GALLERIA ZA7C-R38 12thtop


当記事では、ドスパラ「GALLERIA ZA7C-R38」の詳細レビューをまとめている。東京ゲームショウ出展キャンペーンが終わり通常モデルとなった。合わせて1万円の値上げが適用となったのは痛い。

Core i7-12700K×RTX 3080搭載のハイクラスのゲーミングPCで性能的には申し分ない。2021年11月にリリースされたAlder Lake世代のCPUを採用している。RTX 3080と合わせるのに十分な性能を有している。水冷クーラー採用でパフォーマンスの低下を防ぐことが可能だ。

GALLERIA ZA7C-R38のスペック解説

galleriaxseries

ブランド名GALLERIA
製品名GALLERIA ZA7C-R38
価格329,980円(税込)
CPUCore i7-12700K(水冷)
グラフィックボードGeForce RTX 3080
メモリDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 1TB
HDD非搭載
電源750W GOLD
マザーボードチップセットZ690
コスパ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 2.7
おすすめ度Dランク

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各タイトルの対応表

Final Fantasy 14
4K
Apex Legends
144Hz
Apex Legends
60Hz
フォートナイト
240Hz
フォートナイト
144Hz
ff14suisyou
★★★★★
Apex-Legends
★★★★★
Apex-Legends
★★★★★
fortnite
★★★★★
fortnite
★★★★★

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

GALLERIA ZA7C-R38 12thseinou

GALLERIA ZA7C-R38は最新のCPU Core i7-12700Kを搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。Core i7でもRTX 3080とバランスが取れる時代が到来した。比較的低コストでハイエンドモデルを楽しめる時代ももう少しだ。第12世代のCore i7-12700Kは非常に優秀な性能を有している。

ゲームだけに使用するには少し惜しい。FF14を4Kでプレイしたり、Apex LegendsをフルHD+240Hzでプレイしたりすることを目指すことは難しくない。これらの用途にプラスして動画の撮影や配信を行える。高いCPU負荷を想定した用途に適したモデルである。

GALLERIA ZA7C-R38の性能まとめ

ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。

PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。

Intel Core i7-12700K(CPU)

corei7-12700kseinou

GALLERIA ZA7C-R38は、Intel第12世代の高パフォーマンスなCPUだ。12コア20スレッドと圧倒的なスペックを冠していて従来モデルのCore i7-11700Kから大幅に性能が高くなった。その性能差は60%以上と1世代での進化とは思えない。Core i9-11900Kと比べても圧倒的であることがわかる。

Ryzen 7 5800Xと比べても50%近くも性能が高く上位モデルのRyzen 9 5900Xよりも5%程度性能で上回る。動画編集・画像編集などRyzen 5000シリーズが得意としていた分野でも十分なパフォーマンスを発揮できる。当然ゲーミング性能も高くオールラウンドに通用するモデルだと考えて間違いない。

GeForce RTX 3080(GPU)

GeForce RTX 3080は、Ampere世代におけるハイクラスのグラフィックボードだ。4K解像度でのゲームプレイを考えている方向けのモデルだと言える。GPUメモリ容量も10GBとRTX 2080 SUPER/RTX 2080と比べて25%多くなり高解像度でのゲームプレイに有利だ。RTX 2080 Tiと比べても13%程度ゲーミング性能が向上している。競合であるRadeon RX 6800 XTよりも6%性能が高い。レイトレーシング性能についてはRadeon 6000シリーズを圧倒している。DLSSを活用すればフレームレートを安定させることが可能だ。

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GALLERIA ZA7C-R38の特徴

待望の変化はマイナス方向となった

GALLERIA ZA7C-R38は、GALLERIAシリーズが初めて東京ゲームショウに出展されるにあたって選ばれたモデルだ。蓋を開けてみると、東京ゲームショウモデルは通常のGALLERIA ZA7C-R38に光学ドライブが搭載されただけの微妙なモデルだった。そのため、久しぶりのキャンペーンモデルだったにも関わらず、評価は思うように伸びず、非常に微妙なモデルに留まった。

そこで終わらないのが今のGALLERIAシリーズだ。キャンペーン終了とともに、まさかの1万円の値上げが適用されている。キャンペーン時は全てそのままで光学ドライブを追加しただけで、終了とともに値上げが待っていた。ただでさえ低い評価が著しく低下してしまった。RTX 3080搭載モデルも徐々に価格を下げ、Core i7-12700との組み合わせなら26万円台というモデルも出てきている。

そのことを思えば、GALLERIA ZA7C-R38は30万円は切ってほしかった。もっとも、GALLERIAシリーズのCore i7-12700とRTX 3080を搭載したモデルが299,980円で展開されているので、そこまでの値引きは難しそうだ。結局のところ、下位モデルの存在が価格に大きな歯止めをかけているように見える。

