
ドスパラが販売する「GALLERIA XPC7A-R57-GD」のレビューをまとめた。2025年9月18日に登場したモデルだ。ケースデザインがリニューアルされて登場した。白色のケースも選択可能だ。ガレリアブランドのおすすめランキングNo.2に輝いていて注目度が高い。新ケース採用モデルではNo.1だ。ガレリアに憧れを持つゲーマーは多いのではないだろうか。現時点でのコストパフォーマンス評価は8.1と高い。相場通りか少し高いぐらいの価格設定となっている。
新しいケースであることや構成面を考えれば妥当だ。昨今のメモリ価格高騰の影響もあり発売当初と比べると価格は変わってしまったが、競合モデルも同様に価格が上がっているので相対的な立場が大きく変わったわけではない。なお、部材供給状況を考慮してメモリがシングルチャネルになり、SSD容量が1TBから500GBへダウングレードされている。価格上昇を抑制するための苦肉の策だろう。
- 長所
-
- 25,000円の値引き適用(2026/1/20時点)
- 圧倒的なブランド力
- 最新のケースを採用したモデル
- ゲームへの対応力に優れている
- 拡張性に優れている
- 納期が3日と比較的短納期
- 短所
-
- SSD容量が半減
- メモリがシングルチャネル
- こんな方におすすめ
-
- GALLERIAブランドが好きな方
- 新しいケースに魅力を感じる方
- 高いフレームレートでゲームをプレイしたい方
- 拡張性の高さを重視する方
GALLERIA XPC7A-R57-GDのスペック

