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GeForce Experienceの使い方と必要性について解説していく。NVIDIAが提供しているソフトウェアでさまざまな機能を有している。意外と多機能でその機能すべてについて理解している方は少ないのではないかと思う。もっとも使わない機能もありすべてを理解する必要はないのだが…GeForce Experience内のShadowPlayについては、別記事の「NVIDIA ShadowPlayの設定&使い方を画像付きで解説」で詳しく解説しているので合わせて確認していただければと思う。

GeForce Experienceとは

GeForce Experience
GeForce Experienceとは、NVIDIAが提供しているゲーム支援のためのソフトウェアだ。動画撮影・配信、ゲームの管理・最適化などより快適なゲーム環境の構築を手助けしてくれる。NVIDIA製のグラフィックボードを使用している方ならインストールを検討してもよいだろう。ソフトウェアは完全無料で利用可能だ。お試しで使ってみるのも悪くない。合わなければアンインストールすればいいだけだ。NVIDIAのGTX 700シリーズ以降のGPUを搭載していることが条件となる。詳しいシステム要件は次の項目を参考にして欲しい。

GeForce Experienceの概要

システム要件

システム要件 共有の要件 GameStreamの要件
OS Windows 10/11 Windows 10/11 Windows 10/11
CPU Core i3-2100以上
GPU GTX 700シリーズ以上
MX 100シリーズ以上
GeForce 800Mシリーズ以上
デスクトップ GTX 750以上
ノートPC GTX 850M以上
デスクトップ GTX 750以上
ノートPC GTX 700Mシリーズ以上
メモリ 2GB 4GB 4GB
ストレージ 1TB
ドライバー GeForce 496.13以降 GeForce 496.13以降

GeForce Experienceのシステム要件は少し複雑だ。単純にGeForce Experienceを起動するだけならシステム要件を満たせばよい。用途によってはそれよりも少し高いスペックが要求される。GeForce Experienceを通して画像などの共有を行うのであれば共有の要件、配信を行うならGameStreamの要件を満たす必要がある。要求されるスペックはそれほど高くなく、気軽に利用できる。もちろん使い方次第では負荷が掛かるので、スペックには余裕があるとなおよしだ。

対応ゲーム

geforceexperiencetitle出典:(NVIDIA, 公開年不明)

GeForce Experienceの対応タイトルは豊富だ。公式サイト「対応ゲーム一覧ページ」の右のタブから対応する機能を選択して確認できる。Shift+Fを押下してタイトルで検索してみよう。対応ゲームは日々追加されていて、登場当初から考えるとかなり多くなった。Freestyleや最適化は多くのゲームで使用できる。一方で、ハイライトやAnselに対応するゲームはまだまだ少ない。今はまだ対応していないお気に入りのタイトルについても対応する日が来るのを信じて待とう。

インストール方法

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GeForce Experienceのインストールは容易で、GeForce Experienceダウンロードページ(公式サイト)から、インストールファイルをダウンロードするだけだ。Facebook・Google・NVIDIAなどのアカウントでログインできる。ログインしておくことで設定の引き継ぎが可能だ。パソコンの買い替えなどの際には必ずログインして設定をアカウントと紐づけしておこう。

GeForce Experienceの機能一覧

Shadow Play(ゲーム画面の録画・キャプチャ)

ゲーム画面の録画およびキャプチャはGeForce Experienceのメイン機能の一つだ。より詳しい使い方やシステムについては「NVIDIA ShadowPlayの設定&使い方を画像付きで解説【2025年】」で確認してほしい。

インスタントリプレイ

インスタントリプレイでは最大20分遡って動画を保存できる。取り逃しがなく、スーパープレイ時に録画していなくても設定した時間内であれば遡って録画できる。GeForce Experience、そしてShadowPlayの目玉機能である。この機能により、ゲームの動画投稿はしやすくなった。撮っておけばよかったと後悔することが激減して誰かに見せたいと思える動画が作りやすくなったからだ。

手動録画

手動録画ではキャプチャーソフトのような感覚で使用できる。動画のプレイ動画や実況動画を作るなら手動録画がメインになる。キャプチャーソフトと違い、細かな設定をできない。必要最低限に留まっているのは、インスタントリプレイがShadowPlayのメイン機能だからだろう。インスタントリプレイのおまけに近い位置にある。

