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>>フロンティア公式HP<<

ヤマダ電機グループに属するBTOショップ「フロンティア」の評判と口コミをまとめた。フロンティアといえばセールのお得さで注目されているショップだ。毎年お正月の正午に販売される数量限定福袋は即完売だ。昔ほどずば抜けたモデルがあるわけではないが、コストパフォーマンスの高さは健在だ。特にハイクラス以上のモデルが強い。メモリやストレージなど充実の構成を持ち他社との差別化がうまく図られている。

長所
  • ヤマダ電機グループに属するBTOメーカー
  • セール・キャンペーンがオトク
  • オシャレなケースデザインが選択できる
短所
  • かつてのずば抜けたコスパは影を潜める
  • 人気モデルはすぐに売れてしまう
  • 納期が10日前後と長い
こんな方におすすめ
  • コストパフォーマンスを重視したい方
  • ケースデザインにこだわりたい方
  • 構成にも妥協をしたくない方
  • 納期が長くても待てる方

60秒で理解!フロンティアってどんなショップ!?

frontier_top評価    :8.7
知名度   :9.5
コスパ   :9.5
カスタム  :6.0
納期    :10日程度
サポート  :10:00-19:00
保証(延長):1年間(3年間)
店舗数   :7店舗

公式サイト
徹底解剖サイト管理人

フロンティアはヤマダ電機グループに属する大手BTOメーカーだ。セールがオトクなショップとして認知されているように思う。特に年末年始の正午に発売される福袋は即完売になるほどだ。ゴールデンウィークや夏休みにも日にち限定モデルがリリースされることもある。通常時に行われる月間セールや週間セールもコスパは良好だ。

ただし、昔ほど他社BTOメーカーを圧倒しているというわけではない。モデルによって負けてしまうこともある。特にミドルクラス以下のモデルは力を入れていないようだ。セール対象外の標準モデルは平凡だ。基本的にはセールモデルだけを確認しておけば十分だ。標準モデルは完全に無視してしまってもよい。ゲーミングPCのラインナップが限定的なのも特徴だ。悩むことが少なく初心者の方でも選びやすいと言える。

セールモデルを含めて基本的には構成重視のモデルとなっているので、価格を抑えたいなら他のメーカーを見てもよさそうだ。カスタマイズの自由度はそれほど高くない。納期が他のショップに比べて長めな点は注意しておこう。繁忙期などは納期が延びてしまう傾向にある。2025年5月時点での納期は10日程度と長くなっている。

サポートは10:00-19:00までで年末年始および指定休日は利用できない。ドスパラやマウスコンピューターなどの大手BTOメーカーでは24時間365日の電話サポートが当たり前になってきていることを考えるとやや見劣りしてしまう。基本保証は1年間で追加費用を支払えば延長保証に加入できる。店舗は全国に7店舗ある。また一部のヤマダ電機でも取り扱いがある。

フロンティア運営企業&店舗一覧

ショップ名 フロンティア
企業名 インバースネット株式会社
所在地 〒221-0031
神奈川県横浜市神奈川区新浦島町1-1-25
GRC 横浜ベイリサーチパーク 8階
設立 昭和26年12月14日(創業:昭和22年2月)
資本金 10,000万円
納期 1週間程度(時期により異なる)
支払い方法 銀行振込
銀行ネット決済
クレジットカード
コンビニ決済
ショッピングクレジット
ショッピングクレジット(残価設定)
代金引換
PayPay決済
Amazon Pay決済
後払い(ペイディ)
返品可否 不可
店舗情報 秋葉原1号店
秋葉原2号店
高田馬場店
日本橋1号店
モバイル館日本橋店
名古屋店
札幌店
*フロンティア製BTOパソコンは名古屋店のみの取り扱い

フロンティアとよく比較されるメーカーと比較

フロンティア ドスパラ マウスコンピューター
企業 インバースネット株式会社 株式会社サードウェーブ 株式会社マウスコンピューター
イメージ frontiertop1 dosparatop1 mousetop
資本金 1億円 5,608万9,332円 1億円
売上高 231.0億円
(2024年2月期)
771.0億円
(2024年7月期)
534.6億円*
(2024年3月期)
人気
コスパ
セール/キャンペーン
ラインナップ
サポート 10:00-19:00
(年末年始・指定休日除く)
24時間 24時間
(72時間以内修理目標)
標準保証
(延長保証)
1年間
(最長3年間)
1年間
(最長5年間)
3年間
(-)
納期 10日 最短翌日 最短翌営業日(+2,200円)
通常4営業日
公式 公式 公式 公式
レビュー 当ページ レビュー レビュー

*MCJグループ全体ではなくマウスコンピューター単体の売上


フロンティアはインバースネット株式会社によって運営されているBTOメーカーだ。親会社はヤマダ電機となっている。資本金は1億円だ。売上高は231.0億円と競合BTOメーカーの半分以下に留まる。認知度が高まっていることは間違いないので売り上げはついてくるだろう。ブランド力はドスパラのGALLERIAやマウスコンピューターのG TUNEあるいはNEXTGEARと比べると劣ってしまう。

