GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultraiidaward

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ドスパラが販売するゲーミングPC「GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載 イード・アワード ゲーミングPCアワード2024-2025受賞記念モデル(以下:GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載)」についてレビューをまとめた。製品名の通り受賞記念モデルとして販売されている。2025年4月18日(金)10:59までの期間限定だ。通常モデルより1,000円安いだけだが、登場時よりも30,000円安くなっているので実質31,000円OFFだ。

Core Ultra 7 265F×GeForce RTX 5070 Ti搭載のハイクラスの一台だ。4K環境にも対応できるポテンシャルを持つ。DLSS 4.0をサポートしていて対応タイトルならより高いフレームレートを実現できる。Core Ultra 7 265Fのゲーム適正の低さがやや気になるところだが、GeForce RTX 5070 Tiとのバランスを取る上で最低限のゲーム性能を有している。そこが気になるならCore i7-14700F搭載モデルを選択するとよい。

galleriaiidawardイード・アワードとは、株式会社イードが運営する「Game*Spark」と「インサイド」で行われたユーザー満足度調査の結果与えられる賞のことだ。ガレリアが総合満足度が最も高い最優秀賞に選出された。

長所

  • イードアワード受賞記念モデル
  • RTX 5070 Ti搭載モデルとして安価
  • 充実した構成を持つ
短所

  • 7 265Fのゲーム性能がやや不安定
  • 4/18(金)10:59までの期間限定

今回レビューをした理由

通販スタッフおすすめゲームデスク第3位のモデルだから。GeForce RTX 5070 Ti搭載モデルとして価格が抑えられていて評価している。イードアワード受賞記念モデルとして販売中だ。

こんな方におすすめ

  • WQHD環境でのゲームプレイを想定している方
  • ゲーム配信などクリエイティブ作業も考えている方
  • ガレリアのケースに魅力を感じる方

GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載のスペック

GALLERIA XA7C-R36

メーカー ドスパラ
ブランド名 GALLERIA
製品名 GALLERIA XA7C-R57T
Intel Core Ultra搭載
価格 328,980円
CPU Core Ultra 7 265F(レビュー)
GPU GeForce RTX 5070 Ti(レビュー)
メモリ DDR5-5600 32GB
SSD 1TB Gen4 NVMe
電源 850W 80PLUS GOLD
マザーボード チップセットB860
納期 翌日出荷
おすすめ度 Aランク
評価 ・コスパ
8.6

・ショップ評価
9.2

おすすめ度はAランクだ。コスパ指標は8.6と高い。ゲーミングPC全体で見ても上位にランクインしている。ショップ評価も9.2と高い。翌日出荷に対応とスピーディーな発送はドスパラならではの強みだ。大手BTOメーカーらしく24時間365日と手厚いサポートが提供されていて初心者の方でも安心だ。ガレリアブランドの人気も圧倒的だ。リセールにも期待できる。数年後買い替えをする際に少しでも高く売却できるようにきれいに使おう。タバコは厳禁だ。

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GALLERIA XA7C-R57Tのカスタマイズを評価

  • CPU ×
  • CPUファン 〇
  • CPUグリス 〇
  • 電源 △
  • メモリ カスタマイズ不可
  • SSD △
  • HDD 〇
  • 延長保証 △

気になるカスタマイズ項目を解説していく。まずドスパラでのカスタマイズは1つか2つに留めておくのがよい。カスタマイズ費用がやや高めだからだ。CPUはCPU内臓グラフィックス搭載のCore Ultra 7 265(+4,900円)を選択できる。グラフィックボードを搭載したモデルなので必要性は低い。

CPUファンに関しては変更してもよいだろう。特に電力制限の解除を考えているなら価値がある。おすすめは水冷式の「MSI MAG CORELIQUID E240(+13,000円)」だ。注意点として水冷クーラーは有寿命品であるということだ。2-3年を一つの目安と考えよう。空冷式はそこまでよいモデルではないのでおすすめしない。

CPUグリスに関しては価格も安くある程度のメリットはある。それを体感できるかどうかは難しいところだが…カスタマイズするあんらナノダイヤモンドグリス(+2,000円)を選択するとよさそうだ。電源ユニットは1000W PLATINUM(+9,000円)がおすすめだ。将来的にCPUやグラフィックボードの換装を考えている方向けだ。買った時のまま交換する予定がないならアップグレードは不要だ。

ストレージはSSD 2TB(+11,000円)へのアップグレードかHDD 2TB(+9,900円)追加がおすすめだ。初期構成でも1TBのSSD搭載なのでほとんどの方はカスタマイズをしなくてもよいかもしれない。延長保証については基本的には非推奨だ。ドスパラのパソコンが壊れる可能性は低い。筆者のこれまでの経験からもドスパラに限らずBTOパソコンの故障率がそれほど高くないと考えている。保険がビジネスとして成り立つということはほとんどのユーザーが故障を経験しないということだ。このモデルでは利用できないが、3Dシミュレーターが用意されているので試してみるとよい。

GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載の性能とゲーム適正

パソコンは多くのパーツを搭載して初めてパソコンとして成立する。その中でもCPUとグラフィックボードは、ゲーミングPCの性能を決める重要なパーツだ。この2つのパーツに焦点を当てて詳細な性能を見ていく。パソコンにあまり慣れていない方にとって、スペックや型番を見て性能をイメージすることは難しいはずだ。性能を数値とグラフで見ることで、それぞれの性能を理解しやすいと考えている。

Core Ultra 7 265F(CPU)

coreultra7265-gamescore

CPUにはCore Ultraシリーズ2のCore Ultra 7 265Fを搭載している。Core i7-14700の後継モデルだが、ゲーム性能は5%-6%程度劣ってしまう。タイトルによっては上回ることがあるが、全体で見れば劣ると考えておこう。今後アップデートで改善されることを期待したい。Ryzen 5 9600Xと同程度のゲーム性能を持つに留まる。マルチコア性能についてはCore i7-14700をしっかり上回っている。ハイパースレッディングの廃止で20コア28スレッドから20コア20スレッドへとスペックダウンとなったが、IPCの改善もありパフォーマンスは引き上げられている。ゲーム実況などのクリエイティブ用途に最適だ。

GeForce RTX 5070 Ti(GPU)

rtx5070ti-gamescore

GPUにはBlackwell世代のハイクラスのGeForce RTX 5070 Tiを搭載している。メインターゲットはWQHDだ。従来モデルのGeForce RTX 4070 Ti SUPERと比べると10%弱パフォーマンスが向上している。GeForce RTX 4070 Tiと比べると13%程度高い。競合のRadeon RX 9070 XTと同等だ。Radeon RX 9070 XTと比べた時の強みはレイトレーシング及びアップスケーリングにある。特にアップスケーリング技術であるDLSSは最新のDLSS 4.0(マルチフレーム生成)をサポートしていて対応タイトルでは高いパフォーマンスを発揮する。

CPUとGPUのバランス

7265-rtx5070tibalance

CPUとGPUのバランスはまずまずといったところだ。タイトルによってはCPUのボトルネックが発生する可能性があるが、そこまで極端にフレームレートが落ち込むことはないだろう。不安があれば電力制限の解除などで底上げをすればいい。その場合はCPUクーラーのアップグレードが必須だ。

人気ゲームの適正度

Apex Legends フォートナイト マイクラ モンハンワイルズ
Apex-Legends
・240Hz


・144Hz
fortnite
・240Hz


・144Hz
palworld
・影Mod


・通常
monsterwilds
・120Hz


・60Hz

対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解だ。実際のパフォーマンスは環境によって変わるのであくまでも参考として見て欲しい。

どのようなタイトルにも対応できる性能を持っている。VRAM容量も16GBと十分だ。モンハンワイルズでも推奨環境を上回りDLSSの使用を前提とすれば120Hzでの安定も可能だ。Apex Legends・フォートナイト・マイクラをプレイするだけなら完全にオーバースペックだ。

GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載の特徴&注意点

最新のRTX 5070 Ti搭載モデルとして価格が安い

GeForce RTX 5070 Ti搭載モデルで328,980円は、このモデルをおすすめするのに十分価格が安い。ドスパラのランキングに入るのも納得だ。イード・アワード ゲーミングPCアワード2024-2025受賞記念モデルで2025年4月18日(金)10:59までの期間限定モデルとなっている。もっともこの期間が終わってもそこまで価格は変わらないのではないかと思う。通常モデルである「GALLERIA XA7C-R57T」が+1,000円の329,980円で販売されているからだ。予算が合うのであれば候補に入れてもよいだろう。

構成が充実しているのも評価のポイントだ。構成を落として価格を抑えているわけではない。メモリDDR5-5600 32GBと大容量だ。規格もDDR5-4800ではなくより高クロックなDDR5-5600を搭載しているのも評価している。ストレージもSSD 1TB Gen4 NVMeと平均以上だ。これだけの容量があれば重量級タイトルの保存にも対応しやすい。1TBで足りなければカスタマイズで増設するとよい。もちろんAmazonなどで購入してご自身で増設してもいい。電源ユニットは850W GOLDと余裕がある。

CPUのゲーム性能は従来モデルに劣る

気になるのはCPUのCore Ultra 7 265Fのゲーム性能の不安定さだ。これはGALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載だけの問題ではないことは付け加えておく。ゲーム性能は従来モデルのCore i7-14700を下回る。新しいアーキテクチャになったことの弊害なのかもしれない。Intelはアップデートでの改善を謳っているので将来的にはパフォーマンスは高くなるはずだ。

