当記事では、Lenovoが販売するIdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPの評判とレビューをまとめている。Core i5-12500H×RTX 3050 Mobile搭載のエントリークラスのゲーミングノートPCだ。フルHD環境で60Hzを目指すのであれば十分な性能を持つ。
CPU・GPU共に前世代のモデルから大幅に性能が引き上げられていて心強い。最近増えて来た16.0インチディスプレイを搭載してよりゲームに没頭できるはずだ。即納対応なので少しでも早くゲーミングノートPCを手に入れたいと考えている方にもおすすめできる。
当ページの目次
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPのスペック
ブランド名 | Lenovo |
---|---|
製品名 | IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JP |
液晶サイズ | 16.0インチ WUXGA液晶 165Hz |
価格 | 134,640円(税込) |
CPU | Core i5-12500H |
グラボ | GeForce GTX 3050 Mobile |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 512GB NVMe対応 |
HDD | 非搭載 |
重さ | 約2.60kg |
バッテリー駆動時間 | 約11.0時間 |
コスパ | ★★★★★★★★★★ 9.8 |
おすすめ度 | Sランク |
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPのゲーミング性能
Core i5-12500H(CPU)
Core i7-12700H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 9 6900HS | |
Core i5-12500H | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i9-11980HK | |
Core i7-11800H | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 5 6600H | |
Core i5-11400H | |
Core i7-10875H |
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPで搭載されているCPUは、Intel第12世代のCore i5-12500Hだ。現行のAmpere世代におけるゲーミングノート向けCPUとしてエントリークラスとなる。Core i5シリーズとは言っても性能は高い。スペックが6コア12スレッドから12コア16スレッドへと大幅に引き上げられCore i5-11400Hと比べて45%以上も処理性能が向上している。前世代のCore i9-11980HKと同等以上の性能を発揮するのは興味深い。競合モデルであるRyzen 5 6600Hと比べても20%近くも上回っている。ゲームプレイだけではなく、ゲーム実況や動画編集などのクリエイター作業にも対応できる。
GeForce RTX 3050 Mobile(GPU)
RTX 3070 Mobile | |
RTX 3060 Mobile | |
RTX 2070 Mobile | |
RTX 2060 Mobile | |
RTX 3050 Desktop | |
GTX 1660 Ti Mobile | |
RTX 3050 Ti Mobile | |
RTX 3050 Mobile | |
GTX 1650 Ti Mobile | |
GTX 1650 Mobile | |
GTX 1050 Mobile |
当該モデルで搭載されているRTX 3050 Mobileは、現行のAmperew世代におけるエントリークラスのグラフィックボードとなっている。従来モデルのGTX 1650 Mobileと比べて30%以上も処理性能が高い。GTX 1650 Ti Mobileと比べても20%以上性能が高い。上位モデルであるRTX 3050 Ti Mobileとの性能差は6%程度だ。
Turing世代のGTX 1660 Ti Mobileに匹敵するパフォーマンスを持っていることがわかる。フルHD環境で60fps安定を目指すのなら十分通用するグラフィックボードだと言える。最新のタイトルでも設定を調整すれば対応可能だ。デスクトップ向けのRTX 3050との性能差は30%以上とやや大きい点は注意しよう。
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPの特徴&注意点
流行りの16.0インチWUXGAモニターを搭載している
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPは、16.0インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイを搭載したゲーミングノートPCだ。この16.0インチモデルは海外メーカーだけではなく国内メーカーでもラインナップが増えている。一般的な15.6インチよりも少しディスプレイが大きくゲームプレイも快適になる。大きさとゲームプレイ時の快適さのバランスを取った結果この16.0インチにたどり着いたのだろう。
WUXGAモニターは一般的なフルHDディスプレイ(1920×1080)と比べて縦に11%広くより多くの情報を映し出すことができる。ゲームプレイにおいてメリットがあるわけではないが、最近ゲーミングノートPCでも増えてきているように思える。リフレッシュレートは165Hzと高リフレッシュレートに対応していて必要十分だ。RTX 3050 Mobileの性能を考えると負荷の軽いタイトルでのみ活かせそうだ。
ゲーミングノートPC全体で見ても最安値クラスのモデル
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPのすべての魅力はコストパフォーマンスの高さにあると言っても過言ではない。Core i5-12500H×RTX 3050 Mobileの組み合わせで税込13万円台はかなり安い。しかも送料(BTOメーカーだと3,000円程度)も掛からないとなるとコストパフォーマンスの観点からは有利だ。
最近は円安の影響もあってかゲーミングノートPC全体の価格が上昇傾向にあって、税込15万円以下で購入できるモデルはほとんどない。特に現行モデルとなるとより希少性が高い。国内BTOメーカーではかなり少なくLenovoなど海外メーカー頼りだ。海外メーカーだと円安の影響を受けづらいのかもしれない。