| メーカー | ドスパラ |
|---|---|
| ブランド名 | GALLERIA |
| 製品名 | GALLERIA XPC7A-R57-GD |
| 価格 | 349,980円(+送料3,300円) |
| CPU | Core Ultra 7 265F(レビュー) |
| CPUクーラー | 空冷 |
| グラボ | GeForce RTX 5070(レビュー) |
| メモリ | DDR5-5600 16GB(シングルチャネル) |
| ストレージ | SSD 500GB NVMe Gen4 |
| 電源 | 750W 80PLUS GOLD |
| マザーボード | チップセットB860 |
| おすすめ度 | Aランク |
| 評価 | ・コスパ 7.7 ・ショップ評価 9.7 ・納期 3日出荷 |
GALLERIA XPC7A-R57-GDのカスタマイズを評価
| パーツ | おすすめ度 | 詳細 |
|---|---|---|
| OS | 変更なし | |
| オフィスソフト | 変更なし | |
| リカバリーメディア | 変更なし | |
| セキュリティソフト | 変更なし | |
| CPU | 変更なし | |
| CPUファン | (水冷式) MSI MAG CORELIQUID E360 (360mm/ARGBライティング対応) + 水冷ヘッドGALLERIAロゴ [納期14日程度] +22,900円 |
|
| CPUグリス | (熱伝導率: 12.56W/m・K) ナノダイヤモンドグリス (OC7) +2,000円 | |
| 電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) ホワイト +2,800円 | |
| メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR5-5600) +5,000円 | |
| SSD | 1TB SSD (NVMe Gen4) +22,000円 | |
| パーティション分割 | 変更なし | |
| SSD 2 | 変更なし | |
| ハードディスク/SSD | 変更なし | |
| ハードディスク(追加1) | 変更なし | |
| フロントケースファン | 14cm ケースファン(ARGBライティング対応) x2 へ変更 +3,000円 | |
| リアケースファン | 12cm ケースファン(ARGBライティング対応) x1 へ変更 +1,500円 | |
| トップケースファン | 14cm ケースファン(ARGBライティング対応) x2 へ変更 +3,000円 | |
| LAN | 変更なし | |
| アクセサリ | 変更なし | |
| 拡張リアスロット1 | 変更なし | |
| 無線LAN | 変更なし | |
| 情報漏洩監視ソフト | 変更なし | |
| セーフティサービス | 月額980円 | |
| 延長保証 | 3年保証(通常1年+延長2年)+34,998円 |
おすすめカスタマイズはCPUファンとメモリだ。CPUファンは360mmラジエーター搭載のCPUクーラーへの変更がいいだろう。水冷ヘッドGALLERIAロゴになりデザイン性も向上する。今回の新しいケースになって大型のラジエーターを搭載できるようになった。Core Ultra 7 265で電力制限解除をして運用したいなら検討の価値がある。予算を抑えたいなら240mmラジエーター搭載モデルでも問題ない。クリアガラスパネルを活かすためにもARGB対応モデルがおすすめだ。
メモリについてはシングルチャネルからデュアルチャネルへの変更をおすすめしたい。+5,000円でパフォーマンスアップが見込める。コストカットが行われている部分だ。あえてそのままにしてメモリ価格が落ち着いてからDDR5-5600 16GBメモリを増設して32GB構成にするのもおすすめだ。
グラフィックスにハイクラスのGeForce RTX 5070を搭載していて32GB以上の大容量メモリを活かせる性能がある。一般的な作業だけではなくゲームプレイにおいてもメモリ容量は重要だ。グレード的に16GBでは心もとないので32GB以上の選択を推奨したい。メモリ価格高騰の影響もありカスタマイズ価格が上がっているのは痛い。2026年1月現在は、16GBから32GBへの変更が+60,000円となる。
Core Ultra 7 265F搭載のGALLERIA Xシリーズではメモリが16GBに固定されている。シリーズではなく、それぞれのモデルに適した構成にした方がよく思える。標準構成のままでは、負荷の高いゲームに対応しにくい。これからの時代はメモリ32GBが標準になってもおかしくない。推奨環境が16GBのPCゲームは珍しくない。動画を視聴したり、複数のアプリケーションを起動していたりすると、メモリ16GB推奨のゲームではメモリ不足になる可能性がある。
性能を活かす意味でも今すぐでなくても32GBでの運用を推奨している。SSD容量が半減の500GBとなっているので、こちらもカスタマイズをしたいところだが当然カスタマイズ費用は高額だ。メモリかSSDならメモリを実用面でよいのではないかと思う。クラウドストレージを活用するなどして対策をしよう。電源は標準の750W 80PLUS GOLDで問題ない。予算に余裕があるあるいはこだわりがある場合はホワイトカラーを選択してもよさそうだ。
それでも最優先はメモリである。メモリ容量をデュアル環境にして、予算に余裕がある方は検討してみるとよさそうだ。デザインに関する部分も有力だ。白色ケースを選択した場合、CPUファンや電源は白色タイプのものを選択すると見栄えがよくなる。ARGBライティングのPCケースファンと合わせて、統一感と派手さの両立を目指したい。黒色ケースではCPUファンや電源の変更をしなくても統一感がある。新しいケースは見た目もスタイリッシュなので、カスタマイズしなくても十分かっこいい。
保証は将来の出費を抑えたいなら検討してもよい。本体価格の+10%の費用がかかるので34,998円と高額だ。経済的な側面で考えれば保険に加入しない方がよいが、故障するかしないかは誰にも予測できない。保険というのは統計的に損をする可能性が高いことは理解しておこう。
GALLERIA XPC7A-R57-GDの特徴
ガレリアブランドおすすめランキングNo.2モデル

GALLERIA XPC7A-R57-GDは、ドスパラの通販スタッフがおすすめするゲーミングデスクトップPCランキングの二位に輝くモデルだ。2025年9月18日にケースがリニューアルされて登場した。「GALLERIA XA7C-R57」に置き換わるモデルだ。Core Ultra 7 265FとGeForce RTX 5070の組み合わせで現在の349,980円という価格は相場ぐらいだ。価格高騰が続いていたが、30,000円の値引きで評価を上げている。メモリ・SSD価格が高騰している今の市場で好印象だ。
これまでのGALLERIA Xシリーズではメモリ32GB・SSD 1TBで固定されていたが、リニューアル後はPlatinumグレードに該当してメモリ16GB・SSD 1TBへとダウングレードされた。その後、昨今の部材供給の状況によって、メモリがシングルチャネルになり、SSD容量も半減の500GBとなっている。上位のDiamondグレードはメモリ32GB・SSD 1TB NVMeだ。ただし、CPUはRyzen 7 9800X3D/Ryzen 7 7800X3D/Core Ultra 7 265KFに固定されている。
GeForce RTX 5070搭載モデルかつミドルタワーモデルでメモリ16GBは物足りなさがある。カスタマイズ費用も高額になっているので難しいところではあるが、必要に応じてカスタマイズを検討するとよい。あるいは価格が落ち着いてから増設すればオッケーだ。シングルチャネルであることが活きる。16GBメモリ1枚を追加すれば32GBが実現する。数年前のGALLERIA Xシリーズが似たような構成をしていたことから、原点回帰のような形だろうか。
従来のGALLERIAにはなかった新たな選択肢の登場は歓迎したい。ケースのリニューアルだけで終わらなかったのも素晴らしい。見た目はあまり変わっていないように見えて拡張性に長けている。時代に沿った進化といえそうだ。新ケースのミドルタワーでは360mmラジエーター採用の水冷式CPUファンも搭載可能だ。これまで実現できなかった構成を持つモデルの登場を予感させるケースだ。電力制限の解除を想定している方にとっては心強い構成となる。搭載できるファンの種類も多く、デザインを強く意識する方にも適している。もちろん大型のGeFore RTX 5090も搭載できる。
ハイクラスGPU搭載で高いゲーム性能を持つ

