masterpiece

当記事では、フルタワーのゲーミングPCの特徴とおすすめモデルを紹介している。フルタワーは、ゲーミングPC用のケースとして最も大きく最も高級なケースだ。本体が大きくデザイン性に優れたモデルが多い。インパクトの大きいゲーミングPCを探している方必見だ。価格がかなり高くなってしまう点は理解しておこう。

ミニタワーやミドルタワーと比べても拡張性が高かったり、排熱性能が高かったりと機能性の高さも魅力だと言える。RTX 4090やRTX 4080を搭載したモデルも選択可能だ。フルタワーの人気モデルについては、「人気のフルタワーゲーミングPCランキング【2023年】」でまとめている。

BTOパソコンのラインナップはそれほど多くない

fulltowerlineup
BTOメーカーからほとんどフルタワーモデルのゲーミングPCは販売されていない。非常に希少性の高いケースなのだ。各メーカーのラインナップを見るとわかるが、ケースの主流はミドルタワーやミニタワーとなっていることがわかる。ドスパラではフルタワーの扱いがなくなってしまった。今はTSUKUMO・G-Tune・セブンなどでフルタワーのゲーミングPCを購入できる。セブンならフルタワーモデルが複数用意されている。

上記画像はTSUKUMOのラインナップだ。ミニタワーとミドルタワーを足すと40種類以上あるもののフルタワーになると6種類だけだ。フルタワーになると高性能なパーツを採用したモデルのみとなってしまうのでどうしても数は少なくなってしまう。ゲーマー全体で見ると90%以上の方(ノートパソコンは除く)はミドルタワーあるいはミニタワーを購入していると考えている。

自作PCでも主流はミドルタワーとミニタワーで、販売されているフルタワーに関しては種類が少ない。そう考えると仕方のないことだ。それでもTSUKUMOやG-Tuneなど有名メーカーでもフルタワーのモデルを選択できるのでぜひチェックして欲しい。他の人があまり選ばないからこそこだわりを持ったゲーミングPC選びをしよう。

フルタワーの特徴&強みを解剖

とにかくかっこいい!

フルタワーになると玄人向けの要素が出てくるためデザインにもこだわりが見られる。とにかくオシャレでかっこいいので部屋のインテリアとしても映えること間違いなしだ。SNSなどでも注目されるだろう。オーソドックスなケースでは満足できない方は要チェックだ。

BTOメーカーが販売しているオリジナルのミドルタワーやミニタワーはいい意味で万人受けするデザインになっている部分がある。これは潜在的な顧客の数が最も多く奇抜なデザインにすることが難しいから仕方がない。また、安く販売するためにコストをカットせざるを得ないだろう。ただし、BTOメーカーが販売するパソコンでも上位モデルになるとコストを考える必要がなくなり社外のケースが採用されているためデザイン性が高い。

機能性&拡張性がずば抜けている

フルタワーになると機能性や拡張性は圧倒的になる。本体が大きいので内部の余裕も多くなるし、機能面でも自由度が高くなるので当然だろう。中には複数のラジエーター搭載にも対応するケースもある。エアフローがしっかりしているため排熱性能も高くハイエンドなパーツを組み合わせても問題ない。オーバークロックをする場合でもたくさんのファンを搭載して対応できる。

将来性の高さに繋がる部分だ。RTX 4070 Ti以上、Core i9シリーズ/Ryzen 9シリーズといったハイクラスのパーツを選択したいと考えているならフルタワーも選択肢に入るのではないだろうか。オーバークロック対応の倍率ロックフリーモデルに最適だ。反対にミドルクラスのパーツではフルタワーは宝の持ち腐れとなる。機能性・拡張性を生かした最適なゲーミングPC選びをしよう。

価格が高い

フルタワーになるとどうしても価格が上がってしまう。同じ構成のミニタワーやミドルタワーと比べて数万円高いということもある。ケースにコストが掛かるのでそれが反映されている形だ。また、BTOパソコンの場合はフルタワー=ハイエンドモデルが多く必然的に価格の高いモデルしかラインナップにないとも言える。

CPUは上位モデルであるCore i9-13900K・Core i7-13700K・Ryzen 9 7950X・Ryzen 9 7900Xなどが選択されることが多い。さすがにこれらのCPUとの組み合わせとなると価格は上がる。予算がある方であれば魅力的な選択肢となることは間違いない。少しでも安くゲーミングPCを購入したいならミニタワーやミドルタワーを選択するべきだろう。

BTOメーカーが販売するフルタワーケース一覧

ケースイメージ
masterpieceG-Tuneフルタワー(G-Tune)
幅220mm×奥行490mm×高さ501mm
269,800円~
ggearneoG-Gear neo(TSUKUMO)
幅235mm×奥行512mm×高さ548mm
209,800円~
ZEFT-R395R7ASUS ROG Strix Helios(セブン)
幅250mm×奥行591mm×高さ565mm
350,680円~
ZEFT R32GCooler Master COSMOS C700M(セブン)
幅306mm×奥行650mm×高さ651mm
384,780円~
ZEFT Z34SASUS ROG Hyperion GR701(セブン)
幅268mm×奥行659mm×高さ639mm
592,680円~
Aegis Ti5 12VTE-046JPMSI Aegis(MSI)
幅240mm×奥行551mm×高さ511mm
423,000円~
ikazuchibeastIKAZUCHI BEAST(アプライドネット)
幅225mm×奥行525mm×高さ640mm
253,000円~
PENGUINLIGHTNINGLIGHTNING(アプライドネット)
幅225mm×奥行580mm×高さ450mm
149,800円~
GALLERIA UA9C-R39GALLERIA U-Series(ガレリア)
幅220mm×奥行440mm×高さ480mm
399,980円~

