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ドスパラが販売するGALLERIA RM5C-R46Tのレビューとスペックの解説を行っている。コスパのよさで人気が高いミドルハイクラスのGeForce RTX 4060 Tiを搭載したミニタワーモデルだ。CPUが次世代のCore i5-14400Fへ換装されてリニューアルされている。2024年6月になってメモリ規格がDDR4からDDR5へとアップグレードされた。さらに、他社BTOメーカーの価格が下がりつつある中で後を追うように11,000円の値引きが適用となり評価を上げている。翌日出荷と納期も短くおすすめしやすい。

型番の解説コーナー

GALLERIA RM5C-R46Tという型番を見てもただの英数字の羅列に見える。実は型番を分解して考えるとグレードや搭載されているグラフィックボード/CPUがわかる仕組みになっている。「GALLERIA RM5C-R46T」は、R=シリーズ(Refine:洗練)、M=MicroATX(ケース)、5C=Core i5-14400F、R46T=GeForce RTX 4060 Tiということだ。

GALLERIA RM5C-R46Tのスペック解説

RM5C-G50

メーカードスパラ
ブランド名GALLERIA
製品名GALLERIA RM5C-R46T
価格173,980円(税込)
CPUCore i5-14400F(レビュー)
GPUGeForce RTX 4060 Ti(レビュー)
メモリDDR5-4800 16GB
SSD500GB Gen4 NVMe
電源650W 80PLUS BRONZE
マザーボードチップセットB760
おすすめ度Aランク
評価・コスパ
8.4

—–内訳—–
・ショップ評価
9.1

CPUにはCore i5-14400Fを、GPUにはGeForce RTX 4060 Tiを搭載している。人気のミドルハイクラスの一台だ。メモリはDDR5-4800 16GBと平均的だ。ストレージもSSD 500GB Gen4 NVMeとなる。重量級タイトルなどたくさんのゲームを保存したいなら外付けのストレージやカスタマイズで対応しよう。電源ユニットは650W BRONZEだ。マザーボードはB760となる。ゲーミングPCで人気の高コスパなチップセットだ。おすすめ度はAランクとなる。コスパ指標は8.4と高い。ショップ評価も9.1と高くなっている。24時間365日の電話サポートは心強い。最短翌営業日出荷というのも推せるポイントだ。

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おすすめカスタマイズ

  • CPU ×
  • CPUファン ◯
  • CPUグリス △
  • メモリ △
  • SSD ◯
  • 電源 ◎

価格が引き下げられたことでカスタマイズの余地が生まれた。CPUは価格に対する恩恵が低い。カスタマイズで選択できるCore i5-14400は、CPUに内蔵グラフィック機能を搭載したモデルだ。CPU性能自体は変わらない。グラフィックボードを搭載しているゲーミングPCでは、CPUに内蔵されたグラフィック機能は必要ない。グラフィックボードが故障したり、グラフィックボードを取り外したりするなら、モニターへのグラフィック出力ができるので必要というくらいだ。

CPUファンは、高性能な空冷式へのアップグレードを検討してもよい。電力制限の解除などでより高いパフォーマンスを期待できる。水冷式を選ぶなら240mmラジエーター搭載モデルのものを選択するとよい。Core i5シリーズにはオーバースペック気味だ。CPUグリスはカスタマイズ費用こそ安くても恩恵を感じにくい。

メモリは32GBを検討したいところだが、価格の問題でおすすめできない。SSDについては+7,000円で倍の1TBへアップグレードできる。これは選択肢として悪くない。電源ユニットについても+5,000円で750W GOLDへアップグレードできる。この価格なら積極的にアップグレードしておきたいところだ。

GALLERIA RM5C-R46Tの各タイトル対応表

Apex Legendsフォートナイトパルワールドマイクラ
Apex-Legends
・240Hz


・144Hz
fortnite
・240Hz


・144Hz
palworld
・144Hz


・60Hz
minecraft1
・影Mod


・通常

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

GALLERIA RM5C-R46TはCore i5-14400FとGeForce RTX 4060 Tiを搭載したミドルハイクラスのゲーミングPCだ。性能のバランスがよく、扱いやすいことから最も人気のある性能と言える。人気のApex Legendsは設定次第で200fps前後でのゲームプレイが可能だ。240fpsの張り付きは難しいが、240Hz環境には対応できる。交戦中などはフレームレートの安定が難しいため、性能的には144Hz環境を基本に考えた方がいい。標準設定より少し下げれば200fps前後で安定するので、フレームレートはある程度調整できる。

