LEVEL-M77M-134F-SAXtop


当記事では、パソコン工房が販売する「LEVEL-M77M-134F-SAX」の詳細レビューを行っている。Core i5-13400F×RTX 3060 Ti搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。高解像度でのゲームプレイにも対応できる性能が高さが特徴となっている。CPUに採用されているCore i5-13400は、2世代前のCore i7-11700よりもゲーム適性が高い。新しいケース採用で魅力を増している。メモリ規格・マザーボードのチップセットのグレードを落として価格を抑えているのがポイントだ。

LEVEL-M77M-134F-SAXのスペック解説

LEVEL-M77M-137-ULX

ブランド名LEVEL∞
製品名LEVEL-M77M-134F-SAX
価格152,700円(税込)
CPUCore i5-13400F(レビュー)
GPUGeForce RTX 3060 Ti(レビュー)
メモリDDR5-4800 16GB
SSD500GB NVMe
HDD非搭載
電源700W BRONZE
マザーボードチップセットB660
おすすめ度Sランク
評価・コスパ
10.0

・構成
6.0

・品質/サポート
10.0

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おすすめカスタマイズ例

ブランド名LEVEL∞LEVEL∞LEVEL∞
イメージLEVEL-MLEVEL-MLEVEL-M
製品名LEVEL-M76M-134-SAXストレージ強化徹底解剖推奨
価格152,700円(税込)162,200円(税込)181,201円(税込)
CPUCore i5-13400FCore i5-13400Core i5-13400
GPURTX 3060 TiRTX 3060 TiRTX 3060 Ti
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 16GBDDR4-3200 32GB
SSD500GB NVMeNVMe 1TBNVMe 500GB
HDD非搭載非搭載2TB
電源700W BRONZE700W BRONZE800W 80PLUS GOLD
マザーボードB60B660B660

カスタマイズは軽視されがちな要素でもある。それは一般的なBTOメーカーの場合カスタマイズに掛かる費用が少し高めになっているからだ。パソコン工房のカスタマイズに関しては比較的抑えられているのでおすすめしやすい。それでも、カスタマイズする箇所を増やせば上位モデルに届く価格になってしまう。その価格になってもカスタマイズするメリットがあると思える構成にしなくては意味がない。

ストレージやメモリは必要に応じて買い足すことができる。一方で、電源ユニットのように重要な箇所は交換対応となる。元々搭載されていた電源が余り無駄が生じる。パソコンには電源の費用も含まれており、追加で購入した電源分の価格も加算されるので、必ずしも増設が安上がりというわけではない。カスタマイズはより理想のモデルを組み上げるだけでなく、無駄をなくすためにも有用なものだ。

パソコン工房のカスタマイズの幅は広い。その中でもストレージはどのBTOメーカーでも多くのユーザーがカスタマイズする項目となる。特に500GBのストレージモデルでは1TBへのカスタマイズが人気である。その人気構成を意識してSSD容量だけを変更している。容量アップのカスタマイズはメリットが分かりやすく、その恩恵を受けやすい。

価格が抑えられたモデルだからこそ、価格の安さという強みを失わず、必要最低限に留めている。弱点の克服を目指しているのではなく、価格と利便性の両立を目指したカスタマイズだ。シンプルながら実用性は大きく向上するので初心者におすすめだ。価格が14万円台から16万円台になることが気になるなら、標準モデルを手を加えずに選ぶ方がいい。

カスタマイズは今必要なのか、先々必要になるのかで重要性が変わるものだ。SSD容量が500GBで足りなくなっても、後から外付けや増設で対応できる。どの程度使用するか分からないのであればとりあえず標準モデルで選ぶ方がいい。必要になったら都度買い足せるのがデスクトップPCの特徴だ。

徹底解剖推奨カスタマイズ解説

徹底解剖推奨カスタマイズのコンセプトは「長く使う」ことだ。ゲーミングPCの性能は年々相対的に下がっていく。性能自体は変わらなくても、ゲームの必要スペックが高くなっていくことで物足りなさを感じてくる。カスタマイズではCPUやGPUの変更はできない。そのため、スペック不足の根本に対応していくことは難しい。しかしながら、性能を支える部分のカスタマイズで補えることがある。そこを重視したカスタマイズとなっている。

