない。
GeForce RTX 3060 Mobile(GPU)
GeForce RTX 3060 Mobileは、Ampere世代におけるミドルクラスのグラフィックボードだ。Turing世代のRTX 2060と比べて8%程度ゲーミング性能が向上していてRTX 2070 Mobileに匹敵するほどの性能を誇る。FPSなら最高設定でも144Hzを目指すことが可能だ。下位モデルのRTX 3050 TiやRTX 3050とは一線を画する性能を持っている。将来性を考えるならこの60番台以上を選択した方がよさそうだ。
GALLERIA UL7C-R36の特徴&注意点
性能・機能で見ればコストパフォーマンスは高い
GALLERIA UL7C-R36は、非常にコストパフォーマンスに優れたゲーミングノートPCの一つだ。Core i7-11800H×RTX 3060 Mobileという組み合わせだけならもう少し安いモデルもあるが、そこに240Hz対応モニターを搭載していることや本体重量が2.0kgを切っていることまで加えて総合的に判断すれば評価は高くなる。価格が上昇傾向にあっても相対的に見ればまずまずだ。
また、最新モデルらしくThunderbolt 4にも対応しているのもポイントだ。Thunderbolt 4を使えばモニター出力が行える。ここまでの条件を入れればGALLERIA UL7C-R36以上のゲーミングノートPCは見つからないのではないかと思う。国内メーカーの安心感もあるのは嬉しい。
カスタマイズがほとんどできない仕様となっている
当該モデルについてはほとんどカスタマイズができない仕様となっている。カスタマイズできるのはソフトウェアや保証・サービスのみでCPU・グラフィックボード・メモリ・ストレージ・光学ドライブなど根幹部分は一切変更できない。カスタマイズ前提での購入を検討中の方は注意しよう。
この完成品に近いゲーミングノートPCは最近の主流でコストを抑えたり、納期を早くするために有効な手段なのかもしれない。カスタマイズができないということはあれこれ考える必要がなく初心者の方でも選びやすいというメリットが生まれる。どうしてもこだわりたい部分があるならほかのモデルを検討するとよいだろう。
240Hzモニターを活かすには性能が物足りない
240Hz対応モニターを搭載しているのが当該モデルの特徴だが、グラフィックボードの性能的に平均240fps以上を出すことは難しい。設定を調整する必要が出てくるので実用性が高いとは言いづらいのだ。
つまり、せっかく240Hz対応モニターがあってもタイトルや環境によっては宝の持ち腐れになってしまうことになる。本音を言えば144Hzモニター搭載で価格を抑えて欲しいところだ。もちろん144Hz以上であれば十分目指すことが可能だ。240Hzモニターを活かしたいならRTX 3070 Mobile以上を選択しておくとよい。
従来モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ||
型番 | UL7C-R36 | GCR1660TGF-QC |
価格 | 179,980円(税込) | 159,918円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 240Hz | 144Hz |
重量 | 約1.96kg | 約1.87kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.8時間 | 約10.0時間 |
CPU | Core i7-11800H | Core i7-9750H |
GPU | RTX 3060 | GTX 1660 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
Wi-Fi 6 | ◯ | ◯ |
Thunderbolt4 | ◯ | × |
発売日 | 2021年11月04日 | 2019年10月04日 |
GALLERIA UL7C-R36は、GALLERIA GCR1660TGF-QCの後継モデルだ。登場時の価格で見るとおよそ29,000円も安くなっている。当然性能的にも上なので非常に魅力的なモデルに仕上がっている。最終的にGALLERIA GCR1660TGF-QCは税込15万円まで価格が落ちた。今後長い目で見ればGALLERIA UL7C-R36ももう少し価格が下がるかもしれない。もっとも現時点でも十分候補に入れてよい。
液晶サイズは15.6インチと共通だが、リフレッシュレートが大きく異なる。144Hzから240Hzへとより高リフレッシュレートなモニターを搭載している形だ。本体重量は5%アップで約1.96kgだ。性能を考えると2.0kgを切っているのは評価できる。バッテリー駆動時間は12%減だ。こちらも仕方がない部分だろう。
CPUがCore i7-9750Hから最新のCore i7-11800Hへとアップグレードされた。グラフィックスもGTX 1660 TiからRTX 3060へと変更されている。メモリ規格もDDR4-2666からDDR4-3200になった。CPUやGPUに比べると性能差は体感しづらいが、メモリ周りも重視しておくに越したことはない。SSDは同等だ。Thunderbolt 4に対応しているのも最新モデルらしさだと言える。2年の歳月を経てしっかりと強化されていることがわかる。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | G-Tune | ASUS |
---|---|---|---|
イメージ | |||
型番 | UL7C-R37 | E5-165 | TUF Gaming F15 FX507ZM |
価格 | 192,980円(税込) | 230,780円(税込) | 189,800円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 240Hz | 165Hz | 144Hz |
重量 | 約1.96kg | 約1.73kg | 約2.20kg |
バッテリー駆動時間 | 約9.6時間 | 約6.0時間 | 約9.3時間 |
CPU | Core i7-11800H | Core i7-11800H | Core i7-12700H |
GPU | RTX 3070 | RTX 3060 | RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB NVMe | 512GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
競合モデルとしてG-Tuneの「G-Tune E5-165」とASUSの「TUF Gaming F15 FX507ZM」をピックアップした。G-Tuneの「G-Tune E5-165」は税込み230,780円とGALLERIA UL7C-R36よりも37,800円高い。この価格差ならなかなか選びづらいだろう。G-Tuneではセール&キャンペーンが定期的に開催されているため最新情報をチェックしておこう。165Hz対応モニターを搭載している。一番の魅力は本体重量が約1.73kgと軽いことだ。バッテリー駆動時間は約6.0時間とやや短い。通常価格ではG-Tune E5-165に勝ち目はない。
ASUSのTUF Gaming F15 FX507ZMは非常に強力なモデルだ。GALLERIA UL7C-R36よりも3,180円も安い。15.6インチ144Hz対応モニターを搭載している。GALLERIA UL7C-R36の240Hzに比べるとやや劣るもののRTX 3060 Mobile搭載モデルとして見れば十分だろう。本体重量はGALLERIA UL7C-R36よりも13%程度重く約2.20kgとなる。バッテリー駆動時間は同等だ。CPUはIntel第12世代のCore i7-12700Hを搭載している。14コア20スレッドと大幅にスペックアップが図られている。Core i7-11800Hとの性能差は大きくASUS TUF Gaming F15 FX507ZMは魅力的なモデルだと言える。メモリ16GB、SSD 512GB NVMeと構成は必要十分だ。
GALLERIA UL7C-R36の口コミ
[即納]240hz液晶在庫あります!
