当記事では、G-Tune XN-Z-ACの評判とレビューをまとめている。RTX 3080を搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。2021年3月時点でRTX 3080を搭載したゲーミングPCをほとんど見ていないのではないだろうか。今グラフィックボードの品薄状態が続き、グラフィックボードの購入が難しく特にこのRTX 3080は入手が困難だ。
そのような状況を鑑みれば在庫があるだけで強みになるのだが、このモデルは従来と価格を据え置きで販売している。元々の価格が高いということはあっても今となっては魅力的なモデルであることに違いない。おそらく多少入荷の見込みが経ったということだろう。納期は一ヶ月程度と長めなので注意しておこう。
当ページの目次
G-Tune XN-Z-ACのスペック
ブランド名 | G-Tune |
---|---|
製品名 | HN-Z-AC |
価格 | Windows 10 / 249,800円 (税込274,780円) |
CPU | Core i7-10700 |
グラフィックボード | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-2666 32GB |
SSD | NVMe 1TB |
HDD | 2TB |
電源 | 800W TITANIUM |
マザーボード | チップセットZ490 |
コスパ | ★★★★★★★★☆☆9.0 |
各タイトルの対応表
FF14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | Fortnite 144Hz | Fortnite 60Hz |
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![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
G-Tune XN-Z-ACのゲーミング性能
GeForce RTX 3080(GPU)
GeForce RTX 3080は、Ampere世代のハイクラスのグラフィックボードとなっている。RTX 2080 Tiを超える性能を持ち幅広い用途で使用することが可能だ。レイトレーシングやDLSSといった機能も世代を重ねて進化している。より高みを目指したいゲーマーの方はぜひチェックしておこう。2021年3月時点で品薄状態が続きなかなか購入できなくなっている。もし、在庫があるのであれば急いで決断した方がよいかもしれない。今後いつ購入できるか先が見えないからだ。
Core i7-10700(CPU)
Core i7-10700は、Intel第10世代のハイパフォーマンスモデルだ。8コア16スレッドとマルチスレッド性能が高くゲーム適性も高い。前世代のCore i7-9700からの性能向上は魅力的だ。RTX 3080と合わせるにはやや物足りなさがあるもののパフォーマンスを引き出すには十分だ。ゲーム実況や動画編集・RAW現像といったクリエイター作業にも対応できる。
総合性能
G-Tune XN-Z-ACはゲームのみならず、用途を選ばない汎用性が魅力のゲーミングPCとなっている。その性能は高く4K解像度でのゲームプレイを前提とし、フルHDなら360Hzをも目指すことができるほどだ。FF14を4K解像度で最高設定でも安定させることが可能だ。Apex Legendsやフォートナイトのような人気タイトルは360Hzの描写で快適にプレイできる。
ゲームに関してはトップクラスの性能と言える。メモリ32GBの恩恵でゲーム以外でもパフォーマンスを発揮する。公式でWEB作業、動画編集、実況配信、VRに言及されている通り何にでも対応できることが強みだ。圧倒的なゲーム性能、作業効率を両立できるモデルである。性能的にはシミュレーター系のゲームをプレイするユーザーにも適している。ハイエンドのゲーミングPCの理想とも言えるモデルだ。
G-Tune XN-Z-ACの特徴
貴重なRTX 3080搭載モデルが残っていた
G-Tune XN-Z-ACは、RTX 3080を搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。現在のグラフィックボードの価格高騰及び品薄状態であっても、G-Tuneでは従来と変わらない価格でRTX 3080搭載モデルを販売されている。コストパフォーマンスの評価を高める要因と言える。G-Tune製品は少し割高な価格に設定し、セールで相場程度まで落とすショップだ。
