当ページは、ゲーミングPCの特性の一つである”光る”ことに焦点を当てた特集記事となっている。キレイに輝き部屋を彩る光るパソコンに魅力を感じるユーザーは多いはずだ。私もその内の一人だ。一時は光らないゲーミングPCの購入を考えていたが、光るゲーミングPCが欲しくなりサイコムでG-Master Spear Z790/D5を購入した。あえて”光らない”ゲーミングPCについても紹介している。
実際にゲーマーの方は光るゲーミングPCに対してどのように感じているのかについても検証していく。各種アンケート・BTOメーカーの取り扱いなどを踏まえて筆者の考え方についてもまとめていくつもりだ。ゲーミングPC=光るパソコンで間違いないのだろうか。おすすめモデルを見たい方は「人気の”光る”&”光らない”ゲーミングPC特集」を参考にして欲しい。合わせて別記事の「オシャレな白いゲーミングPC特集【2023年】」も要チェックだ。白いゲーミングPCの注目度が増していて、RGB対応ファン搭載モデルが多く”光る”に通じる部分がある。
光はRGBと呼ばれる再現方法によって実現されている。ゲーミングPCでもこのRGBという言葉を聞くことが多いだろう。つまり、赤(RED)・緑(GREEN)・青(BLUE)の3つの原色を混ぜ合わせて色を再現しているのだ。この原色の頭文字を取った呼び方だ。
当ページの目次
多くのゲーミングPCは各パーツがとことん光る
ゲーミングPCはとにかく光るのがそのらしさだと思う。では一体何が光っているのかということを紐解いていこう。実は一つ一つのパーツにRGBが搭載されていて光を発しているのだ。ゲーミングPC本体というよりもグラフィックボード・メモリ・マザーボードなどのパーツが光ることが多い。そんなものまで光るの?というパーツもあるので見ていても楽しめるはずだ。ここで紹介しているものをすべて選ぶというのも良いが、いくつかこだわりのパーツを選択するというのも面白い。
ケース
「Thermaltake Versa H26(公式HP)」はPCケースの定番モデルだ。ケース自体が光るのではなく、サイドクリアガラスパネルを採用して光を魅せる仕様となっている。まさにゲーマーのために生まれたモデルだと言っても過言ではない。付属品としてRGB対応の前面120mmファンとRGB非対応の背面120mmファンの2機が付いてくる。もちろん背面をRGBタイプに変更することも可能だ。
ゲーミングPCではこのようにケース自体にすでに光るファンが搭載されているものも多い。また、最近はサイドだけではなく上部・前面もクリアガラスパネルを採用し魅せるケースもある。ゲーミングPCと言えばクリアガラスパネルと考えている方もいるはずだ。これだけでぐっとゲーミングPCらしくなる。
ケースファン
「InWin Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-3PK(公式HP)」は価格も安く人気の高いファンだ。ブラックのデザインがかっこいい。もちろん機能性も高くハイエンドのゲーミングPCでも通用する。対応しているマザーボードを使用すればソフトウェアからLEDを制御することが可能だ。MSI・ASUS・GIGABYTE・ASRockなど主要メーカーのものには対応していると考えてよい。
CPUクーラー
「DEEPCOOL LS720 R-LS720-BKAMNT-G-1(公式HP)」は高性能な水冷CPUクーラーだ。静音性を追求した人気のモデルとなっている。ポンプフェイスデザインにもこだわりが見られる。運用寿命は50,000時間と公式で謳われていて必要十分だ。一度購入すればその後ずっと使い続けられるのはメリットだろう。メンテナンスフリーで実用性が高い。
電源
「COOLERMASTER XG750 Plus Platinum MPG-7501-AFBAP-XJP(公式HP)」を電源ユニットの例として挙げた。ARGB対応ファン搭載のXG SERIESはこの750W PLATINUM以外にも850W PLATINUMのラインナップがある。日本製コンデンサ採用で安心感がある。Cooler Masterの最新ソフトウェアであるMasterPlus+を仕様すればカラーなどを自由に変更可能だ。
メモリ
「Corsair DDR4 DRAM 3200MHz C16(公式HP)」は定番のRGBメモリだ。RGB LEDを備えた専用ヒートスプレッダを搭載することで光での演出が可能となっている。もちろんパフォーマンスも高く人気が高い。
グラフィックボード
グラフィックボードは「GIGABYTE GV-N4080GAMING OC-16GD(RTX 4080)(公式HP)」を選んだ。高性能で4K環境でのゲームプレイに対応できる。グラフィックボードはRGBの定番だと言える。BTOメーカーのグラフィックボードは光らないことが多いが、OCモデルなら多くのものが光る。高性能なグラフィックボードになると本体も大きくなりインパクトも大きい。
