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当ページでは、SSDとは何かについての説明とゲーミングPCにおける必要性について解説している。ゲーミングPCを自作したいという方やゲーミングPCの購入を検討中でSSDに興味がある方向けのコンテンツだ。2020年になって明らかにストレージにSSD搭載モデルが増えて来ている。最近の動向を含めてぜひ参考にして欲しい。

SSDとは?

SSDとは、Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略だ。HDDと同じストレージの一つで、一言でいうと高速記憶装置となる。かなりメジャーになったストレージだと言える。メリットが多くBTOパソコンでも搭載されてることが多い。例えば、OSをSSDに保存しておくとPCの起動が圧倒的に早くなるなどの恩恵を得られる。

一般的にSSDと呼ばれているので、呼び方について特に深く考える必要はないだろう。最近急速に普及しているパーツで注目されているので気になっている方も多いと思う。早速だが、SSDの簡単に定義についてツクモの記述を参考に深掘りしていこう。

SSDの定義

SSD (Solid State Drive/ソリッドステートドライブ) は、簡単に言うと、ハードディスク (HDD) の代わりになる記憶装置です。

HDDの中身は、データを記録する部分であるプラッタと読み書きを行なうヘッドの組合せで構成されていますが、SSDではフラッシュメモリが使用されていて物理的な動作をする部分がありません。

引用元:http://shop.tsukumo.co.jp/special/080623c/

SSDの肝となるのは最後の物理的な動作をする部分がないということになる。これによりSSDは高速で読み書きををすることが可能となる。また、物理的な衝撃に強かったり、動作音がほとんどなかったりと多くのメリットを得られるというわけだ。

さて、このSSDには大きく分けて2種類あり、RAMを使用するハードウェア方式のものとフラッシュメモリを使用するフラッシュSSDがある。ゲーミングPCに使われているのはハードウェア方式のものになっている。予算に余裕がある場合は、SSDの搭載を推奨する。その理由について以下に述べることにしよう。フラッシュメモリを用いたものは書き込みや消去、つまり使用する度に劣化していく。そのため、常時アクセスされるサーバーなどには適していない。

SSDの種類とHDDとの違いを比較

種類SATA接続SSDM.2接続SSDNVMe対応SSDHDD
価格やや高いやや高い高い安い
データ読み込み速度最大600MB/s最大600MB/s最大3,500MB/sおよそ200MB/s
データ書き込み速度最大600MB/s最大600MB/s最大3,500MB/sおよそ200MB/s
発熱量極小
制限なし排他接続排他接続なし
特徴+高速
+静音性が高い
+発熱量が小さい
-HDDより価格が高め
-壊れる前兆がない
+高速
+静音性が高い
+コンパクト
-価格が高め
-発熱量が大きい
+超高速
+静音性が高い
+コンパクト
-価格が高い
-発熱量が大きい
+価格が安い
-使用時の音がうるさい
-物理的衝撃に弱い
現在、SSDにはHDDと同じSATA接続のタイプとNANDタイプの2種類がある。後者はM.2接続やPCI-e接続となり、速度がSSDの5倍以上のものがある。SSD類の注意点はいくつかある。最大読み込み、書き込み速度はあくまで理論上の話で、実際は読み込み速度570MB/s、書き込み速度530MB/sあたりが製品の上限だ。

また、書き込み速度がHDDと同じくらいの読み込みに特化したSSDも存在しているため、SSDなら何でも良いというわけではない。NVMe対応SSDはM.2接続、PCI-e接続のあるNAND式のSSDで、形状はM.2接続のSSDとよく似ている。M.2であってもSATA接続であるSSDもある。

この辺りはやや複雑に感じるかもしれない。そのためSATA接続SSDとNVMe対応SSDの2種類を覚えておけば良いだろう。HDDに比べるとSSD各種は上位互換のような存在。ただし、容量辺りの価格はHDDのほうが安いため、用途によってはHDDのほうが良い場合もある。

SSDの特徴まとめ

SSDのメリット-高速読み込み

SSD最大のメリットは、HDDに比べて読み込みが速いことによるアプリケーションなどのロード時間の短縮だ。SSDが登場したばかりの頃は100GBを下回る容量でHDD 1TBの3倍以上の価格だった。そのため、主にOSなどのシステムを保存するストレージとして運用されたきた。

何故OSを保存するのか、それはOSがパソコンを支える基盤であり、全ての操作に関わっているからだ。SSDにOSを保存することで、パソコンの起動時間やシステムファイルの読み書きが高速になり、体感できるほどローディング時間が短縮される。SSDとHDDの違いを最も体感しやすいのがこの読み込み速度の速さである。