現在のBTOパソコンの価格高騰の一端はGPUの供給不足によるものだ。パーツ全体の値上げもあるが、RTX 30シリーズの供給は著しく低下している。特にRTX 3080は早くから品薄状態になり、今では入手が非常に困難なモデルとなった。
RTX 3080が通常通り販売されていればG-Tune XN-Z-ACはあまり目立たなかったはずだ。ショップやユーザーにとって打撃となる品薄状態だからこそ輝いた逆境に強いモデルだ。今の状況ならG-Tune XN-Z-ACをおすすめすることができる。もというよりも他に選択肢がない。ゲームプレイを中心にしつつ、他の用途も想定するならこれ以上ない強力なモデルである。
ハイエンドモデルを探していて予算が合うならG-Tune XN-Z-ACを選択することをおすすめしたい。下位モデルであるRTX 3070も価格は上がり、徐々に搭載モデルは減少している。それらを除外してもRTX 3080搭載モデルを販売している事実だけで十分だ。多くのショップがRTX 3080を品切れや入荷待ち状態にしている。RTX 3080搭載モデルは今や非常に貴重なモデルになった。
メモリ容量32GBなど隙のない構成が魅力
G-Tune XN-Z-ACの魅力は何と言ってもその構成の充実度にある。RTX 3080の性能を活かすメモリ容量32GBは、プレイするタイトルを選ばない。これはゲーム以外の作業にも有用だ。NVMe対応SSD 1TBとHDD 2TBの大容量ストレージはスタイルを限定しない。様々なゲームをプレイするゲーマー、動画投稿や配信を行うストリーマー、クリエイティブな作業を行うクリエイターにおすすめしやすい。
ストレージ容量はゲーム・動画・作業ファイルの保存など長く使うほどに必要となる。合計で3TBのストレージ容量があれば増設や追加を行わなくてもよいだろう。高性能なCPUとGPUを支える電源は容量800W、規格は80PLUS最上位のTITANIUMを採用している。メモリ・ストレージ・電源に全く隙がない。これら3箇所は最もカスタマイズされる箇所である。標準構成が優れていることで、カスタマイズする必要がない。
ハイエンドモデルに求められるのは性能と構成を総合的に評価した完成度である。その点で言えばG-Tune XN-Z-ACは圧倒的に優れたモデルと言える。ただ、Core i7-10700とRTX 3080のバランスはあまりよくない。CPU性能が足を引っ張り、性能を上手く発揮できないタイトルも今後登場してくるかもしれない。現時点でも4K解像度ならそういった場面は見られる。
Core i7-10700Kであればオーバークロックで性能を引き上げることはできた。それでもCore i7-10700は電力制限の解除に対応している。従来のCore i7シリーズと比べるとハイエンドモデルに搭載されていても大きな問題とはなりにくい。800W TITANIUMが搭載されているのは電力制限の解除を視野に入れているからなのかもしれない。
パソコンケースレビュー
似ているモデルとの比較
現在RTX 3080搭載モデルは品薄状態で、取り扱いのあるショップはほとんどない。一般的なBTOショップでは見かけることはなくなった。そのため、比較を行うのが難しい。G-Tuneにもう一つRTX 3080搭載モデルがある。比較を行うとすればそれくらいだ。しかし、価格差が大きいこと、特徴が違うことから比較は控える。
ゲームを中心としているならG-Tune XN-Z-ACを超えるモデルはRTX 3090搭載モデル以外に選択肢はない。価格やコストパフォーマンスでは随一と言えるモデルだ。他に選択肢がない以上、今はG-Tune XN-Z-ACをおすすめする。
管理人による総評(G-Tune XN-Z-AC)

G-Tune XN-Z-ACは、RTX 3080×i7-10700搭載のゲーミングPCだ。現在非常に入手が困難なRTX 3080を搭載した貴重なモデルとなっている。納期が一ヶ月と長めだが、購入できることが約束されているだけで十分評価できる。4K解像度にこだわりたい方は必見だ。メモリ32GB、SSD 1TB、HDD 2TBとハイエンドにふさわしい構成を持つ。将来性も高く長く使用することができる一台となるだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
249,800円 | Core i7-10700 | RTX3080 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 32GB | 1TB | 2TB |
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