GALLERIA UL7C-R36 179,980円(税込)
ノートでゲームをするならば、コレがオススメ!
展示もしています。 pic.twitter.com/6tiq8f55Dl— ドスパラ千葉店 (@dospara_chiba) November 26, 2021
店舗なら実機に触れるのが魅力だろう。疑問点があれば店員さんに尋ねることもできる。
#ガレリア UL7C-R36
いいところ
・薄くて軽くて小さい。
・マグネシウム合金。
・液晶見やすい。
・画面がヌルヌル。
・液体金属。イマイチなところ
・キーボード配置。
・カスタマイズできない。まあ、スペックはnuc x15まんまという感じです。
— ひろし (@sweatandtears55) November 18, 2021
イマイチなところは注意すべき点ですね。キーボード配置については従来モデルよりも改善されていて使い勝手は良好だ。
ガレリアのやつに限るとXL7C-R36(10875H)、XL7C-R36(11800H)、UL7C-R36
あたりがよさそうです
全部ノートPCですけど大丈夫ですかね— R.R-KαNα@縦連魔(自称) (@RuRu_KaNa) November 11, 2021
ガレリアのゲーミングノートPCは他社BTOメーカーを圧倒している。
公式
他製品と比較してコスパがもっとも良いと思い購入しました。性能に関してはこれから使用していくうちにわかると思いますが、今のところ満足しています。SSDは1Tを選択した方が良かったかも?しれません。フォートナイトしかインストールしていないのに残量が374GBになっているので。
コストパフォーマンスの高さは圧倒的だ。本体も薄くて持ち運びにも適している。
ミドルクラスでは突起した性能、今までのどのノートに比較にならない性能 ゲーミングノートのワンランク上を行く。これなら仕事、ゲームもさくさく効率良く粉せそうです。1テラSSDにすればよかった。大変満足です。
ミドルクラスとして高い評価を得ている。SSD容量についてはカスタマイズができないためクラウドや外部ストレージを活用するとよい。
GALLERIA UL7C-R36の本体レビュー
正面
狭額縁デザインを採用したモニターが印象的だ。ゲーミングノートPCとしては最高峰の240Hz対応の高性能モニターを採用している。派手さがなく落ち着いたデザインでビジネス用途でも問題なく使用できるだろう。
キーボード
キーボードにもこだわりが見られる。最新の光学式スイッチを採用していて優れた打鍵感を実現している。キーを押した時に「カチッカチッ」と小気味よい音が響く。キーピッチは約19mmでキーストロークは約2mmとなっている。デスクトップパソコンに慣れている方でも違和感なく使用できるのではないかと思う。
奥側
本体奥側にはThunderbolt 4、HDMI 2.0、LAN端子、電源ジャックが配置されている。Thunderbolt 4はDP1.4対応で、PowerDeliveryには対応していない。
左側面
本体左側面にはUSB 3.2 Type-A、音声出力/マイク入力ジャックが配置されている。
右側面
本体右側にはSDSカードリーダー、USB 3.2 Gen1、USB 3.2 Type-Aが配置されている。マウスなどの接続に最適だ。
電源
電源本体は薄型のものを採用していて持ち運びも行いやすい。
管理人による総評(GALLERIA UL7C-R36)
GALLERIA UL7C-R36iは、サードウェーブとIntelの共同設計に生まれたゲーミングノートPCだ。240Hz対応モニターを搭載していたり、本体重量が2.0kgを切っていたりと非常に魅力的なモデルに仕上がっている。グラフィックスにはミドルクラスのRTX 3060 Mobileを搭載していてあらゆるタイトルに対応できるポテンシャルを持つ。
CPUには8コア16スレッドのCore i7-11800Hを搭載している。ゲームプレイだけではなく、動画編集・画像編集などのクリエイター作業にも最適だ。グラフィックスのバランスもよい。価格は上昇傾向にありコストパフォーマンスはやや下がっている。ASUSなど海外製メーカーのモデルをチェックしておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
192,980円(税込) | i7-11800H | RTX3060 |
メモリ | SSD | HDD |
16GB | 500GB | 非搭載 |
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