バトロワ系ではApex Legendsに並ぶ人気を誇るフォートナイトは、最高設定ではかなりの負荷がある。推奨環境がどんどん高くなっていることからも、最高設定でのゲームプレイはあまりおすすめできない。60fpsでいいなら問題ないが、240fpsを目指すなら大きく設定を下げることをおすすめする。建築物を壊す際の負荷が大きいので、密集する地域での戦闘は注意が必要だ。

話題のパルワールドは推奨環境が高く、ゲームの進行が進むと負荷が高くなる要素が増える。標準設定で60fpsを目指すならGALLERIA RM5C-R46Tで十分だ。144Hzや高解像度への対応は難しいので、フルHDを基準にしたい。Minecraftは、基本的に快適にプレイできる。人気の影Modを導入してもプレイ自体は問題なく行える。ただし、表示するチャンクを広くすると、負荷が増大するので注意したい。ある程度性能を絞ることで安定する。最高設定を目指すと場面によってはかなりフレームレートが落ちる。

GALLERIA RM5C-R46Tの性能まとめ

ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。他のパーツと比較して相対的な位置を見ることは意味がある。

Core i5-14400F(CPU)

i5-14400gamescore

CPUにはIntel第13世代のCore i5-13400Fを搭載している。低価格帯のゲーミングPCで採用されることが多いCPUだ。前世代のCore i5-12400と比べて9%程度パフォーマンスが高い。前世代のCore i5シリーズで最高の性能を誇ったCore i5-12600Kに近い水準となった。競合モデルのRyzen 5 7600Xと比べると9%程度低い。Zen 4アーキテクチャ採用モデルは強力なライバルだが、搭載モデルの価格が高めなのでCore i5-13400にも強みがらう。

第13世代CPUからはCore i5シリーズの無印モデルでもハイブリッドコアアーキテクチャ採用だ。6コア12スレッドから10コア16スレッドへとスペックが引き上げられて処理性能が大幅に向上している。ゲーム配信はもちろん、動画編集・画像編集などのクリエイティブな作業にも適している。Core i5シリーズは性能が低いというのは過去の話だ。

GeForce RTX 4060 Ti 8GB(GPU)

rtx4060ti8gbgamescore

GeForce RTX 4060 Tiは、2023年5月24日に発売された最新のグラフィックボードだ。ミドルハイクラスのモデルということになる。従来モデルのGeForce RTX 3060 Tiと比べて16%程度処理性能が高くなった。メインターゲットはフルHDならタイトルによってはWQHDにも対応できるポテンシャルを持つ。Ampere世代のRTX 3070に匹敵する性能だ。

CPUとGPUのバランス考察

i514400f-rtx4060ti

Core i5-14400FとGeForce RTX 4060 Tiのバランスは抜群によい。GeForce RTX 4060 Tiの性能を活かしやすく無駄がない。上位のCore i7-14700Fの方が性能は引き出せる。しかし、数値で見るとあまり差はない。コスト面から考えてもCore i5-14400Fがベストな組み合わせと言える。ゲーム以外の用途にまで目を向けると少し落ちるものの、Core i7-14700Fに対応できてCore i5-14400Fで対応できないものはない。総合的に見れば、やはりGeForce RTX 4060 TiにはCore i5-14400Fがよいと言える。

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GALLERIA RM5C-R46Tの特徴まとめ

11,000円引きの今が狙い目

GALLERIA RM5C-R46Tは、価格が11,000円安くなり評価を上げている。選択するタイミングを間違えなければ、とてもお得なモデルである。このモデルは価格が揺れ動きやすく、選択するタイミングのむずかしい。しかしながら、価格が頻繁に変化するモデルはドスパラが力を入れているということだ。今回の値引きでコストパフォーマンスの評価は7.1から8.4へと高くなった。

