
マウスコンピューターが販売している「NEXTGEAR JG-A7A70(Ryzen 7 5700X×RX 9070)」のスペック評価を行った。搭載モデルの少ないRadeon RX 9070を採用した希少な一台だ。VRAM 16GBを備え、水冷クーラー・メモリデュアルチャネル・SSD 1TBと標準構成も充実している。当サイトのゲーミングPCおすすめランキングでも第4位にランクイン中だ。
*本記事では公開スペック・販売価格・同価格帯モデルとの比較をもとに、NEXTGEAR JG-A7A70の構成やコストパフォーマンスを評価している。

- 長所
- 短所
-
- フルHDではRyzen 7 5700XがCPUボトルネックになりやすい
- AM4採用で将来性は低め
- こんな方におすすめ
-
- 27万円以下の予算でWQHD対応のゲーミングPCを探している方
- 画質重視でじっくりゲームを楽しみたい方
- カスタマイズなしの標準構成で購入したい方
NEXTGEAR JG-A7A70(Ryzen 7 5700X×RX 9070)のスペック解説

| メーカー | マウスコンピューター |
|---|---|
| ブランド名 | NEXTGEAR |
| 製品名 | NEXTGEAR JG-A7A70 (Ryzen 7 5700X×RX 9070) |
| 価格 | 269,980円(送料無料) |
| CPU | Ryzen 7 5700X |
| CPUクーラー | 水冷(240mmラジエーター) |
| グラボ | Radeon RX 9070 |
| メモリ | DDR4-3200 16GB (8GB×2 デュアルチャネル) |
| SSD | 1TB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W 80PLUS BRONZE |
| マザーボード | チップセットB550 |
| 無線 | 非対応(カスタマイズで追加可) |
| 保証 | 3年間センドバック修理保証 |
| 納期 | 約4営業日(翌営業日出荷サービス対応) |
| おすすめ度 | Sランク |
| 評価 | ・コスパ 9.5 ・ショップ評価 9.7 |
NEXTGEAR JG-A7A70(Ryzen 7 5700X×RX 9070)のカスタマイズ解説
| OS | 変更なし(Windows 11 Pro +8,800円) |
|---|---|
| オフィスソフト | 変更なし |
| CPUグリス | 【優れた熱伝導率】ナノダイヤモンドグリス JP-DX1 +1,980円 |
| メモリ | 32GB メモリ [16GB×2 (DDR4-3200) / デュアルチャネル] +38,500円 64GB メモリ [16GB×4 (DDR4-3200) / デュアルチャネル] +141,900円 |
| SSD (M.2) | 2TB NVMe SSD (M.2 PCIe Gen4 x4接続) +96,800円 |
| 電源 | 750W 電源 (80PLUS GOLD) +3,300円 850W 電源 (80PLUS GOLD) +5,500円 |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (最大2.4Gbps) 対応+Bluetooth 5内蔵 +6,380円 |
| ケース | 【NEXTGEAR】ブラックミニタワーケース 強化ガラスサイドパネル 青色LEDケースファン (前面×3 / 上面×2 / 背面×1搭載) -1,100円 |
| サポート | [3年保証/PC本体] センドバック修理保証+安心パックサービス(専用ダイヤル/即日修理) +5,500円 [3年保証/PC本体] オンサイト修理保証 +8,800円 |
| 翌営業日出荷サービス | +2,200円 |
本機は標準構成が充実していてカスタマイズの必要性は低い。あえて挙げるなら電源と無線LANが候補になる。メモリは8GB×2のデュアルチャネル、SSDは1TB Gen4 NVMeと、価格を抑えたモデルが削りがちな箇所をしっかり押さえている。CPUクーラーも標準で240mmラジエーターの水冷式だ。カスタマイズなしでそのまま購入できる完成度の高さが本機の魅力である。
電源は+3,300円で750W 80PLUS GOLDへ変更できる。標準の750W 80PLUS BRONZEでも本機の構成には十分な容量だ。Radeon RX 9070のTDPは220Wで、Ryzen 7 5700Xも発熱の小さいCPUなので余裕がある。ただ、この価格差なら変換効率に優れたGOLD認証を選んでおいて損はない。将来Radeon RX 9070 XTクラスへ交換する可能性があるなら、850W GOLD(+5,500円)を選んでおくとさらに安心だ。