メモリ32GB

メモリ容量は32GBにしているのは、RTX 3060 Tiよりも高い性能のグラフィックボードに交換することを前提としている。RTX 3060 Tiを用いたゲームプレイであっても、メモリ容量は多いに越したことはない。ブラウザを開いたままゲームをしたり、アプリケーションとゲームを同時起動したりするならメモリ容量は重要だ。快適なパソコン操作と、先々の高スペックへの変更に対応するという可能性を加味しての32GBである。

HDD 2TB

HDD 2TBの追加はコストを抑えつつ、実用性を高める意味がある。ゲームの容量は実はそれほど大きくない。ゲームの規模にもよるが、平均すると1つ30GB程度の容量だ。実際にゲームだけで500GBが埋まるということは少ない。しかしながら、ゲーム以外で容量が埋まる可能性はある。GeForce Experienceの登場で、ゲームのリプレイや動画撮影が行いやすくなった。知らない間に動画が増えて容量を圧迫することがある。

特にリプレイは自分の名シーンを保存してくれる機能で、ゲームによっては設定可能なものもある。ゲームは読み込みが頻繁に発生するため、SSDのような高速の読みとりが可能なストレージがいい。一方で、動画のようにアクセス時にしか読み込みが発生しないものはHDDへの保存でも問題がない。

むしろ、動画でSSDの容量を圧迫するのはもったいなく感じる。HDDは価格が安く、容量の大きいという特徴がある。動画や静止画など、頻繁に読み込みが発生しないファイルの保存に適している。ゲーム以外のファイルを全てHDDに振り分けておけばSSD 500GBでも十分対応できる。

800W 80PLUS GOLD

電源を800W 80PLUS GOLDへアップグレードする意味は電力の効率化もあるが、それに伴って発熱量を抑えられるメリットがある。もっとも、Core i5-13400FとRTX 3060 Tiの組み合わせでは、発熱量を抑えることにそれほどメリットがない。
このカスタマイズは、グラフィックボードの交換やCPUの交換を行う時を見据えたものだ。電源容量と規格がアップすることで安定度は高くなる。

それ以上に、ハイエンドクラスのグラフィックボードへの換装も可能にしている。長く使う上で、性能に関わる部分の交換は必要となってくるだろう。その性能に関わる部分以外の箇所の交換が不要になるようなモデルを目指している。少し価格は高くなるので、メリットは失われているように思える。それでも、長い目で見ると十分安価と言えるようになるはずだ。徹底解剖推奨カスタマイズは長く使用することを前提としている。

おすすめカスタマイズ項目解説

CPU冷却グリス

価格が安いので選びやすいカスタマイズの一つだ。Core i5-13400Fの発熱量ではそれほど大きな恩恵を受けられるわけではない。LEVEL-M77M-134F-SAXの場合は重要度が高いとは言えない。無いよりはマシ程度にはメリットがある。無くても困らないとも言えそうなので、ここは好みによるところだ。少しでも冷却性能を高めたいと考えているなら、わずか500円の差で高い熱伝導率を有している「【熱伝導率: 16W/m・K】 ナノダイヤモンドグリス JP-DX1 塗布サービス」をおすすめする。

CPUクーラー

標準の空冷CPUクーラーと12cm x 2 ラジエーターファン水冷CPUクーラーが選択できる。ここで水冷CPUクーラーを選択するのはロマンである。Core i5-13400Fにはかなりオーバースペックに見える。少し小さめの水冷クーラーなので、本格的に水冷式が必要なタイプには物足りなさがある。そういった意味ではCore i5-13400Fに対して適切なサイズと言えなくもない。

水冷式を選択したからと言ってマイナス要素があるわけではない。必要性が低いだけで受けられる恩恵は十分にある。8,400円のカスタマイズとやや高めで、少し無駄があるように感じる。水冷式CPUクーラー自体は付け替えができるので、先々高性能なCPUに変更すると考えているなら、あって困るものではなさそうだ。

メモリ

メモリは国産高耐久メモリと通常のメモリがある。これは国産メーカー品かホワイトボックスのようなノンブランドかの選択でもある。国産高耐久メモリは32GBまでの選択、通常のメモリは64GBまで選択できる。おすすめは通常の32GBだ。国産高耐久メモリと記載はあるが、メモリは基本的に耐久性が非常に高いものだ。ほぼ全てのモデルが永年保証となっていることからも分かる。

