当記事では、GALLERIA RL7C-R45-5Nの評判とレビューをまとめている。ドスパラの売れ筋ランキングNo.1モデルということで注目しているユーザーも多いのではないかと思う。人気の秘密は手頃な価格にある。ゲーミングノートPC全体の価格が上昇傾向にある中で15万円台で購入できる希少な一台だ。旧世代に当たる「GALLERIA RL7C-R35H」が登場時179,980円だったことを考えると、GALLERIA RL7C-R45-5Nの154,980円という価格は悪くないと思う。
今はマインクラフト同梱となっている点は嬉しい。CPUには、Intel第13世代Core i7-13620Hを搭載している。Core i7-13700Hと比べるとワンランク落ちるが、ゲームプレイにおいて不足はない。グラフィックスは、Ada Lovelace世代のエントリークラスであるGeForce RTX 4050 Mobileだ。Ampere世代で人気のあったGeForce RTX 3060 Mobile相当の性能を持ち50番台でもある程度のゲーム適性がある。クリエイターノートPCとしてもおすすめだ。
当ページの目次
GALLERIA RL7C-R45-5Nのスペック
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA RL7C-R45-5N |
液晶サイズ | 15.6インチFHD 144Hz |
価格 | 154,980円(税込) |
CPU | Core i7-13620H |
グラボ | GeForce RTX 4050 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe対応 |
HDD | 非搭載 |
重さ | 約2.20kg |
バッテリー駆動時間 | 約4.5時間(動画再生時) |
評価 | ・コスパ 8.4 ・ショップ評価 9.1 |
15.6インチFHDディスプレイを搭載したゲーミングノートPCだ。144Hz対応でFPSなどのゲームプレイにも適している。価格は154,980円で、送料3,300円を含めると158,280円だ。セールモデルではなく標準価格でこの価格はうれしい。CPUにはCore i7-13620Hを、GPUにはGeForce RTX 4050 Mobileを搭載している。
メモリはDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均的だ。本体重量は約2.20kgとなる。バッテリー駆動時間は動画再生時で約4.5時間だ。コスパ指標は8.4と高い。ショップ評価は9.1だ。ドスパラは24時間365日の電話サポートを提供するなど手厚いサポートが魅力だ。ガレリアブランドも知名度が高くゲーマーからの人気が高い。
おすすめカスタマイズ
- メモリ △
- SSD 〇
- パーティション分割 △
- USBハブ △
- ノートPC用冷却台 △
ガレリアのゲーミングノートPCはほとんどカスタマイズの選択肢がない。基本的にはストレージを考えるぐらいでよいだろう。メモリは実用的なカスタマイズだが、費用が15,000円と高いのでおすすめしづらい。SSDは+6,000円で1TB Gen4 NVMeへアップグレードできるので候補に入れてもよい。パーティション分割はご自身で対応すればよさそうだ。USBハブはAmazonで購入するのがよい。ノートPC用冷却台についてもいろいろなショップで見て探すのがよいように思う。
GALLERIA RL7C-R45-5Nのゲーミング性能
Core i7-13620H(CPU)
Core i9-14900HX | |
Core i9-13950HX | |
Core i7-13700HX | |
Core i9-12900HK | |
Ryzen 9 7940HS | |
Core i9-13900H | |
Ryzen 7 7840HS | |
Core i9-12900H | |
Core i7-13700H | |
Core i7-12700H | |
Ryzen 7 7735HS | |
Core i7-13620H | |
Ryzen 9 6900HX | |
Ryzen 7 7435HS | |
Ryzen 9 6900HS | |
Ryzen 7 6800H | |
Core i5-13500H | |
Core i5-12500H | |
Core i7-11800H |
GALLERIA RL7C-R45-5Nで採用されているCPUはIntel第13世代の高パフォーマンスモデルであるCore i7-13620Hだ。10コア16スレッドと高いスペックを持ち従来モデルのの上位モデルに当たるCore i7-12700Hに匹敵するパフォーマンスを発揮する。Ryzen 9 6900HXと比べても5%程度性能が高くなった。
