当ページでは、Ryzen 7 7700の性能レビュー&搭載ゲーミングPCを紹介している。Zen 4アーキテクチャ採用の省電力モデルがリリースされた。8コア16スレッドというスペックでゲーミングCPUとして十分な性能を有している。Intel第13世代CPUへの対抗モデルだと考えてよいだろう。16コア24スレッドのCore i7-14700が競合モデルとなる。性能差が大きくRyzen 7 7700は価格勝負をするしかない。
すでに登場しているRyzen 7 7700Xと比べてMRRP(定価)で17%安く購入できるが、性能差は2%-3%に留まる。CPUクーラーも同梱でコストパフォーマンスの観点から非常に魅力的なモデルだと言える。AMDからすると、AM5への切り替えでユーザーの負担が大きくなってしまうため、安価なモデルが必要となったというわけだ。搭載モデルは「Ryzen 7 7700搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。
Ryzen 7 7700の基本情報
コードネーム | Zen 4(Raphael) |
---|---|
プロセス | 5nm |
コア/スレッド数 | 8コア/16スレッド |
定格/最大クロック | 3.8 GHz/ 5.3 Ghz |
L2キャッシュ | 8MB |
L3キャッシュ | 32MB |
TDP | 65W |
PPT | 88W |
発売日 | 2023年01月14日 |
MSRP | $329 |
国内価格 | 52,800円~ *2024/12時点 |
特徴 | (+)8コア16スレッドの省電力モデル (+)用途次第ではRyzen 7 7700Xと同等の性能を発揮する (+)CPUクーラー同梱でコスパが高い (-)i5-13600Kと比べるとスペックが低い (-)搭載モデルの価格が跳ね上がっている |
評価 | ・総合評価 7.0 ・ゲーム評価 7.5 |
当ページの目次
Ryzen 7 7700のスペック
Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 7700X | Core i5-13600K | |
---|---|---|---|
メーカー | AMD | AMD | Intel |
コードネーム | Zen 4 (Raphael) | Zen 4 (Raphael) | Raptor Lake |
トランジスタ数 | 65.7億 | 65.7億 | - |
プロセス | 5nm | 5nm | 10nm |
ダイサイズ | 71 mm² | 71 mm² | 257 mm² |
I/Oダイプロセス | 6nm | 6nm | - |
I/Oダイ | 122 mm² | 122 mm² | - |
トータルコア数 | 8コア | 8コア | 14コア |
トータルスレッド数 | 16スレッド | 16スレッド | 20スレッド |
CPUコア数(P) | 8コア | 8コア | 6コア |
スレッド数(P) | 16スレッド | 16スレッド | 12スレッド |
CPUコア数(E) | - | - | 8コア |
スレッド数(E) | - | - | 8コア |
定格クロック(P) | 3.8 GHz | 4.5 GHz | 3.5 GHz |
最大クロック(P) | 5.3 GHz | 5.4 GHz | 5.1 GHz |
定格クロック(E) | - | - | 2.6 GHz |
最大クロック(E) | - | - | 3.9 GHz |
オーバークロック | ○ | ○ | ○ |
L2キャッシュ | 8MB | 8MB | 20MB |
L3キャッシュ | 32MB | 32MB | 24MB |
対応メモリ | DDR5-5200 | DDR5-5200 | DDR5-4800 DDR4-3200 |
内蔵GPU | Radeon Graphics | Radeon Graphics | UHD 770 |
CPUクーラー | ○ | なし | なし |
PCI-Express | Gen 5, 24 Lanes | Gen 5, 24 Lanes | Gen 5, 20 Lanes |
TDP | 65W | 105W | 125W |
PL2 | 88W | 142W | 181W |
MSRP | $329 | $399 | $319 |
国内価格 | 45,980円~ | 47,940円~ | 47,980円~ (44,980円~/F) |
発売日 | 2023/01/14 | 2022/09/27 | 2022/10/20 |
Ryzen 7 7700は、8コア16スレッドというスペックを持っている。これもRyzen 7 7700Xと変わらない。定格クロックは15%低く、最大クロックも2%低い。クロック周波数の引き上げによって、TDPも40%抑えられていて、PL2も35%低くなっている。価格差は$70だ。国内の販売価格ではほとんど差がない状況となる。それだけ性能差が大きくないことを意味しているのだ。
競合モデルはIntel第13世代のCore i5-13600Kだ。MSRPは$319でRyzen 7 7700に近い。Core i5-13600KではCPUクーラーが非同梱なので少しだけRyzen 7 7700の方が優勢だ。現時点での国内販売価格ではCore i5-13600Kの方が10%程度安くなっている。Core i5-13600KはRaptor Lake世代のCPUで10nmプロセスを採用している。ダイサイズは257m㎡とやや大きい。
Core i5-13600Kはハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて14コア20スレッドとかなりスペックが高い。Ryzen 7 7700が8コア16スレッドなので、それぞれ75%・25%高いことになる。いわゆる従来のコアであるPコアはRyzen 7 7700の方が33%多い。これがどのような影響を与えるのかは気になるところだ。
Intel第13世代CPUの上位モデルではL2キャッシュが大幅増となっている。Core i5-13600KではL2キャッシュが20MBとRyzen 7 7700よりも2.5倍だ。L3キャッシュはRyzen 7 7700の方が33%多い。対応メモリを見ると、Core i5-13600KではDDR5メモリだけではなくDDR4をサポートしているためコストを抑えられるメリットがある。