GALLERIA XPC7A-R57-GDの魅力はゲーム性能の高さだ。特にグラフィックスのGeForce RTX 5070はハイクラスに属し最新のゲームにも対応できる。メモリ容量に32GBを推奨環境とするゲームもあり、メモリ容量まで含めると完璧に対応できるわけではない。CPUとグラフィックボードだけで言えば、推奨環境を満たせないゲームはほとんど存在しないだろう。
| モンハンワイルズ | マイクラ | Apex Legends | フォートナイト |
|---|---|---|---|
![]() ・120fps ・60fps |
![]() ・影Mod ・通常 |
![]() ・200fps ・144fps |
![]() ・200fps ・144fps |
タイトルごとに適性を見ていこう。2025年2月に登場した「モンスターハンターワイルズ」は、最新のゲームに分類され要求スペックも高めだ。レーム生成も利用可能で快適にプレイできる。ただし、画質を大きく向上させるDLC「高解像度テクスチャパック」には不向きだ。VRAM 16GBが推奨されていてgeForce RTX 5070では満たせない。ゲーム自体は問題ないが、画質を向上させるDLCやModは苦手なものもある。
「マインクラフト」の画質を向上させる影Modは問題ない。マイクラは負荷が軽く、影Modを導入しても負荷を感じないはずだ。ハイクラスのゲーミングPCは、マイクラに対してはオーバースペックである。統合版のみプレイできるMinecraft RTXは、公式の影Modと呼ばれる画質重視のマイクラだ。これに関してはハイエンドクラスが推奨されているので例外だ。
高い人気を誇るバトロワ系の「Apex Legends」と「フォートナイト」は、本格的な環境を実現できる。場面やフィールドによっては240fpsで安定させられが、基本的には200fps以上と考えておきたい。240fpsの張り付きは現実的ではないからだ。
Core Ultra 7 265Fは評価の難しいCPUとなる
CPUには現行のCore Ultra 7 265Fが搭載されている。Core i7-14700の後継モデルに当たるCPUだが、思ったほどゲーム性能が伸びていない。従来モデルのCore i7-14700と比べても10%程度ゲーム性能が低くなっている。ゲームプレイにおいて性能差を体感できるかどうかは難しいが、フレームレートを計測すれば明らかな差が出る。

マルチコア性能は順当に伸びている。Core i7-14700よりも3%弱パフォーマンスが高くCore i7-14700Kに匹敵するほどだ。ゲーム実況や動画編集などのクリエイティブ作業に最適だ。
GALLERIA XPC7A-R57-GDのベンチマークを計測

| モデル | ベンチマーク検証機Intel LGA1851 |
|---|---|
| マザーボード | ASRock Z890 Pro RS WiFi |
| CPU | Core Ultra 7 265 etc. |
| GPU | GeForce RTX 5070 etc. |
| メモリ | DDR5-5600 32GB |
| ストレージ | SSD 1TB Gen4 NVMe【Crucial P3 Plus CT1000P3PSSD8JP】 |
| 電源 | 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ |
GALLERIA XPC7A-R57-GDと同等の構成を持つ当サイト指定のベンチマーク機でのパフォーマンスをまとめている。メモリ容量が異なるため全く同じフレームレートが出るわけではないがおおよそ同等のフレームレートに落ち着くはずだ。一つの参考としていただければ幸いだ。
モンハンワイルズ