どちらを選ぶかは予算と品質に相談だ。ノンブランドであっても一定の水準の品質は満たしているので安心してほしい。容量は32GBを推奨したい。Core i5-13400とRTX 3060 Tiの組み合わせでも扱える容量だ。また、より性能の高いグラフィックボードへ交換した際にも使用できるのは大きい。

1stストレージ

LEVEL-M77M-134F-SAXの1stストレージはNVMe対応M.2 SSD 500GBだ。1TBへのアップグレードはコストはかかるものの、実用性と利便性が大きく向上する。BTOパソコンを購入する多くの方が容量をアップしている。特に500GB搭載モデルは1TBへのアップグレードが多い。価格的に選びやすいのでおすすめ度は高い。HDDと異なり、読み込み速度が非常に速いのが特徴だ。

ゲームやOSを保存するならSSDがいい。多くのゲームをインストールするなら1TBへのアップグレードはありだ。これが動画や静止画であればHDDで問題はない。読み込み速度や書き込み速度に影響を与えないファイルではあまり恩恵が得られないからだ。PCIe 4.0になると更に高速になるが、基本的に書き込み速度がアップする。ゲームをメインにしているならPCIe 3.0で十分なので注意してほしい。

3rdストレージ

3rdストレージはHDDだ。今やSATA接続のストレージはSSDもHDDもあまり標準搭載となっていない。これはOSの推奨がSSDであること、M.2 SSDの価格が下がったことなどが影響している。しかし、HDDは今でも十分役立つ場面がある。カスタマイズ画面を見て分かる通り、HDDは容量あたりの価格が安い。ファイル容量が大きくないりやすい動画ファイルや動画編集の一時ファイルなどを保存するのに最適だ。

ゲームの動画を録画することが容易になった今、動画用のストレージとしても重宝できる。プレイスタイルや使用用途にもよるが、SSD容量をアップさせるよりも実用的なことがある。価格が安く大容量だからこそ使える用途もあるはずだ。一考の価値のあるカスタマイズと言える。

光学ドライブ

現在のゲーミングPCでは、光学ドライブを搭載したモデルは少ない。少し前までパソコン工房のゲーミングPCはカードリーダーがない代わりに光学ドライブが搭載されていた。そのパソコン工房でも、今は光学ドライブが非搭載となっている。これは光学ドライブを使用する場面がほとんどなくなったからだ。映画はサブスクライブサービスが充実し、DVDを購入する機会がない。

ゲームはインストールディスクが存在しないものが多くなった。SteamやEpic Gamesのような形態が主流となっていることも大きい。周辺機器などのドライバも公式サイトからダウンロードできるようになっている。一部、公式サイトを持たない海外製品のドライバをインストールするくらいだろうか。もしくは、インストールディスクからのインストールが必要なソフトの場合だけだ。

あえて内蔵式の光学ドライブではなく、外付けの光学ドライブで対応すればいいだけなので、必要性はかなり薄くなっている。OSの再インストールでさえ、USBフラッシュメモリでの対応となるので、ほとんどの方にとっては不要なものと言える。頻繁に光学ドライブを使用する場合を除き、時々使う程度なら別途外付けの光学ドライブを購入することをおすすめする。

電源

LEVEL-M77M-134F-SAXの電源の選択肢は狭い。標準の700W BRONZE、700W GOLD、800W GOLDの選択となる。Core i5-13400FとRTX 3060 Tiの組み合わせなら700W BRONZEでも十分だ。今後、グラフィックボードの交換等で長く使用していく予定があるなら800W GOLDをおすすめしたい。容量が大きいほど搭載できるグラフィックボードの選択肢が増えるからだ。長く使うのであれば電源に余裕がある方がいい。

700W GOLDは電源変換効率が向上するのでバランスのいい選択肢となる。今後もミドルクラスを中心に使っていくことにも対応できる。パーツの交換を想定していなくても、安定しやすく発熱量も少し抑えられる。3,400円と費用が抑えられているものの、体感できるほどの差がでるわけではなく重要視していないなら標準でよさそうだ。

