当記事では、G-Tune H5の評判とレビューをまとめている。RTX 3070 Mobileを搭載したハイクラスのゲーミングノートPCだ。240Hz対応パネルを搭載し高いレベルでのゲームプレイが可能となっている。総合的にバランスがよくおすすめしやすい一台だ。ノートパソコンでも性能を気にせずゲームを楽しみたいと考えている方は必見だ。バッテリー駆動時間が長いなど実用性は高いモデルだが、ネックとなるのは価格の高さとなる。他社メーカーなら5万円近くも安いモデルを購入できる。
当ページの目次
G-Tune H5のスペック
ブランド名 | G-Tune |
---|---|
製品名 | H5 |
価格 | Windows 11 / 263,780円(税込) |
CPU | Core i7-11800H |
グラボ | GeForce RTX 3070 Laptop |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
液晶サイズ | 15.6インチ 240Hz対応 |
重さ | 約2.23kg |
バッテリー駆動時間 | 約10.0時間 |
コスパ | ★★★★★★☆☆☆☆ 5.0 |
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各タイトルの対応表
FF14 | Apex Legends | フォートナイト |
---|---|---|
★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
G-Tune H5のゲーミング性能レビュー
GeForce RTX 3070 Mobile(GPU)
RTX 3070 Mobileはノートタイプ用のグラフィック機能全体で見ても上位の性能を持っているモデルだ。デスクトップ向けのモデルよりも30%程度性能は抑えられているが、高い要求スペックに対応できるだけでなく、高リフレッシュレート対応モデルや高解像度対応モデルには最低限このクラスが選ばれることが多い。
従来モデルのRTX 2070 Mobileと比べて9%程度ゲーミング性能が向上している。快適にゲームをプレイする以上の用途に適した性能はG-Tune H5にぴったりだ。一般的なゲーマーよりもヘビーゲーマーやガチ勢と呼ばれる層に求められるモデルなので、誰にでもおすすめできるというわけではない。性能面や特性を理解した上で手を出すようにしたい。
Core i7-11800H(CPU)
Core i7-11800Hは、ゲーミングノート向けモデルとして高い性能を持つCPUだ。Core i9-11980HKは一般的ではなくこのCore i7-11800Hは扱いやすく選ばれやすい。ゲーミングノートPCで最も選ばれているモデルだと考えても問題ない。下位モデルのCore i5シリーズとの性能差は大きい。
8コア16スレッドとマルチコア性能が高く従来モデルの定番だったCore i7-10875Hよりもワンランク高い性能を持っている。動画編集・RAW現像など負荷の掛かる作業にも対応できる。ハイクラスなRTX 3070 Mobileに合わせるCPUとしては最適だ。CPUにお金を掛けられるなら選択肢に入れてもよいだろう。
総合性能
リニューアルされたG-Tune H5は人気タイトル3つを快適にプレイするだけの性能を持っている。ただ、240Hzに対応したディスプレイを活かしたゲームプレイでは設定を下げる必要が出てくる。例えばFF14はCPU性能がギリギリだ。標準設定以下に下げなければ144Hzを超えて安定させることは難しい。
Apex Legendsは標準設定程度、フォートナイトは最高設定でも144Hzを超えて安定させられる。240Hzを本気で目指すなら最低設定も視野に入れたい。設定次第で高リフレッシュレートが実現できる対応力がG-Tune H5の魅力である。
G-Tune H5の特徴
240Hz対応モニター搭載で本格的にゲームを楽しめる
240Hzのディスプレイが標準搭載なのはRTX 3070 Mobile搭載モデルにふさわしいポイントだ。デスクトップなら240Hzのモニターは3万円以上するものとなる。それが標準搭載なのだから、25万円を超えていても少しは納得できる。特に、FPSやRTSなどのジャンルをプレイするユーザーにとっては魅力的なはずだ。本格的にゲームをプレイするなら非常に優秀なモデルだと言える。
対人要素の強いFPSやRTSは比較的要求スペックが控えめであることが多い。240Hzのリフレッシュレートを活かしたゲームプレイも問題ない。RTX 3070×Core i7-11800Hの組み合わせは、デスクトップで言えばミドルクラス並の性能がある。スペック不足でゲームがプレイできない状況にはまず陥らない。
最新のタイトルを240Hzでプレイするのは少し工夫が必要だ。安定する負荷まで設定を下げるのは必須だ。基本的にミドルクラスの性能は標準設定前後でゲームを安定させるパフォーマンスである。最高設定で240Hzは相当要求スペックの低いタイトルでなければ難しい。性能を理解できれば非常に扱いやすいモデルだ。
