当記事では、G-Tune P5の評判とレビューをまとめている。GTX 1650搭載のエントリークラスのゲーミングノートPCだ。Intel第11世代Core iシリーズ搭載モデルとしてリニューアルされている。Core i7シリーズからCore i5シリーズへとダウングレードされてもCPUコアの改良などもあって性能面では上回っている。乃木坂46がマウスコンピューターのスポンサーだった頃は堀未央奈さんが出演している動画が話題となっていた。
(+)ビジネス用途に最適なノートPC
(+)ダブルストレージを採用
(-)税込み13万円台とやや割高
(-)ゲームをプレイするには物足りない性能
当ページの目次
G-Tune P5のスペック
ブランド名 | G-Tune |
---|---|
製品名 | P5 |
価格 | Windows 11 / 131,780円(税込) |
CPU | Core i5-11400H |
グラボ | GeForce GTX 1650 Mobile |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 256GB |
HDD | 非搭載 |
液晶サイズ | 15.6インチ |
重さ | 約2.02kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.5時間 |
コスパ | ★★★★★★☆☆☆☆ 5.6 |
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G-Tune P5のゲーミング性能レビュー
GeForce GTX 1650 Mobile(GPU)
GTX 1650 Mobileは、Turing世代のエントリークラスのモバイル向けグラフィックボードだ。従来モデルのGTX 1050と比べて60%程度パフォーマンスが向上している。ただし、前世代のGTX 1060 Mobileよりも性能が低く、最新のゲームには対応しづらい。また、少し古めのゲームであっても負荷が高めのゲームも苦手であるため、プレイできるゲームはかなり制限されてしまうだろう。
メインでプレイするゲームの要求スペックが低いのであれば、価格を抑える効果もあるので選択肢としてはありだ。注意点ではプレイ予定のゲーム以外は対応できないこともある。色々なゲームをプレイする可能性があるなら避けたほうがよいだろう。
Core i5-11400H(CPU)
Core i5-11400Hは、Intel第12世代の高コスパモデルとなっている。Tiger Lake世代からはCore i5シリーズでも6コア12スレッドというスペックになった。6コア12スレッドのCore i7-10750Hと比べて25%以上も性能が高く、さらに8コア16スレッドのCore i7-10875Hと同等以上のパフォーマンスを発揮する。
動画編集や画像編集への適性も大きく向上していると考えてよい。GeForce GTX 1650 Mobileに合わせるにはややCPU性能が高すぎるかもしれないが、価格が抑えられてさえいれば大きなデメリットとはならない。従来モデルと同じ4コア8スレッドのCore i5-11300Hもリリースされているが、ラインナップはほとんど見かけない。
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G-Tune P5の特徴
リニューアルで低価格という強みを失う
G-Tune P5は、GTX 1650 Mobile×Core i5-11400H搭載のゲーミングノートPCだ。Intel第11世代Core iシリーズへと切り替えられている。G-Tune P5シリーズと言えば、構成は最低限ながら価格を抑えたライトなゲーミングノートだ。特別仕様モデルの存在などでバリエーションを増やし、幅広いユーザーの支持を得ていた。
リニューアル後はCPUのダウングレード及びストレージ半減にも関わらず価格が抑えきれていない。これにより、低価格という強みを失った。独自性のない凡庸な構成と割に合わない価格でおすすめ度は低い。最新のRTX 3050 Ti Mobile搭載モデル並の価格で、旧世代のGTX 1650 Mobileを搭載していて選択するメリットを探す方が難しい。
価格の高騰の影響を大きく受けたモデルだと言える。それこそ、デスクトップに合わせた値上げのような形を取っていた。多くのショップがゲーミングノートの価格を下げ始めている。その点で言えばG-Tune P5の値上げは少し不自然なところもある。元々G-Tuneはキャンペーンありきの価格設定なので、これが標準と言えばそれまでだ。
税込13万円台という価格で最低限に近いゲーム性能とこれをおすすめするのはかなり勇気がいる。他に優れたモデルがある以上、魅力的に見えない。また、以前はIPSパネル採用を強く推していたが、現在はその表記は消えている。従来モデルよりは価格が下がっているものの旧モデルのグラフィックボードを搭載しているにしては価格が高すぎるのが致命的だ。
