当記事では、ドスパラ「GALLERIA RM5C-R36」の詳細レビューをまとめている。Intel第13世代のCore i5-13400Fを搭載した次世代のゲーミングPCだ。5,000円の値上げが適用となったが評価はまずまずだ。ガレリアブランドに魅力を感じる方なら選択してしまってもよいだろう。コストパフォーマンスを重視するなら比較対象モデルをチェックしておこう。
GALLERIA RM5C-R36にもゴールデンウィークのキャンペーンが適用された。発行されているクーポンで5,000円引きだ。評価を大きく伸ばすわけではないように見えて、この5,000円引きは大きい。現在Core i5とRTX 3060を搭載したモデルは15万円台が基本となっている。定価164,980円から159,980円への変化は多くのモデルに並び立てる価格設定となっている。
ただし、今回の変化で評価は伸ばしても、強力な競合製品に対してアドバンテージを築くものではない。あくまでも、GALLERIA RM5C-R36としては大きな変化というだけに留まる。これをどう判断するかでモデル自体の持つ魅力は変わってくるように思う。例えば、ケースのデザインが好みである場合、多少の価格差を覆す要素となる。
その上で5,000円引きともなれば、選ぶ理由としては十分だ。GALLERIA RM5C-R36が今後15万円台になる可能性はある。しかしながら、それまでに掛かる時間などが不確かなことを考えれば、15万円台になっている今こそ選ぶチャンスと言えそうだ。構成と価格のバランスがよく、類似したモデルは多くても見た目のよさという強みがある。予算内で収まるならおすすめしやすく、選びやすいモデルと言える。
念のため比較の項目をチェックしておいてほしい。価格面では大きなアドバンテージを得ているため、選びやすさでは随一だ。見た目と構成を犠牲にしているため、完全な上位互換とは言えない。それでも、GALLERIA RM5C-R36に対しては強力な存在であることは間違いない。こうしたライバルに差をつけられている現状はあるが、5,000円引きはそれらのモデルに近づく大きな一歩となっていることは間違いない。
クーポンの使い方
クーポンは各ページのバナーをクリックした先でコピーできる。あとはカートに商品を入れたらクーポンコードを追加する項目があるのでそこに貼り付けるだけだ。適用済になれば記載されるのでわかりやすい。
当ページの目次
GALLERIA RM5C-R36のスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA RM5C-R36 |
価格 | 164,980円(税込) |
CPU | Core i5-13400F |
GPU | GeForce RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 650W BRONZE |
マザーボード | チップセットB760 |
おすすめ度 | Aランク |
評価 | ・コスパ 7.5 ・構成 6.0 ・品質/サポート 10.0 |
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各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
---|---|---|
・4K ・WQHD | ・240fps ・144fps | ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
GALLERIA RM5C-R36はCore i5-13400FとRTX 3060を搭載したミドルクラスのゲーミングPCだ。CPUは最新の第13世代で処理性能は非常に優秀ながら、ゲーム性能は従来のCore i5-12400と比べてそこまで伸びているわけではない。ゲームへの対応力はまずまずで、Apex LegendsやFortniteを高リフレッシュレートでプレイ可能だ。高解像度を避けたり、設定を下げたりすれば最新のゲームも快適にプレイできる。
GALLERIA RM5C-R36 第13世代Core搭載のゲーミング性能まとめ
Core i5-13400F(CPU)
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i9-12900K | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Core i5-13500 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 5 7600X | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K | |
Core i5-12400 | |
Core i7-11700 | |
Core i5-11400 |
GALLERIA RM5C-R36 第13世代Core搭載ではCPUにIntel第13世代のCore i5-13400Fを搭載している。従来モデルのCore i5-12400Fが6コア12スレッドだったのに対して、Core i5-13400Fでは10コア16スレッドと大きくスペックが高くなった。初めてCore i5シリーズの無印モデルでハイブリッドコアアーキテクチャを採用した。これまでのPコアに4つのEコアが追加された形だ。
