当記事では、GALLERIA RL5C-R35の評判とレビューをまとめている。Core i5-13500H×RTX 3050 Mobile搭載のゲーミングノートPCだ。エントリークラスのモデルで予算を抑えたい方向けだと言える。フルHD環境でのゲームプレイに最適だ。2023年5月発売の比較的新しいモデルだが、グラフィックスは一世代前のエントリークラスで性能は高くない。性能を理解した上で購入しよう。
10万円を切ってくればベストだが、GTX 1650 Mobileが市場にある今はそれは難しいだろう。12万円台でも国産ブランドであることを考えれば納得できる。エントリークラスのゲーミングノートPCを探している方はぜひチェックして欲しい。RTX 3050搭載モデルのベンチマーク的存在だ。このモデルの価格に対して高いか安いかで他のゲーミングPCを評価できる。
当ページの目次
GALLERIA RL5C-R35のスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA RL5C-R35 |
液晶サイズ | 15.6インチ 144Hz |
価格 | 124,980円(税込) |
CPU | Core i5-13500H |
グラボ | GeForce RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe |
重さ | 約2.10kg |
バッテリー駆動時間 | 約5.9時間 |
おすすめ度 | Aランク |
評価 | ・コスパ 7.2 ・構成 6.0 ・品質/サポート 10.0 ・総合評価 7.4 |
GALLERIA RL5C-R35のゲーミング性能レビュー
Core i5-13500H(CPU)
Core i7-13700H | |
Ryzen 9 7940HS | |
Core i9-12900H | |
Core i7-12700H | |
Core i7-12650H | |
Ryzen 9 6900HX | |
Core i5-13500H | |
Ryzen 7 7735HS | |
Ryzen 9 6900HS | |
Core i5-12500H | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i7-11800H | |
Core i5-11400H | |
Core i-10750H | |
Core i5-10300H |
Core i5-13500Hは、Intel第13世代のミドルクラスのCPUだ。ゲーミングCPUとして最低限の性能と考えておこう。Core i5-13500Hは、旧世代のCore i5-12500Hと同様にハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて4つのPコアと8つのEコアを搭載している。12コア16スレッドとミドルクラスとしては高いスペックを誇る。
ゲーミングノートPCというジャンルで見ればエントリークラスだが、モバイル向けのラインナップで見ればミドルクラス相当だ。Core i5-12500Hと比べて5%程度処理性能が向上している。競合のRyzen 7 7735HSを上回る性能は圧巻だ。ゲーム適性もまずまずといったところだ。ハイブリッドコアアーキテクチャは強力な技術だと言える。
GeForce RTX 3050 Mobile(GPU)
RTX 3070 Mobile | |
RTX 4050 Mobile | |
RTX 3060 Mobile | |
RTX 2070 Mobile | |
RTX 2060 Mobile | |
RTX 3050 Desktop | |
GTX 1660 Ti Mobile | |
RTX 3050 Ti Mobile | |
RTX 3050 Mobile | |
GTX 1650 Ti Mobile | |
GTX 1650 Mobile | |
GTX 1050 Mobile |
GeForce RTX 3050 Mobileは、Ampere世代のエントリークラスのグラフィックボードだ。50番台とは言っても従来モデルのGTX 1650 Mobileと比べると20%以上ゲーミング性能が向上している。新しい世代になって性能の底上げが行われている。レイトレーシング・DLSS機能が搭載されている点が、従来モデルの50番台とは異なる点だ。
もっともレイトレーシング性能自体はそれほど高くないため過度な期待は禁物だ。フルHD環境で設定を下げることに嫌気が刺さないのであれば選択するメリットはある。パフォーマンスの伸びを考えるとGTX 1650 TiやGTX 1650からの買い替えは推奨しない。これらのモデルからの買い替えならRTX 3050 Ti以上を選択するべきだろう。
GALLERIA RL5C-R35の特徴&強み
エントリークラスのベンチマーク的存在となる
GALLERIA RL5C-R35は、エントリークラスのゲーミングPCにおけるベンチマーク的存在だ。他のBTOメーカーは、GALLERIA RL5C-R35をベースに構成や価格を考えてくるはずだ。他のメーカーのゲーミングノートPCの購入を考えているならGALLERIA RL5C-R35を基準に高いか安いか判断できる。該当のモデルがGALLERIA RL5C-R35よりも安ければ購入を前向きに検討しても問題ない。
Core i5-13500H×RTX 3050 MObileという組み合わせは予算を抑えたいゲーマーに人気が出てくるだろう。市場を見ると意外とCore i5-13500Hを搭載したモデルは少ない。旧世代のCore i5-12500Hを搭載したモデルの方が多いかもしれない。
ドスパラは大手BTOメーカーで他のメーカーを引っ張っているほど圧倒的な地位を築いている。とくにゲーミングノートPCについてはその傾向が強い。メモリ16GB、SSD 500GB Gen4 NVMeと今では定番の構成もドスパラから始まったように思う。今ではどのメーカーでも採用していて一般的になった。
税込12万円で購入できる超お買い得モデル