過去最安値には届かなくても、17万円台前半は十分選択に値する価格帯だ。元々174,980円が理想の価格としていたが、それを下回ったのは評価できる。ドスパラの価格変化は値上げと値下げを繰り返して徐々に安くなる傾向にある。3,4ヶ月待って5,000円~10,000円程度安くなるとして、それだけの期間待つ価値があるかどうかだ。今購入するのと数ヶ月先に購入するのとでは満足度に大きな違いがある。

少なくとも、今購入すれば快適なゲーム環境をすぐ手に入れられる。173,980円なら理想的な価格だ。何よりも今すぐ手に入れられることを考えれば後悔はしないだろう。価格は購入時だけの問題で、性能や構成は購入以降に影響を与える。数ヶ月先の環境を手に入れられると考えれば納得できる金額だ。候補に入っているなら、値下げされた今のタイミングで選択するのは無難ではないだろうか。コストパフォーマンスに優れるGALLERIA RM5C-R46Tは、初心者の方にもおすすめしやすいモデルである。

選択する時期に注意しよう

前述のように、狙い目となったGALLERIA RM5C-R46Tは、GALLERIAのランキングにも入ってきそうな勢いがある。ただ、今後も安定した立場にいられるという保証はない。クリエイター向けモデルとの兼ね合いがなくても、価格をはじめとして変化は十分考えられる。どのような差別化を図るかはわからないが、今よりも悪くなる可能性もありえる。

ゲーミングPCのGALLERIAは変化なく、クリエイター向けのGALLERIAが変更するパターンもあるだろう。ゲーミングPCはSSD 500GB、クリエイター向けは1TBのようなものがわかりやすい。これは自然な流れで、このパターンであればとくに気にすることもないはずだ。影響を与えそうなのは、ゲーミングPCのSSD 1TBになり、クリエイター向けが500GBになる形だ。

以前、ドスパラはゲーミングPCのSSDを1TBに統一しようとしていた。価格の問題もあってか、その宣言はなかったものとして500GB搭載モデルが再度主流になっている。その宣言があったように、また1TB搭載モデルにして構成と価格に差をつけようとしているかもしれない。ゲーミングPCで最も人気のあるGALLERIAブランドは、少し迷走しているようにも感じる。

もはやゲーミングPCやクリエイター向けPCという区別が名称だけでしかない。このまま不自然な形で両立していくとは考えにくい。なんらかの変化がGALLERIA RM5C-R46Tにも適用されてくるだろう。今が狙い目というのは、価格が下がったという意味だけではない。同じGALLERIAシリーズに競合する類似したモデルが存在していないことが大きい。

仮にクリエイター向けのGALLERIA RM5C-R46Tが登場すれば、立場は一気に悪くなる。選択する際は、価格だけを見ずに比較対象のモデルもチェックしておきたい。購入後に、より優れたモデルの存在を知ってしまうのはショックが大きい。GALLERIAはいつでも安心して選べるモデルではなくなりつつある。選択する時は、他の製品との関係性も確認してからがいい。

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似ているゲーミングPCとの比較

ブランドGALLERIAフロンティア
イメージFRGKB550WS501NTK
製品名GALLERIA RM5C-R46TFRGKB760/T2/NTK
ケースミニミニ
価格173,980円164,800円
送料3,300円3,300円
CPUCore i5-14400F
(10コア16スレッド)
Core i5-14400F
(10コア16スレッド)
CPUクーラー空冷空冷
GPURTX 4060 TiRTX 4060 Ti
メモリDDR5-4800 16GBDDR4-3200 32GB
SSD500GB Gen4 NVMe1TB Gen4 NVMe
電源650W BRONZE600W BRONZE
マザボB760B760
納期最短翌日2週間
保証
(延長保証)
1年間
(最長5年間)
1年間
(最長3年間)
電話サポート24時間365日10:00-19:00
公式公式公式
レビュー当ページレビュー
比較対象はフロンティアのFRGKB760/T2/NTKだ。Core i5-14400F×GeForce RTX 4060 Ti搭載の最強モデルとなる。価格差は9,180円でFRGKB760/T2/NTKの方が安い。CPU・GPUは共通だ。メモリについては規格が劣るものの、容量は倍の32GBとなる。SSDについては1TB Gen4 NVMeと倍増だ。電源ユニットはGALLERIA RM5C-R46Tの方が50Wだけ容量が多い。もっともフロンティアなら+3,980円で750W GOLDへアップグレードできる。