発熱量が少ないこと、HDDに比べてコンパクトであることからノートパソコンや省スペースモデルと非常に相性が良い。SSDの登場により、コンパクトモデルは更に小さくなったように、パソコン全体に大きな改革をもたらしたデバイスである。また、高速バックアップが可能だ。ものによっては、HDDからSSDに中身を移すソフトが付属されていることがあり、それを使用することで100GBのファイルだろうとシステムだろうと比較的高速に移すことが出来る。

その他その特性故に寿命の長さもメリットに挙げられる。下記に詳細をまとめているので合わせて参考にして欲しい。

SSDのデメリット-製品によって性能差がある

SSDは広く一般的なストレージとして普及し、これまでのデメリットだった価格の問題を大きく改善させた。HDD 1TBが5,000円に対して、以前はSATA接続SSD 64GBが5000円だった。しかしながら、今では240GBも5,000円以内で購入することができるようになった。なお、SATA接続のM.2やNVMe対応SSDでもメーカーを選ばなければ5,000円以内で購入できる。

では今のデメリットは何なのか。それは今も価格に纏わるもので、価格が安くなったことで多くのメーカー品から選択できるようになったことだ。HDDはrpmが同じであれば読み込み速度と書き込み速度が大きく変わることはなかった。しかし、SSDの場合は同じ価格、同じ規格、同じメーカーであっても製品が違えば性能差が大きく異なってしまうことである。

製品ごとのスペック比較

製品名読み込み速度書き込み速度
Transcend TS240GSSD220S540MB/s500MB/s
Transcend TS256GSSD370S560MB/s320MB/s
Crucial CT250MX500SSD1/JP560MB/s510MB/s
Crucial CT240BX500SSD1Z540MB/s500MB/s

これらは読み込み速度や書き込み速度が高いほど価格が上がるわけでも、高価な製品ほど速度が高いわけでもない。こういった速度の違いや使用されているNANDの規格によって性能差、価格差が生まれてしまうため選択が非常に難しくなる。

また、M.2のようなNAND式のSSDによっては排他接続というものがあり、M.2スロットを使用すると使用できなくなるSATAポートが出来てしまう。SATAポートはストレージや光学ドライブなどを接続するマザーボードにあるポートで、今まで使用できていたストレージが認識されなくなったりする。更に質の悪いことに、M.2やNVMeに対応したSSDに変更しても性能が変わらなかったり、速度が不安定でHDDより遅くなるという症状が発生することもある。

この症状はマザーボードが古いと発生しやすく、せっかくSSDを増設したのに上手く使用できないというのは大きなマイナスである。概ねあまり気にしなくて良いこととは言え、不具合の発生が確認される組み合わせがあるというのはデメリットと言えるだろう。

SSDの効果的な活用法

OSを保存する

やはり一番の活用法は、120GB~250GB程度のSSDを搭載し、それをCドライブに割り当ててOSをインストールすることだろう。この使い方が一番輝く。OSの容量はWindows10で30GB程度(メモリ16GBの場合)なので容量的にも余裕がある。(ただし、仮想メモリなどの設定を行わなければ30GBほど余分に上乗せされる)

その他にも頻繁にアクセスするファイルなどを保存しておくことで起動と動作が非常に高速になり安定する。これはOSをインストールするのにも当てはまることであり、SSDにOSを入れると起動が高速になり、システム関係が安定するとも言われている。

はブラウザやゲームも該当するが、ブラウザはともかくゲームは容量的に厳しいこともあり主流とは言えない。特にゲームの起動が早くなることはストレスの軽減に繋がると言える。ただ、250GBなどの大容量のものか120GB以下のものを別途取り付けるなどしなくてはならない。コストを考えると割りの良いものではないので、好みだけでなく予算の都合もあるのだ。

ゲームを保存する

HDDに保存したゲームとSSDに保存したゲームを比較すると起動速度やマップのローディング速度に明らかな違いが出る。プレイ中はHDDとSSDでは快適性に違いがあまりなく、ゲームによっては安定性に影響を与えるくらいである。

頻繁にロードを挟むゲームやインスタンスダンジョンのように別フィールドの読み込みが必要となるゲームでは効果を発揮するだろう。ただし、超高速が魅力のNVMe対応SSDに保存してもSATA接続のSSDとほぼ同じ速度になるので、NVMe対応SSDはゲームに最適というわけではない。違いが出るのはファイル移動にかかる時間くらいなものなので、ゲーム用途では無理してNVMe対応SSDを使用しなくても良い。

もっとも、最近ではNVMe対応SSDの価格が下がっていることから、当然のように搭載されているモデルが目立っているので増設するときに気を遣うくらいだろう。

これまでのHDDの役割を担う

今は仮想的に分けて保存する「パーティション」がそこまで重要でないほど大容量なHDDが増えている。元々はOSなどのシステムの保存されているHDDにアクセスが頻繁に行われるアプリケーションやゲームを保存するのは良くないとされていた。常時アクセスされているOSなどのシステムとゲームが同時に同じHDDにアクセスすると負荷が高まり、処理が追いつかなくなったり、寿命が縮まると言われているためだ。

