当記事では、STORM PG-TWのレビューをしている。RTX 2060×Ryzen 7 3700X搭載のゲーミングPCだ。RTX 2060自体は後継モデルであるRTX 2060 SUPERが登場したことで旧モデルに位置付けられる。
このモデルに関しては旧モデルながら価格がうまく抑えられていてコスパが高い。最新モデルにこだわりがない方であれば検討する価値があると言える。
オータムセール期間中は税込み価格から4,000円引きとなる。割引額自体は小さくほんのちょっとお得になる程度なので、キャンペーンを逃したからと言って損をするわけではない。選択する際にキャンペーンが適用されていたらラッキー程度のものだ。割引額は大きくないが、元々の価格が抑えられているので悪くはない。キャンペーンが終了となっていても次を待たずに選んでしまおう。
当ページの目次
STORM PG-TWのスペック
ブランド名 | STORM |
---|---|
製品名 | PG-TW |
価格 | Windows 10 / 135,273円 キャンペーン時 / 131,637円 |
CPU | Ryzen 7 3700X |
グラフィックボード | GeForce RTX 2060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB |
HDD | 2TB |
電源 | 750W GOLD |
マザーボード | チップセットB450 |
コスパ | ・通常時 ★★★★★★★★★☆ 9.0 ・キャンペーン時 |
各タイトルの対応表
X4:Foundations | PUBG | 黒い砂漠 | FF14 | Fortnite |
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![]() ★★★★☆ | ![]() ★★★★☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
のゲーミング性能
最新のゲームを快適にプレイするのに最適な性能を持つゲーミングPCだ。RTX 2060はGTXシリーズと一線を画すパフォーマンスが魅力となっている。ただし、性能的には上位のSUPERシリーズと比べて控え目でリアルタイムレイトレーシングやDLSSのような機能に関してはあまり適していない。最新の機能を目当てにするのではなく、RTX 2060 SUPERに準ずる性能を求めて選択するべきだ。
また、高解像度への適性も低いので、フルHD+高リフレッシュレートでのゲームプレイを推奨する。扱いとしてはミドルクラスと同等で、少し高設定に対応しやすいという認識の方がよい。PUBGのようなスペックの高いゲームに対して、推奨環境は満たしている。しかし、実際にプレイすると快適と思えるかは微妙なラインだ。
負荷の高いゲームはサーバーの環境にも大きく影響を受ける。144Hzの安定を求めるのは難しいだろう。144Hzの安定を求めるなら最低設定、快適にゲームをプレイするなら高設定程度に留める。PG-TWの持つ性能は標準設定での安定が魅力だ。最高設定は少し古めのゲームや負荷の軽いゲームだけだと考えておく方がいいだろう。
STORM PG-TWの概要&特徴
RTX 2060搭載モデルとしては安価な一台
STORMのPG-TWは、他ショップのGTX 1660 SUPER搭載モデルと同等の価格で展開されているのが魅力だ。初心者から上級者まで、多くのユーザーが選ぶ価格帯だ。RTX 2060搭載モデルは数を減らしている中、人気のGTX 1660 SUPER搭載モデルに対抗できる製品だ。価格をしっかり抑えたことで、RTX 2060搭載モデルのよさを活かせている。
GTX 1660 SUPER搭載モデルを探しているユーザーは一度チェックしてほしい。同じミドルクラスでもその性能差は体感できるほど開いている。ワンランク上の環境を手にしやすいコストパフォーマンスの高いモデルである。Ryzen 7 3700Xを搭載していることで様々な用途に対応できる。ゲーム以外の用途も考えているなら非常に扱いやすい。
RTX 2060 SUPER登場後は、RTX 2060は一気にその存在感を失っていた。その理由はRTX 2060 SUPERとの価格差がほとんどなかったことが挙げられる。PG-TWはそのデメリットを解消し、存在を確立したモデルだ。コストパフォーマンスに優れるRyzen 7 3700Xと組み合わせたことで、そのよさが明確になっているように感じる。