モンハンワイルズでは他のCPUとの性能差はほとんどないが、Core i5-14400搭載モデルよりもヒックなっているのは事実だ。すべての解像度に置いてもっとも低いフレームレートとなる。
フォートナイト


フルHD環境ではRyzen 7 9700X×GeForce RTX 5060 Ti 8GBとの組み合わせよりもフレームレートが低くなっている。それでも中設定では10%高く、最高設定でも3%高い。Core i7-14700×GeForce RTX 5070との組み合わせと比べても中設定では10%弱フレームレートが高い。一方で、低設定では5%低く、最高設定でも15%低い。評価が難しいCPUであることがわかるだろう。
FF14 黄金のレガシー


Core i7-14700搭載モデルと比べると5%-7%程度フレームレートが低くなっている。Ryzen 7 9700Xと比べても最大で5%弱劣ることがわかるおおよそ世代の古いRyzen 7 7700と同等だ。
Forza Horizon 5


Forza Horizon 5ではCore i7-14700搭載モデルと同等だ。Ryzen 7シリーズよりもフレームレートが高い。Core i5-14400搭載モデルがトップナノは不思議だ。
Cyberpunk 2077


Core i7-14700搭載モデルよりも5%程度フレームレートが低い。Ryzen 7 7700搭載モデルよりもフレームレートが低い。もっともこれぐらいのフレームレートの差であれば気にしなくてもよさそうだ。
同じドスパラ製品との比較
| ブランド名 | GALLERIA | GALLERIA |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
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| 製品名 | GALLERIA XPC7A-R57-GD | Magnate-G XFW |
| ケース | ミドルタワー | ミニタワー |
| 価格 | 349,980円 | 294,980円 |
| 送料 | 3,300円 | 3,300円 |
| CPU | Core Ultra 7 265F (20コア20スレッド) |
Core i7-14700F (20コア28スレッド) |
| CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
| GPU | GeForce RTX 5070 | GeForce RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-5600 16GB (シングルチャネル) |
DDR5-4800 16GB (シングルチャネル) |
| SSD | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe Gen4 |
| 電源 | 750W GOLD | 750W GOLD |
| マザボ | B860 | B760 |
| 納期 | 3週間出荷 | 7日出荷 |
| 基本保証 | 1年間 (最長5年間) |
1年間 (最長5年間) |
| 電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
同じドスパラの廉価ブランドであるTHIRDWAVE-GシリーズのMagnate-G XFWと比較していく。価格差は55,000円でMagnate-G XFWの方が安く購入できる。両モデルの大きな違いはケースとCPUだ。ケースについてはやはりGALLERIAの方が人気が高い。リニューアルされたことでその差は開いたように思う。リセール面でも強い。
Magnate-G XFWでは旧世代のCore i7-14700Fを搭載している。20コア28スレッドの高パフォーマンスモデルだ。ゲーム性能はCore Ultra 7 265と同等以上と考えてよい。GALLERIA XPC7A-R57-GDはSSD容量が半減となり、構成面での差もなくなった。コストパフォーマンスを重視するならMagnate-G XFWがおすすめだ。
競合BTOメーカーのモデルと比較
| ブランド名 | GALLERIA | FRONTIER |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
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| 製品名 | GALLERIA XPC7A-R57-GD | FRGAMB860M/M0109/NTK |
| ケース | ミドルタワー | ミドルタワー |
| 価格 | 349,980円 | 369,800円 |
| 送料 | 3,300円 | 3,300円 |
| CPU | Core Ultra 7 265F (20コア20スレッド) |
Core Ultra 7 265F (20コア20スレッド) |
| CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
| GPU | GeForce RTX 5070 | GeForce RTX 5070 MSI |
| メモリ | DDR5-5600 16GB (シングルチャネル) |
DDR5-5600 32GB (デュアルチャネル) |
| SSD | 500GB NVMe Gen4 | 1TB NVMe Gen4 |
| 電源 | 750W GOLD | 750W PLATINUM |
| マザボ | B860 | B860 |
| 無線 | × | 〇 |
| 納期 | 3週間 | 6週間 |
| 基本保証 | 1年間 (最長5年間) |
1年間 (最長3年間) |
| 電話サポート | 24時間365日 | 10:00-19:00 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
フロンティアのセール対象モデルであるFRGAMB860M/M0109/NTKと比較していく。価格差は20,180円でGALLERIA XPC7A-R57-GDの方が安く購入できる。CPU・GPUは共通だが、構成面に大きな違いがある。FRGAMB860M/M0109/NTKは、メモリ・SSD容量がそれぞれ倍増でかつ電源ユニットの規格に優れている。さらに、無線が標準搭載なのもポイントだ。
構成をそろえるとメモリDDR5-5600 32GBが+60,000円で、SSD 1TBが+22,000円だ。トータル費用は431,980円となり、価格差は62,180円まで広がる。GALLERIA XPC7A-R57-GDの強みはブランド力の高さと納期の短さだろう。納期は3日と短期間で手に入れられる。また、電話サポートも24時間365日の手厚くなっている。
ガレリアNEWミドルタワーレビュー
ドスパラのGALLERIAブランドに新しく追加されたミドルタワーケースの詳細だ。従来のケースを踏襲しつつも、全く新しく刷新されたデザインだ。LEDの派手さを演出した最近流行りのタイプではなく、重厚で存在感のある洗練されたゲーミングPCケースに仕上がっている。
流行りとは別のスタイリッシュなケースデザインは、GALLERIAらしさがある。ARGBライティング対応のケースファンなどを採用すれば、派手さを演出することもできる。ユーザーを選ばないデザインは、多くのゲーマーを惹きつけるはずだ。目立ったギミックはなくても、ユーザーのことを考えた設計が随所に見られるのはポイントが高い。
正面