引越しソフトウェア

新しくパソコンを買い替える際、古いパソコンのデータを新しいパソコンに移動させるソフトだ。これまでのパソコンと同じ環境を新しいパソコンに引き継げるので便利なソフトだ。ほとんどの方にとって使用する機会はそれほど多くないため、5,300円の価値を見出だせるかは人を選ぶ。あると便利だが、なくても困らない。ストレージをそのまま移設したり、クラウドストレージを使用したりで対応することができるからだ。他の手段が増えてきたことで、引っ越しソフトの必要性はかなり低くなっているように感じる。

動画再生ソフト

動画を単に再生するだけであれば、動画再生ソフトが不要な場合が多い。地デジ映像など、視聴に制限がかかっている場合は必要かもしれない程度だ。動画を再生するだけであれば無料のソフトウェアはいくらでもある。それらを試してみて、上手くいかなければ購入するくらいでよさそうだ。カスタマイズで選択するほどではないのではないだろうか。

ゲーミングデバイスセット

最近では、こういったゲーミングデバイスのセットが非常にポピュラーになっている。どのゲーミングデバイスを使用すればいいか分からないというなら、ロジクールGシリーズおすすめセットから始めるのは分かる。しかし、ロジクールG PROシリーズ厳選デバイスセットを選択するのは控えたい。ゲーミングデバイスは合う合わないが大きく、使用しやすいものを選ぶべきだ。

ロジクールのPROシリーズは非常に優れたデバイスだとは思う。特にマウスは国内でもかなり高い評価を得ている。それでも、誰にでも合うというわけではない。手の大きさや指の長さが違えば、使用感に差が出るのは当然だ。ヘッドセットも頭の形や大きさで窮屈だったり、痛みが出たりする。

今の時期は試用することは難しいかもしれないが、デバイスは大体のサイズ感を知るために、実物を触って選択した方がいい。セットは単品で揃えるよりも安いくなるというメリットがある。一方で、デバイスのどれか一つ合わなければ高くついてしまう。これを選んでおけばよいという感覚で選択しないようにしてほしい。

キーボード・マウス・マウスパッド・ヘッドセット

デバイスは価格帯も性能も非常に幅広い。ゲーミングデバイスセットの項目でも伝えた通り、使用感には個人差がある。今使用していたり、過去に使用したりしていたものをカスタマイズで購入するのは悪くない。しかし、まだ使用したことがないものを選択するのは賭けに近い。

いかに評判がよくても、必ずしも自分に合うわけではない。マウスパッドに関してはその影響が小さいが、使用するマウスとの相性は無視できない。選択肢が多い割に人気のあるモデルを全て取り扱っているわけではない点も気になるところだ。特別安価に販売されているわけでもないので、デバイスに関しては別途購入するくらいでいい。

モニター

ゲーミングモニターが6つピックアップされている。この中から選んでおけば間違いはないが、価格に関しては安くはない。気に入ったモニターがあるなら選択するくらいだろうか。仮に選ぶとすればLEVEL-M77M-134F-SAXの性能的には144Hz対応モニターが無難だ。165Hzモニターでも対応できなくはないが、ゲームによっては144fpsを安定させるのも難しい。

プレイするゲームに合わせて165Hzまでで選ぶことをおすすめしたい。負荷の軽めのFPSやTPSでは240fpsを目指せるので240Hz対応モニターにも対応はできる。ただし、選択肢がほとんどなく価格も少し高めなので別のモニターを別途購入することを推奨したい。

マイク、モニターアーム、外付けカードリーダー

優れたモデルが選択肢にある。しかし、価格の高いモデルしかないのでおすすめしにくい。マイクに関しては本格的なストリーマーが使用するタイプのもので、モニターアームもかなり本格的なものだ。どちらも半額以下での選択肢があるので、ここで選択する必要性を感じられない。

USBフラッシュメモリ

OSの再インストールに必要になるのであった方がいい。問題は、OS用は16GBで十分にもかかわらず、選択肢が32GBと64GBしかないことだ。価格は安めではあるので、用途によっては選択するのもありといったところだ。OS用を考えているなら別で購入した方がいい。

外付けドライブ

外付けのHDDが2TBと4TB用意されている。使用頻度の少ないストレージとしてなら選択するのもありだ。常時使用するには、都度読み込みが入るので少し重く感じられる場面がある。価格は内蔵式よりも安いため、バックアップや容量の大きいファイルの保管用としては使いやすい。内蔵式と同じ使い方をするにはあまりおすすめはできない。こういった大容量ドライブはあると便利なので、少しでも必要性を感じているなら選択してもいい。