処理性能は大きく向上していて、Core i5-12400Fと比べて25%も性能が高い。動画編集・画像編集などのクリエイター作業への適性が向上している。一方で、ゲーミング性能についてはCore i5-12400Fとそれほど変わっているわけではない。上位モデルのCore i5-13600Kとは違って、Core i5-13400FはIntel第12世代CPUのリフレッシュモデルだからだ。
GeForce RTX 3060(GPU)
RTX 3070 | |
RX 6700 XT | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 2070 SUPER | |
RX 6650 XT | |
RX 6600 XT | |
RTX 2070 | |
RTX 3060 | |
RTX 2060 SUPER | |
GTX 1070 Ti | |
RTX 2060 | |
RX 6600 | |
GTX 1070 | |
RTX 3050 | |
GTX 1660 Ti | |
GTX 1060 6GB | |
GTX 960 |
当該モデルでは、グラフィックスにAmpere世代のGeForce RTX 3060を搭載している。ミドルクラスのグラフィックボードで非常に人気が高い。従来モデルのRTX 2060と比べて20%近くも処理性能が向上している。RTX 2060 SUPERと比べても性能は上だ。レイトレーシング性能についても高くなっている。フルHD環境でのゲームプレイを考えている方にとってちょうどよい性能を持っていると言える。同じ60番台のRTX 3060 Tiとの性能差は20%程度とやや大きい。
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GALLERIA RM5C-R36 第13世代Core搭載の特徴まとめ
5,000円アップで価格的優位は崩れる
GALLERIA RM5C-R36は、価格が5,000円高くなり159,980円から164,980円となっている。15万円台から16万円台への変更はマイナス面が大きい。最安値とまではいかないまでも、15万円台のCore i5-13400FとRTX 3060の組み合わせは選びやすい価格だった。16万円台になると一気に標準的な価格となり、同じ価格帯のモデルも増えてくる。GALLERIA RM5C-R36の強みは15万円台にまで下がった価格だ。
一時は18万円台だったモデルが一気に15万円台にまで下がった。ケースの魅力も相まって非常に高い人気を得ていた。その一方で、ケースデザインを重要視しなければ価格が手頃ということだけが強みになる。今のGALLERIA RM5C-R36は性能帯最高のモデルとは言いにくい。GALLERIAシリーズは5,000円単位で価格が揺れ動きやすいため、159,980円を基準に164,980円までの値上げは想定内である。
これはGALLERIA RM5C-R36だけではなく、GALLERIAシリーズ全体での話だ。どのGALLERIAシリーズも5,000円の値上げと値下げを繰り返し、徐々に価格を安定させていく。登場からそれほど時間が経過していないことから、しばらくすると159,980円になると予想できる。
今後も大きな変化には期待できない
GALLERIA RM5C-R36は前述の通り、しばらく価格が揺れ動くモデルだ。変化するのは価格だけで、基本的にそれ以外の部分に変更が加えられることはない。単純に価格が5,000円単位で動くだけなので、それほど神経質にならずに選んでしまってもいいのかもしれない。少しでも安く、少しでも優れたモデルをと考えるなら比較の項目のモデルをチェックしてほしい。
GALLERIA RM5C-R36は大きな変化が期待できない以上、予算内であれば選んでしまえば後悔するようなモデルではない。これが17万円台に突入してしまうと話は違ってくるが、そうなる可能性は高くない。パーツの高騰は随所で見られるものの、今現在RTX 3060の価格が高まる要素はない。むしろこれからRTX 4060やRTX 4050のようなGPUが登場することを考えると、価格は下がることはあっても大きく上がるとは考えにくい。
底値を狙うならそれらのGPUの登場を待つべきだ。価格が上がったことで懸念すべきは、比較対象の存在にある。同等に近いモデルが14万円台で固定されている。ここから大きな変化に期待しにくいというのは、何も構成だけに限った話ではない。RTX 4050などが登場しても価格自体も下がらない可能性がある。それはRTX 3060に近い性能を持つGPUは登場しないからだ。
エントリークラスのRTX 4050でさえもRTX 3060を大きく上回る可能性が高い。近い性能、近い価格のGPUが登場するから旧世代のGPUは消えていく。今もなおGTX 16シリーズが残っているのもその関係だ。少しでも価格を気にするなら比較のモデルを候補に加えてみてはいかがだろうか。見た目を気にするなら、価格が上がる前にGALLERIA RM5C-R36を選んでしまう方がよさそうだ。