フロンティアはコストパフォーマンスの高いモデルを取り扱うメーカーだ。それはすでに見てきた通り明らかだろう。セール・キャンペーン情報は必ず確認しておこう。競合との差が縮まっていることも事実だ。今は充実の構成で差別化を図っている。

サポート時間は10時から19時と標準的だ。24時間365日のサポートを受けられるドスパラやマウスコンピューターには及ばない。サポート重視なら他のメーカーも検討しよう。納期は今はどこのメーカーも長くなっている。グラフィックボードの供給が安定するまでは仕方がないだろう。

フロンティアのよい評判&口コミまとめ

コスパについて-Xより

徹底解剖サイト管理人

コストパフォーマンスの高さはすでに多くの方に知られていることだろう。実際競合モデルと比べてもオトクなモデルが多い。特にセール・キャンペーン対象モデルはチェックしておくとよい。争奪戦になることもあるので明らかに優れたモデルは早めの決断が重要だ。

サポートについて-Xより

徹底解剖サイト管理人

グラフィックボードの型番を教えてくれるのは好印象だ。たまたま在庫状況が把握しやすかった時期ということもある。BTOパソコンという特性上いつでも型番が知れるわけではないことは理解しておこう。

フロンティアの悪い評判&口コミまとめ

サポートについて-Xより

徹底解剖サイト管理人

サポートについて不満を感じているユーザーもいるようだ。

販売方法について-知恵袋より

フロンティアのPCって評判良いですか?なんか詐欺っぽい売り方してます。
先日、フロンティアの台数限定セール「秋の夜長セール」を利用してPCを注文しました。

ところが、翌日に、全く同じ構成のPCが「パソコン収穫祭」というセールにて台数限定販売を始め、私が注文した時より6000円安くなっています。

現状、二つのセールが並行して販売されており、同じ構成のPCでも、どのセールを使うかで値段が変わってしまいます。

片方のセールが終了してから、新しいセールが始まり、価格が安くなるなら仕方ないと思うのですが、両方のセールが同時進行してるって、変ですよね?

そもそも、全く同じPCが、両方のセールに台数限定って記載されてるのも変な話です。総台数はいくつあるのかも謎です。

こういう売り方って、BTOの業者ではよくある事なんですか?
売り方が怪しすぎて、全く、信用できなくなってしまいました。

徹底解剖サイト管理人

全く同じモデルではないのではないかと思うが、複数のセールを並行して実施しているのは事実だ。セールの時期によって価格調整が行われるのは仕方がないところといえる。パーツ価格は日々変わるのでそれに合わせて上下してしまう。フロンティアに限らずBTOパソコンは購入したら製品ページを見ない方がよいかもしれない。もちろん価格が高くなる可能性もあるが...

納期について-Xより

徹底解剖サイト管理人

フロンティアは納期が長めのショップだ。オトクなセールが開催されると販売台数が伸びて納期が長期化する傾向にある。通常時でも1週間程度と他の大手BTOメーカーと比べると遅めになっている。

フロンティアの強みと選ぶ理由

セールやキャンペーンが強力

フロンティア ドスパラ
イメージ FRGHLB760WSA GALLERIA XA7C-R37T
製品名 FRGHLMB650/WS417/NTK GALLERIA XA7R-97XT
9800X3D搭載
ケース ミドル ミドル
価格 329,800円 369,980円
送料 3,300円 3,300円
CPU Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
Ryzen 7 9800X3D
(8コア16スレッド)
CPUクーラー 空冷 水冷(240mm)
GPU RX 9070 XT RX 9070 XT
メモリ DDR5-5600 32GB DDR5-4800 32GB
SSD 2TB Gen4 NVMe 1TB Gen4 NVMe
電源 850W PLATINUM 1000W PLATINUM
マザーボード B650 B650
納期 10日間 翌日
基本保証 1年間
(最長3年間)
1年間
(最長5年間)
電話サポート 10:00-19:00 24時間365日
公式 公式 公式

フロンティアが今推しているゲーミングPCを見ていこう。競合のドスパラ「GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載」と比較すると、40,180円も安いことがわかる。同じCPUとグラフィックボードを搭載してこれだけ価格差が出るのに驚きだ。構成に差があるのでそこを揃えて比較するとわかりやすいかもしれない。フロンティアではカスタマイズキャンペーンが実施されることもあり要チェックだ。

まずFRGHLMB650/WS417/NTKのCPUクーラーを水冷クーラーにするのに+16,500円で電源ユニットを1000W PLATINUMにするのに+16,500円かかりトータル費用は362,800円だ。GALLERIA XA7R-97XT 9800X3D搭載のストレージを1TBから2TBにするのに+11,000円でトータル費用は380,980円だ。価格差は18,180円となる。メモリ規格の変更ができないためそのままにしている。

初期構成のまま購入してもカスタマイズしても競合モデルよりも安く購入可能だ。ミドルクラスのゲーミングPCでもメモリやストレージなど構成も充実していてコストパフォーマンスは良好だ。15万円以下のラインナップはほとんどないと考えてよい。

