当記事では、パソコン工房「LEVEL-M0B4-R53-RXR-RG」の詳細レビューを行った。プロゲーミング、ストリーミングチーム「令和ゲーミング」とパソコン工房LEVEL∞のコラボレーションモデルだ。
Rainbow six SiegeやPUBG、Fortniteなどの人気タイトルの配信プレイや大会参加で注目されている人気のミックスチーム。ゲームと配信に精通するプレイヤーが揃っているため、コラボレーションモデルにも大きな期待が掛かっている。
当ページの目次
各タイトルの対応表
PUBG | 黒い砂漠 | FF14 | Fortnite |
---|---|---|---|
★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGは、ミドルクラスのGTX 1660 Tiを搭載したゲーミングPCだ。扱いやすミドルクラスの性能は初心者でも安心して使用することができる。また、高いCPU性能を活かしたゲーム配信に適している。一方でWQHD以上の高解像度にはあまり適しておらず、フルHD設定で高リフレッシュレートのゲームプレイもゲームタイトルを選ぶ。解像度や設定を下げることで144hz程度であれば対応可能であるため、その辺りを考慮したユーザー向きだろうか。設定を下げることで最新のゲームを快適にプレイできる。非常に汎用性の高いモデルだ。
LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGのスペック解説
ブランド名 | LEVEL∞ |
---|---|
製品名 | LEVEL-M0B4-R53-RXR-RG |
価格 | Windows 10 / 103,980円 |
CPU | Ryzen 5 3600 |
グラフィックボード | GeForce GTX 1660 Ti |
メモリ | DDR4-2666 16GB |
SSD | 240GB |
HDD | 1TB |
電源 | 700W BRONZE |
マザーボード | チップセットB450 |
コスパ | ★★★★★★★☆☆☆ 8.8 |
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LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGの性能まとめ
ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。
PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。
GeForce GTX 1660 Ti(グラフィックボード)
GTX 1660 Tiは、全グラフィックボードの中でトップクラスの人気を誇っている。価格と性能のバランスが良いコストパフォーマンス重視型のミドルクラスだ。Ryzen 5 3600との相性も良いので性能面に不安を抱えることはないだろう。
高リフレッシュレートでプレイする場合は設定を最低近くまで落とす必要があるため、設定を下げることに抵抗があるなら避けたほうが良いかもしれない。現行のミドルクラスなので高望みしないようにしたい。
Ryzen 5 3600(CPU)
Ryzen 5 3600は、コストパフォーマンスに優れるCPUで、ゲーミング用途ではi5-9400と同等の力を発揮する。ただし、ややムラのある性能でゲームではi5-9400を大きく下回る場面もある。
ゲーム以外ではCore i7-9700を上回る場面もあるのでゲーム以外にも使用を検討しているならオールラウンド性の高いRyzenシリーズがうってつけだろう。Ryzenシリーズの火付け役だと言える存在だ。
総合性能
負荷の高いゲームを最高設定でプレイするには少しギリギリな部分がある。なので、ゲーム自体は標準設定を基準にして快適性を維持したほうが良いだろう。ミドルクラスの王道のような性能で、性能不足でゲームがプレイできないというようなことはない。バランス型のモデルでありながら、性能はよくまとまっているため扱い易さが光るモデルだ。
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LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGの特徴&強み
価格再改定で評価ダウン
LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGは、令和ゲーミングとパソコン工房のコラボレーションモデルである。Ryzen 5 3600とGTX 1660 Tiの組み合わせは、ゲームと配信を行う令和ゲーミングの特色が出ている。扱いやすい性能と選びやすい価格を両立させた構成が持ち味だ。メモリ16GB、HDDとSSDのデュアルストレージはこの価格帯では珍しい。コストパフォーマンスに重点を置いているのがよく分かる。
一時は価格が税抜99,980円にまで下がった。低価格帯トップクラスのモデルになるのではと期待もしていた。しかし、現在は価格が4,000円上がり、103,980円で販売されている。マイナス評価もそこまで大きいわけではない。それでも、低価格帯の枠から外れる税抜10万円オーバーは期待を裏切るには十分である。10万円という価格はゲーマーにとって重要なラインとなるからだ。