マザーボード
「ASUS ROG MAXIMUS Z790 HERO(公式HP)」は機能性も高く人気のマザーボードだ。土台部分となる部分で専有面積も大きいのでRGBによるインパクトは大きい。DDR5メモリ対応や2 x PCIe 5.0 x16 slots搭載とハイエンドモデルらしい一台に仕上がっている。冷却性能にもこだわりがあってハイエンドのゲーミングPCを構築する方に最適だ。
ケーブル
「LIANLI Cables Strimer-24PIN(公式HP)」は光る電源ケーブルとなっている。ケース、ファン、グラフィックボードと来て最後に残ったのがまさかのケーブルだ。ここまで光らせている方は珍しい。しかし、だからこそそのインパクトも大きい箇所だと言える。こだわりのある方は是非チェックして欲しい。
その他
画像引用元:https://www2.razer.com/
光るのはゲーミングPCだけには留まらない。ゲーミングマウス・ゲーミングキーボードといったゲーミングデバイスが光るのは当たり前で、光るゲーミングマウスパッドというものもあるぐらいだ。そして、ゲーミングノートPCもとにかく光る。画像のRazerブランドは幅広いデバイスを販売していて人気が高い。筆者も一時Razer製のゲーミングデバイスで揃えていた。コーポレートカラーの緑が映える。もちろん緑色以外にも対応することが可能だ。
本当にゲーマーは光るゲーミングPCを求めているのか検証
本当にゲーマーは光るゲーミングPCが好きなのかどうかについて見ていこう。実際にマウスコンピューターがアンケートを実施してPCケースのデザインをするなど注目のあるトピックだということだろう。
マウスコンピューター実施アンケート2018
画像引用元:(PC Watch, 2018)
核心を突く質問だ。LEDが好きかどうかという質問に対して中も外もビッカビカを希望するのはわずか6.1%に留まる。外は落ち着いて中はビッカビカが3.4%となる。これら二つの合わせても9.5%だ。あとはワンポイント程度のLEDが20.1%、パワーランプとHDDランプ程度でいいが70.3%と90.4%を占める。およそ9割の人が派手なゲーミングPCを求めていないということだ。
このアンケートからすると実際は私達が思っているよりも光るゲーミングPCの需要は高くないのかもしれない。このアンケートを元にG-Tuneでの標準モデルはLEDは無しで落ち着いたものとなっている。カスタマイズでLEDケースファン及びクリアガラスパネルを選択することが可能だ。担当者に確認したところによるとやはりLED無しのモデルの方が売れているようだ。
ゲーミングPCの置き場所もゲーミングPCの選択に影響を与える可能性がある。多くのゲーマーがデスクの下にゲーミングPCを設置するため、そこまでデザインあるいは光ることを重視していないのかもしれない。もっともデスクの上でパソコンが光っていると目障りに感じてしまう可能性が高い。実用性がなく選ぶ際は慎重に行おう。
マウスコンピューター実施アンケート2023
ケースの外観やロゴの位置など、大々的に行ったアンケートをもとに決定しています。
ゲームを楽しむ、すべての人に #NEXTGEARhttps://t.co/mRB5OuGMBx pic.twitter.com/HIKGY2z7Sq
— マウスコンピューター ゲーミング (@GTune_chan) July 26, 2023
マウスコンピューターは、2023年にもアンケートを実施してNEXTGEARブランドと新しいケースが誕生した。デフォルトでは光らないが、カスタマイズでLED対応ケースファンを選択できる。ユーザーの志向に合わせて柔軟に対応できるようになった。ある程度光るゲーミングPCの需要が高くなっているということではないだろうか。マウスコンピューターはユーザーの意見を広く取り入れる企業だというのもわかる。
G-Tuneのミニタワーは、フロントI/OパネルにHDMIポートを配置している。これは、VRゴーグルを使用する際に、ケーブルを背面ではなくフロントに取り付けた方がやりやすいからだ。この意見はゲーマーから出たもののようで、マウスコンピューターはゲーマーからの意見を取り入れてケースの設計を行っている。そんなマウスコンピューターのゲーミングPCにも光るデザインのケースが採用されている。
前述のように、デフォルトでは光らない設定のものが多い。カスタマイズで選択できるように柔軟な対応をし、新ブランドNEXTGEARシリーズでは光るケースとなっている。ゲーミングPCは派手に光るものという印象が広まっていることもあってか、2018年と比べて光るゲーミングPCというのが標準になりつつある。マウスコンピューターの製品で反映されたということは、相応の数の声があったはずだ。
BTOメーカーの取扱い