なお、これはCore Ultraシリーズ2全体の問題でグレードが上のCore Ultra 9 285KやCore Ultra 7 265Kも同様にパフォーマンスが延びづらい。競合モデルと比べても見劣りしてしまう。Core i7-14700F搭載モデルが販売されている間は両モデルを天秤にかけて判断して欲しい。世代の移行段階にある今は選択肢が用意されている。クリエイティブ作業は期待通りのパフォーマンスを発揮してくれる。ハイパースレッディングが廃止されてもアーキテクチャの進化で性能が引き上げられている。なぜこれがゲーム性能ではうまくいかなったのかが気になるところだ。

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同じドスパラの同性能帯モデルとの比較

ブランド名 GALLERIA GALLERIA
イメージ GALLERIA XA7C-R37T GALLERIA XA7C-R37T
製品名 GALLERIA XA7C-R57T
Intel Core Ultra搭載
GALLERIA XA7C-R57T
ケース ミドル ミドル
価格 328,980円 324,980円
送料 3,300円 3,300円
CPU Core Ultra 7 265F
(20コア20スレッド)
Core i7-14700F
(20コア28スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 5070 Ti RTX 5070 Ti
メモリ DDR5-5600 32GB DDR5-4800 32GB
SSD 1TB Gen4 NVMe 1TB Gen4 NVMe
電源 850W GOLD 850W GOLD
マザーボード B860 B760
納期 翌日出荷 翌日出荷
基本保証
(延長保証)
1年間
(最長5年間)
1年間
(最長5年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式

今なら4,000円安く購入できるCore i7-14700F搭載モデルを候補に入れてもよいかもしれない。ゲーミング性能の安定感では旧世代のGALLERIA XA7C-R57Tの方が優れている。好みで選んでしまって問題ない。

同性能帯の他社製ゲーミングPCとの比較

ブランド名 GALLERIA FRONTIER
イメージ GALLERIA XA7C-R37T FRGHLB760WSA
製品名 GALLERIA XA7C-R57T
Intel Core Ultra搭載
FRGHLB860/WS409
ケース ミドル ミドル
価格 328,980円 329,800円
送料 3,300円 3,300円
CPU Core Ultra 7 265F
(20コア20スレッド)
Core Ultra 7 265F
(20コア20スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 5070 Ti RTX 5070 Ti
メモリ DDR5-5600 32GB DDR5-5600 32GB
SSD 1TB Gen4 NVMe 2TB Gen4 NVMe
電源 850W GOLD 750W GOLD
マザーボード B860 B860
納期 翌日出荷 2週間出荷
基本保証
(延長保証)
1年間
(最長5年間)
1年間
(最長4年間)
電話サポート 24時間365日 10:00-19:00
公式 公式 公式

フロンティアの週間セール対象の「FRGHLB860/WS409」と比較していく。価格差は820円でFRGHLB860/WS409の方が少しだけ高い。それでSSD容量が倍の2TBとなり、電源は容量が少し下がる。ドスパラのSSD 2TBへのカスタマイズ費用は+11,000円で、フロンティアの850W GOLDへのカスタマイズ費用が6,600円だ。つまり、GALLERIA XA7C-R57T Intel Core Ultra搭載が339,980円、FRGHLB860/WS409が336,400円だ。フロンティアのモデルの方が3,580円安い。フロンティアのモデルがずば抜けて安いというわい。納期についてはドスパラの方が短くすぐに受け取ることができる。

パソコンケースレビュー

正面

GALLERIA Xsyoumen
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。

I/Oパネル

GALLERIA Xiopanel
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。

右側面

GALLERIA Xright
本体右側はシンプルだ。前面のメッシュ部分には青色のシートが内部に貼り付けられている。

左側面

GALLERIA Xleft
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。

下側

GALLERIA Xlkabu
本体下側にもファンが見える。メッシュパネルはワンタッチで取り外すことができてメンテナンス性に優れている。

背面

GALLERIA Xhaimen
背面は参考として見て欲しい。搭載するグラフィックボードによって変わる可能性がある。

管理人による総評

GALLERIA XA7C-R47S

Core Ultra 7 265F×GeForce RTX 5070 Ti搭載の最新ゲーミングPCだ。WQHD環境以上の高解像度に対応できる高い性能を持つ。メモリDDR5-5600 32GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。電源ユニットは850W GOLDとなる。価格も328,980円とGeforce RTX 5070 Ti搭載モデルとしては安価だ。Core Ultra 7 265Fの評価が難しい。マルチコア性能は十分に高いが、ゲーム性能は従来モデルのCore i7-14700Fに劣ることがある。今はCore i7-14700F搭載モデルも選択できるのでじっくり吟味して欲しい。

価格 CPU グラボ
328,980円 7 265F RTX5070Ti
メモリ SSD チップセット
DDR5 32GB 1TB B860