内蔵GPUはIntel UHD 770の方が性能が高い。CPU内蔵グラフィックスが不要な方は内蔵グラフィックス非搭載のCore i5-13600KFを選択できるのはIntel製CPUのメリットだ。PCI-ExpressはGen 5, 20 Lanesとなる。TDPはCore i5-13600Kの方が93%高く、PL2もCore i5-13600Kの方が90%高くなっている。倍率ロックフリーモデルだから仕方がないだろう。Ryzen 7 7700の価格は45,980円~だ。上位モデルのRyzen 7 7700Xと比べると2,000円ほど安い。競合のCore i5-13600Kは47,980円~と同等の価格だ。内蔵グラフィックスが不要ならCore i5-13600KFを選ぶとよい。参考までに次世代のCore i5-14600Kだと51,876円で購入できる。
Ryzen 7 7700の最新評価【2024年】
ゲーム性能は30,000オーバーで高め
Ryzen 7 7700のゲーム性能スコアは33,317だ。Intel製CPUで言えば2世代前のCore i9-12900Kと同等となる。次世代のRyzen 7 9700Xになると7%程度ゲーム性能が高い。Core i7-14700KやCore i7-14700との性能差は大きく、積極的にRyzen 7 7700をおすすめするのは難しい。実際BTOパソコンでもRyzen 7 7700搭載モデルの人気は高くないように思う。下位モデルであるCore i5-14600Kと比べても6%程度劣る。バランスを考えればGeForce RTX 4070までとの組み合わせがよいだろう。
コストパフォーマンスはイマイチ
製品名 | コア/スレッド | ゲーム性能 | 価格(9月) | コスパ | 価格(6月) |
---|---|---|---|---|---|
Ryzen 7 7800X3D | 8/16 | 42,174 | 69,800 | 0.604 | 56,680 |
Core i7-14700KF | 20/28 | 38,356 | 61,980 | 0.619 | 62,380 |
Core i7-14700F | 20/28 | 38,098 | 57,979 | 0.657 | 59,380 |
Ryzen 7 5800X3D | 8/16 | 36,384 | 48,980* | 0.743 | 49,614 |
Core i5-14600KF | 14/20 | 36,291 | 45,980 | 0.789 | 47,880 |
Ryzen 7 9700X | 8/16 | 35,636 | 70,800 | 0.503 | - |
Ryzen 5 9600X | 6/12 | 34,904 | 54,800 | 0.637 | - |
Ryzen 7 5700X3D | 8/16 | 34,488 | 36,800 | 0.937 | 35,580 |
Ryzen 9 7900X | 12/24 | 33,489 | 77,480 | 0.432 | 61,980 |
Ryzen 9 7900 | 12/24 | 33,464 | 73,980 | 0.452 | 58,435 |
Ryzen 7 7700X | 8/16 | 33,366 | 62,980 | 0.530 | 47,940 |
Ryzen 7 7700 | 8/16 | 33,317 | 58,980 | 0.565 | 45,980 |
Ryzen 5 7600X | 6/12 | 31,968 | 41,980 | 0.762 | 33,380 |
Core i5-14500 | 14/20 | 29,620 | 37,980 | 0.780 | 39,880 |
Core i5-14400F | 10/16 | 29,045 | 31,980 | 0.908 | 33,980 |
Ryzen 7 7700を含む各CPUのゲーム性能やコストパフォーマンスをまとめている。Ryzen 7 7700のゲーム性能スコアは33,317で、Ryzen 7 7700Xとほとんど変わらない。Ryzen 7 7700Xと比べるとコストパフォーマンスは高い。一方で、3D V-Cache搭載モデルやIntel第14世代Core iシリーズと比べると見劣りしてしまう。6月時点と比べると13,000円も価格が上がってしまった。これは次世代のRyzen 7 9700Xとのバランスを取るためかもしれない。
Ryzen 7000シリーズではプラットフォームコストも考慮する必要がある。AM5ソケットへとプラットフォームが変わったことで買い替えの場合は一新しなければいけない。マザーボードやDDR5メモリの価格は下がって来ているが、Intelと比べると割高だ。ゲーム性能を重視するならRyzen 7 5700X3Dがおすすめだ。Ryzen 7 7700よりも65%程度コストパフォーマンスが高い。22,000円安いにも関わらずゲーム性能は4%程度高くなる。
マルチコア性能はRyzen 7 7700Xの方が圧倒的なのでゲームプレイ+αで考えているならRyzen 7 5700X3Dは選択肢から外れる。そうなるとCore i5-14400Fがおすすめしやすい。10コア16スレッドとハイブリッドコアアーキテクチャ採用で高いパフォーマンスを発揮する。ゲーム性能は12%ダウンだが、12,000円程度安く購入できる。Core i5-14600KFもコストパフォーマンスが高くおすすめだ。現状Ryzen 7 7700を積極的におすすめする理由はない。
Ryzen 7 7700の特徴&注意点【2023年時点】
省電力性に優れた高パフォーマンスCPU
Ryzen 7 7800X3D | |
Core i7-14700 | |
Core i7-13700 | |
Ryzen 7 5800X3D | |
Core i5-14600K | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 5700X3D | |
Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 5 7600 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-14400 | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 9 5900X | |
Ryzen 7 5700X | |
Ryzen 7 3700X |
Ryzen 7 7700は、TDPが65Wに抑えられた高パフォーマンスモデルとなっている。最近は消費電力がインフレ傾向にあるため非常に魅力的なモデルだと言えるだろう。上位モデルであるRyzen 7 7700Xと同様に8コア16スレッドというスペックを持ち、定格クロック・最大クロック周波数が引き下げられている。Ryzen 7 7700Xと比べて消費電力が33%-40%程度抑えられているにも関わらず性能差は2%前後だ。
Ryzen 7 7700Xよりもコストパフォーマンスも優れている。旧世代のRyzen 7 5700Xと比べて23%程度ゲーム性能が向上している。Intel第13世代のCore i5-13600Kと比べると6%程度パフォーマンスが低くなっている。2024年2月に発売されたRyzen 5 5700X3Dも魅力的なモデルだ。ゲーム性能だけを見ればRyzen 7 7700よりも4%弱上回っている。
競合モデルと比べるとスペックが劣る
Ryzen 7 7700は競合モデルと比べるとスペック的に見劣りしてしまうのも事実だ。コア・スレッド数がかなり控え目となっている。動画のエンコードや3D CADなどのCPU負荷の高い作業も行いたいなら競合モデルと合わせてじっくり吟味する必要がある。Intel製CPUは第12世代モデルからハイブリッドコアアーキテクチャを採用してコア・スレッド共に大幅に増えている。Ryzen 7 7700の8コア16スレッドというのは物足りなさがある。
例えば、同じ価格帯のCore i5-13600Kなら14コア20スレッドというスペックだ。その上位モデルCore i7-13700なら16コア24スレッドと驚異的なスペックを持つ。もちろんコア・スレッドだけですべてが決まるわけではないが、動画のエンコードなどでは明らかな差がある。また、ゲーム適正でも大きく劣ってしまっている。ここはIntel製CPUがL2キャッシュを増やしたことがプラスに働いているのだろう。
AMDはRyzen 7000シリーズのリリースに当たって新しいAM5ソケットを導入した。これにより、最大230Wまでの電源供給が可能となる。AM4では最大140Wまでだったので、65%程度高くなったということだ。これは将来的により高いクロック周波数を実現したり、より多くのコアを増やしたりすることを前提としている。次世代モデル以降では競合モデルと同等のスペックを期待できるかもしれない。
搭載ゲーミングPCの価格が高すぎておすすめしづらい
すでにRyzen 7 7700を搭載したゲーミングPCが販売されているが、かなり割高でおすすめしづらい状況となっている。当サイトのコスパ指標で6.0(10段階)を超えるモデル自体ないのではないかと予想している。まだまだ登場したばかりとは言っても発売のタイミングで言えばIntel第13世代のCore i7-14700Fと変わらない。性能で劣るモデルよりも高いのは厳しい。
ドスパラのラインナップで見るとワンランク上の価格帯であるCore i7-14700搭載モデルと比べてもほとんど変わらない価格設定だ。Core i7-14700F×GeForce RTX 4060 Ti搭載の「GALLERIA RA7C-R46T」が189,979円に対して、Ryzen 7 7700×GeForce RTX 4060 Ti搭載の「GALLERIA RM7R-R46T 7700搭載」は242,980円だ。確かにメモリ規格がDDR5-4800だったり、マザーボードもまだまだ高価だったりと仕方がない部分があるが、それはあまりユーザーにとって関係のない話だ。さすがにより高性能なCore i7-14700F搭載モデルよりも価格が高いと選びづらいと言わざるを得ない。
Ryzen 7 7700のゲームベンチマーク一覧
Far Cry 6
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Ryzen 7 5700X | |
Core i5-13400 |
Hitman 3
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5700X |
Cyberpunk 2077
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 9 7900 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5700X |
Red Dead Redemption 2
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5700X |
Watch Dogs: Legion
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5700X |
その他アプリケーションのベンチマーク
Cinebench R23
Core i7-13700 | |
Ryzen 9 7900 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 7 5700X |
7-Zip
Ryzen 9 7900 | |
Core i7-13700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Ryzen 7 5700X | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 |
Handbrake
Core i7-13700 | |
Ryzen 9 7900 | |
Core i5-13600K | |