ハイエンドのCore i7-13700HXと比べると性能は劣るもののHシリーズとしてゲーム実況・動画編集・ゲーム開発といった作業にも対応しやすい。世代交代の関係かCore i7-13700H搭載モデルが減少傾向にあり、このCore i7-13620Hが主流になりつつある。性能的にはGeForce RTX 4050 Mobileとのバランスもよい。
GeForce RTX 4050 Mobile(GPU)
RTX 3080 Mobile | |
RX 6800M | |
RTX 3060 Desktop | |
RTX 4060 Mobile | |
RTX 3070 Mobile | |
RTX 3060 Mobile | |
RTX 2070 Mobile | |
RTX 2060 Mobile | |
RTX 4050 Mobile | |
RTX 3050 Desktop | |
GTX 1660 Ti Mobile | |
RTX 3050 Ti Mobile | |
RTX 3050 Mobile | |
GTX 1650 Mobile |
当該モデルではグラフィックスにAda Lovelace世代のGeForce RTX 4050 Mobileが搭載されている。従来モデルのRTX 3050 Mobileと比べて35%以上も処理性能が向上している。RTX 3060 Mobileと比べて10%程度処理性能が劣るが、50番台のモデルとしては期待以上だろう。フルHD環境でのゲームプレイに最適だ。最新のタイトルでも設定を下げるなど調整をすれば高フレームレートを目指すこともできる。妥協が必要な場面もあるものの性能の底上げが行われて50番台でも頼もしい存在だ。
GALLERIA RL7C-R45-5Nの特徴&注意点
RTX 4050 Mobile搭載のエントリーモデル
GALLERIA RL7C-R45-5Nは、Ada Lovelace世代のエントリークラスであるGeForce RTX 4050 Mobileを搭載したゲーミングノートPCだ。税込154,980円と価格が抑えられているのが人気の理由だ。エントリークラスとは言ってもAmpere世代のGeForce RTX 3060 Mobileに近い性能を持ちまずまずのゲーム適性を持っている。少し前までドスパラの売れ筋ランキングNo.1モデルだったが、今はランキング圏外となっている。今はGeForce RTX 3050 Mobile搭載の「GALLERIA RL7C-R35-5N」が一位だ。
GeForce RTX 3050 Mobileと比べるとワンランク性能は上でフルHD環境でのゲームプレイに最適だ。最新のタイトルであっても設定を落とすことである程度対応することが可能だ。144Hz対応モニターを活かすこともできる。Steamの統計を見ても世界シェアは1.04%(Steam, 2024)とモバイル向けモデルとしては3番目のシェアを誇る。CPUにCore i7-13620Hを搭載していて十分なゲーム性能を有する。
Core i7-13700Hと比べると性能はワンランク落ちるが、GeForce RTX 4050 Mobileとの組み合わせでボトルネックの心配は不要だ。最近はCore i7-13700H搭載モデルが少なくなっているように思う。下位モデルのCore i5-13500Hと比べるとコア・スレッドが多く動画編集などのクリエイター作業において有利になる。CPU負荷の高いゲームでもプラスだ。一方で、ゲームプレイだけを考えると宝の持ち腐れになってしまう可能性もある。
これがCore i5-13500Hならもう少し価格を抑えられるはずだ。GeForce RTX 4050 Mobileの性能を考えるとCore i5-13500Hでも性能を引き出すのに十分だと言える。現状の市場を見る限りCore i5-13500H×GeForce RTX 4050 MObileの組み合わせはリリースされないように思う。価格を抑えたいならGALLERIA RL7C-R45-5Nがおすすめだ。
メモリ・SSDなどの構成は平均的
構成が平均的なため必要に応じてカスタマイズを検討しよう。もっとも価格を考慮すれば納得できるのだが…幸いなことにGALLERIA RL7C-R45-5Nは価格が抑えられたモデルでカスタマイズに投資しやすいはずだ。メモリはDDR4-3200からDDR5-4800へとアップグレードされたが容量は16GBのままだ。メモリ32GBへのカスタマイズに掛かる費用は+15,000円とやや高い。ゲームプレイだけを考えるとこのままでもよいかもしれない。
