初心者の方でも理解できるゲーミングPCの選び方と買い方を解説
していく。ゲーミングPCの購入を考えているけれど、どれを買えばいいのかわからないという方向けのコンテンツだ。数百種類もの選択肢から理想の一台を探すには、CPUやグラフィックボードの組み合わせに加え、メモリ・ストレージ・電源・マザーボードといった多くの要素を理解しなければいけない。そこで本記事では、初心者の方に向けて難しい用語もできる限り噛み砕いて解説していく。まずは、ゲーミングPC診断ツールを活用していただければと思う。

ゲーミングPC診断

触って絞り込む、あなたの一台

このツールを活用すればタイプ・診断・タイトル・GPUクラス・予算の5つの切り口から、最短ルートで候補を絞り込める。

TYPE — どこから読む?

あなたはどのタイプ?

当てはまるものを選ぶと、読むべきセクションへ案内します。

タイプを選ぶと、おすすめの読み進め方が表示されます。

DIAGNOSE — 2問でクラス判定

かんたん性能診断

2つ答えるだけで、目安の性能クラスと予算(価格帯)がわかります。

BY TITLE — 遊びたいゲームから

プレイするタイトルで探す

遊びたいゲームを選ぶと、推奨クラスと60fps/高fpsの目安を表示します。

GPU TIERS — クラス別早見

GPUクラスから用途を知る

各クラスをタップすると、GPU・推奨CPU・価格帯を展開します。

BUDGET — 予算から構成を逆算

予算シミュレーター

スライダーを動かすと、その価格帯の目安構成がリアルタイムで変わる。

200,000円前後

10万20万30万40万50万

1. ゲーミングPCの選び方【基本】

初めてのゲーミングPCは性能で選ぶ

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グレード メーカー VRAM 人気 ターゲット 用途 レイトレ 目安fps
4K 向け
RTX 5090 NVIDIA 32GB 4K(最高設定) 4Kゲーム・AI/動画編集 240fps
RTX 5080 NVIDIA 16GB 4K(高設定) 4Kゲーミング 180fps
WQHD 向け
RX 9070 XT AMD 16GB WQHD(最高設定) WQHD〜4K入門 160fps
RTX 5070 Ti NVIDIA 16GB WQHD(最高設定) WQHD〜4K 160fps
RTX 5070 NVIDIA 12GB WQHD(高設定) WQHDゲーミング 144fps
RX 9070 AMD 16GB WQHD(高設定) WQHDゲーミング 144fps
フルHD 向け
RTX 5060 Ti 16GB NVIDIA 16GB フルHD(最高設定) フルHD〜WQHD 100fps
RTX 5060 Ti 8GB NVIDIA 8GB フルHD(最高設定) フルHDゲーミング 100fps
RX 9060 XT 16GB AMD 16GB フルHD(最高設定) フルHD/長期運用 90fps
RTX 5060 NVIDIA 8GB フルHD(高設定) フルHDゲーミング 85fps
RX 9060 XT 8GB AMD 8GB フルHD(最高設定) フルHDゲーミング 85fps
RX 9060 AMD 8GB フルHD(最高設定) フルHD入門 75fps
RX 7600 AMD 8GB フルHD(高設定) フルHD入門 65fps
RTX 5050 NVIDIA 8GB フルHD(標準設定) フルHDエントリー 60fps
RTX 3050 6GB NVIDIA 6GB フルHD(標準設定) 軽量ゲーム/省電力 50fps

目安fpsは各グレードのターゲット解像度での目安

まずは、グラフィックボードの性能を把握するのが近道だ。BTOパソコンで人気があるのは、Radeon RX 9070 XT/GeForce RTX 5070/GeForce RTX 5060 Ti 8GB/Radeon RX 9060 XT 16GBあたりのモデルだ。WQHDならRadeon RX 9070 XTかGeForce RTX 5070を、フルHDならGeForce RTX 5060 Ti 8GBかRadeon RX 9060 XT 16GBがよい。

