当記事では、raytrek XTのレビューをまとめている。raytrekはドスパラのクリエイター向けブランドだ。実際はブランドとケースが異なるだけでゲーミングPCブランドのガレリアと大きな違いがあるわけではない。ゲームプレイにも問題のない性能を持っている。
raytrek XTを始めとしてraytrekブランドは構成が充実していることが多く魅力的なモデルだと言える。ガレリアブランドよりも価格を重視したいと考えているゲーマーの方は必見だ。もちろんクリエイターの方にもおすすめできる。raytrek XTは、GTX 1660 SUPER×i7-10700搭載でミドルクラスの王道的存在だ。
当ページの目次
raytrek XTのスペック
ブランド名 | raytrek |
---|---|
製品名 | XT |
価格 | Windows 10 / 125,378円 (113,980円税込) |
CPU | Core i7-10700 |
グラフィックボード | GeForce GTX 1660 SUPER |
メモリ | DDR4-2666 16GB |
SSD | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 550W BRONZE |
マザーボード | チップセットH470 |
コスパ | ★★★★★★☆☆☆☆ 6.4 |
各タイトルの対応表
FF14 4K | Apex Legends 144Hz | Apex Legends 60Hz | Fortnite 144Hz | Fortnite 60Hz |
---|---|---|---|---|
![]() ★☆☆☆☆ | ![]() ★★★☆☆ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ | ![]() ★★★★★ |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
raytrek XTのゲーミング性能
raytrek XT はオーソドックスなミドルクラスの性能を有するモデルだ。構成や特性はゲーミングPCに近いが、あくまでもクリエイター向けPCである。用途としてはゲーミングPCに偏っているように見える。一般的なGTX 1660 SUPERを搭載したゲーミングPCと代わりはなく、クリエイター要素はケースの形状くらいなものだ。
ミドルクラスの性能であるため、4K解像度への対応力は非常に低い。FF14を4Kでプレイするにもスペックが不足している。基本はフルHD環境での高リフレッシュレートの実現だ。Apex Legendsを144Hzでプレイする場合は標準以下の設定を推奨する。
安定を求めるなら最低設定も視野に入れておきたい。性能に関しては高望みしなければ必要十分だ。ただし、最新のタイトルを最高設定でプレイするようなスタイルには適さない。快適にゲームがプレイできれば設定は下げてもよいというユーザーにとっては選びやすいはずだ。
raytrek XTの概要&特徴
キャンペーン終了でも評価は高め
raytrek XTのキャンペーンは終了してしまったが評価はそこそこ高い。定価が1,000円下がったのもポイントだ。当該モデルはキャンペーン対象になりやすく、定期的に様々な変化が見られる。HDD 2TBが追加されたり、メモリ容量が倍増されたりといったことがあった。コストパフォーマンスの評価は通常モデルとなった今が最も低い。それでも標準よりも少し高めの評価を得ている。通常でこれだけ評価が高めなモデルは今のドスパラでは珍しい。
現在BTOパソコンは価格が高騰している。GTX 1660 SUPER搭載モデルもその多くが10%程度値上げされてしまっている。raytrek XTを始めとしてraytrekシリーズ全般ではまだ値上げが適用されていない。標準的な評価と他製品の値上げで相対的に選びやすいモデルとなった。クリエイターモデルであっても、ゲームに使用できる性能から注目を集めている。
キャンペーンが全てのようなモデルが、パーツの供給不足で一気にトップクラスのモデルになった。ミドルクラスのゲーミングPCを探しているなら候補に入ってもおかしくない。ただ、これは現時点の話だ。頻繁に変化があるということは値上げも適用される可能性が高い。しばらくすると税抜12万円台、13万円台に値上げするかもしれない。選択の判断は早めの方がいい。
一応比較対象のモデルもチェックしておきたい。他に優れたモデルはあるものの、そちらも値上げされる可能性がある。タイミングによってはraytrek XTが価格帯トップモデルになるかもしれない。もしくは、まだ値上げしていないモデルよりも先に値上げして評価を落とすことも考えられる。
