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ドスパラが販売する「GALLERIA RM7C-R46T」のレビューをまとめた。Core i7-13700F×RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCだ。現在ガレリアブランドのNo.1モデルで注目度は高い。202,980円→194,980円→214,980円→229,980円→219,980円と直近数ヶ月程度で大きく価格が変動している。キャンペーンでのポイント還元があるのでだいぶ価格は下がってきている。Core i5シリーズではなくCore i7シリーズを搭載しての価格ならまずまずだ。

型番の解説コーナー

GALLERIA RM7C-R46Tという型番はただの英数字の羅列に見える。実はその英数字を分解して見るとグレードや搭載されているグラフィックボード/CPUがわかる仕組みになっている。「GALLERIA RM7C-R46T」は、R=シリーズ(Refine:洗練)、M=MicroATX(ケース)、7C=Core i7-14700F、R46T=GeForce RTX 4060 Tiということだ。

10,000円分のドスパラポイント還元 ~2024/4/1

dosparasinseikatu10000現在新生活応援祭キャンペーン実施中だ。2024年4月1日(月)までの期間限定となる。GALLERIA RM5C-R46の購入とエントリーでもれなくドスパラポイント10,000円分がもらえる。

GALLERIA RM7C-R46Tのスペック解説

メーカードスパラ
ブランド名GALLERIA
製品名GALLERIA RM7C-R46T
価格219,980円
CPUCore i7-14700F(レビュー)
グラボGeForce RTX 4060 Ti(レビュー)
メモリDDR4-3200 16GB
ストレージSSD 500GB NVMe
電源650W 80PLUS BRONZE
マザーボードチップセットB760
おすすめ度Bランク
評価・コスパ
7.0

—–内訳—–
・コスパ(CPU・GPUメイン)
6.3

・構成
6.0

・品質/サポート
8.6

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各タイトルの対応表

Apex LegendsFORTNITEパルワールド
Apex-Legends
・240Hz


・144Hz
fortnite
・240Hz


・144Hz
palworld
・144Hz


・60Hz

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

GALLERIA RM7C-R46TはCore i7-14700FとRTX 4060 Tiを搭載したミドルハイクラスのゲーミングPCだ。優れたゲーム性能を有するRTX 4060 Tiは、Apex Legendsは最高設定でも144fpsを超える環境でプレイできる。240fpsの張り付きは難しいものの、十分な安定感がある。フォートナイトは360Hz環境にも対応可能だ。。パルワールドは144Hzでの安定も目指せる。最新のゲームへの対応力にも優れている。

GALLERIA RM7C-R46Tの性能まとめ

ゲーミングPCは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここではゲームプレイに重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。

PC初心者の方がスペックから、性能をイメージすることは難しいだろう。全体として見るのではなく一つずつのパーツを見ていく方が理解しやすいと考えている。

Core i7-14700F(CPU)

i7-14700-gamescore

GALLERIA RM7C-R46Tで搭載されているCPUは、Intel第14世代のCore i7-14700Fだ。Core i7-14700FはCore i7-14700と異なり、CPU内蔵グラフィックスは非搭載である。当該モデルではグラフィックボードを搭載しているためデメリットにはならない。20コア28スレッドとスペックが高く従来のIntel第12世代最高峰のCore i9-13900Kに匹敵するゲーム性能を持ち優れたCPUであることがわかる。

競合モデルのRyzen 9 7900Xとの性能差は14%とかなり大きい。また、マルチコア性能でもハイブリッドコアアーキテクチャの採用で競合モデルを過去のものにした。ゲーム実況・動画エンコードなどの用途への適性も高い。ゲーミングCPUとしての評価も高く、GeForce RTX 4060 Tiを含むRTX 40シリーズ(Ada Lovelace世代)のグラフィックボードとも相性がよく、バランスも取りやすい。

GeForce RTX 4060 Ti 8GB(GPU)

rtx4060ti8gbgamescore

GeForce RTX 4060 Tiは、2023年5月24日に発売されたグラフィックボードだ。前世代で最も人気のあったRTX 3060 Tiの後継機である。処理性能はRTX 3060 Tiと比べて16%ほど高く、フルHDのみならずWQHDへも高い対応力を示している。現行のミドルハイクラスに位置づけられ、より環境を選ばなくなっている。プレイするゲームジャンルを問わず使用しやすい。前世代のRTX 30シリーズ(Ampere世代)のRTX 3070に匹敵する性能で、1世代の伸びとしてはそれほど大きいわけではない。価格はRTX 3060 Tiと大きく変わらないので、これから選択するなら優秀なグラフィックボードである。