外付け光学ドライブ

内蔵式の光学ドライブが少なくなり、使用頻度も下がったことで外付けの光学ドライブが主流となっている。何かあった時のために用意しておくのも悪くない。カスタマイズでの選択肢は3,300円なので、そこまで安いわけでもない。別のショップでなら半額程度で選択できる。使用頻度が低いのであればなおのこと安い製品で十分である。

ネットワーク機器

無線LANの子機と親機が選択できる。いわゆる無線ルーターの受信機と送信機だ。LEVEL-M77M-134F-SAXのようなデスクトップPCにはWi-Fi受信機が搭載されていないことが多い。Wi-Fiでの接続を想定しているなら、USBタイプの無線子機はあってもいい。選択できる子機の価格が高めなので、これも別途購入した方がいいのではないかと思えてくる。

映像出力ケーブル

1.5m、2.0m、3.0mの長さからHDMIケーブルを選択できる。HDMIウルトラハイスピードケーブル(HDMI 2.1)なので8K出力にも対応している。高リフレッシュレートにも対応できるのでゲーマーにも人気だ。ここで選択する必要があるかは考えどころだ。別の場所で購入すれば安く早く届くので、必須というわけではなさそうだ。

延長保証サービス

パソコン工房の製品はLEVEL-M77M-134F-SAXを含めて、標準で1年間の無償保証となっている。これを最大4年に引き上げられるのが延長保証だ。選択肢は3年、4年の延長に、3年保証+物損保証、4年保証+物損保証の4つだ。3年保証は商品代金の10%、4年保証は商品代金の15%となっている。価格の抑えられたLEVEL-M77M-134F-SAXにとっては恩恵の大きなものと言える。物損保証付きは3年で15%、4年で20%なのでやや高めにはなる。

必要であるなら価格の抑えられたモデルの恩恵があるサービスだ。通常の保証は取扱説明書や注意書きの通り、正しく使用していて自然に故障したものに限り保証が受けられる。物損保証は落下や通常利用での物理的破損、水漏れや火災、過失や事故での故障にも保証が受けられるものだ。パソコンを頻繁に移動させたり、少し不安定な場所に置く可能性があるなら物損保証は入っておいた方がいいかもしれない。

いかに価格の安いモデルであったとしても、丸々損失になってしまうと高い買い物になってしまう。多少費用がかかっても、保証を受けたいと思ったら、保険として入っておくことをおすすめする。ある程度の故障を自分で修理できるのであれば必須ではない。1年間は保証を受けられるので、扱いに気をつけていれば必要となる場面はない。予算に余裕があれば是非延長サービスには加入しておきたい。

店舗受け取り限定 PIP会員加入

近くにパソコン工房があるなら一考の価値のあるサービスだ。PIPとは「Platinum IT Passport」の略で、受けられるサポートが優待価格になり、ウイルス対策ソフトのインストールが3台まで可能になったりする。また、買い取り価格が10%アップするので、パソコン工房を頻繁に利用するのであればありがたいものと言えるかもしれない。言い換えれば、店舗の利用頻度が多くなければ入るメリットがない。

月額750円から加入できるものの、実用面で言えば1,000円以上の安心スタンダード以上のプランでなければメリットが薄い。店頭でのサポートや初期設定などパソコンにそこまで詳しくない方向けのサービスだ。インターネットを通じて検索することができれば大体は解決するので、月額1,000円、2,000円に価値を感じられるかどうかだ。よほどパソコンに詳しくない限りは加入する必要はないように思う。

出張修理サポート

保証に関係なく、1年間限定で自宅に修理サポートに来てくれるサービス。4年延長サービスを選択しても購入から365日限定のサービスとなる。また、訪問修理で対応できない場合は、通常保証と同じく修理センターに発送することになる。
この出張修理サポートのメリットは、修理によっては当日その場で終了することにある。発送しての修理はすぐに直ったとしても、発送から返送までの期間手元にパソコンない状態となる。

これを自宅で修理してもらえると、修理が終わった瞬間からパソコンを使用することができる。これが最大のメリットである。パソコンにあまり詳しくない場合の保険的なものと考えれば分かりやすいだろうか。小さなトラブルにも対応してもらえるので、慣れていないうちはありかもしれない。1年間使っていればある程度は分かってくるので、ちょうといい期間と言えそうだ。