ゲームにも作業にも使えるのはCPUにCore i7-11800Hを搭載しているからだ。ノートパソコンに採用されるCPUの中では最上位クラスで、処理性能もトップクラスのCPUである。この性能がゲームの安定にも繋がっている。ゲームを快適にプレイできる処理性能なら、大体の用途で十分なパフォーマンスにとなるはずだ。
ただし、価格が高めになっているため240Hzを魅力に感じていないならおすすめはしにくい。G-Tune H5は240Hzのディスプレイを搭載していることが魅力である。性能はそのために必要なだけで、60Hzでいいなら下位モデルかつより安価なRTX 3060 Mobile搭載モデルの方が適している。G-Tune H5は本格的なゲームプレイを想定しているゲーマーにおすすめのモデルだ。
バッテリー持ちのよさはトップクラス
G-Tune H5のバッテリー駆動時間は長く最大約10.0時間持つ仕様だ。ゲーミングノートとしてはトップクラスのバッテリー持ちである。ただし、これはJEITA測定法2.0による計測で、実際の環境で10.0時間連続使用できるわけではない。もう一つの注意点としては、コンセントに接続してバッテリーを充電している状態でなければ電力がセーブされることを理解しておく必要がある。
電力のセーブ状態でゲームをプレイすると、まともに動作しないくらい性能も抑えられる。一応セーブ機能を解除することはできるが、その状態でゲームをプレイするとバッテリーが数時間しか持たずにゲームプレイ中にバッテリーが切れてしまうこともある。これは性能の高いほど消費電力が高くなるのでバッテリー持ちが悪くなる。
一方で、ゲームをプレイしなければおおよそ10.0時間というのは的外れではない。動作させるアプリケーションの負荷が軽ければ非常に長持ちする。ゲームをプレイするときはコンセントを確保できる場所で、作業や仕事では気にせず動作させられる。この使い分けをしっかりできれば、趣味と仕事を兼用したモデルとして運用できる。
大学や会社に持っていき、帰るとゲーム用のパソコンという使い方もできる。最近のゲーミングノートはバッテリー持ちが非常によくなった。G-Tune H5だけが特別というわけではなくなりつつある。それでもトップクラスのバッテリー持ちであることに変わりはない。外出時に持ち運ぶ機会が多いなら、バッテリー持ちのよさは大きなメリットになる。
ノートパソコンをメインPCにすると、いつでもどこでもいつもの環境を構築できるメリットがある。ゲームを快適にプレイできる圧倒的な性能を持つG-Tune H5は、まさにいつもの環境に相応しいモデルだ。外出時、旅行・帰省・電車の中でも同じ環境だ。自宅では高性能なデスクトップ、出先では安価な低性能なビジネスノートという使い分けは珍しくない。
自宅で高性能なノートパソコンを使用していれば、それだけで環境によって変わる性能に不満を抱かない。バッテリーの持ちがよいということは、その環境を維持しやすいということだ。G-Tune H5をメインPCに考えているユーザーにこそ最適なモデルなのかもしれない。
RTX 3070 Mobile搭載モデルとしては価格が高い
G-Tune H5は、RTX 3070 Mobile×Core i7-11800H搭載のゲーミングノートPCだ。CPUが最新のCore i7-11800Hにアップグレードされて、従来モデルと比べて価格が22,000円高くなっている。確かにCPU性能は向上したが22,000円も高くなってしまっては元も子もない。
ここ数ヶ月は半導体不足の影響でゲーミングPCの価格高騰が続いている。一方で、ゲーミングノートPCは価格高騰の影響をそれほど受けていないはずだが、当該モデルに関してはやや割高だ。競合モデルと比べても5万円程度高い。G-Tuneブランドの地位を築くための価格設定だろう。
もちろん、240Hz対応モニターを搭載していたり、大容量のバッテリーを搭載していたりと他社モデルと比べた優位性があるのも事実だ。そういった点に魅力を感じる方であれば候補に入れてもよいのではないかと思う。マウスコンピューターの手厚いサポートも魅力の一つだ。
RTX 3070 Mobile搭載で性能も高いG-Tune H5はコアなゲーマーにも受け入れられるモデルだと言える。そういう意味ではコストパフォーマンスを重視しない方であれば問題はないかもしれない。少しでも待てるのであればセール&キャンペーンを待つのも一つの手だ。G-Tuneではセールありきの価格設定になっているのではないかと思えるモデルもあるほどだ。
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G-Tune H5の本体レビュー
正面
正面から見るとベゼルの薄さが目立つ。視認性が高くゲームに没頭することが可能だ。ゲーミングノートPCとしてはシンプルで使用する場所を選ばない。この見た目からは240Hz対応モニターであることはわからないだろう。能ある鷹は爪を隠すという言葉がぴったり当てはまる。
左側面
左側面にはUSB 3.1 Type-A×1、マイク端子・ヘッドフォン出力端子が配置されている。こちら側にも排気口が設けられていて熱対策はばっちりだ。
右側面
右側面にはカードリーダー、USB 3.0 Type-A×2が装備されている。排気口もあってエアーフローは万全だ。
キーボード