G-Tuneが好きでどうしてもこのモデルを購入したいと考えているならセールを待つことを推奨する。最低でも5,500円以上の割引が期待できるはずだ。
絶対に選んではいけないモデル
G-Tune P5はゲーミングノートでは数少ない絶対に選んではいけないモデルに該当する。圧倒的に悪いモデルというわけではないが、選択するメリットや価値を見出すことができない。少なくとも現時点ではおすすめはできない。当サイトでは基本的にゲーミングノートの比較を行っていない。
それはデスクトップと異なり、ケース性能やデザインなどが評価に直結するからだ。GPUなどにメーカーがあるわけでもないので中身で差をつけるのが難しい。G-Tune P5についてはあえて比較モデルを出そうと思う。それだけ価格が高く、とてもおすすめできないモデルだからだ。
ブランド名 | G-Tune | GALLERIA |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | P5 | RL5C-R35 |
価格 | 131,780円(税込) | 109,980円(税込) |
モニター | 15.6インチ | 15.6インチ |
リフレッシュレート | 60Hz | 144Hz |
重さ | 約2.02kg | 約2.00kg |
バッテリー | リチウムポリマー | リチウムイオン |
バッテリー駆動時間 | 約9.0時間 | 約4.4時間 |
CPU | Core i5-11400H | Core i5-11400H |
GPU | GTX 1650 | RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 256GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
比較対象となるドスパラの「GALLERIA RL5C-R35」は非常に強力なモデルだ。価格は21,800円安く、GPUにはGTX 1650 Mobileの後継モデルに当たるRTX 3050を搭載している。バッテリー駆動時間が半分以下になってしまうものの価格差や性能を考えると納得できるはずだ。また、重量・サイズは同等なので扱いやすさに差はない。現状G-Tune P5の強みはバッテリー駆動時間の長さぐらいで積極的に選択する理由はない。
ゲームを中心にするとしても、144Hzに対応したディスプレイ採用のGALLERIA RL5C-R35はおすすめだ。ゲーミングノートではドスパラが強力なモデルを排出している一方、他ショップの多くは無難なモデルが多い。結果、横並び状態となり、ドスパラ一強と言える状況を生み出している。
G-Tuneも一時は強力なモデルが多かったが、徐々に無難なモデルばかりになった。ゲーム性能を求めたモデルは少なくなった印象がある。値上げ、リニューアル前のG-Tune P5は高い評価を得ていたので、元に戻ればおすすめしやすくなるはずだ。それまでは比較対象のGALLERIA RL5C-R35を始め、ドスパラ製品をチェックしておきたい。
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G-Tune P5の本体レビュー
正面
ナローベゼルを採用しているためすっきりとした印象を与えてくれる。視認性が高くPC作業に集中しやすい。従来モデルより一回り小さくなったのは高評価だ。15.6インチノートとしてコンパクトだが重さは2.0kgオーバーとやや重さを感じてしまうかもしれない。
キーボード
キーボードにはLEDバックライトを搭載。設定アプリケーションの活用で色を変更することが可能だ。暗い部屋でもキーの視認性が高い。タッチパッドも従来モデルより30%広くなったのも後押ししている。
右側
本体の右側にはUSB 3.1×1、USB 3.0 Type-A×1、カードリーダー、ネットワーク端子が配置されている。
左側
本体の左側にはUSB2.0×1、USB3.0 Type-A×1、ヘッドホン出力・マイク入力が配置されている。
背面
天板にはGTUNEのロゴが映える。背面にはHDMI、Mini Displayが装備されていてる。ネットワーク端子が背面から右側に移設された。複数モニターにも対応していて利便性が高い。
I/Oパネル
オーソドックスな構成のインターフェイス。リニューアル前と比べると少し変化はあるが、使用感関わるほどではない。基本的には同じと考えても問題ない。必要十分な構成を持つインターフェイスは可もなく不可もない。これ以上充実させると、本体が少し大きくなってしまうなど、デメリットも増える。ライトなモデルには必要分を満たす程度が最適である。