動画編集や画像生成AIなどのクリエイティブ作業を考えているなら32GBあっても後悔はしないだろう。また、ストレージについてもSSD 500GB Gen4 NVMeと平均的だ。1TBへのカスタマイズ費用が+6,000円と比較的安価なため検討してもよいように思う。今回のガレリアのゲーミングノートPCは全体的にコストを抑えることを重視しているように思える。本体重量が約2.30kgと平均よりやや重く軽量化に予算を掛けていないようだ。
カスタマイズでカバーできる部分については対策を行おう。あとはマイナス面に納得できるかどうかがポイントとなる。ガレリアブランドは人気があるので中古市場でもそれなりの価値が残る可能性が高い。純粋なコストパフォーマンスや構成だけではなくブランド力も評価されるはずだ。
ドスパラの他製品と比較
ブランド | GALLERIA | GALLERIA |
---|---|---|
イメージ | ||
型番 | GALLERIA RL7C-R45-5N | GALLERIA RL7C-R35-5N |
価格 | 154,980円 | 130,980円 |
液晶サイズ | 15.6インチ 165Hz | 15.6インチ 165Hz |
解像度 | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) |
重量 | 約2.30kg | 約2.10kg |
バッテリー駆動時間 | 約4.5時間 (動画再生) | 約3.8時間 (動画再生) |
CPU | Core i7-13620H (10コア16スレッド) | Core i7-13620H (10コア16スレッド) |
GPU | RTX 4050 | RTX 3050 |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 230W | 180W |
Time Spy Score | 9,031 | 5,444 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
ドスパラではより安価なゲーミングノートPCが販売されている。GALLERIA RL7C-R35-5Nは、GALLERIA RL7C-R45-5Nの下位モデルに当たる。価格差は25,001円だ。解像度はFHDディスプレイを搭載している。本体重量は約0.20kg軽い。バッテリー駆動時間は動画再生時で約3.8時間だ。CPUはどちらもCore i7-13620Hを搭載している。
グラフィックスは一世代前のGeForce RTX 3050 Mobileを搭載している。Time Spy Scoreの差を見ると40%程度劣る。価格差15%であることを考えるとやや選びづらいかもしれない。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均的で共通だ。電源は180W ACアダプター付属となる。GALLERIA RL7C-R45-5Nは、2万円高くてもその価値があるモデルといえるだろう。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | MSI |
---|---|---|
イメージ | ||
型番 | GALLERIA RL7C-R45-5N | Thin-A15-B7VE-4159JP |
価格 | 154,980円 | 152,800円 |
送料 | 3,300円 | 送料無料 |
液晶サイズ | 15.6インチ 165Hz | 15.6インチ 144Hz |
解像度 | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) |
重量 | 約2.30kg | 約1.86kg |
CPU | Core i7-13620H (10コア16スレッド) | Ryzen 7 7735HS (8コア16スレッド) |
GPU | RTX 4050 Mobile | RTX 4050 Mobile |
メモリ | DDR5-4800 16GB | DDR5-4800 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 1TB Gen4 NVMe |
ACアダプター | 230W | 120W |
バッテリー駆動時間 | 約4.5時間 (動画再生) | 約8.0時間 (動画再生) |
納期 | 翌日出荷 | 3-7日 |
基本保証 (延長保証) | 1年間 (最長5年間) | 1年間 (-) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 (年末年始・棚卸日除く) |