従来ケースとは大きく変わらないように見える。ロゴの位置が少し高くなり、フロント上部に丸みがある。角張った従来ケースをベースにしながらも、見た目の印象を大きく変えている。また、ケースのカラーがより深くなった印象がある。一見すると金属製に見えるほどだ。ガンメタリックカラーというのがしっくりくる。

電源を入れるとケースのフロントとサイドの中間部分のLEDが発光する。LEDはケースに装飾されたもので、電源を入れていないとLEDがどこにあるかわからない。派手さはないが、ワンポイントのアクセントとしてしっかり主張している。LEDファンが映える設計のケースは多くあっても、ケース自体にLEDが装飾されたケースは少ない。今主流のゲーミングPCに採用されているケースと比べて珍しい演出だ。こういったケースの登場は、今後のケースに影響を与えそうだ。
左サイド

左サイドパネルは従来ケース同様に窓を採用している。パネル全体の1/3程度ながら、LEDの光の演出も可能だ。内部を覗くこともできる。昨今は側面の全面クリアパネル採用が当たり前となっている中で、こういったスタイルは主流に逆らう形だ。派手さを追求しない方にとってはバランスのよいパネルである。
フロント側のサイド部分には白いラインが入っているように見える。ここにLEDが装飾され、発光しているようだ。LEDを搭載していることを隠すかのようなギミックだ。電源を入れていない状態ではスリットにしか見えない。また、フロント側には大きめのスリットが用意されていて、吸気口と同時にLEDがきれいに反射する角度となっている。細かい部分ながらよく計算されたケースデザインだ。
右サイド

右サイドパネルはただのカバーで、エアホールなどは用意されていない。こちらもフロント側にLEDが装飾されている。サイドパネルはシンプルなカバーだが、ケース設計は左右対称となっているようだ。スリットがアクセントとなり、何もない右サイドもスタイリッシュなデザインに見える。こういった工夫は他のメーカーも参考にしてほしいところだ。
天板

天板はマグネット式の防塵フィルターが設置されている。多くのゲーミングPCに採用されるペラペラのものではなく、しっかりとした厚みが特徴だ。メンテナンスを行いやすい材質はポイントが高い。天板にはケースファンを3つ取り付けることも可能で、360mmラジエーター採用の水冷式CPUファンも搭載できる。拡張性の高さを感じさせる構造で、意外と3つのファンを採用できるケースは少ない。シンプルに見えて機能性に溢れた天板だ。
フロントI/Oパネル