4KならGeForce RTX 5080が現実的だろう。GeForce RTX 5090搭載モデルは価格が高すぎて万人におすすめできない。アップスケーリングについてはNVIDIAの方が進んでおり、高いフレームレートを実現しやすい。Radeonシリーズの強みはコスパの高さと大容量VRAM搭載だ。高画質でのゲームプレイに適している。予算を抑えたいならGeForce RTX 3050 6GBが候補に入る。フルHD環境で50fpsを基準にすれば十分ゲームに対応できる。

買い替えは予算で選ぶ

CPU GPU 目安fps メモリ ストレージ
10万円-15万円 Ryzen 5 5500Ryzen 5 4500 RTX 3050 6GB 約50fps 8GB~16GB 500GB
15万円-25万円 Ryzen 7 7700Ryzen 5 7500FRyzen 7 5700XCore Ultra 5 225F RTX 5070RTX 5060 Ti 16GB/8GBRX 9060 XT 16GBRTX 5060 85~144fps 16GB 500GB
25万円-40万円 Ryzen 7 9800X3DRyzen 7 9700XRyzen 7 7700Core Ultra 7 265F RTX 5070 TiRX 9070 XTRTX 5070RX 9070 144~160fps 16GB 500GB~1TB
40万円以上 Ryzen 9 9950X3DRyzen 7 9800X3DCore Ultra 7 270K Plus RTX 5090RTX 5080RTX 5070 TiRX 9070 XT 160~240fps 32GB 1TB

※ 目安fpsはフルHD・高〜最高設定での想定。WQHD/4Kでは低下する

買い替えになればある程度性能が理解できていると思うので、価格を軸にして比較検討するとよい。予算ごとに目安となるCPU・GPU・fpsをまとめている。人気があるのは15万円から25万円の価格帯だ。各BTOメーカーが力を入れていて価格競争が起きやすい。結果的にコストパフォーマンスの高いモデルが揃う。こだわりがあるのであれば40万円以上の価格帯がおすすめだ。

ゲームタイトルから選ぶ

負荷 推奨GPU 目安価格帯 推奨スペック記事
モンスターハンターワイルズ 重い RTX 5070 21〜27万円 推奨スペック →
Cyberpunk 2077 重い RTX 5070 21〜27万円 推奨スペック →
黒い砂漠 RTX 5060 Ti 8GB 16〜21万円 推奨スペック →
Apex Legends RTX 5060 Ti 8GB 16〜21万円 推奨スペック →
フォートナイト 軽い RTX 5060 13〜16万円 推奨スペック →
ストリートファイター6 軽い RTX 5060 13〜16万円 推奨スペック →
原神 軽い RTX 5060 13〜16万円 推奨スペック →
マインクラフト 軽い RTX 5060 13〜16万円 推奨スペック →
VALORANT 軽い RTX 5060 13〜16万円 推奨スペック →

※ 推奨GPUは快適プレイの目安。配信や高リフレッシュレートを狙うならワンランク上を選びたい

プレイしたいタイトルが決まっているなら、その推奨スペックから逆算して選ぶのが一番の近道だ。負荷の重いタイトルほど必要な性能が高くなり、予算が上がる。公式の推奨スペックより一段上を狙うと、設定を上げても安定して動かせる。将来の大型アップデートに備えるというのも賢い選択だ。各タイトルの詳しい検証は推奨スペック記事を参照して欲しい。