しかしながら、動画の撮影自体は誰でも簡単にできる。動画の編集に影響が少ない部分なので実用性は十分だ。設定できる項目はインスタントリプレイと共通で、解像度とフレームレートに加えてビットレートを最大150Mbpsまで指定できる。デスクトップの範囲指定キャプチャなど、他のキャプチャーソフトに当然含まれるような機能はない。超高画質な動画を目指さなければ問題なさそうだ。

ハイライト機能

対応したゲームのハイライト動画を自動で撮影・保存する機能だ。フォートナイトやPUBGではキルシーンの前後数秒を動画として保存する。また、デスシーンやダウンを取ったシーンも保存する設定がある。インスタントリプレイに被っているように見えるかもしれないが、ハイライト機能で撮影された動画にはボイスチャットの音声やマイク入力による音声が入らないという違いがある。

ゲームのプレイ動画や切り抜きシーンとして加工やアップロードしやすいのが強みだ。友達とわいわいしていると、素晴らしいシーンでも音声が邪魔をすることがある。音声が入らないキルシーンを集めるのにも有用だ。

ゲームの配信

配信はFacebook・Twitch・YouTubeに対応している。それぞれに設定が独立しているものの、設定項目は豊富というわけではない。他の配信ソフトと異なり、GeForce Experienceは常時バックグラウンドで起動している。そのため、ゲームをプレイしながらでもオーバーレイから配信を開始できる。

手軽に配信を始められるツールとしてはかなり優秀だ。ただし、急遽配信を行わなければいけない場面は少ないように思う。また、他の配信ソフトで配信を行うにしても手間はそれほどかからない。あえてShadowPlayの配信を使用するメリットはないようにも感じる。たまに配信する程度であれば、ShadowPlayの配信機能で十分という程度だろうか。

Game Readyドライバーの更新

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GeForce Experienceの機能の中で、多くの方に利用されているのがGame Readyドライバー(グラフィックボードのドライバー)の更新だ。簡単に言えばグラフィックボードのドライバーだ。クリエイター向けのNVIDIA Studioドライバーと分けるためにGame Readyドライバーが登場した。GeForce Experienceが登場するまでは、公式サイトでドライバーを検索して更新がないか確認しなければならなかった。

そして公式サイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールする。パソコンに慣れていない方だと、ドライバーの更新すら難しい時代だった。GeForce Experienceなら、最新のドライバーが登場すれば通知が表示される。ダウンロードとインストールも簡単にできる。

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更新プログラムの確認ボタン横にある「︙」から、NVIDIA Studioドライバーに切り替えることも可能だ。ドライバーの更新により、パフォーマンスの向上やゲームへの対応力が高まるものもある。負荷が高い、最適化されていない最新のゲームに対応しやすくする更新も含まれている。誰もがドライバーの更新をすぐ確認し、すぐ更新できる。NVIDIAの主要ドライバーの更新だけでも、GeForce Experienceを使用する価値がある。

ドライバーの更新は最新のバージョンに固定されている。最新版ではないドライバーのインストールは想定されていない。少し前からベータ版ドライバーがなくなり、いわゆる安定版のドライバーに固定された影響もある。ドライバーをインストールした結果不具合が生じることのないように、常に最新版に固定されているようだ。

ドライバーの内容を詳細に知り、自分に適したものを探し当てるようなスタイルではない限り、これ自体はデメリットではない。何をインストールすればいいかわからない方にとってはありがたいはずだ。昔のように、インストールすると不具合が生じるものもない。今の時代を考えれば適切な配慮と言える。こだわりの強い方は、変わらず自力のダウンロード・インストールが必要だ。

Ansel(超高画質スクリーンショット)

ansel

Anselは、高画質・高解像度のスクリーンショットを撮影できる機能だ。対応しているゲームであれば360°の画像も撮影できる。googleフォトなどの360°の画像に対応したビューワーであれば、googleストリートビューのようにゲーム内の写真を360°見渡せる。対応しているゲームではそもそも視点移動が可能だ。それほどきれいなパノラマ画像が取れるわけではないため、あまり使い所はないように感じる。

後述のFreestyleと合わせれば、ゲームの画像を加工しなくてもエフェクトや効果を追加できる。GeForce Experienceで画像の加工と保存ができると考えれば、配信や動画投稿を行う方には使いやすいものかもしれない。

Freestyle(ポストエフェクトフィルター)

Freestyle

Freestyleはさまざまなエフェクトや画面効果をゲーム描写に適用できる機能だ。動画撮影後に編集で適用するような効果をあらかじめ適用できる。上手く使いこなせば動画の編集を短縮できたり、ゲームプレイの快適性を向上させたりできる。明るさや視認性を高めることで、視界の暗いゲームでは非常に有用に感じる。