どれもデザインのインパクトが強い。ミドルタワーケースと比べて一回り大きいためスペースの問題はしっかりと考える必要がある。参考までにミドルタワーケースのサイズを記載しておく。ガレリアシリーズは幅220mm×奥行き440mm×高さ480mmだ。G-Tuneのミドルタワーケースのサイズは幅210mm×奥行き521mm×高さ426mmとなる。高さが500mmを超えるとフルタワーケースとしてもよいかもしれない。

人気のフルタワーゲーミングPCランキング【2023年】

G-Tune FZ-I7G70(G-Tune)

masterpiece価格:359,800円(税込)
CPU:Core i7-13700KF(水冷)
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

公式サイト

G-Tuneのフルタワーケースを採用したゲーミングPCだ。本体サイズは幅215mm×奥行き490mm×高さ501mmとなる。赤色のアクセントがオシャレなケースだ。I/Oパネルは正面の右側に配置されている。Core i7-13700KF×RTX 4070搭載でゲーミング性能は高い。WQHD解像度にも楽々対応することができる。メモリ32GB、SSD 1TBと構成も優秀だ。電源ユニットは750W BRONZEとやや控えめだ。電力制限の解除やオーバークロックを行うなら電源の容量・規格を上げておこう。

G-GEAR neo GX7J-L223/ZB(TSUKUMO)

G-GEAR neo GX7J-D190ZT価格:427,250円(税込)
CPU:Core i7-13700
GPU:GeForce RTX 4080
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中

公式サイト

TSUKUMOのG-GEAR neoはフルタワーケースを採用している。本体サイズは幅235mm×奥行き512mm×高さ548mmとなる。フルタワーケースの中でも大きめだ。グラフィックボードにはNVIDIA製のハイエンドモデルであるGeForce RTX 4080を搭載している。CPUにはCore i7-13700を搭載している。16コア24スレッドとマルチスレッド性能が高く動画編集なども得意としている。Intel第12世代CPU以降ハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて性能の底上げが行われている。結果的にCPUとGPUの組み合わせはこれ以上ない仕上がりだ。メモリ32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も十分過ぎる。4K解像度でのゲームプレイを考えている方におすすめだ。

ZEFT R44K(セブン)

ZEFT R32G価格:549,780円(税込)
CPU:Ryzen 9 7900X
GPU:GeForce RTX 4080
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 2TB Gen4 NVMe+HDD 8TB
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中

公式サイト

PCケースには「COOLERMASTER COSMOS C700M」を搭載したゲーミングPCだ。本体サイズは幅306mm×奥行き650mm×高さ651mmとかなり大きい。一般的なBTOメーカーのオリジナルケースとは一線を画する。ゲーミング性能的にはハイクラスで4K解像度にも対応できる。Ryzen 9 7900Xは12コア24スレッドのハイエンドモデルでゲーム適性が高いわけではない。ゲーム実況や動画編集などゲーム+αで考えている方におすすめだ。

ZEFT Z34S(セブン)

ZEFT Z34S価格:592,680円(税込)
CPU:Core i9-13900KF
GPU:GeForce RTX 4080
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe+ HDD 4TB
電源:1000W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中

公式サイト

PCケースには「ASUS ROG Hyperion GR701」を採用したゲーミングPCだ。幅268mm×奥行き659mm×高さ639mmとフルタワーケースの中でも大きい部類だ。TSUKUMOのG-GEAR neoよりも一回り大きい。グラフィックボードにはRTX 4080を搭載していて高いゲーミング性能を持つ。4K+レイトレーシングでも対応できる。クリエイター作業での使用に適している。CPUには最新のCore i9-13900KFを搭載している。24コア32スレッドとマルチスレッド性能が高い。現行最強のCPUで予算度外視で考えられる方向けのモデルだ。

GALLERIA UA9C-R49 第13世代Core搭載(ドスパラ)

GALLERIA UA9C-R39価格:599,980円(税込)
CPU:Core i9-13900K
GPU:GeForce RTX 4090
メモリ:DDR5-4800 32GB
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:2TB
電源:1200W PLATINUM

公式サイト

PCケースはガレリアの最上位であるアルミヘアライン外装だ。サイズ的にはミドルタワーとフルタワーと中間ぐらいとなっている。ガレリアのフラグシップモデルとして例外的に紹介している形だ。Ada Lovelace世代のフラグシップモデルであるRTX 4090を搭載した一台だ。4K環境でレイトレーシングを有効化しても余裕のある性能となっている。CPUにはIntel第13世代のフラグシップモデルであるCore i9-13900Kを搭載している。24コア32スレッドと驚異的なスペックを誇る。ゲームプレイ以外の用途でも問題なく対応可能だ。メモリ32GB、SSD 1TB、HDD 2TBと構成も充実している。電源ユニットには1200W PLATINUMを採用していて万全だ。

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