もう少しライトなものでいいならサイコム・マウスコンピューター・ストーム・パソコン工房・フロンティアでも選択することができる。最近は大手BTOメーカーでも光るゲーミングPCを作りやすくなった。マウスコンピューターでは新しいNEXTGEARブランドでは赤色LED対応ケースファンに変更できるし、パソコン工房ではRGB対応のゲーミングPCが販売されている。
ドスパラではケースが一新されて光を押し出したデザインとなっているが、派手なものではなくアクセント程度だと言える。少し前まではドスパラでもLEDファンなどをカスタマイズできたが今は対応していない。もしかしたら他のメーカーに追随してRGB対応モデルがリリースされるかもしれない。
大手BTOメーカーはクリアサイドパネルの採用に対して試行錯誤している。実は、LEDを活かすクリアサイドパネルには長い歴史があるのだ。ゲーミングPCに採用された当初は、ガラスサイドパネルが多く、非常に透明度の高いパネルが採用されていた。今よりも背面配線などではなく、ストレージもSATA接続が主流だったことで、ケーブルが光を吸収しやすかった。その上で透明度の高いパネルでは、あまり鮮やかな光は届かなかったように感じる。
その一方で、今の薄いスモークのあるパネルと違い、ダイレクトに光を放つので眩しく、上品さや遊びに余裕がなかった。机の上にパソコンを置くと光が気になったり、視界に残像が残ったりといいところがなかったと言える。今のゲーミングPCのサイドパネルは少し黒みがかったスモークで、光をはっきり通しながらも大きく光が漏れない。ケースが一新される度に、サイドパネルの進化を感じられる。
これらの大手メーカーのシェアが多いことを考えるとやはり光らないゲーミングPCあるいはそこそこ光るゲーミングPCが主流だと考えてよいだろう。参考までに売上規模を見ていくと、サイコムが27億8000万円(前期)、マウスコンピューター534,4億円(2023年3月期)、パソコン工房452.5億円(2023年3月期)、ドスパラが754.0億円(2022年7月期)と大手のシェアが高いことがわかる。パソコンショップセブンやマイニングベースは規模的にサイコムに近いはずだ。
筆者の考え
最後に私個人の想いをまとめておく。イチゲーマーの考えとして参考にして欲しい。元々光らないゲーミングPCに興味があった。夜もパソコンを付けっぱなしにしている人にとっては電源ボタンやHDDチェックランプなどの少しの光でも煩わしく思ってしまうはずだ。実際私は光らないゲーミングPCの購入を検討していた。
具体的にはパソコンショップSEVENの「ZEFT R9FD(現在は販売終了)」だ。週刊アスキーの記事を読めばセブンのこだわりが見える。光らないことにこだわり抜いた至高の一台だと思う。あれだけ光るゲーミングPCを追求していたのに180°考え方が変わってしまった。見た目より実用性というわけだ。
ところが、最近また光るゲーミングPCに気持ちが傾いてきている。人間の心とはなかなか難しいものだ。私のようにゲームプレイのモチベーションが上がるという方も多いのではないだろうか。今は光るゲーミングPCの信奉者だ。白色のゲーミングPCを自作して満足している。メインはG-Master Spear Z790/D5でこの白色のゲーミングPCはサブPCとして使用中だ。
LEDパーツはケースに個性と遊びを生んだことは事実だ。LEDパーツは、光るパソコンが生まれる以前から、自作ユーザーの間では人気のあったカスタマイズだ。主にLEDファンだったが、中にはネオン管を用いたものまであったほどだ。LEDパーツは無機質で面白みのないPCケースに個性を生み出した。それと同時に、ケースに装飾や見栄えという遊びも生んだ。
何もなかった黒いケースに、いつの間にかクリアサイドパネル採用が登場した。これにより、LEDパーツをより鮮やかにした。LEDパーツは背面の排気ファンをLEDファンに変更するのがポピュラーだった。それがいつしか、ケースファンやCPUファンにまで及んだ。今では様々な色を自由に変化させ、コンセプトに沿った派手さを演出できるようになっている。
ゲーミングPCの個性はケースにしかなかったが、ケースにかかるコストで、中身の全く同じ一般向けPCと比べて価格は高めに設定されていたのだ。見た目にしかアドバンテージしかなく、価格競争も苦しい状況だ。そこで、見た目に振り切ったのが今のゲーミングPCだと言える。
一般向けにはないデザインと装飾で、価格以上の価値を生み出した。LEDパーツは個性と遊びを生み、無機質なアイテムに愛着さえ湧かせるほどだ。見た目に関して車のように大きな可能性を感じさせ、楽しめるものにしたのが光るパソコン最大のメリットのように感じる。