コラボレーションモデルの中では評価の高いモデルだっただけに残念だ。ただ、取り扱いの枠組みが変わるだけで、製品の選びやすさが悪くなるわけではない。99,980円時点でもトップモデルではなかった。4,000円アップしてもその立ち位置は変わらない。
ゴールが少し遠ざかった程度だろう。一度下がった価格まではキャンペーンによる値下げも期待できる。この性能でこの価格なら十分と言えば十分である。評価は下がったとは言え、候補に入ってもおかしくはないだろう。
ストリーマーにおすすめのエントリーモデル
LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGはストリーマー向けのエントリーモデルとも言える。価格が安いのでエントリーモデルになるが、エントリーモデルにしては性能が高い。Ryzen 5 3600はゲーム用途ではi5-9400を下回る。しかし、配信や動画編集などではi5-9400を大きく上回る性能だ。
この特性を活かした用途で運用すれば非常に優秀な製品である。ゲームをするにもミドルクラスの性能が期待できる。ゲーム配信を行いたいユーザーはチェックしておくべきだ。比較対象にもなる低価格帯最強のGALLERIA RT5に対しても強みがある。それはRyzen 5 3600というCPU性能の高さだ。
GALLERIA RT5はRyzen 5 3500を搭載している。上位モデルであるRyzen 5 3600と比べると10%近い性能差がある。総合的な性能ではLEVEL-M0B4-R53-RXR-RGが上回る。この性能差を持ってしても価格差を埋めることは難しい。ただ、GALLERIA RT5より性能が高い製品の多くはLEVEL-M0B4-R53-RXR-RGよりも価格が高い。ストリーマー向けのモデルとして見れば十分に次点を狙える。
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パソコンケースレビュー
当該モデルで採用されているのはLEVEL∞のミニタワーケースだ。赤を基調とした落ち着いたデザインはインテリアとしても映える。圧迫感がなく大きなパソコンを避けたいという方にもぴったりだ。
競合モデルとの比較
ブランド | LEVEL∞ | GALLERIA |
---|---|---|
画像 | ||
製品名 | LEVEL-M0B4-R53-RXR-RG | RT5 |
ケース | ミニ | ミニ |
価格 | 103,980円 | 89,980円 |
CPU | Ryzen 5 3600 | Ryzen 5 3500 |
GPU | GTX 1660 Ti | GTX 1660 Super |
メモリ | DDR4-2666 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | 240GB | NVMe 256GB |
HDD | 1TB | 1TB |
電源 | 700W BRONZE | 500W BRONZE |
マザボ | B450 | B450 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
性能を重視するならLEVEL-M0B4-R53-RXR-RG、コストパフォーマンスを重視するならGALLERIA RT5だ。どちらもストリーマー向けエントリーモデルにカテゴライズされる。GALLERIA RT5は低価格帯最強の肩書がある分だけ有利か。
LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGに不利な要素は、GALLERIA RTに出来ないことが出来るわけでは無いという点だ。性能は上回っていても出来ることや用途はほぼ同じである。予算が限られていたり、安くて高性能な製品を選ぶならGALLERIA RT5がおすすめだ。一方で、LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGは少しでも性能を重視したいユーザーはぜひチェックして欲しい。
管理人による総評(LEVEL-M0B4-R53-RXR-RG)
LEVEL-M0B4-R53-RXR-RGは、プロゲーミングチーム「令和ゲーミング」とのコラボゲーミングPCだ。Rainbow six SiegeやPUBGなど国内でも人気の高いタイトルについて配信プレイをしたり、大会に参加したりしているチームとなっている。モデルとして評価は高いが、特別な特典があるわけではなく実態はパソコン工房の一般的なモデルにプロゲーミングチームの名前を冠しただけだ。
ゲーミングPCとしての評価は上々だ。8,000円価格が引き下げられたのも大きい。グラフィックボードにはミドルクラスとして高い人気を誇るGTX 1660 Tiを搭載。FULL HD環境での適性が高い一台となっている。GTX 1660 Super発売後も存在感を失っていない。CPUには高コスパなRyzen 5 3600を搭載している。Intel Core i5-9400に匹敵する性能を持つ。動画配信などを考えるとより魅力的なモデルとなる。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
103,980円 | Ryzen 5 3600 | GTX1660Ti |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 240GB | 1TB |
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