ゲームをプレイしない人にとってはそこまで大きな影響を与えるものではなく、容量の大きいファイルを扱う場合はHDDのほうが適正が高い。そのため、ゲームなどの動画ファイルはSSDではなくHDDのほうが良い。動画ファイルに頻繁にアクセスするとしても、読み込み速度が速くなる恩恵が薄いからだ。

これまで250GBのHDDにOSを入れて1TBのHDDにその他の全てのものを保存するという手法が推奨されてきた。その250GBのHDDの役割をSSDが受け持つという形だ。こうすることで、安定してより高速な動作が可能になる。

ゲームに与える影響

game
SSDはグラフィックボードやCPUのようにゲームプレイに大きな影響を与えることはない。ゲーム中のロード時間を縮めることが精一杯で、HDDからSSDに変更したおかげで軽くなったり、動作がスムーズになるというようなことも無い。あるとすれば使用していたHDDに問題があったことが原因だろう。

ゲームに与える影響は起動速度やMMORPGのようにマップの切り替わりでのロードが長いゲームほど実感できる。1枚マップを用いたゲームの場合はゲーム開始までの読み込み時間が短くなるだけで、プレイ中はそこまで体感することはないだろう。

試合形式のゲームであれば、試合開始時のマップへのリスポンが速くなるくらいで、全員が揃うまで開始されないようになっているため人を待つ時間が少し長くなるというマイナス要素とも取れる。読み込み速度が速くなることで有利と言えないまでも、有利に感じることのできるゲームはある。しかし、読み込み速度が遅いことで不利になるゲームはほとんどない。

ゲームが快適になるという部分に、グラフィックボードの交換のように根本的な性能を底上げするような快適さではなく、ローディングが遅いことで感じていたストレスからの開放による快適さである。

BTOパソコンにおけるSSDの立場

多くのBTOメーカーでSSD搭載が当たり前となっている。G-Tuneでは標準ストレージにSSDが選択されている。低価格のモデルでもSSDのみのモデルはあってもHDDのみのモデルはなく、必ずSSDが1つ搭載されている。このSSDをプライマリストレージにしているモデルは他のショップでも多く、HDDではOSを快適に動作させることが難しくなってきているのかもしれない。

1年前はまだまだ普及しきっていないように感じていたSSDは、今では搭載されていて当然の流れになっている。SSDのデメリットの項で説明した通り、HDD 1TBとSSD 240GBの価格が市販品で同程度に落ち着いているのが大きい。

大容量のダブルストレージを搭載が減っている要因を考えてみよう。まずは、そこまで容量を使用する用途がなかなか無いことが挙げられる。さらに、外付けストレージの存在により初期状態から多くのストレージを搭載する必要がないことも理由となる。

SSDのみを搭載したモデルのメリットが明確になったことも大きいだろう。HDDとSSDの価格推移が現在の流れを作り、今では1TBのSSDの価格もそこまで高価なわけではなくなり、SSD 1TB搭載モデルも珍しくなくなってきている。

当記事のまとめ

ここまで述べた内容からSSDがどういったものかということをお分かりいただけたかと思う。同時にSSD搭載のメリットやデメリット・恩恵についても明記したとおりで、正直なところどう感じるかは人によるとしか言えない。しかし、2018年、2019年と比べて2020年現在ではSSDは最も身近なストレージになりつつある。これは各BTOメーカーの取り扱いからもわかるだろう。

これまではHDDとSSDの価格差があったことから、ゲーミングPCには不要だと感じたなら搭載せず、良いと思った場合にのみ搭載することを推奨してきた。事ここに至り、パソコンに必須のストレージとも言えるようになっていることから当サイトとしてはSSDの搭載を推奨していきたい。ゲーミングPCの場合はHDDのみを搭載したモデルというのを探す方が難しいほどSSDが標準搭載となっているので、推奨せずとも自然にその流れに乗ることになるだろう。

繰り返しになるが、SSD搭載の有無でゲームで有利不利が明確に現れることはないことは押さえておこう。必須と言えども今すぐ急に必要となるものではなく非搭載であっても焦る必要はない。SSD搭載を推奨していても、HDDのみのモデルやユーザーを批判や否定するわけではない。これから買い替えを行うユーザーに対して、どうせなら搭載モデルを選択したほうが良いというニュアンスであり、少し予算を投下することで快適性を得ることができるということには変わりはないので、お財布と相談してじっくり考えて欲しい。

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