光っても実用性は変わらないことは押さえておこう。ゲーミングPCが光ることに対して否定的な方は、おそらく実用性の部分を考えるストイックな方だと思う。いかに派手になったところで、価格こそ高くなれど性能や実用性に何のアドバンテージもない。むしろ明るいことで眩しく感じる場面や、埃が目立つことにデメリットを感じる方もいるだろう。
車のようにと表現したが、パソコンは室内で使用するものである。そのため、基本的に一緒に住んでいない限りは、見られることはない。配信を行っているのであればまた違うかもしれないが、そうでなければ自分一人で楽しむことになる。そこに虚しさを感じなければ適正があると考えている。
LEDパーツは性能は変わらず、価格だけが少し高くなる。採用されているパーツによっては1万円近く変わってくるものもある。LEDパーツは当然一つではない。複数搭載するとそれだけ価格が変わってしまうものだ。BTOパソコンなど、カスタマイズとして選択できるものは1万円以内に収まる。装飾にはまったり、こだわったりするとコストは当然かかる。
性能は一切変わらずに価格が高くなるというのがLEDパーツのデメリットだ。使い勝手も性能も変わらないので、かなり人を選ぶ。派手なケースは必要がないと考えているのであれば、メリットはないので落ち着いたデザインのケースをおすすめしたい。
参考
出典:(週刊アスキー, 2020)
PCケースにはFractal Design製Define 7を採用している。漆黒のケースデザインがかっこいい。一時は本気で購入を考えたモデルで、もう一度再販して欲しいと切に願っている。
人気の”光る”ゲーミングPC特集
最後に光るゲーミングPC及び光らないゲーミングPCについて紹介している。本格的に光るものを選ぶとなるとサイコムやセブンのような中小メーカーが候補に挙がるはずだ。いわゆる大手メーカーが販売するBTOパソコンは光らないものがほとんどだ。
注意点として光るゲーミングPCをBTOメーカーから購入すると価格が高くなってしまうことが挙げられる。パーツ単体の価格が高くどうしても高額になってしまう。もしかしたら価格がネックとなって避けられるということもあるのかもしれない。
NEXTGEAR JG-A5G1D (マウスコンピューター)
価格:105,300円(税込)*カスタマイズ
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
電源:500W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
+5,500円のカスタマイズで前面×3、上面×2、背面×1について赤色LEDケースファンに変更できる。初期構成だとケースファンは前面×1と背面×1のみで光らない。光らないゲーミングPCとしても選択可能だ。Ryzen 5 4500×GTX 1660 SUPERの組み合わせで税込10万円台は圧巻だ。コストパフォーマンスの高いモデルとなっている。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方におすすめだ。レイトレーシング・DLSSには対応していない点は注意しよう。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 512GB NVMeと構成も平均的だ。電源ユニットは500W BRONZEを採用している。
NEXTGEAR JG-A7G60 (マウスコンピューター)
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
初期構成でのファン前面×1、上面×2、背面×2で光らない。+4,400円でカスタマイズをすれば前面×3、上面×2、背面×1が全て赤色LEDケースファンに変わる。Ryzen 7 5700X×RTX 4060とミドルクラスで人気の組み合わせだ。フルHD環境で高設定を目指したいユーザー向けだ。タイトルによっては高解像度にも対応できる。Ryzen 7 5700Xは旧世代のCPUで価格が下がり注目度が増している。8コア16スレッドとスペックはまずまずだ。ゲーミング性能的にはCore i5-13400と同程度だと考えておくとよい。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 1TB NVMeと構成も充実している。電源ユニットは750W BRONZEだ。
G-Master Spear Z790/D5(サイコム)
CPU:Core i7-13700K
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD SilverStone
コスパ:3.9