ケースデザインで選ぶ

特徴 向いている人 該当記事
ミニタワー 省スペースで設置しやすい定番。〜RTX 5060 Ti 8GBクラスの構成に向く コンパクトに置きたい人 ミニ/ミドルの違いを検証 →
ミドルタワー 拡張性と冷却のバランスが最も良い王道。RTX 5070以上に最適 長く使いたい・標準で選びたい人 ミニ/ミドルの違いを検証 →
フルタワー 最大級の拡張性と見栄え。大型水冷も余裕で搭載できる ハイエンド構成・魅せる一台が欲しい人 フルタワーの魅力を検証 →
コンパクト 超省スペースだが冷却・拡張に制約があり価格も高め 設置スペースを最優先する上級者 小型ケースの注意点を検証 →
白色 清潔感がありインテリアに映える。内部まで白統一のモデルも 部屋の雰囲気・所有感を重視する人 白色ゲーミングPCまとめ →
光る(RGB) LEDで華やか。ゲーミングらしさを全開にできる 見た目の演出を楽しみたい人 光るゲーミングPCまとめ →
静音 ファン音を抑えた構成・吸音設計で動作音が静か 夜間利用・配信・集中したい人 静音モデルまとめ →

ケースは見た目だけでなく、サイズが冷却・拡張性に直結する重要な要素だ。サイズは性能に合わせて選ぶのが基本で、目安はGeForce RTX 5060 Ti 16GB/8GB以下がミニタワー、GeForce RTX 5070以上がミドルタワーとなる。最近はエアフローの改善などもありミニタワーでハイクラス搭載モデルも販売されている。色・ライティング・静音は好みで選んでいい。それぞれの特徴を整理した。

2. ゲーミングPCの選び方【おすすめ・ランキングから選ぶ】

ゲーミングPCランキングから選ぶ

選ぶ基準が固まったら、あとは厳選モデルから選ぶだけだ。当サイトのコスパ最強ランキングから、上位モデルを抜粋した。価格・構成は変動するため、最新の順位と全10モデルはランキング本編で確認して欲しい。

1
THIRDWAVE AD-C5F56B-01WドスパラフルHD
Core Ultra 5 225FRTX 5060 Ti 8GB16GBSSD 500GB
209,980コスパ 10.0

20万円台で5 225F×RTX 5060 Ti 8GB。フルHDを高フレームレートで狙える鉄板のミドルハイ。

詳細・購入 →

2
THIRDWAVE AD-R7A57A-05WドスパラWQHD
Ryzen 7 7700RTX 507016GBSSD 500GB
254,980コスパ 10.0

RTX 5070搭載モデルが25万円台。WQHDも見据えるなら伸びしろが大きい一台。

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3
G TUNE DG-I7G70マウスコンピューターWQHD
Core Ultra 7 270K Plus 水冷RTX 507016GBSSD 500GB
299,800コスパ 10.0送料込

マウスの売れ筋。水冷CPU+ARGBケースで、性能と見た目のバランスが良い。

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ランキングTOP10をすべて見る →

ゲーミングノートPCランキングから選ぶ

設置スペースや持ち運びを重視するなら、ゲーミングノートPCが選択肢になる。ノートは後からのパーツ換装が難しいため、はじめから余裕のある構成を選ぶのがコツだ。売れ筋の上位モデルを抜粋した。

1
NEXTGEAR J6-A7G50WT-BマウスコンピューターフルHD
Ryzen 7 255RTX 5050 Mobile16GBSSD 500GB16.0型 165Hz約2.29kg
179,800コスパ 10.0送料込

RTX 5050 Mobile搭載の最安級。ゲーミングマウス付きで、初めての一台にちょうどいい。

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2
GALLERIA RL7C-R56-5NドスパラフルHD
Core i7-14650HXRTX 5060 Mobile16GBSSD 1TB15.6型 144Hz約2.30kg
219,980コスパ 9.3

i7-14650HX×RTX 5060M。144Hz・約2.3kgで、パフォーマンス重視の構成。

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3
LEVEL-15FR172-U7-TKPXパソコン工房フルHD
Core Ultra 7 255HXRTX 5070 Mobile16GBSSD 1TB15.6型 144Hz約2.42kg
289,980コスパ 8.9