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GALLERIA RM7C-R46Tの特徴

リニューアルで標準的なミドルハイクラスへ

GALLERIA RM7C-R46Tkakakusuii
GALLERIA RM7C-R46Tは、ミドルタワーのGALLERIA RA7C-R46Tがリニューアルされたモデルだ。ベースはそのままにミニタワー化し、価格を10,000円下げている。Core i7-14700FとGeForce RTX 4060 Tiを搭載したモデルは、ゲーミングPC全体でも人気が高い。その中でGALLERIA RM7C-R46Tは標準的な立ち位置となっている。

これはよい部分でもあり、悪い部分でもあると言える。ポジティブに捉えると、迷ったらとりあえずGALLERIA RM7C-R46Tを選んでおけば間違いない。GALLERIA RM7C-R46Tは誰にでもおすすめできるモデルでもある。大きなデメリットがあるわけではないため、選んで失敗するようなことはない。標準的なモデルは無難なモデルだ。別のモデルを選択するにしても、GALLERIA RM7C-R46Tが基準となってくるはずだ。

一方で、個性のない平凡なモデルという見方もできてしまう。ミドルハイクラスのゲーミングPCは、大体の製品が似た構成と価格になっている。抜きん出たモデルは他にもあることから、埋もれてしまう可能性もあるのが残念なところだ。今回のリニューアルで、最も大きな変化があったのはケースサイズだ。ミドルタワーからミニタワーに変更された。

省スペース性は向上したものの、拡張性は失われた。ただ、今のゲーム環境を考えると、拡張性はそこまで必要なのではないか。ストレージはM.2 SSDが主流になり、内部スペースが不要になっている。容量も大きくなっていることもあり、シングルストレージで事足りるユーザーがほとんどだ。

サウンドカードなどの拡張性は維持されているため、内部スペースが少し狭くなったくらいのものだ。弊害があるとすれば、マザーボードのサイズもATXからMicro ATXへサイズダウンしたことだ。USBポートなどが減少しているが、これも最低限必要な数が確保できていると言える。リニューアルでマイナス要素はあっても、気になるほどのマイナスではない。価格が10,000円安くなったことを考えればよいリニューアルだったと言える。

20万円を切ればトップモデルになる

GALLERIA RM7C-R46Tに期待したいのは値下げで199,980円という価格だ。20万円を切れば、GeForce RTX 4060 Ti搭載モデルの中でもトップクラスの評価になる。20万円はミドルハイクラスのゲーミングPCにとって一つのボーダーラインだ。Core i7-14700FとGeForce RTX 4060 Tiの組み合わせは、かつてドスパラでも20万円切りのモデルが用意されていた。

それこそ、GALLERIA RM7C-R46Tの前身であるGALLERIA RA7C-R46Tも194,980円で販売されていたことがある。GALLERIA RM7C-R46Tが目指すべきはゲーミングPC最強ではない。かつての同シリーズのモデルに並ぶことだ。優れた性能・必要十分な構成・選びやすい価格とこれら3つが揃ったモデルを展開していた過去がある。過去を超える必要はない。20万円を下回ることができればそれでいい。

そこまで高いハードルではない。むしろ今の方が価格を抑えられる要素はあるように思う。少し前の値上げラッシュで、一時は22万円台にまでなってしまった。値上げされた分を値下げすれば、理想的な価格に戻る。円安などの影響はあることは理解している。それでも、GALLERIA RM7C-R46Tはコストパフォーマンスが持ち味だったモデルの系譜だ。他の製品よりも前を行かなくても、GALLERIA RM7C-R46Tを選ぶメリットがはっきりしていればおすすめしやすい。

今のドスパラは値上げされやすくなっており、価格に期待して選ぶことは少ないだろう。価格だけで言えば、他のメーカー製品の方が上だ。GALLERIAブランドのネームバリューの安心感が独り歩きしているようにも感じる。GALLERIA RM7C-R46Tの系譜は1年以上GALLERIAランキング1位に君臨している。ドスパラが力を入れているのは明白だ。力を入れた状態が今なら、手加減が過ぎるように思う。ここからの巻き返しに期待したいところだ。