キーボードにはメカニカルキーボードが採用されている。一般的なメンブレン方式よりも質感が高くゲームプレイに最適だ。打鍵感も良好でデスクトップパソコンを使用している方でも対応しやすい。
I/Oパネル
リニューアルでインターフェイスの構成が少し変更された。Thunderbolt 3がUSB Type-Cに戻り、カードリーダーが追加された。利便性に関しては少し向上したと取れる。基本的な構成に違いはないので評価も特に変わらない。
必要十分であり、扱いやすいように思う。少し珍しいのはUSB 2.0が非搭載であることだ。ノートタイプには左側面に搭載されていることが多い。右側にあればデバイスの接続に適していると思っていたが、USB 3.0に統一されたのであれば特に不満はない。
- USB
- ディスプレイ
- 2.5G LANポート 背面1
- サウンド
- カードリーダー 右側面1
USB 3.0 x2 (右側面2)
USB 3.1 x1 (Type-A 左側面1 常時給電)
HDMI 背面1
USB 3.1 Type-C 背面1
ヘッドホン出力 左側面1
マイク入力 左側面1
ロゴ
天板にはGTUNEのロゴがワンポイントとなっている。黒色の基調としていて高級感があるモデルだ。
電源
電源ケーブルはやや大きいものが採用されている。高性能なノートパソコンでは最低でもこのサイズ感の電源ユニットが必要となる。
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従来モデルのG-Tune H5との比較
ブランド | G-Tune | G-Tune |
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イメージ | ![]() | |
型番 | 新H5 | 旧H5 |
価格 | 263,780円(税込) | 241,780円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ 240Hz | 15.6インチ 240Hz |
重量 | 約2.23kg | 約2.23kg |
バッテリー駆動時間 | 約10.0時間 | 約11.5時間 |
CPU | Core i7-11800H | Core i7-10870H |
GPU | RTX 3070 Mobile | RTX 3070 Mobile |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
他社BTOメーカーのゲーミングノートPCとの比較
ブランド | G-Tune | LEVEL∞ |
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イメージ | ![]() | ![]() |
型番 | H5 | LEVEL-15FR170-i7-TASX |
価格 | 263,780円(税込) | 215,980円(税込) |
液晶サイズ | 15.6インチ 240Hz | 15.6インチ 144Hz |
重量 | 約2.23kg | 約2.02kg |
バッテリー駆動時間 | 約10.0時間 | 約3.4時間 |
CPU | Core i7-11800H | Core i7-11800H |
GPU | RTX 3070 Mobile | RTX 3070 Mobile |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 500GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
公式 | 公式 | 公式 |
その他メカニカルキーボードを搭載していることやバッテリー駆動時間が長いことがポイントだ。キータッチもよく操作性が高くなっている。価格を取るか機能面を取るかで判断するとよいだろう。予算に余裕がある方であればより実用性に優れたG-Tune H5が候補に入る。
管理人による総評(G-Tune H5)

RTX 3070 Laptopを搭載したゲーミングノートPCだ。CPUには定番のCore i7-11800Hを搭載しバランスは優秀だと言える。240Hzモニターを活かせる性能を持っていて高リフレッシュレートでのゲームプレイを考えている方は必見だ。メモリ16GB、SSD 512GB NVMe対応と構成も充実していてカスタマイズは考えなくても良い仕上がりなのは嬉しい。
税込26万円オーバーという価格はやや高く感じてしまうかもしれない。それでも240Hzモニター搭載やバッテリー駆動時間の長さなど総合的に見ると割安だと言っても過言ではない。一般的なモデルでは満足できないユーザーにこそ選んで欲しい一台だ。少しでも予算を抑えたい方は競合モデルを確認しておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
263,780円(税込) | Core i7-11800H | RTX3070 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB NVMe | 非搭載 |
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