- USB
- ディスプレイ
- LANポート 背面1
- サウンド
USB 2.0 x1 (左側面1)
USB 3.0 x2 (Type-A 右側面1、左側面1 )
USB 3.1 x1 (Type-C 右側面1)
HDMI 背面1
Mini DisplayPort背面1
ヘッドホン出力 左側面1
マイク入力 左側面1
旧G-Tune P5との比較
ブランド名 | G-Tune | G-Tune | G-Tune |
---|---|---|---|
製品名 | P5 | 旧P5 | 旧P5 |
画像 | ![]() | ![]() | |
サイズ | (幅)359.5mm× (高さ)238.0mm× (厚さ)22.8mm | (幅)359.5mm× (高さ)238.0mm× (厚さ)22.8mm | (幅)359.5mm× (高さ)238.0mm× (厚さ)22.8mm |
重さ | 約2.02kg | 約2.03kg | 約2.02kg |
価格 | 131,780円(税込) | 148,280円(税込) | 131,780円(税込) |
モニター | 15.6インチ | 15.6インチ | 15.6インチ(IPS) |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 60Hz |
CPU | Core i5-11400H | Core i7-10750H | Core i7-10750H |
GPU | GTX 1650 | GTX 1650 | GTX 1650 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB | DDR4-2666 8GB |
SSD | 256GB NVMe対応 | 512GB NVMe対応 | 256GB NVMe対応 |
HDD | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
バッテリー | リチウムポリマー | リチウムポリマー | リチウムポリマー |
バッテリー駆動時間 | 約6.5時間 | 約9.0時間 | 約10.0時間 |
G-Tune P5のここ最近のモデルをまとめたものだ。右から順に新しくなっていき一番左が現行モデルということになる。一つ前のモデルと比べると価格は16,500円安くなっている。CPUがCore i7-10750HからCore i5-11400Hへとダウングレードされた。世代が変わりCPU性能自体はCore i5-11400Hの方が高いが、実質値上げだと考えてよさそうだ。
メモリ規格も最新のCPUに合わせてDDR4-3200へとアップグレードされている。ストレージについてはSSD容量が半減の256GBとなっている。従来モデルと比べると価格が抑えられている分G-Tune P5の強みが押し出せているように思える。2世代前のモデルと比べるとディスプレイこそIPSではなくなったが、同じ価格でメモリ倍増を実現している。
CPUがCore i7からCore i5になっていることを考えると妥当だと言えるかもしれない。また、競合モデルと比べたときには見劣りしてしまうので、もう少し価格が下がって欲しいというのが本音だ。バッテリー駆動時間が落ちているのはCPU性能が向上したことによるものだろう。
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管理人による総評(G-Tune P5)

G-Tune P5は、GTX 1650 Mobile×Core i5-11400Hを搭載したエントリークラスのゲーミングノートPCだ。CPUがCore i7-10750HからCore i5-11400Hへと換装されている。CPU性能は向上しているが、グラフィックス性能は控え目で過度な期待はしない方がよい。ビジネス用途での使用がおすすめだ。様々なアプリケーションを使うのに最適だ。
ゲームプレイになるとグラフィックス機能が弱くやや物足りなさを感じてしまうだろう。性能を考えると価格はやや高めでRTX 3050 Ti搭載モデル並となっている。GTX 1650の後継モデルであるRTX 3050搭載モデルならもう少し安く購入できる。今は比較対象モデルに挙げた「GALLERIA RL5C-R35」をしっかり確認しておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
131,780円(税込) | Core i5-11400H | GTX1650 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB | 非搭載 |
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