パソコン設置・設定サービス

33,000円でパソコンの設置や設定を全て行ってくれるサービス。古いパソコンからのデータ移行も行ってくれるので、面倒な作業を全て任せたいと思うなら便利なサービスだ。しかしながら、33,000円という価格は安いとは言えない。その作業量に見合った価格なのかが焦点となりそうだ。数時間単位で時間がかかる作業であれば、利用する価値はあるかもしれない。これが1時間程度で終わるものなら自分でやった方がお得だ。このサービスには賛否両論あるが、まずは自分で対応できるかどうかを判断してから選択してほしい。

下取りサービス

使わなくなったパソコンを1,000円で買い取ってくれるサービスだ。パソコンの処分は意外と手間も時間もお金もかかる。この億劫な作業を1,000円引きで行ってくれる。これを安いと思うか、十分と思うかで評価が分かれる。下取りサービスに出すパソコンが1,000円以上の価値があると思うなら、別の手段で処分した方がいい。また、ケースの破損やマザーボード・CPU・メモリなどパソコンを起動させるために必要なものが足りていないと下取りを行ってくれない。これはリサイクルサービスでも同じことだ。パーツ取りだけして下取りということはできないので注意しよう。

PCリサイクル

下取りではなく無料回収だ。パソコンは粗大ゴミなど自治体にゴミとして出すことができない。販売元メーカー等に回収してもらう必要がある。その際に回収資源化料金がかかるものもあるが、パソコン工房のPCリサイクルでは不要なようだ。破損が激しいものは下取りではなく、こちらのPCリサイクルを使用することになる。古いパソコンの処分に困っているなら選択しておこう。

各タイトルの対応表

FF15Apex LegendsFORTNITE
ff15
・4K


・WQHD
Apex-Legends
・240fps


・144pfs
fortnite
・240fps


・144fps

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

LEVEL-M76M-134-SAXseinou

LEVEL-M77M-134F-SAXはCore i5-13400FとRTX 3060 Tiを搭載したミドルクラスのゲーミングPCだ。CPUとGPUのバランスはよく、標準よりも少し高い性能は対応力にも優れている。Apex Legendsやフォートナイトを高リフレッシュレートで楽しめる。ゲームによっては4K解像度などの高解像度で安定させることも可能だ。ただし、高解像度はあまり得意ではないので、フルHDを基本としたプレイスタイルに適した性能と言える。

LEVEL-M77M-134F-SAXの性能まとめ

ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。

PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。

Core i5-13400F(CPU)

Core i7-13700K38,343
Ryzen 9 7900X37,541
Core i9-12900K34,518
Core i5-13600K30,159
Core i7-12700K30,046
Core i7-1270028,961
Ryzen 7 7700X27,183
Core i5-1350027,009
Core i5-12600K25,507
Core i5-1340025,345
Ryzen 5 7600X24,962
Ryzen 7 5800X24,001
Core i7-11700K23,705
Core i5-1240020,146
Core i7-1170020,009
Core i5-1140016,019

CPUにはIntel第13世代のCore i5-13400Fを搭載している。10コア16スレッドとスペックが引き上げれてCore i5-12400よりも25%程度処理性能が向上している。Core i5-12600Kと同等の性能は圧巻だ。競合モデルであるRyzen 5 7600Xをも上回っている。これだけの性能があれば動画編集・画像編集・WEBデザインなどの作業にも対応可能だ。ゲームプレイにおいても十分なパフォーマンスを発揮する。RTX 3060 Tiとのバランスも問題なく取れる。

GeForce RTX 3060 Ti(GPU)

RTX 4070 Ti38,219
RTX 309037,896
RTX 3080 10GB34,282
RTX 3070 Ti29,957
RTX 307028,194
RTX 4060 Ti28,036
RX 6750 XT27,986
RTX 2080 Ti26,552
RX 6700 XT25,895
RTX 3060 Ti24,213
RTX 2080 SUPER23,712
RTX 208022,590
RTX 406022,408
RTX 2070 SUPER22,276
RTX 207020,387
RTX 306020,322
RTX 2060 SUPER19,336
RTX 206017,012