フロントのI/Oパネルは左から電源ボタン・USB 2.0 ×2・USB 3.2 Gen1 Type-A ×2・USB 3.2 Gen2 Type-C ×1・イヤホンジャックとなっている。他メーカーのケースと比べて充実した装備だ。ほとんどのPCケースはフロントI/OパネルにはUSBポートが2つしかない。Type-Cを合わせても3つが標準的な装備だ。
USBポートがType-C合わせて5つもあるのは素晴らしい。転送速度の速いUSB 3.2 Gen1 Type-Aにはフラッシュメモリなど読み込み速度が重要なものを接続し、USB 2.0には読み込み速度が関係しないマウスやキーボードと使い分けることができる。
また、最近のゲーミングPCは天板右側に設置されることが多く、垂直に接続しなければならないものがほとんどだ。GALLERIAの新ケースはフロント上部に斜めに設置されている。これはパソコンの置き場所を左右どちらに置いても使用しやすい。また、PCラックに設置するときもラックの天井に干渉せずアクセスできる。設置場所を限定せず、扱いやすいI/Oパネルだ。理想的な位置に設置されていると言える。
背面

背面は特に目立った箇所はない。フロントやサイドは優れたデザインだが、やはり背面は手を加えるのはむずかしいのだろう。また、背面部はどこに設置しても目に入らない部分であるため、こだわりを出しても効果が薄い。凡庸であることがデメリットにならない。
強いて言えば、ガンメタリックのカラーを活かすために黒を基調としている。マザーボードやグラフィックボードのポート部分も黒色ならよかった。もっとも、普段見えない部分なので黒に統一しても強みにはならなかっただろう。
背面I/Oパネル

背面I/Oパネルはすっきりしている。フロントI/Oパネルを充実させた影響か、USB 2.0 ×2・USB 3.2 Gen1 Type-A ×2・USB 3.2 Gen2 Type-C ×1と、フロントI/Oパネルと全く同じUSB構成だ。HDMIとDisplayPortがそれぞれ1つずつ用意されているが、グラフィックボードを搭載しているので使用する機会はない。親切にも「使用不可」のシールでカバーしている。
音声出力・ラインアウト・ラインインの3つだ。背面I/Oパネルは最低限というべきか、オーソドックスなものだ。少し物足りなさはあるものの、フロントI/Oが充実していることを考えれば悪くない。
底面

底面もしっかりガンメタリックカラーだ。見えない部分でもこだわりを感じる。防塵フィルターは小さく、底面のリア側に搭載されている。エアホールなども用意されておらずシンプルな形状だ。底面はあまりまじまじと見ることはない部分だ。少しアンバランスに感じてもケースの評価が下がるわけではない。小さい防塵フィルターはメンテナンス性が高いとも、機能的とも捉えられる要素だ。

防塵フィルターはスライド機構で固定されている。この構造であればパソコンを傾けなくても取り付け・取り外しができる。気軽に取り外して掃除ができるのはメンテナンス性がよいと言える。もしも防塵フィルターがもう少し大きく、マグネット式であったなら取り外しと取り付けに苦労したはずだ。ユーザーの視点に立って設計されているのがよくわかる。
内部

内部は今風のボトムカバー付きのケースだ。ミドルタワーらしく、内部スペースにはかなり余裕がある。水冷式CPUファンを搭載しても余裕がある。メーカーや大きさも気にせず、自由に選んで搭載できるスペースがある。それ以外にこれといった特徴がないように見える。しかし、小さな工夫が見える箇所がある。

このように、ボトムカバー側面に穴が空いており、サイド上部にも同じ穴がある。グラフィックボードを固定するバー(リジッドカードサポート)を取り付けているように、ネジで何かを固定できるユーティリティホールだ。実用性があるとは言えない。しかし、発想次第ではオリジナリティ溢れるカスタマイズが可能となるかもしれない。
装飾系のパーツを取り付けるなど、個性を出しやすい。もっとも、サイドパネルは全面クリアパネルではないので、個性を出したとしても見えない。性能や利便性を向上させることには繋がらず、サイドパネルとのスペースを考えると限定的だ。ストレージのシャドウベイへのアクセスが悪いため、ここにストレージを固定する何かを追加できれば便利だ。それが現実的ではなかったとしても、アイデア次第で魅力的な要素になる可能性はある。