2023年07月時点で税込124,980円で購入できる。送料3,300円を足しても128,280円ということだ。登場時の価格が119,980円だったので、5,000円高くなってしまったがこの性能帯は利益率も低くある程度価格がブレるのは仕方がないだろう。部材の価格変動の影響を受けやすいはずだ。
現時点でも最安値クラスのゲーミングノートだと考えてよさそうだ。性能的にもAmpere世代のRTX 3050 Mobileということで安心できる。従来モデルのGTX 1650よりも30%以上もゲーミング性能が向上している。さすがに144Hzモニターを100%活かすことは難しいが、タイトルによっては十分対応できる。
ビジネス目的ではやや使いづらさがある
ビジネス用途での使用を考えている方は慎重に購入の判断をして欲しい。まずは、キーボードの形状がやや特殊だということだ。エンターキーの左下にある「、」・「。」・「?」・「_」などのキーが小さくなっている。文章をタイピングする際に「、」や「。」は利用する機会が多く、使用していて違和感がある。少しの差に見えるかもしれないが、実際に使ってみるとその差は大きいように思う。
また、本体重量が約2.10kgを2.0kgを超えていることで持ち運びもしづらい。男性の方でも鞄にいれて持ち運ぶのは不便に感じてしまうだろう。確かにゲーミングノートPCのジャンルで言えば標準的だ。しかしながら、ビジネスノートパソコンでは15.6インチでも1.5kg前後のモデルも多く重く感じてしまう。持ち運ぶ機会が多い方は注意しよう。バッテリー駆動時間が約5.9時間と短めな点も考慮する必要がある。ゲーミングノートPCというのはこういったものだと納得する必要がある。GALLERIA RL5C-R35が悪いわけではない。
ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4と比較
ブランド | GALLERIA | ASUS |
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イメージ | ||
型番 | GALLERIA RL5C-R35 | TUF Gaming F15 FX507ZC4 |
価格 | 129,980円(税込) | 115,800円 |
送料 | 3,300円(税込) | 770円(税込) |
出荷 | 最短翌日 | 最短当日 |
液晶サイズ | 15.6インチ 144Hz | 15.6インチ 144Hz |
重量 | 約2.10kg | 約2.20kg |
バッテリー駆動時間 | 約5.9時間 | 約5.6時間 |
CPU | Core i5-13500H | Core i5-12500H |
GPU | RTX 3050 | RTX 3050 |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 512GB Gen3 NVMe |
電話サポート | 24時間365日 | 9:00-19:00 (年中無休) |
公式 | 公式 | 公式 |
比較対象としてASUSのTUF Gaming F15 FX507ZC4をピックアップした。セール期間中は44,000円OFFの115,800円で購入できる。さらに、ドスパラと比べて送料が770円と安い。GALLERIA RL5C-R35との価格差は16,710円と大きくなる。モニターサイズは15.6インチ144Hzと共通だ。本体重量・バッテリー駆動時間も似ている。両モデルの大きな違いは採用しているCPUだ。
TUF Gaming F15 FX507ZC4では一世代前のCore i5-12500Hを搭載している。実は旧世代とはいってもCore i5-13500Hと同等の性能を持つ。Core i5-12500Hからハイブリッドコアアーキテクチャを採用するようになって大きく性能を伸ばした。Core i5-13500Hはリフレッシュモデルという位置づけだ。価格差を考えるとCore i5-12500Hを選ぶのも悪くない。メモリはどちらもDDR4-3200 16GBだ。
ストレージについては、GALLERIA RL5C-R35の方が高規格なGen4 NVMe接続タイプのSSDを採用している。Gen4とGen3で性能差を体感できるかと言われると難しいように思う。ドスパラは24時間365日の電話サポートを受けられるのは強みとなる。総合的に見るとTUF Gaming F15 FX507ZC4がやや優勢だが、サポートや国産ブランドに魅力を感じるならGALLERIA RL5C-R35を選ぶとよいだろう。
GALLERIA RL5C-R35の本体レビュー
本体正面
本体天板
キーボード
キーボードにはメンブレン方式のものが採用されている。右側のShiftキーを含む4つのキーが小さくなっている点は注意が必要だ。デスクトップパソコンのキーボードに慣れている方は違和感を感じるはずだ。これならテンキーをなくしてキーのサイズを揃えた方がよかったように思う。
I/Oパネル
管理人による総評(GALLERIA RL5C-R35)
GALLERIA RL5C-R35は、Core i5-13500H×RTX 3050 Mobile搭載のエントリークラスのゲーミングノートPCだ。現行モデルで最も安価なパーツを組み合わせている。フルHD環境で60fpsを目指すモデルとなる。高リフレッシュレートを実現するのはタイトル次第だ。
当該モデルはエントリークラスのベンチマーク的存在だ。ドスパラが他のBTOメーカーを引っ張っているのが現状だ。GALLERIA RL5C-R35の価格で他のモデルを評価するとよい。おそらく今後は価格が下がってくるはずだ。そのときにGALLERIA RL5C-R35の本領発揮となるだろう。
価格 | CPU | グラボ |
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124,980円(税込) | Core i5-13500H | RTX3050 |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 500GB NVMe | 非搭載 |