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似ているモデルとの比較
ブランド | GALLERIA | Magnate |
---|---|---|
イメージ | ||
製品名 | GALLERIA RM5C-R36 | Magnate MV 第13世代Core搭載 |
ケース | ミニ | ミニ |
価格 | 164,980円(税込) *クーポン利用で5,000円引き | 144,980円(税込) |
CPU | Core i5-13400F | Core i5-13400F |
GPU | RTX 3060 | RTX 3060 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 500GB | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 650W BRONZE | 650W BRONZE |
マザボ | B760 | H610 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
多少のマイナスを飲み込むことができれば、他の追随を許さないコストパフォーマンスを持つモデルが手に入る。GALLERIA RM5C-R36にとっては強力な存在だ。あともう一歩踏み込めればGALLERIA RM5C-R36をおすすめしやすい状況になる。それまではMagnate MVの方がおすすめしやすい。ただし、見た目の好みもあるので、予算に余裕があればGALLERIA RM5C-R36も悪い選択肢ではない。
パソコンケースレビュー
正面
ドスパラの新ケースとなっている。デザインハウスが設計したケースだけあってデザイン性が高い。ミニタワーケースとなっているが、従来のミニタワーよりは一回り大きくなっていてミドルタワーの差が縮まっている。違うのは高さだけで奥行きと幅はミドルタワーと共通だ。
右サイド
右サイドはシンプルで吸気口だけが設けられている。高さ分の吸気口があるのでエアフロー改善には効果的だ。ガンメタリックのケースが高級感を演出している。
左サイド
左サイドにも吸気口がある。また、一部クリアガラスパネルを採用していて中身が見えるようになっている。最近のモデルらしいデザインだと言える。
背面パネル
背面パネルについてはオーソドックスなものになっている。前面の両サイドから取り入れられた空気が上部及び後ろから排出してくれる。本体内部に熱がこもらないような工夫が見られる。140mmサイズの冷却ファンを搭載しているのも後押ししてくれる。
I/Oパネル
前面に斜めにI/Oパネルが配置されている。電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、ヘッドフォン端子が設けられている。USBが4つもあるのは使い勝手が良い。
本体上部
本体上部にもメッシュ加工が施されていてここから熱を放出する仕組みだ。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載していても発熱が問題とならない工夫がある。
本体内部
*GALLERIA RM5R-R36 5600X搭載ではないため一つの参考として欲しい
内部にはある程度の余裕がある。ガレリアブランドの場合ミニタワーケースでもサイズは大きめであることがわかる。
正面-LED
ケースの枠組みにLEDが配置されている。オシャレな演出だ。このLEDについては専用のソフトウェアからコントロールすることができる。
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管理人による総評(GALLERIA RM5C-R36 第13世代Core搭載)
GALLERIA RM5C-R36 第13世代Core搭載は、Core i5-13400F×RTX 3060搭載のミドルクラスのゲーミングPCだ。登場時は184,980円という価格が付されていた。その後わずか3週間程度で2.5万円の値下げが適用となり評価を上げている。その後5,000円の値上げが適用となったが、評価はまずまずだ。よりコスパを重視するなら比較対象モデルを確認しておこう。
Intel第13世代になってCPU性能も格段に高くなりゲーム+αで考えられるようになった。グラフィックスの性能もミドルクラスの王道として必要十分だ。メモリ16GB、SSD 500GB NVMeという構成は今では当たり前になっている。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
164,980円(税込) | i5-13400F | RTX3060 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 500GB | 非搭載 |
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