その一方で、使い方によってはハードウェアチートのようになることも懸念される。ハードウェアチートはプログラムではなく、デバイスなどの周辺機器に手を加えてゲーム進行を有利にするものだ。照準の表示されないFPSや、スコープを覗くまで表示されない武器のために、モニターの真ん中に印をつけるなどが該当する。基本的に発覚するものではないものの、違反や非マナーとしてBAN対象になる可能性がある。

フィルターの使い方には注意しよう。ゲームの雰囲気を大きく変えられるので、見にくいゲームをプレイするなら筆者も適用しそうだ。超高画質スクリーンショットのAnselと相性がよく、さまざまな効果を適用した映像のスクリーンショットを撮影できる。雰囲気を変更して楽しむだけでなく、これも編集の手間を省ける要素だ。動画の投稿や配信を行うのであれば実用性は高いように感じる。

ゲーム設定の最適化

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使用しているパソコンの性能に合わせて設定を自動的に合わせる機能だ。ゲーム設定を自動で最適化してくれる。便利な機能に見えて、実はあまり有用な機能ではないと考えている。Apex Legendsを例にすると、一定以上の性能があるとほぼ最高設定になる。この設定はフレームレートを考慮したものではないため、ゲームの推奨環境に沿った設定に変更される。

144Hzや240Hzモニターを使用していてもフレームレートを無視した設定が適用されてしまう。いかに性能が高くても、最高設定になると144fpsや240fpsが苦しくなる。最適化を行うと快適にゲームをプレイするのが難しくなるのではないかと感じる。グラフィックや雰囲気を楽しむジャンルであれば有用かもしれないが、そうでなければ設定しない方がいい。

また、仮にグラフィックや雰囲気を楽しむゲームだったとしても、ゲーム内で都度設定できるのであまり意味はないかもしれない。最適化と聞くとよいものに聞こえるが、プレイ環境を無視して性能と推奨環境から判断し、強制的に設定を変更する機能である。

パフォーマンス(GPUの監視)

GPUPerformance

温度やファンの回転数などのデータを確認できる。消費電力を上げたり、温度目標を定めたりすることもできる。簡易的にパフォーマンスを向上させられる。ただし、温度を高く設定するとパフォーマンスが不安定になったり、故障の原因になったりしやすいので注意しよう。画面の1/4ほどを覆ってしまうため、常時表示させたままゲームを進行するのは難しい。

異常にカクつく、時々フリーズするなどの症状が出た際に、GPUに異常がないかを確認するくらいだろうか。GPUが正しく機能しているかがある程度わかるので、便利な機能であることは間違いない。常時GPUの情報を確認したい場合は、オーバーレイの設定から「HUDレイアウト」を選択し、「パフォーマンス」を「ベーシック」もしくは「アドバンス」に設定するといい。フレームレートやCPU、GPUの状況を小さく半透明に表示できる。

GeForce Experienceのその他の魅力

特典獲得チャンス

GeForce Experienceをインストールして、ログインしておけばさまざまな特典を獲得できるチャンスがある。エントリーが必要となるものもあるので定期的にチェックしておきたい。獲得の前提条件は、NVIDIAのアカウントを作成していること、GeForce Experienceをインストールしていること、そしてNVIDIAアカウントでログインすることの3つだ。

前提条件をクリアしていれば、後は指定されたGPUを搭載したり、指定されたゲームを購入したりすれば応募できる。得られる特典はゲーム内アイテムやゲームのクーポンのようなものが多い。ほとんどは最新のGPUが登場した記念に展開されているようで、最新のGPUを搭載したゲーミングPCが必要だ。GPUの交換でも対応できるものの、そこまでして得られるものは大きくない。

GPUの交換をした時に特典やキャンペーンが開催されているとラッキーくらいに考えておくとよい。2023年7月現在は、GeForce Experienceをインストールしている方に抽選で、「Adobe Creative Cloud メンバーシップ1ヶ月分無料クーポン」が当たるものだ。他のメディアやメーカーでも同様のクーポンが発行されており、6,480円/月のコンプリートプランが選択できるようだ。

元々Adobe関連にツールやソフトに興味があったならお得という程度で、狙うほどでもないように感じる。また、特典は応募しないタイプのものもあり、GeForce Experienceを利用しているだけで、登録しているメールアドレスに様々なお得な情報が届く。ゲームのクーポンやギフトコードを入手できるチャンスだ。