どちらにせよ、今の価格より下がるとは思えないので選択は慎重に、かつ早めにしておきたいところだ。ゲームをプレイするためのパソコン選びは非常に難しくなっている。そんな時期だからこそ少しでもお得なモデルを選んでもらいたい。
光学ドライブ&カードリーダー標準搭載
raytrek XTの特徴は、ゲーミングPCとしても通用する性能とクリエイター向けPCケースを組み合わせたところにある。CPUとGPUは一般的なミドルクラスのゲーミングPCと同等だ。基本的な中身はゲーミングPCと差はない。しかし、ケースには大きな違いがある。それは光学ドライブとカードリーダーの両方を標準搭載しているところだ。ドスパラのゲーミングPCはカードリーダーのみである。
ドスパラに限らず、ゲーミングPCは光学ドライブかカードリーダーのどちらかしかない。そしてその多くがカードリーダーのみの搭載となっている。利便性を高める装備として、標準搭載であることはメリットだ。クリエイター向けPCはゲーミングPCと違い、マウスとキーボードが付属していることも特徴の一つだ。別途マウスとキーボードの準備をしなくていいので初心者にはありがたい。
特に初めてパソコンを購入するならモニターさえあれば他に準備するものはない。付属品の存在は意外と有用である。必要がなければマウスとキーボードをなしに変更できる。さらに、なしに変更すると1,000円程度の値引きとなるのも嬉しい。マイナスカスタマイズで値引きが適用されるのはドスパラのクリエイター向けPCの利点である。
こういった性能に関わらない部分でゲーミングPCより優れている。小さなことでもあるのとないのとでは大きく違う。もしも、これらの特徴がなければ、クリエイター向けPCを選択するメリットはない。ゲーミングPCに採用されるケースの方が排熱やエアフローが強力であることが多いからだ。
何よりデザイン性では確実にゲーミングPCが上だ。全く同じ構成と装備でケースだけが違うならクリエイター向けを選ぶ意味がない。このクリエイター向けPCの長所があってこそ選びやすさが増す。価格を抑えたraytrek XTでは影響も大きい。理想を言えばもう少し価格が下がってほしい。しかし、現状を考えれば値上げすることはあっても、値引きは難しいだろう。
似ているゲーミングPCとの比較
ブランド名 | raytrek | Pavilion Gaming |
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イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | XT | Desktop TG01 価格.com限定 |
価格 | 113,980円 | 115,273円 |
CPU | Core i7-10700 | Core i7-10700F |
GPU | GTX 1660 SUPER | RTX 2060 SUPER |
メモリ | DDR4-2666 16GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | NVMe 512GB | NVMe 512GB |
HDD | 非搭載 | 2TB |
電源 | 550W BRONZE | 500W GOLD |
マザーボード | H470 | H470 |
公式 | 公式 | 公式 |
詳細 | 当ページ | 詳細 |
価格.com限定モデルが値引きや品切れにならない限りraytrek XTは少し選ばれにくいモデルとなってしまうだろう。この価格帯でゲーミングPCを探しているなら、まずは価格.com限定モデルをチェックしたい。価格に変化があったり、構成がマイナスされている場合は注意が必要だ。
特に価格はこれから少しずつ変化していく可能性が高い。価格.com限定モデルの場合は税抜124,800円程度までならおすすめできる。それ以上になると別のモデルも候補に入るので見逃さないようにしてほしい。
パソコンケースレビュー
本体前後
右側
右側内部
左側
左側内部
管理人による総評(raytrek XT)

raytrek XTは、GTX 1660 SUPER×i7-10700搭載のクリエイター向けPCだ。もちろんゲームプレイにも使用することができる。FULL HD環境でのゲーム適正が高く高リフレッシュレートにもある程度対応することが可能だ。キャンペーン対象になりやすいモデルなので定期的にキャンペーンをチェックしておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
113,980円 | Core i7-10700 | GTX1660 Super |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 512GB | 非搭載 |
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