右サイドパネルを外した内部だ。派手なケースではないのでLED用の配線でごちゃごちゃしていない。ケーブル類はすっきりとまとめられている。SATA接続のSSDは2つ設置するスペースが用意されている。背面にケーブルを這わせて左サイドから見えないようにしているせいでアクセスは悪い。主流のストレージがM.2になったので、SATA接続の2.5インチSSDを搭載しなくなったことも影響しているだろう。

ボトムカバーの中には3.5インチシャドウベイが2つある。SSDのシャドウベイと合わせて4つのストレージを搭載可能で拡張性は十分だ。右側は舞台裏のようなもので、独創的な工夫はとくにない。どこのメーカーのPCケースも右サイドパネルの中は似たようなものだ。ドスパラのケースは、かつてのケースに大型のストレージベイが用意されていたように、同じ機構のシャドウベイが用意されている。それだけでも特徴的というべきだろう。

ケースのLEDが真っ暗な部屋でどのように見えるかテストした。まるでネオン管のように1本の光源は鮮やかながら視界の邪魔をしない。LEDファンを多く採用したゲーミングPCは、暗い部屋で操作するには目について集中できない。たとえ明るい部屋でも、視界に入ると気が散りやすい。見えない場所におけば魅力半減だ。その点でGALLERIAの新ケースはLEDの光も設置場所を選ばないように設計されている。派手なPCケースが苦手な方におすすめだ。
ケースまとめ
GALLERIAの新しいミドルタワーは、従来のデザインを踏襲しながらも、まったく新しいケースに仕上げた。一見すると全体が金属のように見える色使いも素晴らしい。重厚でありながら洗練されたPCケースだ。これでまたひとつGALLERIAを選択する理由となりそうだ。
多くのメーカーが新しいケースを発表しているが、ユーザーのことを考えたケースというのはGALLERIAのミドルタワーが抜き出ている。それを証明するのがフロントI/Oパネルの設置位置だ。最近のケースは真上に設置され、垂直に接続するものばかりだ。ラックなど制限のあるスペースに設置するとフロントI/Oパネルそのものが使用できない可能性がある。正面上部にあれば、足元の左右どちらにおいても扱いやすい。
設置場所を限定しないという基本的なことができている。これだけでもデザインだけではなく、ユーザーのことを考えて設計されているのがよくわかる。また、昨今の派手なPCケースにならなかったのも評価したい。ゲーミングPCのケースは主流を追うせいか、似たようなケースになりやすい。GALLERIAのミドルタワーは個性的に仕上げ、デザインとの両立を果たした。
ゲーミングPCをケースデザインで選ぶならGALLERIAがおすすめだ。発表時点では従来ケースとあまり変わっていないという印象があった。しかし、実際に見てみると明らかに違う。よりスタイリッシュで扱いやすいケースだ。もしも買い替えるならGALLERIAのモデルを選びたいと素直に思える出来栄えである。
管理人による総評
2025年9月18日に登場した最新のゲーミングPCだ。より洗練されたケースデザインとなっている。CPUは現行のCore Ultra 7 265Fを、GPUはハイクラスのGeForce RTX 5070を搭載している。Core Ultra 7 265Fのゲーム性能はやや不安定だが、基本的には最新のタイトルでも快適にゲームをプレイできる。構成はメモリDDR5-5600 16GB・SSD 500GB Gen4 NVMeと平均的だ。メモリがシングルチャネルになり、SSD容量も半減だ。価格を抑えるために仕方がない。
マザーボードのチップセットはB860となる。昨今のメモリ価格高騰の影響もあり、相場通りか少し高いぐらいの価格設定で評価自体は悪くない。コスパというよりもブランドや納期の短さで選ぶモデルなので価格は気にしない方がよいだろう。今後もGALLERIA XPC7A-R57-GDに限らずすべてのゲーミングPCの値上げは続いていきそうだ。
| 価格 | CPU | グラボ |
|---|---|---|
| 349,980円 | 7 265F | RTX5070 |
| メモリ | SSD | チップセット |
| DDR5 16GB | 500GB | B860 |