実際にはそれほど有用なものが送られることはない印象だ。有料ゲームが無料化した際に、プレイヤーを集めるためなのかゲーム内スキンやアバターのコードが送られてくる程度だ。何もないよりはいいくらいで、PRのためのアイテム配布がメインではないかと考えている。

最新のベータプログラムへの参加

これから導入される機能をいち早く体験できる。実際に実装する前に、ユーザーのフィードバックを集めるのが目的である。ユーザーは新しい機能を体験でき、NVIDIAは不具合が出ないかを確認できる。メーカーとユーザーの双方にメリットがある。注意点はGeForce Experience Betaというだけあって、テスターとして参加することになる。どういった不具合やエラーが発生するかわからない。

ゲームプレイが不安定になる可能性もあるので、最新のベータプログラムへの参加はメリットと言えるかは微妙なところだ。普段からGeForce Experienceを使いこなしているなら、どういう機能が追加されるか、あらかじめわかるのは大きいだろうか。追加される機能を想定し、新たな試みが生まれるかもしれない。参加は絶対ではないので、ベータプログラムへの参加に魅力を感じる方限定でおすすめだ。

GeForce Experienceの不具合・トラブルまとめ

fps表示されない

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GeForce Experienceでゲームのフレームレートを表示する方法がある。オーバーレイの設定から「HUDレイアウト」を選択し、「パフォーマンス」から「FPS」を選択だ。モニターの四隅どこか1つに表示できる。他にも「ベーシック」「アドバンス」でもFPSの確認が可能だ。好みの表示を試してみてほしい。

アップデートできない

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GeForce Experienceをアップデートする必要があるかは、今のバージョンが最新なのかを確認する必要がある。GeForce Experienceダウンロードページ(公式)から最新バージョンをチェックしよう。次に、GeForce Experienceの設定ページで、現在のバージョンを確認する。

GeForce Experienceを通してGame Readyドライバー(グラフィックボードのドライバー)の更新ができないことがある。NVIDIAに接続できませんと表示されるのも確認している。その時はGeForce Experienceの更新がないかを確認してほしい。バージョンが古ければGame Readyドライバーを正しくインストールできないことがある。もう一度ダウンロードしなおして、インストールを試みよう。

GeForce Experienceのバージョンが古いと、Game Readyドライバーがインストールできない原因になる。正しくGame Readyドライバーがダウンロード、インストールできない時はGeForce Experienceのアップデートから試してほしい。古いグラフィックボードを搭載し、Game Readyドライバーのバージョンが古いと最新のバージョンをインストールできないことがある。

その時はGeForce ドライバーダウンロードページから、搭載しているGPUに合ったものの中で古いバージョンをインストールしてみよう。現在のバージョンから少しずつ最新に近づくようにアップデートすると、最新のドライバーをインストールできるようになる。

3世代以上前のグラフィックボードを搭載していると起こりやすい。常に最新である必要はないが、あまりにも最新から離れると不具合などが起きる可能性もある。一度最新にしておくと、GeForce Experienceを通してアップデートが容易にできるようになるはずだ。

録画できない

インスタントリプレイなどの録画機能がオフになり、オンにできない要因にHDCPという著作権保護機能が考えられる。著作権保護機能は、主に著作権のある映画などの動画を録画できないようにする機能だ。Amazon Prime VideoやNetflixで動画を見ながらゲームをすると、著作権保護機能が適用されて録画機能が停止してしまう。

動画の配信サイトを開いている状態では録画ができなくなるため、それらを閉じる必要がある。HDCPをオフにする方法もあり、オフにしても法律に抵触しない。しかしながら、ここではその方法は割愛する。動画を見ながらのゲームプレイは有料コンテンツ以外の視聴に限定する必要がある。

YouTubeなどの動画投稿サイトでは保護機能は適用されない。録画ができない際は、そういったストリーミングサービスを閉じると改善しやすい。そういった機能は利用していないなら、ストレージ容量がギリギリになっているかもしれない。保存領域に余裕があるか確認してほしい。

どうしてもゲームをプレイしながら映画が見たいなら、ShadowPlayではなく別のキャプチャーソフトを使用するしかない。他のキャプチャーソフトではHDCPが適用されないものもある。インスタントリプレイのような機能は使えないが、両立するのが難しいのでそういった対策が必要だ。