ミドルクラスの中心はGTX 1660 SUPER搭載モデルでも、STORM PG-TWはその中に割って入ることのできるモデルだ。PG-TWは知名度が低い。知ってさえ貰えれば十分トップクラスのモデルとして人気が出るはずだ。隠れた名機と呼ぶに相応しいが、果たしてそれは讚辞になるか分からない。なにはともあれ、ミドルクラスに新しい選択肢が登場したことは素直に喜びたい。
ダウングレードで始めてSTORMの本領発揮
STORMはカスタマイズに特徴がある。カスタマイズに掛かる費用が他ショップに比べて安い。それだけではない。他ショップでは標準構成を下げるカスタマイズがほとんどできない。できても割引額も安く、ダウングレードするメリットがない。ストームならダウングレードでもちゃんと割引されるのがメリットだ。STORM PG-TWについても例外ではない。
HDD 2TBから3TBに変更するのは+1,500円、1TBに下げると-1,500円だ。容量で価格が固定されているため、ダウングレード時の値引き額がアップグレード時の価格と同等である。メモリ16GBから8GBへは-5,200円で、32GBへのアップグレードは10,400円と8GBあたりの価格が5,200円に固定されている。
さらに、付属のキーボードをなしにすると-1,500円、マウスは-600円だ。さらに、どんなゲームをプレイするか選択するだけで-500円となる。驚くべきことに、この値引き額は税抜き表記である。例えば、マウス-600円と表記されていても、実際には660円の値引きである。キーボード・マウス・アンケートだけで2,600円、税込み2,860円の値引きになる。
光学ドライブが不要ならそれもカットできる。このダウングレードにより値引きが非常に大きい。CPUやチップセットの変更も可能なので、標準構成とは全く別物のモデルに仕上げることもできる。選択肢は広くないが、BTOとはかくあるべきだ。
STORMを利用するからには標準構成ではもったいない。理想的な構成と理想的な価格を求めたい。ストレージを削ればGTX 1660 SUPER搭載モデルよりも安価になる。カスタマイズすることで評価を高める。それこそがストームのゲーミングPCだ。
似ているゲーミングPCとの比較
ブランド | STORM | G-GEAR |
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製品名 | PG-TW | GA5A-D194/T |
ケース | ミドルタワー | ミドルタワー |
価格 | 135,273円 | 116,800円 |
CPU | Ryzen 7 3700X | Ryzen 5 3600 |
GPU | RTX 2060 | RTX 2060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | NVMe 500GB | 240GB |
HDD | 2TB | 1TB |
電源 | 750W GOLD | 500W BRONZE |
マザボ | B450 | B450 |
公式 | 公式 | 公式 |
RTX 2060とRyzenを搭載しているなら、カスタマイズすることで同等以上の評価を得られる。変幻自在とも言えるカスタマイズで、他の追随を許さない突出したモデルになれる。そういった意味では少し初心者向きではないかもしれない。パーツの知識がある程度あればPG-TWは優秀な選択肢である。
管理人による総評(STORM PG-TW)

STORM PG-TWは、RTX 2060×Ryzen 7 3700X搭載のゲーミングPCだ。GTX 1660 SUPER搭載モデルと同等の価格でワンランク上のRTX 2060が手に入る。RTX 2060 SUPER登場後存在感が薄れていたが、このモデルに関しては輝いている。FULL HD環境でのゲームプレイに最適だ。レイトレーシングなどの適性はそれほど高くないが、純粋な性能でGTX 16シリーズを上回るため価格が同等なら選んで損はない。キャンペーン中はよりお得だ。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
131,637円 | Ryzen 7 3700X | RTX2060 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 500GB | 2TB |
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STORM(ストーム)の評判&口コミまとめ
STORM PG-TWを販売しているショップのレビューを行っている。中小BTOメーカーでカスタマイズの自由度が高いという特徴がある。税込み表記であるのも親切だ。
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