サイコムのゲーミングPCは本気で光らせている。定番のケースファンだけではなくオプションでアドレサブルRGB LEDストリップを選択可能だ。パソコン内部がキレイに光る。CoolerMaster MasterBoxCM694のPCケースがオシャレだ。性能も高くグラフィックボードにはRTX 4060を搭載。フルHD環境に対応できるパフォーマンスが人気の秘密だ。もちろんRTX 4070 TiやRTX 4080にアップグレードすることもできる。CPUにはCore i7-13700Kを採用していて満足度の高いゲームプレイができる。CPU性能が高いことを考えるとやはりグラフィックボードをアップグレードしたいところだ。メモリ16GB、SSD 512GB Gen4 NVMe対応と構成も必要十分だ。電源ユニットには余裕のSilverStone製の750W GOLDを搭載していて安定した電源を供給してくれる。コスパ指標が低いのは仕方がない。サイコム自体コストパフォーマンスで勝負するショップではないからだ。
ZEFT Z35CD(セブン)
CPU:Core i7-13700
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
PCケースにフルタワーの「Cooler Master COSMOS C700M」を選択したゲーミングPCだ。圧倒的な存在感を放つモデルだと言える。トップパネルからフロントパネルへと繋がる2本のストリップライトと、アルミバーに反射するボトムライトが標準装備だ。アドレッサブルRGB対応で様々なカラーやパターンを選択できる。本体前面のI/OパネルにはUSB 3.1 Type-C×1、USB 3.0×4、PWMファンスピードボタン、アドレサブルRGBコントロールボタンを搭載している。ここまで充実したインターフェースはなかなか見られない。カスタマイズでRGB対応のCPUクーラー・メモリ・ケースファンを選択すればど派手なモデルに仕上がる。Core i7-13700×RTX 3060搭載でフルHD環境でのゲームプレイに最適だ。RTX 4070やRTX 4080にもアップグレードできるが、その場合は電源ユニットのアップグレードが必須となる。好みに合わせて選択しよう。
LEVEL-R67A-LC137KF-VL9X [RGB Build](パソコン工房)
CPU:Core i7-13700KF
GPU:GeForce RTX 4080
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:1200W 80PLUS PLATINUM
コスパ:調査中
Core i7-13700KF×RTX 4080搭載のゲーミングPCだ。大手BTOメーカーのパソコン工房でも本格的なRGB対応モデルが登場した。前面の3連ファンのインパクトが強い。サイドにもクリアガラスパネルを採用していて魅せるゲーミングPCとなっている。グラフィックスにはハイクラスのRTX 4080を搭載していて高解像度でのゲームプレイにも対応できる。Core i7-13700KFとの相性もよい。Core i7-13700KFは、16コア24スレッドと高スペックで幅広い用途に対応可能だ。メモリ16GB、SSD 1TB NVMeと構成も上々だ。性能帯を考えるとメモリは32GBにアップグレードしてもよいかもしれない。電源ユニットは1200W 80PLUS PLATINUMを採用している。チップセットはZ790採用でオーバークロックにも対応可能だ。
人気の”光らない”ゲーミングPC特集
Lightning AH5(ドスパラ)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500B NVMe
電源:450W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.4
Lightning AH5はRyzen 5 4500を搭載したビジネスパソコンだ。ケースデザイン自体は一般的なビジネスPCで光ることはない。登場時は109,980円だったが、今は2.5万円安くなり84,980円で購入できる。税込10万円以下で購入できる希少の高いモデルだ。グラフィックスにはTuring世代のエントリークラスであるGTX 1650を搭載している。ゲーミング性能は高くなくフルHD環境で設定を下げることである程度対応可能だ。価格重視なら魅力的な選択肢となる。高リフレッシュレートでのゲームプレイにも対応できない。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も充実している。電源ユニットは450W BRONZEだ。
LEVEL-M7P5-R57X-RBX(パソコン工房)
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
電源:700W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中