これはGALLERIAがシリーズで展開していることの弱みである。昔は下位モデルよりも安い上位モデルが誕生したこともあったが、今はしっかり管理されている。これはユーザーにとって、あまりメリットのある話ではない。

今後にも期待しにくいモデル

東京ゲームショウという大舞台に初めて参加したモデルの変化が光学ドライブのみだ。この事実はGALLERIA ZA7C-R38に対して期待しにくくなる要因となった。今後のキャンペーンでも大々的な値引きや昔のようなアップグレードはないと考えても間違いではないはずだ。そうなると、GALLERIA ZA7C-R38を候補に入れておく意味もなくなる。

今のGALLERIAシリーズは価格面に期待しにくい。GALLERIAというブランドに付加価値をつけようとしているのだろうか。安さの定番モデルからは外れてきたように思える。ただ、イメージはそう簡単に変わらない。この方向性を突き進むのであれば、安定するまでしばらく時間は掛かりそうだ。

次世代のGeForce RTX 4000シリーズが登場しても、GALLERIA ZA7C-R38の価格は大きく動かないかもしれない。それはRTX 4000シリーズの価格が少し高めだからだ。シリーズで展開しているGALLERIAでは、価格差が開いての登場であれば全体の価格設定が見直されない可能性がある。もっとも、下がったところで他製品に価格で勝負することは難しいだろう。

比較対象には強力なRTX 3080搭載モデルをピックアップしている。非常に強力なモデルなのでそちらをチェックしてもらいたい。ケースデザインはGALLERIAに分があるが、中身やコストパフォーマンスは比較対象に分がある。見た目より中身を重視するならGALLERIA ZA7C-R38よりも優れたモデルは多くある。その一つだと思って確認してほしい。

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競合モデルとの比較

ブランドGALLERIAFRONTIER
イメージgalleriaxseriesFRGH570WS38
製品名GALLERIA ZA7C-R38FRGH670/WS1A
ケースミドルミドル
価格329,980円(税込)272,800円(税込)
CPUCore i7-12700KCore i7-12700F
GPURTX 3080RTX 3080
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3733 32GB
SSDNVMe 1TBNVMe 1TB
HDD非搭載非搭載
電源750W GOLD1000W GOLD
マザボZ690H670
公式公式公式
レビュー当ページレビュー
比較対象はフロンティアのセールモデルFRGH670/WS1Aだ。CPU性能はワンランクダウン、チップセットも落ちるが、価格は5万円以上安くなる。メモリ容量倍増、電源容量大幅アップする。コストパフォーマンスで圧倒的に優れている。また、メモリ32GBであることから、CPU性能は落ちても対応力は非常に高くなる。

GALLERIA ZA7C-R38と比べても高負荷なゲームはプレイしやすい環境となる。RTX 3080搭載モデルはFRGH670/WS1Aのような形が主流になりつつある。高い性能とコストパフォーマンスを両立したハイブリッドなハイエンドクラスだ。

RTX 3080自体が最上位の性能ではなくなったので、こういう形に進むのは正しい。CPUに物足りなさを感じるかもしれないが、従来のCore i9-11900K以上の性能なので安心してほしい。RTX 3080とバランスの取れるハイコストパフォーマンスモデルだ。

パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA XA7C-R70S-syoumen
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。

正面-LED

GALLERIA XA7C-R70S-led

ゲートのようにLEDが張り巡らされていてオシャレだ。ソフトウェアからカラーを任意で変更することが可能だ。デザイン自体はコンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とするデザインハウスが担当している。無骨なデザインからより万人受けするデザインになったと言える。

I/Oパネル

GALLERIA XA7C-R70Siopanel

I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。

サイド

GALLERIA XA7C-R70S-side
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。

管理人による総評(GALLERIA ZA7C-R38)

GALLERIA XA7C-R70S (2)

GALLERIA ZA7C-R38は、Core i7-12700K×RTX 3080搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。RTX 3080搭載モデルとして見ると価格が高いのがネックとなる。その高いゲーミング性能は4K解像度でのゲームプレイを考えている方向けだ。もちろん高リフレッシュレートモニターを活かすのに適している。

CPUに採用されているCore i7-12700Kは、ハイブリッドコアアーキテクチャを採用した初めてのモデルだ。12コア20スレッドとスペックをRyzen 5000シリーズを上回るCPU性能を得た。動画編集やゲーム実況などCPU負荷の高い作業を考えている方向けだ。ただし、他社BTOメーカーに強力なモデルが存在している。今は比較対象モデルを確認しておくとよいだろう。

価格CPUグラボ
329,980円(税込)Core i7-12700KRTX3080
メモリSSDHDD
DDR4 16GB1TB非搭載

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