LEVEL-M77M-134F-SAXで採用されているのはミドルクラスのグラフィックボードだ。従来モデルのRTX 2060と比べて40%以上も処理性能が向上している。WQHD環境でのゲームプレイに最適だ。フルHD環境で高リフレッシュレートでのゲームプレイも実現できる。従来モデルのRTX 2080 SUPERに匹敵する高いパフォーマンスを発揮する。レイトレーシング性能も向上して将来性も高いモデルだと言える。

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LEVEL-M77M-134F-SAXの特徴&強み

最もおすすめしたいゲーミングPCの一つ

LEVEL-M77M-134F-SAXは非常に優れたコストパフォーマンスを持つモデルだ。選びやすさと扱いやすさという点において、LEVEL-M77M-134F-SAXは突出している。構成を削って価格を抑えたモデルと言える。RTX 3060 Tiは今も人気の高いGPUだ。RTX 4060 Tiという後継機が登場した今でもそれは変わらない。LEVEL-M77M-134F-SAXのように、価格がしっかり抑えられていればデメリットがメリットを支える要因にさえなる。

構成が乏しいというマイナス要素は、価格を抑えるというプラス要素を支えている。コストパフォーマンスのよさが強みであるため、デメリットとさえ言えなくなる。Core i5-13400FとRTX 3060 Tiの組み合わせで、ここまで価格を抑えられたモデルはない。限定的なセールやキャンペーンモデルで並び立つモデルがあるかもしれない程度だ。

今現在選べる中では、最も優れた選択肢の一つと言える。15万円前後を予算に考える方が多いことも、LEVEL-M77M-134F-SAXの人気の理由だろう。この価格帯は様々なモデルが入り乱れている。その中で、LEVEL-M77M-134F-SAXを超えるモデルは存在しないと言い切れそうだ。コストパフォーマンスはただ安いだけで得られる評価ではない。

価格に対して、性能か構成が優れていてはじめて伸びるものだ。価格が安く、性能の高いLEVEL-M77M-134F-SAXは今最もおすすめしたいゲーミングPCである。初心者から上級者まで、幅広い層に選ばれるモデルであり、選んでも後悔のないモデルだ。誰にでもおすすめできて、誰にとっても選びやすいモデルだ。

セールやキャンペーンにも期待できる

LEVEL-M77M-134F-SAXは少し前にキャンペーンの対象モデルとなった経緯がある。値引き額は2,000円程度だったが、最安値クラスのモデルなだけに値引きされるだけでも十分だった。過去にキャンペーン対象になったことからも、パソコン工房がLEVEL-M77M-134F-SAXに力を入れているのが分かる。こういったモデルはセールやキャンペーンにかかる期待が大きくなる。

前回のキャンペーンはRTX 4060 Tiが登場していなかった。後継機が登場した今なら、もっと大きな値引きになる可能性がある。あわよくば13万円台になるのではないかと思ってしまう。現実的には5,000円引きの144,800円あたりだろう。このくらいにまで価格が下がれば、徐々に13万円台が見えてくる。よりお得な価格設定に変更されることにも期待できる。

ショップが力を入れているモデルは看板モデルになりやすい。看板モデルになると、セールやキャンペーンの度にお得なモデルとしてピックアップされるようになる。セールやキャンペーン時の広告に表示されるなど、様々な優遇がある。前面にプッシュされるモデルはそのセールやキャンペーンの目玉モデルにもなる。

こうなればLEVEL-M77M-134F-SAXは一気に化ける。ただでさえお得なモデルが圧倒的なポジションに立つ。このままで終わらず、ここからの変化にも期待が持てる。パソコン工房のゲーミングPCの代表モデルになるはずだ。選択のタイミングが今でもおすすめだが、少し先でもおすすめできそうだ。

どのタイミングで選んでも、価格帯で最強クラスのモデルとして君臨していることだろう。セールやキャンペーンは長期休暇前から始まりやすい。当サイトでもセール情報は発信しているのでチェックしておいてほしい。購入予定時期と長期休暇時期が近いなら、少し待ってみるのもありだ。

