当記事では、STORM PG-URの評判とレビューをまとめている。GTX 1660を搭載した低価格のゲーミングPCでコストパフォーマンスの高さが魅力のモデルだ。ストームの中でもおすすめ度が高い一台となっている。
当ページの目次
各タイトルの対応表
PUBG | 黒い砂漠 | FF14 | Fortnite |
---|---|---|---|
★★★☆☆(対応) | ★★★☆☆(対応) | ★★★★☆(対応) | ★★★★★(対応) |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
標準的なミドルクラスの性能だ。ゲームへの対応力は高くない。そのため、設定を下げる事が必要となる。フルHD+最低設定であれば、多くのゲームを快適にプレイすることが出来る。高リフレッシュレートは解像度を下げる必要も出てくる。それらを受け入れられるのであれば選択自体は悪いものではない。ライトゲーマーやエントリーユーザー向けのゲーミングPCである。
STORM PG-URのスペック解説
ブランド名 | STORM |
---|---|
製品名 | PG-UR |
価格 | Windows 10 / 96,182円 |
CPU | Core i5-9400F |
グラフィックボード | GeForce GTX 1660 |
メモリ | DDR4-2666 8GB |
SSD | NVMe 250GB |
HDD | 1TB |
電源 | 750W GOLD |
マザーボード | チップセットB365 |
コスパ | ★★★★★★★★★☆ 8.9 |
STORM PG-URの性能まとめ
GeForce GTX 1660(グラフィックボード)
GTX 1660は標準的な性能を持つグラフィックボードだ。高解像度へは対応出来ず、フルHDが基本となる。前世代で人気だったGTX 1060シリーズと同等の性能である。
Core i5-9400Fと合わせることでコストパフォーマンスを活かしやすい。性能と価格のバランスが良いので誰にでも扱える無難なグラフィックボードだ。
Core i5-9400F(CPU)
Core i5-9400Fは、最新のゲームをプレイするためには最低限必要になるCPUだ。注意点としては、公式推奨環境を満たしていないゲームも存在していることだ。その場合は設定を大きく下げて対応しなくてはならない。性能よりも価格を重視したモデルに選択されやすい。高い性能よりもコストパフォーマンスを重視するユーザー向けのCPUである。
総合性能
標準設定なら多くのゲームを快適にプレイ出来る。ギリギリ高リフレッシュレートに必要な性能を満たしている。ただ、高リフレッシュレートの場合は基本的に解像度まで下げることを考慮した方が良いだろう。
CPU性能はやや低めなので、CPU負荷の高いゲームではグラフィックボードの性能を活かしにくい。それでもこの辺りは設定次第で十分対応出来る。最高設定で快適性を維持することは難しい。設定を下げることを前提に使用すれば、ストレスは感じにくいはずだ。
STORM PG-URの特徴&強み
リニューアルで評価ダウンも人気
STORM PG-URは、リニューアルでストレージやチップセットが弱体化した。その分価格も安くはなったが、マイナス分を補える程ではない。Core i5-9400FとGTX 1660を組み合わせたモデルの中で特別抜きん出たモデルではない。
基本構成の優秀さが評価を支えている。例えば、電源ユニットには750W GOLDを搭載している。この性能帯には不必要なほど充実した選択だ。この電源が選択されていなければ、評価はもっと落ちていただろう。もっとも、500W BRONZEを搭載していれば価格を更に抑えることも出来ていた。STORMの最低ランクが750W GOLDで統一されている以上、ここはこだわりと見た方が良さそうだ。
評価は大きく下がったが、選択肢に加えるには十分な評価を得ている。低価格帯のモデルとしてはまだまだ強力なモデルである。STORMはカスタマイズ費用が安い事で有名だ。しかし、PG-URは低価格が魅力なので、カスタマイズを行うと評価が更に下がる可能性が高い。標準構成で検討すべきモデルだ。
苦境に立たされるPG-UR
PG-URは、一度ラインナップから消され、その後再登場した。以前はトップクラスのコストパフォーマンスが魅力モデルだった。今は低価格帯に強力な製品が多く登場しているため、現在では中堅モデルになる。人気のあるモデルが必ずしも優れているとは言えないのである。
PG-UR登場時、この組み合わせで税抜10万円を下回るモデルはほとんぞ存在していなかった。しかし、今では上位のグラフィックボードを搭載したモデルが安価で展開されている。つまり、PG-UR最大の特徴である低価格という武器が通用しなくなった。
当サイトでも人気ランキングに入っているが、外れる日も近いだろう。この人気は約束されたものではない。価格が安いという、言わば実力で手にしたランキングだ。その実力が通用しなくなっただけのことだ。
STORMのキャンペーン内容もあまり期待できるものではない。
恐らく、PG-URの人気は今より上がることは無い。もしも1万円の値下げがあって対等になるかもしれない。その差を低価格帯のモデルに埋められるかどうか。大幅な構成変更があることを期待しなくてはならないだろう。
他のゲーミングPCとの比較
ブランド名 | STORM | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ||
製品名 | PG-UR | RT5 |
価格 | 96,182円 | 89,980円 |
CPU | i5-9400F | Ryzen 5 3500 |
GPU | GTX 1660 | GTX 1660 Super |
メモリ | DDR4-2400 8GB | DDR4-2666 16GB |
SSD | NVMe 256GB | NVMe 256GB |
HDD | 1TB | 1TB |
電源 | 700W GOLD | 500W BRONZE |
マザーボード | B365 | B450 |
公式 | 公式 | 公式 |
詳細 | 当ページ | 詳細 |
しかし、この性能帯では必要性の無い容量と規格である。価格を抑えるために搭載していないのではない。多くの製品は必要が無いから搭載していないのである。この部分で勝負を挑むにはあまりにも弱すぎる。かつては税抜10万円以下で最強クラスだったPG-URだったが少し分が悪い。
当該モデルの再登場までの間に強力な製品が多く登場している。これにより、今は過去の栄光で人気を保持している過ぎない。少なくとも、このまま何の変化も無ければ消えていくしかないだろう。現状、GALLERIA RT5を破る製品は存在していない。
管理人による総評(STORM PG-UR)
STORM PG-URは、かつてはトップクラスのコスパを誇るゲーミングPCだった。一時ラインナップから姿を消してその後再復活となったが、今ではやや平凡なモデルへと変わってしまっている。少しでも値引きが行われれば評価は変わるはずだ。
性能的には及第点だ。GeForce GTX 1660×Core i5-9400Fを搭載し必要最低限より少し上の性能を持ち、ライトゲーマーにはうってつけのパフォーマンスを発揮できる。フルHD環境ではまずまずの安定感があり、60fpsを基準にすれば標準より高い設定でも安定したゲームプレイが可能である。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
96,182円 | Core i5-9400F | GTX1660 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 8GB | 250GB | 1TB |
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