Core Ultra 7×RTX 5070M。高画質でのゲームプレイに対応可

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ノートPCランキングをすべて見る →

3. ゲーミングPCのパーツ選びのポイント

グラフィックボードは最優先パーツ

kurouto_GK-RTX3060-E12GBOCWHITE

型番総合性能
RTX 5090
72,150
RTX 5080
52,994
RTX 5070 Ti
46,573
RX 9070 XT
44,982
RX 9070
41,093
RTX 5070
39,624
RX 7800 XT
34,828
RTX 5060 Ti 16GB
31,460
RTX 5060 Ti 8GB
31,012
RX 7700 XT
30,998
RX 9060 XT 16GB
28,863
RTX 5060
27,845
RX 9060 XT 8GB
27,217
RX 9060
23,407
RX 7600
22,090
RTX 5050
21,876
RX 6600
17,900
RTX 3050 6GB
12,424
RX 6400
9,392

◯ RTX 5090-ウルトラハイエンド
4K+レイトレーシング、4K+高リフレッシュレート

◯ RTX 5080-ハイエンド
4K+高リフレッシュレート

◯ RTX 5070 Ti・RX 9070 XT-ハイ1
4K、WQHD+高リフレッシュレート、WQHD+高設定

◯ RX 9070・RTX 5070・RX 7800 XT-ハイ2
WQHD or フルHD+高リフレッシュレート

◯ RTX 5060 Ti 16GB/8GB・RX 7700 XT-ミドルハイ
フルHD+高設定

◯ RTX 5060・RX 7600-ミドル
フルHD+標準

◯ RTX 5050・RX 6600・RTX 3050 6GB・RX 6400-エントリー
フルHD+標準設定

グラフィックボード別におすすめの用途をまとめた。もちろんプレイするタイトルによって条件は変わるが、自分なりの基準を持っておくことで、よりスムーズにモデルを選べるようになるはずだ。現在の売れ筋は、ミドルクラスからミドルハイクラスのグラフィックボードだ。もし、4Kなどの高解像度環境にこだわりたいのであれば、ハイクラス以上のモデルを選択しよう。また、レイトレーシング(光の反射や影のリアルな描写)を重視するなら、NVIDIA製のハイクラス以上が特におすすめだ。Radeonシリーズよりもレイトレーシング技術において一歩先を行っており、より高いパフォーマンスを期待できる。

CPUはグラフィックボードに合わせて選択

Corei5-13600k

型番総合性能
Ryzen 7 9850X3D
46,123
Ryzen 7 9800X3D
45,025
Ryzen 9 9950X3D
43,316
Ryzen 9 9900X3D
42,620
Ryzen 7 7800X3D
42,174
Ryzen 7 9700X
37,776
Core i7-14700
35,798
Ryzen 9 9950X
35,729
Ryzen 9 9900X
35,153
Ryzen 5 9600X
35,114
Ryzen 5 9600
34,985
Ryzen 5 9500F
34,107
Core Ultra 9 285K
33,787
Ryzen 7 7700
33,317
Core Ultra 7 265K
33,283
Core Ultra 7 265
33,219
Ryzen 5 7500F
30,981
Core Ultra 5 225
30,496
Core i5-14400
29,045
Ryzen 7 5700X
27,036
Core i5-12400
26,448
Ryzen 5 4500
21,026

◯ RTX 5090-ウルトラハイエンド
Ryzen 9 9950X3D・Ryzen 9 9900X3D・Ryzen 7 9850X3D・Ryzen 7 9800X3D・Ryzen 9 9950X・Core Ultra 9 285Kなど

◯ RTX 5080-ハイエンド
Ryzen 9 9950X3D・Ryzen 9 9900X3D・Ryzen 7 9800X3D・Ryzen 7 7800X3D・Ryzen 9 9950X・Ryzen 9 9900X・Core Ultra 9 285Kなど