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競合モデルとの比較

ブランドGALLERIAGALLERIA
イメージgalleriaxseries
製品名GALLERIA RM7C-R46TGALLERIA XA7C-R46T
ケースミニミドル
価格219,980円239,980円
送料3,300円3,300円
CPUCore i7-14700F
(20コア28スレッド)
Core i7-13700F
(16コア24スレッド)
GPURTX 4060 TiRTX 4060 Ti
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 32GB
SSD500GB NVMe Gen41TB NVMe Gen4
電源650W BRONZE650W BRONZE
マザボB760B760
納期最短翌営業日最短翌営業日
保証1年間
(最大5年間)
1年間
(最大5年間)
電話サポート24時間365日24時間365日
公式公式公式
比較対象は同じドスパラのGALLERIA XA7C-R46Tだ。GALLERIA RM7C-R46Tをミドルタワーにし、構成を向上させたモデルだ。価格差は20,000円だ。GALLERIA RM7C-R46TのSSDを1TB、メモリを32GBにカスタマイズすると19,100円かかる。価格差を考えればGALLERIA RM7C-R46Tの方がほんの少しだけお得である。

注意しなければいけないのは、以前と違って今のGALLERIA RM7C-R46Tはミニタワーということだ。ミドルタワーのGALLERIA XA7C-R46Tとは比べられない違いがある。価格差は20,000円、カスタマイズ費用が19,100円で実質900円しか差がない。これならGALLERIA XA7C-R46Tを選ぶ理由になるだろう。単純に価格を落としたいならGALLERIA RM7C-R46Tを選べばよい。

パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA RMsyoumenドスパラの新ケースとなっている。デザインハウスが設計したケースだけあってデザイン性が高い。ミニタワーケースとなっているが、従来のミニタワーよりは一回り大きくなっていてミドルタワーの差が縮まっている。違うのは高さだけで奥行きと幅はミドルタワーと共通だ。

右サイド

GALLERIA RMright右サイドはシンプルで吸気口だけが設けられている。高さ分の吸気口があるのでエアフロー改善には効果的だ。ガンメタリックのケースが高級感を演出している。

左サイド

GALLERIA RMleft左サイドにも吸気口がある。また、一部クリアガラスパネルを採用していて中身が見えるようになっている。最近のモデルらしいデザインだと言える。

背面パネル

GALLERIA RMlefthaimen背面パネルについてはオーソドックスなものになっている。前面の両サイドから取り入れられた空気が上部及び後ろから排出してくれる。本体内部に熱がこもらないような工夫が見られる。140mmサイズの冷却ファンを搭載しているのも後押ししてくれる。

I/Oパネル

GALLERIA RMlefthaimeniopanel前面に斜めにI/Oパネルが配置されている。電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、ヘッドフォン端子が設けられている。USBが4つもあるのは使い勝手が良い。

本体上部

GALLERIA RMlefthaimeniopaneljyobu本体上部にもメッシュ加工が施されていてここから熱を放出する仕組みだ。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載していても発熱が問題とならない工夫がある。

本体内部

GALLERIA RMlefthaimeniopanelinside*GALLERIA RM5R-R36 5600X搭載ではないため一つの参考として欲しい
内部にはある程度の余裕がある。ガレリアブランドの場合ミニタワーケースでもサイズは大きめであることがわかる。

正面-LED

GALLERIA RM5C-G50-ledケースの枠組みにLEDが配置されている。オシャレな演出だ。このLEDについては専用のソフトウェアからコントロールすることができる。

管理人による総評(GALLERIA RM7C-R46T)

GALLERIA RM7C-R46Tは、Core i7-14700F×GeForce RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCとなっている。ドスパラのランキング上位に君臨しているモデルだ。ミドルタワーからミニタワーになり10,000円安くなっている。今回のリニューアルでようやくオーソドックスな一台になったと言える。ガレリアブランドに魅力を感じる方なら候補に入れてもよいだろう。

ゲーミング性能は高くフルHD環境で高リフレッシュレートを目指しやすい。WQHD環境への対応力も伸びている。RPG系のゲームは高解像度の方が有利に進められるので好まれる傾向にある。今まではハイエンドクラスに近い性能が求められるような場面でも、GeForce RTX 4060 Tiを搭載していれば対応できジャンルを選ばない性能と言える。CPUとGPUのバランスがよく、ゲーム以外での用途にも適している。ゲーム動画の撮影や投稿、配信まで快適に行えるのが強みだ。

価格CPUグラボ
219,980円(税込)Core i7-14700FRTX4060Ti
メモリSSDHDD
DDR4 16GB500GB非搭載