チップセットは共通だ。納期についてはGALLERIA RM5C-R46Tを販売するドスパラが有利だ。最短翌日出荷となるので、エリアによって購入した2日後に手元に届く。土日祝祭日も発送業務を行っているのが素晴らしい。フロンティアだと2週間程度見ておく必要がある。保証については同等だ。延長保証の期間が異なるが、相応の追加費用が掛かる。サポート期間はドスパラの圧勝だ。フロンティアの電話サポート時間は10:00-19:00と短い。ゲームのゴールデンタイムを過ぎてしまっている。

確かにコストパフォーマンスではFRGKB760/T2/NTKの勝ちだ。ただし、ブランド力・ケースデザイン・サポートなどを考慮すればGALLERIA RM5C-R46Tが人気なのもうなづける。ドスパラではポイント還元があるのでパーツやデバイスを頻繁に購入する機会があるのであればドスパラで買い物をするのがよいだろう。

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パソコンケースレビュー

ミニタワーケースのケースレビューとなる。謹賀新年特別モデルはミドルタワーとなっている点に注意してほしい。

正面

GALLERIA RMsyoumenドスパラの新ケースとなっている。デザインハウスが設計したケースだけあってデザイン性が高い。ミニタワーケースとなっているが、従来のミニタワーよりは一回り大きくなっていてミドルタワーの差が縮まっている。違うのは高さだけで奥行きと幅はミドルタワーと共通だ。

右サイド

GALLERIA RMright右サイドはシンプルで吸気口だけが設けられている。高さ分の吸気口があるのでエアフロー改善には効果的だ。ガンメタリックのケースが高級感を演出している。

左サイド

GALLERIA RMleft左サイドにも吸気口がある。また、一部クリアガラスパネルを採用していて中身が見えるようになっている。最近のモデルらしいデザインだと言える。

背面パネル

GALLERIA RMlefthaimen背面パネルについてはオーソドックスなものになっている。前面の両サイドから取り入れられた空気が上部及び後ろから排出してくれる。本体内部に熱がこもらないような工夫が見られる。140mmサイズの冷却ファンを搭載しているのも後押ししてくれる。

I/Oパネル

GALLERIA RMlefthaimeniopanel前面に斜めにI/Oパネルが配置されている。電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A x4、ヘッドフォン端子が設けられている。USBが4つもあるのは使い勝手が良い。

本体上部

GALLERIA RMlefthaimeniopaneljyobu本体上部にもメッシュ加工が施されていてここから熱を放出する仕組みだ。高性能なグラフィックボードやCPUを搭載していても発熱が問題とならない工夫がある。

本体内部

GALLERIA RMlefthaimeniopanelinside*GALLERIA RM5R-R36 5600X搭載ではないため一つの参考として欲しい
内部にはある程度の余裕がある。ガレリアブランドの場合ミニタワーケースでもサイズは大きめであることがわかる。

正面-LED

GALLERIA RM5C-G50-ledケースの枠組みにLEDが配置されている。オシャレな演出だ。このLEDについては専用のソフトウェアからコントロールすることができる。

管理人による総評(GALLERIA RM5C-R46T)

RM5C-G50

GALLERIA RM5C-R46Tは、Core i5-14400F×GeForce RTX 4060 Ti搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCだ。人気のあったGeForce RTX 3060 Tiの後継機を搭載していることで、当サイトとしても注目している。扱いやすく選びやすいという特徴をしっかり引き継いでいる。他社BTOメーカーも値下げ傾向にある中で当該モデルも例外ではなく値下げが行われた。今の価格設定は悪くない。価格変動が激しいので購入時は他のモデルをしっかり確認しておこう。

価格CPUグラボ
173,980円(税込)Core i5-14400FRTX4060Ti
メモリSSDHDD
DDR5 16GB500GB非搭載