本体重量の重さが唯一の弱点となる
当該モデルで弱点を挙げるとすると、それは本体重量の重さだろう。16.0インチモデルで約2.60kgという重さは致命的だ。さすがにこの重さになると持ち運びが億劫になるだろう。持ち運ぶ機会が多い方は注意が必要だ。大きめのカバンがないと持ち運ぶことが難しい。
女性の方だと持ち運ぶこと自体が厳しい可能性もある。基本的には自宅で使用して、稀に外でも使用したいと考えている方向けだ。例えば、帰省時や出張時などが該当する。毎日持ち運ぶことを考えている方は避けた方がよい。持ち運びを考えているなら2.0kg以下のモデルを選択するべきだ。
GALLERIA RL5C-G50と比較
ブランド | Lenovo | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ||
型番 | IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JP | GALLERIA RL5C-G50 |
価格 | 134,640円(税込) | 122,980円(税込) |
送料 | 無料 | 3,300円(税込) |
液晶サイズ | 16.0インチ 165Hz | 15.6インチ 120Hz |
解像度 | WUXGA (1920×1200) | フルHD (1920×1080) |
重量 | 約2.60kg | 約2.00kg |
バッテリー駆動時間 | 約11.0時間 | 約5.3時間 |
CPU | Core i5-12500H | Core i5-11400H |
GPU | RTX 3050 | GTX 1650 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 512GB NVMe | 512GB NVMe |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
価格帯の近いサードウェーブ製GALLERIA RL5C-G50と比較していく。価格差は11,660円だ。IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPは送料が掛からないため送料を差し引くと価格差は8,360円となる。GALLERIA RL5C-G50は、15.6インチ120Hz対応モニターを搭載している。解像度はフルHDだ。IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPでは16.0インチ165Hzモニターを搭載していて一回り大きい。より高リフレッシュレートに対応しているのもポイントだ。
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPでは縦に少し大きいWUXGAを採用している。より効率的にPC作業を行える。GALLERIA RL5C-G50の本体重量は約2.00kgだ。IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPの方が30%も重くこれはデメリットだと言える。バッテリー駆動時間は約5.3時間となる。バッテリー駆動時間はIdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPの方が長い。
CPU・GPUはIdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPの方が最新のモデルを採用している。Core i5-12500Hの方が45%性能が高く、RTX 3050 Mobileの方が30%高い。ゲーミング性能の差は大きいと考えておこう。メモリ・ストレージは共通だ。価格差8,360円でワンランク以上高い性能を得られるという点でIdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPの方が優位性がある。ただし、本体重量が重いことはデメリットでそこを受け入れられるかどうかがポイントとなりそうだ。
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPの本体レビュー
正面
16.0インチディスプレイを搭載したゲーミングノートPCだ。狭額縁デザインを採用していて視認性に優れている。ディスプレイの上にはFHD 1080pカメラが搭載されている。プライバシーシャッター付きで使用しないときはカメラのレンズを隠すことが可能だ。
キーボード
4列のテンキー付きのキーボードを採用している。Enterキーが小さかったり、矢印キーがやや下に付いていたりと癖がある仕様だ。このあたりはスペースに制限のあるゲーミングノートPCなら仕方がないのかもしれない。
天板
天板は非常にシンプルだ。Lenovoのロゴが刻印されているぐらいだ。右側にはUSB 3.2 Gen1が配置されているぐらいシンプルな作りとなっている。
左側面
本体左側面にはUBS 3.2 Gen1及びマイクロフォン\ヘッドフォンコンボジャックが配置されている。
背面
本体背面にはHDMI端子、ネットワーク端子、Thunderbolt 4、電源コネクタが配置されている。Thunderbolt 4は、DisplayPort及びPowerdeliveryに対応している。マルチモニター環境の構築も容易だ。
裏面
本体裏面にはメッシュ加工が施されている。2基のファンが搭載されていてしっかりと吸気を行ってくれる。
管理人による総評(IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JP)
IdeaPad Gaming 370i 82SA00C8JPは、Core i5-12500H×RTX 3050 Mobile搭載のゲーミングノートPCだ。現行のゲーミングノートPCのラインナップにおいてはCPU・GPU共に一番下のモデルと考えてよい。ただし、従来モデルと比べると性能は高くCore i9-11980HK×GTX 1660 Tiの組み合わせと同程度だ。
フルHD環境ならある程度のゲームプレイに対応できる。ディスプレイは最近流行りの16.0インチWUQGAを採用している。165Hz対応でこだわりのゲーム環境を構築できる。当該モデルのデメリットは約2.60kgという重さだ。持ち運びに適したモデルとは言えず、持ち運び機会が多い方は避けた方がよいだろう。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
134,640円(税込) | i5-12500H | RTX3050 |
メモリ | SSD | HDD |
16GB | 512GB | 非搭載 |
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