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競合モデルとの比較

ブランド名LEVEL∞Magnate
イメージLEVEL-M77M-137-ULXmagnatemh
製品名LEVEL-M76M-134-SAXMagnate MV-Ti
価格149,800円(税込)154,980円(税込)
CPUCore i5-13400Core i5-13400F
GPURTX 3060 TiRTX 3060 Ti
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 16GB
SSD500GB NVMeNVMe 500GB
HDD非搭載非搭載
電源700W BRONZE650W BRONZE
マザーボードB660H610
公式公式公式
レビュー当ページレビュー
比較対象はドスパラのMagnate MV-Tiだ。CPUの機能・電源容量・チップセットがダウンし、価格は6,000円高くなる。また、一般向けモデルなので、採用されているケースが汎用ケースとなっている。構成だけでなく見た目も少し悪くなるように思う。CPUの機能ダウンはCPU内蔵グラフィックスが非搭載となることだ。Core i5-13400とCore i5-13400Fによるものなので、実用面で大きなマイナスになるわけではない。

ただし、先々CPU性能に不足を感じて、別のモデルを購入し、グラフィックボードを移設するような時に差が出る。Core i5-13400はグラフィックボードがなくてもモニターに映像を出力できる。対するCore i5-13400Fはグラフィックボードが無ければ映像を出力できなくなる。サブPCとして運用するようなことになった場合に差がでる。この点もLEVEL-M77M-134F-SAXの優れた箇所と言える。

当該モデルの強みは何よりも価格の安さと見た目のよさだ。これまでMagnate MV-Ti以外の選択肢がなかったので妥協していたが、これからはLEVEL-M77M-134F-SAXをおすすめしたい。RTX 3060 Ti搭載最強クラスのモデルと言っても過言ではない。RTX 3060 Ti搭載モデルでコストパフォーマンスを重視したモデルを探しているならLEVEL-M77M-134F-SAXがおすすめだ。

パソコンケースレビュー

LEVEL∞ M-Classでは2023年3月15日に登場した新しいミニタワーケースを採用している。最新モデルらしく大型水冷クーラーに対応しているなど拡張性が向上している。画像はCore i5-13400×RTX 3050搭載モデルのもので一部内部・背面のI/Oパネルが異なる点は注意して欲しい。

正面

LEVEL-Msyoumen
ミドルタワーケースをそのまま小さくしたデザインとなる。正面の真ん中にLEVEL∞のロゴが刻印されている。シンプルなデザインながら高級感もある。マットブラックがかっこいい。

左側面

LEVEL-Mleft
左側面には何もない。本体上部ケース取り外し用のネジがある。

左側面内部

LEVEL-Mleftinside
内部にもかなり余裕があることがわかる。RTX 40シリーズの大型グラフィックボードも搭載可能だ。電源部分としっかりと区分されていて熱対策も問題ない。

右側面

LEVEL-Mright
右側面も左側面と同様だ。意外とここまで落ち着いたデザインを採用したケースは希少だ。

右側面内部

LEVEL-Mrightinside
右側面の内部はシンプルだ。配線の取り回しがかなりキレイで素晴らしい。

I/Oパネル

LEVEL-Miopanel
前面には電源ボタン、USB 3.0×2、ヘッドセット端子×1が配置されている。USB Type-Cがあればよかったのだが、コストが重要となるBTOパソコンなら仕方がないのかもしれない。

背面

LEVEL-Mback
背面には12cmのケースファンが見える。拡張スロットは4つだ。RTX 3060 Ti搭載時はその内3つがグラフィックボード専有(画像は2つ)となる。PCI Express 4.0[x16] ※x4動作が余っている。

本体上部

LEVEL-Mjyoubu
本体上部には2基のファン(12cm)が搭載(画像は1基)されている。初期構成のままなら十分なエアフローを確保できる。

本体下部

LEVEL-Msokomen
本体下部にはメッシュ加工が施されたカバーが取り付けられている。メンテナンス性が高いのは魅力だ。

管理人による総評(LEVEL-M77M-134F-SAX)

LEVEL-M77M-137-ULX

LEVEL-M77M-134F-SAXは、Core i5-13400F×RTX 3060 Ti搭載のゲーミングPCだ。Core i5シリーズとRTX 3060 Tiの組み合わせは人気があり多くのモデルが販売されている。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方におすすめだ。他の多くのモデルと同様にチップセットもB660だ。その上でしっかりと価格が抑えられているため評価は高い。意外とカスタマイズで個性を出せるのもポイントだ。

価格CPUグラボ
152,700円(税込)Core i5-13400FRTX3060Ti
メモリSSDHDD
DDR5 16GB500GB非搭載