◯ RTX 5070 Ti・RX 9070 XT-ハイ1
Ryzen 7 9800X3D・Ryzen 7 7800X3D・Core i7-14700K・Core i7-14700・Ryzen 7 9700X・Core Ultra 7 265Kなど

◯ RX 9070・RTX 5070・RX 7800 XT-ハイ2
Core i7-14700K・Core i7-14700・Ryzen 7 9700X・Ryzen 7 7700・Core Ultra 7 265K・Core Ultra 7 265など

◯ RX 7700 XT・RTX 5060 Ti 16GB/8GB-ミドルハイ
Ryzen 5 9600X・Ryzen 5 9600・Ryzen 7 7700・Core Ultra 5 225・Core i5-14400・Ryzen 5 7500F・Ryzen 7 5700Xなど

◯ RTX 5060・RX 7600-ミドル
Ryzen 5 9600X・Ryzen 5 9600・Ryzen 7 7700・Core Ultra 5 225・Core i5-14400・Ryzen 5 7500F・Ryzen 7 5700Xなど

◯ RTX 5050・RX 6600・RTX 3050 6GB・RX 6400-エントリー
Core i5-14400・Ryzen 7 5700X・Ryzen 5 4500など

CPUは、選択したグラフィックボードの性能を基準に選ぶのが鉄則だ。ゲーミングPCにおいてCPUとGPUのバランスは非常に重要で、ここが崩れるとパーツのポテンシャルを十分に引き出せなくなってしまう。現在は10コアや12コアといったメニーコアモデルが一般的になっている。ハイクラス以上のグラフィックボードを組み合わせるなら、8コア以上のCPUを選ぶのが好ましい。ただし、Ryzen 5 9600などは基本性能が高いため、6コア12スレッドであっても十分なパフォーマンスを発揮してくれる。

一方、2026年時点でも低価格帯で販売されているRyzen 5 4500などは性能が2ランクほど落ちるため、GeForce RTX 3050 6GBなどのエントリークラスとの組み合わせに留めるべきだと考える。ハイエンド構成なら10コア以上、ウルトラハイエンドなら12コア以上を基準にするとよい。また、Ryzen 9000X3D/7000X3Dシリーズのような3D V-Cache搭載モデルは、まさにゲーム特化型のCPUとなる。総合性能(マルチスレッド性能)こそ最上位ではないが、ゲーミング性能はトップクラスだ。ハイエンドなグラフィックボードと組み合わせてこそ、その真価を発揮する。

CPUクーラーは水冷式も増えている

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CPUクーラーには空冷式と水冷式がある。2026年の最新ラインナップにおいて、Core Ultraシリーズ2やRyzen 9000X3DシリーズなどのハイクラスCPUには、水冷クーラーの採用が標準的となっている。特にK付きモデルやX/X3Dモデルのポテンシャルを引き出すには、高い熱交換効率が求められるためだ。対照的に、TDPが抑えられたメインストリーム向けの無印モデルでは、信頼性の高い空冷クーラーが主流である。しかし、マザーボード側で電力制限を解除して運用する場合、熱によるサーマルスロットリングを防ぐためのクーラー強化は必須のカスタマイズと言える。

空冷式はポンプ故障のリスクがなく長期間安定して運用できる点がメリットだが、究極の冷却を求めるなら「デュアル水冷」という選択肢もある。サイコムが展開するCPU・GPU両水冷化モデルは、高負荷時でも極めて低い温度と静音性を維持できるため、ハイエンド志向のユーザーから高い支持を得ている。

メモリは16GBが最低基準

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メモリは、容量に余裕があるとゲームプレイが安定するのが特徴だ。ゲーミングPCのパーツ選びの中でも、メモリは比較的簡単だ。なぜなら、基本的には販売されているモデルの標準構成のままで問題ないからだ。現在の主流は16GBなので、これを基準に考えると良いだろう。8GBはすでに時代遅れになりつつある。よほどコストを抑えたい場合を除き、避けるのが無難だ。