公式 | 公式 | 公式 |
比較対象としてMSIの「Thin-A15-B7VE-4159JP」をピックアップした。セール時は12,000円OFFで購入でき、GALLERIA RL7C-R45-5Nよりも2,180円安い。さらに送料の差を考慮すると実質5,180円安い計算だ。Thin-A15-B7VE-4159JPは、15.6インチ144Hzモニターを搭載している。少しだけ対応リフレシュレートが低い。解像度はFHDで共通だ。
Thin-A15-B7VE-4159JPは本体重量が約1.86kgと、GALLERIA RL7C-R45-5Nよりも20%程度軽量化されている。Thin-A15-B7VE-4159JPはCPUにZen 3+アーキテクチャ採用のRyzen 7 7735HSを搭載している。8コア16スレッドというスペックを持つ。Core i7-13620Hと同等の性能を持っていると考えて良い。GPUは、GeForce RTX 4050 Mobileと共通だ。
メモリは共通だ。ストレージについてはThin-A15-B7VE-4159JPが優れている。ACアダプターが120Wと抑えられていることから省電力性を重視していることがわかる。同じGeForce RTX 4050 Mobileでも性能はGALLERIA RL7C-R45-5Nが上だ。バッテリー駆動時間も長めになっている。出荷は3-7日だ。延長保証に加入できないのは弱点といえそうだ。持ち運ぶ機会が多いゲーミングノートPCでは延長保証に加入したいと考えるユーザーは多いだろう。電話サポートはほぼ同等だ。
GALLERIA RL7C-R45-5Nの本体レビュー
少し前まで販売されていた「GALLERIA-XL7C-R45」のケースレビューだ。I/Oポートなど共通点も多いが、細かい箇所で異なる可能性があることをご了承いただきたい。
梱包
オシャレなブルーの箱に梱包されて届く。
実は二重になっていて中にもう一つ同様の箱がある。キレイにとっておきたい方には嬉しい配慮だ。
丁寧な梱包で傷ひとつない状態で届いた。さすがの大手BTOメーカーのクオリティだと言える。
説明書及びACアダプタが同梱だ。今回は下取りを申し込んだため下取り依頼書が同梱されている。佐川急便に連絡をして集荷すれば下取りは完了だ。割引を受けられるので不要なパソコンがある方は活用するとよいだろう。
本体正面
キーボード
本体天板
本体右側
本体左側
本体背面
本体裏側
本体裏側は上部がメッシュ加工が施され吸気を行う仕組みだ。2基のファンが見えるだろう。排気はサイドと奥側から行う。ゲームをプレイするとCore i7-13700H×RTX 4050 Mobileの組み合わせでもそれなりに本体が熱くなるのでできる限り涼しい環境でゲームをした方がよい。指紋がかなり目立つのは気になるところだ。
ACケーブル
ゲーミングノートPCとしては標準的なサイズだ。
ビジネスモデルと比べると一回り大きいことがわかる。真ん中がDell製のInspiron 16 ノートパソコンだ。Core i7-1260P搭載モデルとなる。一番左はマウスコンピューターのCore i7-1065G7搭載モデルだ。省電力モデルということもあってかなりコンパクトになっている。
管理人による総評(GALLERIA RL7C-R45-5N)
GALLERIA RL7C-R45-5Nは、Core i7-13620H×GeForce RTX 4050 Mobile搭載のゲーミングノートPCだ。GeForce RTX 4050 Mobile搭載モデルで税込154,980円はお買い得だ。前世代のミドルクラスであるGeForce RTX 3060 Mobileに近いゲーム性能を持ちフルHD環境でのゲームプレイならある程度対応可能だ。ゲームプレイだけを考えるとCore i7はオーバースペックだ。
下位モデルのCore i5-13500Hを選択して価格を抑えるという方法があったかもしれない。それでもこれだけ価格が抑えられているのであれば大きなデメリットとはならない。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平均だと言える。比較対象モデルも必ず確認しておくとよい。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
154,980円 | i7-13620H | RTX4050 |
メモリ | SSD | 液晶 |
16GB | 500GB | 15.6インチ |
参照外部サイト
- Steamハードウェア&ソフトウェア 調査: September 2024(Steam, 2024)