Ryzen 7 7700X | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 5 7600X | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5700X |
Adobe Lightroom and Premiere Pro
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i7-13700 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5700X |
Ryzen 7 7700搭載おすすめゲーミングPC
LEVEL-M7A6-R77-SL4X(パソコン工房)
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
パソコン工房のミニタワーモデルだ。Ryzen 7 7700搭載モデルとしては比較的価格が抑えられている。グラフィックスにはミドルハイクラスのGeForce RTX 4060 Tiを搭載している。コストパフォーマンスの高さからゲーミングPC市場で人気のあるグラフィックボードだ。フルHD環境でのゲームプレイに適している。タイトル次第では高解像度にも対応可能だ。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も充実している。電源ユニットは550W BRONZEを採用していて必要十分だ。購入後CPUやグラフィックボード換装の可能性があるなら電源ユニットはアップグレードしてもよいように思う。
GALLERIA RM7R-R46T 7700搭載(ドスパラ)
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
ガレリアのミドルハイクラスのゲーミングPCとなっている。ミニタワーでも最低限の拡張性を持ちミドルタワーと比べて大きく劣るわけではない。グラフィックスにはAda Lovelace世代で人気の高いGeForce RTX 4060 Tiを搭載している。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方に最適だ。GeForce RTX 4060 Ti搭載モデルで税込24万円台は高価だ。より性能の高いCore i7-14700F搭載モデルである「GALLERIA RA7C-R46T」が189,979円なので価格面でも劣っている。これはメモリやマザーボードなどプラットフォームコストが掛かるからだろう。仕入れ数の違いも影響しそうだ。断然Intel製CPUが人気だといえる。メモリ16GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も平均以上となる。電源ユニットは650W BRONZEを採用している。長く使うことを考えると電源ユニットのアップグレードは検討してもよいかもしれない。
LEVEL-M7A6-R77-TT3X(パソコン工房)
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 4070 SUPER
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
Ryzen 7 7700×RTX 4070 SUPER搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。レイトレーシングにも耐えうる高いグラフィックス処理性能が魅力だ。こだわりのゲーム環境を構築したい玄人向けモデルだと言える。PCケースはパソコン工房自慢の新しいミドルタワーケースとなっている。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も平均以上だ。SSDはヘビーゲーマー向けのWD_BLACK SN850Xを搭載していてこだわりが感じられる。電源ユニットは700W BRONZEとなる。
G-GEAR プレミアムミドルタワー GE7A-J243/BH(TSUKUMO)
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
TSUKUMOのミドルタワーモデルが販売されている。グラフィックスにはAda Lovelace世代のGeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載していて高いパフォーマンスを発揮する。4K環境にも対応できる高い性能は圧巻だ。Ryzen 7 7700とのバランス的にはややGPU寄りと言えるだろう。それでも最低限必要な処理性能は持っている。メモリDDR5-4800 32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。電源ユニットは750W GOLDを採用している。GeForce RTX 4090/GeForce RTX 4080 SUPERへのアップグレードも可能だ。もっともそうなるとRyzen 7 7700では力不足といえそうだ。
GALLERIA XA7R-R47TS 7700搭載(ドスパラ)
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:GeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
Ryzen 7 7700×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。グラフィックスに採用されているRTX 4070 Tiは、Ada Lovelace世代のハイエンドモデルで4Kでのゲームプレイもお手の物だ。解像度を落とせばレイトレーシングを有効化しても通用するほどだ。Ryzen 7 7700とのバランスがそれほどよいとは言えないのが残念だ。競合モデルであるCore i7-13700やCore i5-13600Kとの性能差が大きく価格が下がらない限りおすすめ度は低いままだ。メモリ16GB、SSD 1TB NVMeと構成も充実している。電源ユニットは850W GOLDで万全だ。
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