基本的にメモリ容量が16GBあれば、高解像度でのプレイを含め大半のゲームをカバーできる。32GB以上の大容量は、動画編集などを行うクリエイター向けという側面が強かったのだが、最近はモンハンワイルズなど一部の最新重量級タイトルで32GBが推奨されることもある。とはいえ、後から増設しやすいパーツでもあるため、まずは16GBから始めてみるのも一つの手だ。

ストレージはシングルSSDが主流

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現代のゲーミングPCにおいて、高速なNVMe SSDの搭載は必須条件だ。HDDを搭載したモデルはほとんどないと考えてよい。各メーカーの標準構成も大容量化が進んでいるが、メモリ同様にSSDも価格が高騰しているので一部のモデルは500GB搭載に回帰している。容量の選択基準については、500GBでは最新のAAAタイトル(大作ゲーム)を複数インストールするには心もとない。OSやシステムの専有領域を考慮すると、予算に余裕があれば1TBへカスタマイズしておこう。

ゲームの起動速度に直結しない動画データ等の保存には、コストパフォーマンスに優れたHDDの併用も有効だ。ただし、プレイアビリティを最優先するなら、すべてのデータをSSD上に置く構成が望ましい。カスタマイズに迷った際は、後々の増設の手間を考え、最初から1TB以上のSSDを選択しておくことを推奨する。予算の振り分けとしてはストレージよりもメモリを優先するとよい。パフォーマンスに影響を与える部分だからだ。ストレージは外付けのストレージなどで代用できる。

電源ユニットは予算を掛けると吉

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電源ユニットは、ゲーミングPCを影で支える重要なパーツだ。電源容量が不足すると、高負荷時にPCが突然シャットダウンしたり、動作が不安定になったりする原因となる。基本的に、国内BTOメーカーが販売しているモデルは、その構成に最適な電源が選定されているため、標準構成のままでも大きな問題はない。

【目安となる電源容量と認証グレード】
ローエンド: 450W〜500W(80PLUS BRONZE以上)
ミドルクラス: 600W〜750W(80PLUS BRONZE / GOLD)
ハイクラス以上: 850W〜1000W以上(80PLUS GOLD以上)

最近のハイエンドGPU(RTX 5090/RTX 5080など)は消費電力が大きいため、GeForce RTX 5090クラスなら1000W以上が安心だ。また、予算に余裕があれば、より変換効率が良く発熱も抑えられるGOLD認証やPLATINUM認証へのアップグレードを検討してみるのも良いだろう。

基本的にマザーボードは固定されている

ASUS_PRIME Z790-P-CSM
BTOパソコンにおいてマザーボードは非カスタマイズ項目であることが多いが、これはメーカー側がCPU性能を最大化できる最適解をあらかじめ用意しているためだ。

【チップセットによる差別化】
・ハイエンド(Z890/Z790/X870):K付きCPUや高性能Ryzenに組み合わされる。OC対応や豊富なPCIeレーン数が特徴。
・メインストリーム(B860/B760/B650):一般的なゲーミング用途において最も普及しているクラス。
・エントリー(A620/H610/B840):機能を最小限に絞り、価格を抑えたモデルに採用される。

重要なのは、CPUのポテンシャルを殺さない組み合わせであるかという点だ。Intelの倍率ロックフリーモデルに対し、安価なHシリーズやBシリーズが組み合わされている場合は、オーバークロック機能が制限される点を理解しておく必要がある。

PCケースは基本固定、サイズだけ意識する

nextgear-mini-syoumen
マザーボードと同様、BTOパソコンではPCケースもメーカーが構成に合わせて選定するため、カスタマイズする機会は少ない。パーツ選びの観点でユーザーが意識すべきは「筐体サイズ」だけだと考えてよい。高性能・高発熱なパーツほど、内部容積に余裕のあるケースのほうが冷却・拡張性で有利になるためだ。