Core i5-13400×RTX 3060搭載のミドルクラスのゲーミングPCとなる。LEVEL∞の新しいケースはレッドを基調としたデザインを持つ。RGBはなくシンプルなケースだと言える。RTX 3060搭載モデルで13万円台は素晴らしい。CPUにはIntel第13世代のCore i5-13400を搭載している。10コア16スレッドとマルチコア性能が高く動画編集などのクリエイター作業にも対応しやすい。数世代前のCore i5シリーズからの買い替えでもメリットは大きい。コンパクトなミニタワーケースを採用していて使い勝手も良好だ。拡張性なども必要十分で将来性も高いと言える。光学ドライブが標準搭載の珍しいモデルだ。納期については1週間程度での出荷を目安としておこう。
FRGXB760/WS831/NTK(FRONTIER)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
電源:600W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
フロンティアの高コスパモデルだ。ケースはミニタワーケースでオーソドックスなデザインを採用している。クリアガラスパネルは採用しておらず光らすことに重きを置いたモデルではない。I/Oパネルは本体前面にまとめられていて使い勝手がよい。人気の秘密はRTX 4060 Ti搭載モデルとして最安値クラスであることだ。CPUにはIntel第13世代のCore i5-13400Fを搭載していて十分な性能を持つ。メモリDDR4-3200 16GB、SSD 512GB NVMeと構成もまずまずだ。電源ユニットは600W BRONZEを採用している。
G-GEAR GA7J-E230/B(TSUKUMO)
CPU:Core i7-13700KF
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
TSUKUMOが販売するゲーミングPCだ。落ち着いたデザインのPCケースを採用している。やや古さを感じるデザインと言えるかもしれない。他社BTOメーカーがPCケースをリニューアルしているのに対して長らく変更されていない。クリアガラスパネルも非採用は珍しい。Core i7-13700KF×RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスの一台となる。フルHD~WQHD環境でのゲームプレイに適している。Core i7-13700KFは、16コア24スレッドとスペックが高く従来モデルのフラグシップモデルであるCore i9-12900Kを超える性能を誇る。RTX 4060 Tiの性能を引き出すには十分だ。メモリDDR4-3200 32GB、SSD 1TB NVMeと構成も平均以上となる。電源ユニットは750W GOLDを採用している。
ZEFT Z36L(セブン)
CPU:Core i7-13700KF
GPU:GeForce RTX 4070 Ti MSI
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中
パソコンショップセブン自慢のゲーミングPCだ。静音性が高く快適なゲーム環境を構築できる。このモデルはほとんど光らない。光るゲーミングPCが苦手だという方におすすめだ。グラフィックボードにはハイクラスのRTX 4070 Tiを搭載している。4K環境でのげーむぷれいにも対応可能だ。CPUはハイクラスのCore i7-13700KFだ。この倍率フリークロックモデルを採用したモデルは珍しい。従来モデルのCore i9-12900を上回る高い性能を持つ。電源ユニットは850W GOLDを採用している。
参照外部サイト
- G-Tune、プロゲーマーの要望を全面採用した新筐体のゲーミングPC(PC Watch, 2018)
- “ゲーミングPC=派手に光る”という固定観念を覆す、「ZEFT R9FD」の大人な魅力(週刊アスキー, 2020)
その他あなたにおすすめの記事はこちら!
- 管理人厳選おすすめゲーミングPCランキング【2023年】
- ゲーミングノートPCおすすめランキング【2023年】
- 当サイト紹介ゲーミングPC一覧表
おすすめのゲーミングPCランキングを紹介している。コストパフォーマンスが高いモデルに人気が人気だ。
イチオシのゲーミングノートPCを紹介している。外出先でもゲームを楽しみたいという方はぜひ参考にしてほしい。
当サイトでレビューをしている全てのゲーミングPCを表でまとめている。一覧で見れば、ゲーミングPCの構成や相場感を把握できるはずだ。
あなたにぴったりのゲーミングPCを探す
ゲーミングPCの選び方 | ||
セール | 安い | ゲーム推奨 |
![]() | ![]() | ![]() |
ゲーミングPCの特徴を比較 | ||
価格 | BTOショップ | グラボ |
![]() | ![]() | ![]() |