カクつく

GeForce Experienceは一部ゲームと相性が悪いという報告がある。Apex Legendsでは割りとそういった情報が見受けられる。これはGeForce Experienceを起動していると、必ずApex Legendsで不具合が発生するわけではない。一部のユーザーにのみカクつきや負荷が感じられるという症状が起こっている。

明確な改善方法はなく、それぞれの環境によるものである可能性が高い。改善されたいくつかの方法を紹介する。まずはGeForce Experienceの再インストールだ。相性の悪いソフトウェアが干渉している可能性がある。改善がなければGeForce Experienceと不具合が発生するゲームをアンインストールする。次にGeForce Experience、ゲームの順番でインストールだ。この時GeForce Experienceを最新版にしておくのを忘れないようにしてほしい。

この手順で治らない場合は、別の何かが干渉している可能性も考えられる。ゲームの設定を下げても症状が改善しない場合は厄介だ。アンチウイルスソフトを切るなど、バックグラウンドで常時起動しているアプリケーションを閉じる。ゲームの設定だけでなく解像度を下げるなど、環境を変えてみてどうかを確認してほしい。

オーバーレイが表示されない

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オーバーレイはGeForce Experienceの設定からオーバーレイをオンにしなければならない。設定中段の「ゲーム内オーバーレイ」をオンにすると、オーバーレイ表示ができるようになる。オンにした後は設定したショートカットキーで呼び出せる。ショートカットキーはオーバーレイの「キーボードショートカット」から各機能設定できる。

自分の声が入らない

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自分の音声が動画に入らない時は、オーバーレイのマイクを確認してほしい。マイクがオフだと当然音声は入らない。プッシュツートークになっていると、指定されたキーを押している間だけ音声を拾うようになる。

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マイクがオンになっていても音声を拾わない時は、マイクの設定で正しくマイクが認識されているかを確認してほしい。すべて正常の場合はGeForce Experienceではなく、マイク自体の不具合の可能性がある。一度パソコンを再起動し、Discordなど別のアプリケーションで正しく認識されているかを確かめる必要がある。GeForce Experienceだけで異常が認められる場合は、GeForce Experienceを再インストールするか、マイクを変更して確認してみよう。

GeForce Experienceをアンインストールする方法

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GeForce Experienceのアンインストールは非常に簡単だ。Windowsのスタートメニューを右クリックして設定を開く。そして左のメニューから「アプリ」を選択する。

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次に、インストールされているアプリを選択する。

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アプリ一覧が表示されたら「GeForce Experience」を検索窓に入力するとGeForce Experienceが表示される。あとは端の「・・・」をクリックして「アンインストール」を選択し、先へ進めていくだけでアンインストールは完了だ。

Windows 10や11ではなくWindowsで共通したアンインストールのやり方、「コントロールパネル」から削除する方法も紹介しておく。
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スタートメニューから「コントロールパネル」を開き、「プログラム」の項目の下にある「プログラムのアンインストール」を選択する。

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右上の検索窓に「GeForce Experience」と入力し、「NVIDIA GeForce Experience」を右クリック。「アンインストールと変更」を選択する。

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少し読み込みがあってからアンインストーラーが表示される。後はこのまま進めていくだけでアンインストールは完了だ。

GeForce Experienceの必要性について考察

GeForce Experienceは必須ではない。ゲームプレイ自体に影響を与えないからだ。しかし、ゲームをより楽しくする要素としては優秀である。バトロワブームの火付け役となったPUBGは、いち早くGeForce Experienceのハイライト機能に対応した。ハイライト機能の実装でPUBGというゲームをより楽しめるようになったのは間違いない。自分のフラグシーンを容易に入手できるようになったからだ。

FreestyleにしてもAnselにしても、ゲーム自体に何か影響を与えるわけではない。それでも、楽しみ方を増やしたという点ではハイライト機能と同等の効果があると言える。ゲームをプレイするだけなら必要はない。それをSNSや動画投稿サイトで共有するのであれば、GeForce Experienceは強力なツールになっていくだろう。そして、今後もゲームの別の楽しみを増やす機能が搭載されていくはずだ。

GeForce Experienceの必要性はそれほど高くない。それでも、登場時から考えれば需要も必要性も高まっているのは確かだ。今後追加される機能次第では必須と言っても過言ではなくなる日も来るかもしれない。今でも便利な機能はあるので、あって困ることはないはずだ。とくに抵抗がなければインストールを推奨したい。

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