デザイン性の高いゲーミングPCが選択できる

GPLシリーズ
FRGPLB860MWSG2
GHLシリーズ
FRGHLB760WSA
MFGシリーズ
FRMFGB760WS2
GBLシリーズ
FRGBLB650WS130
GBシリーズ
FRGBZ790KS
Powerd by ASUS
FRAFB860WS425
GKLシリーズ
FRGKLB760WS1101
GKシリーズ
FRGKB550WS501NTK

フロンティアでは様々なケースが用意されていて好みのデザインを選択できる。セールで一般的なのはGHLシリーズ・MFGシリーズ・Powerd by ASUS・GKシリーズの4つだ。白色のケースカラーが多いように思う。LEDファンもかっこよく満足できるはずだ。

ヤマダ電機が母体で安心感がある

フロンティアは、ヤマダ電機のグループ会社(連結子会社)であるインバースネット株式会社によって運営されている。ヤマダ電機は資本金連結710億円と大企業だ。このクラスの企業は他に例を見ない。大手企業が母体という安心感がある。このことがあまり知られていないのは残念だ。

保証面でもサービス面でも優れているのは見逃せない。標準で1年保証、必要に応じて3年保証をつけることが可能だ。また、一部のモデルに関しては、全国のテックランド及びLABIで販売されているので実機を見ることが可能だ。家電量販店の強みを生かした販売方法だと言える。

残価設定クレジットが利用できる

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フロンティアではBTOメーカーでは珍しく残価設定クレジットが提供されている。中身を見るとそれほどおすすめできるわけではないものの金利手数料が0円なので選択してもよさそうだ。ただし、残価はPC本体金額の15%と少なく残価設定の意味がほとんどない。例えば、279,800円のゲーミングPCを購入した場合の残価は41,000円だ。

残り238,800円でローンを組むことになる。支払いは初回11,000円、2回~24回が9,900円だ。そして25回目は一括で支払うか、改めてローンを組むか(金利必要)、引き取ってもらうかを選択することになる。一括で支払うのが一番よいだろう。再ローンだと金利が掛かるし、引き取ってもらうのは損だ。2年後でも残価以上の価値が残るように思う。残価額が低すぎて残価設定ローンのメリットがないというのが本音だ。

フロンティアの弱み

モデルのレビューが見れない

フロンティアではモデルごとのユーザーレビューが見れないのは残念だ。購入したユーザーがどういった感想を持ったのか知る術がない。大手BTOメーカーではレビューを重視している中ではっきりとデメリットだといえる。セール・キャンペーンでの販売がメインなので製品ページも変わりやすくレビューを集めることが難しいのかもしれない。

低価格帯のラインナップがない

フロンティアの中心モデルは15万円以上のミドルハイクラスとなる。最低でもGeForce RTX 5060 Ti 8GBで、稀にGeForce RTX 4060搭載モデルが販売されるぐらいだ。GeForce RTX 3050 6GBやRadeon RX 6600を搭載したモデルはなく15万円以下の予算で考えている方は選択肢から外れてしまうだろう。

通常モデルに全く力を入れていない

通常モデルにはほとんど力を入れていないと考えてよい。検索もしづらくアピールポイントが弱い。現状セールしか注目されていないように思う。通常モデルは他のBTOメーカーのモデルと比べてもそこまでずば抜けているわけではなく、セールの台数限定モデルを見たあとだとその平凡さに驚いてしまうかもしれない。つまり、探しているCPUあるいはグラフィックボードを搭載したモデルが見つからなければ通常モデルを無視して他社BTOメーカーを見る方がよいかもしれない。

台数限定セールの内容が紛らわしい

フロンティアの強みにセールのお得さが挙げられるが、その仕組みにはデメリットがある。その仕組みを知らないと思いもよらない損をしてしまうかもしれない。まず、セールでは台数限定として販売を煽ってる割にはほとんどのモデルが次回のセールで再販されるということが挙げられる。つまり、全く台数限定セールではないのだ。明らかにユーザーを誤認させている状況だと言える。

また、毎回セールごとに構成が少し変わったり、型番が変わったりするためユーザーからしてもわかりにくい。いつが買い時なのか判断しにくいというのがデメリットだ。当サイトでは各モデルについて検証を行っているのでぜひ参考にして欲しい。年末年始などの大型休暇中はお得なセールが実施されることが多い。年始には福袋が販売されるので注目度は高い。

繁忙期は納期が長くなる

フロンティアは人気のBTOメーカーということもあり繁忙期には納期が長くなる傾向にある。2025年1月から3月まで続いていたグラフィックボードの供給不足の影響があったときは1ヶ月程度の納期となっていた。今は少し安定して10日前後での出荷だ。夏休みや年末年始など大型連休中も納期が長くなる傾向にある。余裕をもって購入する必要がありそうだ。即納モデルが販売されることもあるが、コストパフォーマンスはイマイチだ。セール対象モデルよりも割高になっている。

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