ざっくりとした目安は、ミドルクラス(RTX 5060等)まではミニタワー、ハイクラス以上(RTX 5070〜)はミドルタワーだ。タワーの種類やノート・コンパクトケースを含めた具体的な選び方は「1.ゲーミングPCの選び方【基本】の『ケースデザインで選ぶ』」に修正で詳しく解説する。

4. ゲーミングPCの買い方

ゲーミングPCの購入は、BTOメーカーのECサイトあるいは店舗のいずれかとなる。基本的には、各BTOメーカーの公式サイトがおすすめだ。最近はサイトの使いやすさ向上に力が入れられていて、初めての方でも購入しやすくなったように思う。BTOメーカーとは、ドスパラやマウスコンピューター・パソコン工房・ツクモ・フロンティア・アプライドネットなど、受注生産のパソコンを取り扱うショップのことだ。

通販サイトなら、スペックや価格をじっくり比較して選べるのがメリットだ。もし実機を見ないと不安であれば、秋葉原や大阪などの店舗で実際に触れてイメージを膨らませ、注文自体は後から通販で行うという方法も良いだろう。ドスパラやパソコン工房などは全国に店舗を構えている。九州エリアならアプライドネットがおすすめだ。

BTOメーカー

同じスペックでも、どのメーカーで買うかで価格・納期・サポートは変わる。BTOメーカー選びは「コスパ・納期・サポート・デザイン」の4点で見るとよい。主要メーカーの特徴を整理した。

特徴 向いている人 詳細
ドスパラ 国内最大手のサードウェーブ。翌日出荷の速さとコスパが武器。 初めて買う人・急いでいる人 評判を見る →
マウス 24時間電話サポートと安心感。ケースデザインの評価も高い。 サポート重視・初心者 評判を見る →
フロンティア 週末・季節セールが強力。ハイクラスほどコスパが光る。 セール狙い・高性能を安く 評判を見る →
パソコン工房 実店舗が多く構成も豊富。セールも頻繁に開催。 店舗で相談したい人 評判を見る →
サイコム デュアル水冷・静音・カスタマイズ自由度の高さが魅力。 こだわり派・静音重視 評判を見る →

セール

ゲーミングPCはセール時期を狙うだけで数万円安くなることもある。ボーナス・決算・年末年始と、年に数回の山がある。今すぐ必要でなければ、山を待つのが得策だ。

セール 狙い目
1月 初売り・福袋 数量限定の高コスパ福袋。年明けは要チェック
3月 決算セール 在庫処分で型落ち・旧モデルが安くなる最大級の山
6〜7月 夏のボーナスセール ボーナス時期に合わせた値引き・ポイント還元
9月 中間決算セール 3月に次ぐ値引きの山
11月 ブラックフライデー 本体も周辺機器もまとめて安く揃えやすい
12月 年末セール 年末の大型セール。福袋の予約も始まる
通年 週末セール+クーポン 各社が随時開催。急がないなら常時チェックが得

※ 価格高騰局面では「型落ち・旧モデル」を狙うのも有効

注文の流れ

初めてでも迷わないよう、注文までの流れを5ステップで整理した。難しく考える必要はない。順番に進めれば失敗しにくい。

1
予算と用途を決める
プレイしたいゲームの推奨スペックを基準にする
2
メーカー・モデルを選ぶ
ランキングや比較表で候補を3つほどに絞る
3
カスタマイズ
メモリ・SSD・電源を必要に応じて増強する(やりすぎ注意)
4
支払い・注文
クーポン適用を忘れずに。金利0の分割が使える場合も
5
到着・初期設定
初期不良チェックは到着後すぐに行う

※ 到着後は「電源が入るか」「画面が映るか」「異音がないか」を最初に確認

5. 最短で選ぶ!ゲーミングPC検索ナビ