無線LANは標準で非搭載だ。有線LANを部屋に通せない環境なら+6,380円でWi-Fi 6E+Bluetooth 5を追加できる。USB接続の安価な受信機で代用することもできるが、内蔵の方が安定していて見た目もすっきりする。Bluetooth対応のコントローラーやヘッドセットを使う方にも便利だ。基本的にゲームは有線の方が安定するので、可能なら有線接続をおすすめする。
メモリ32GBへのカスタマイズは+38,500円だ。DDR4メモリなのでDDR5搭載モデルの32GB化(G TUNEなら+67,100円)と比べれば割安ではあるが、それでも高額な部類に入る。ゲーム用途なら16GBで困る場面は限られる。標準の16GBで様子を見て、必要になったら自分で増設する方が安く済む。メモリスロットには空きが2本あり、最大128GBまで対応している。
SSDは標準で1TBの容量がある。2TBへの変更は+96,800円と現実的ではない。1TBあれば大容量のゲームを複数インストールしても余裕がある。それでも足りなくなったらSATA接続の2.5インチSSDを増設するか、外付けストレージで対応したい。ケース内には2.5インチのシャドウベイが用意されている。
ケースのカスタマイズは、標準のRGBケースファンを青色LEDファンに変更すると1,100円安くなるというものだ。標準のRGBファンは10パターンの点灯を選択でき、カラーも自由に変更できる。1,100円の差ならRGBのままにしておく方が満足度は高いだろう。青色固定で構わないという方のみ選べばよい。購入後にLEDを使わなくなったとしても、天板のLEDスイッチで消灯できるので困ることはない。
サポートは標準で3年間のセンドバック修理保証と24時間365日の電話サポートが付く。他メーカーでは1年保証が主流なので、これだけで十分だ。即日修理への対応や自宅での修理を希望するなら、安心パックサービス(+5,500円)やオンサイト修理保証(+8,800円)を検討しよう。翌営業日出荷サービスは+2,200円だ。通常でも約4営業日と納期は短めなので、急ぎでなければ不要だ。
NEXTGEAR JG-A7A70(Ryzen 7 5700X×RX 9070)の性能まとめ
パソコンは様々なパーツで構成されている。その中でも重要度が高いのがCPUとグラフィックボードだ。これらの性能を理解しておけば購入後のイメージもしやすいのではないかと思う。性能を数値とグラフでまとめているので直感的に性能を把握できるはずだ。
Ryzen 7 5700X(CPU)
Ryzen 7 5700Xは、2022年に発売された旧世代CPUだ。Zen 3アーキテクチャ自体は2020年に登場したので、6年も前の設計ということになる。昨今のパーツ価格高騰の影響で、DDR4メモリ搭載などコストを抑えやすいことから改めて注目されている。マウスコンピューターをはじめとして一部のメーカーでは主力となっている。
2026年時点での性能はエントリークラス相当で、ゲーミング用途に必要な最低限は確保できている。Ryzen 7シリーズとはいえ性能が高いわけではなく、次世代のRyzen 5 7500Fよりも劣る。それでも低価格帯のRyzen 5 4500と比べればツーランク上で、扱いやすさは十分だ。コスパ重視と割り切るのがいいだろう。
Radeon RX 9070(GPU)
グラフィックスはRDNA 4世代のハイクラスであるRadeon RX 9070を搭載している。ゲーム性能スコアは41,093ptで、競合のGeForce RTX 5070よりも4%弱高い。前世代のRadeon RX 7900 XTやGeForce RTX 4070 Tiと同等の性能だ。上位モデルのRadeon RX 9070 XTと比べると9%弱低くなる。VRAMはGDDR6 16GBと余裕があり、高解像度テクスチャを使う最新タイトルでもVRAM不足の心配がない。
レイトレーシング性能は前世代から大幅に強化され、Radeon RX 7900 XTXと同等以上だ。GeForce RTX 5070と比べると10%前後劣るものの、実用上の差は小さい。アップスケーリング技術のFSR 4に対応していて、対応タイトルではフレームレートを引き上げられる。メインターゲットはWQHDで、フルHDなら高リフレッシュレートモニターの性能を活かせる。搭載モデルが少ないため、Radeon RX 9070搭載モデルを探しているなら貴重な選択肢だ。
NEXTGEAR JG-A7A70(Ryzen 7 5700X×RX 9070)の特徴
RX 9070搭載モデルが26万円台と安い
269,980円はRadeon RX 9070搭載モデルとしては市場最安値クラスといえる。他社のRadeon RX 9070搭載モデルは30万円以上が中心で、40万円近い価格がつけられたモデルもある。さらに本機はSSD 1TB、メモリ8GB×2のデュアルチャネル、240mm水冷クーラーと構成も充実している。価格を抑えるために構成を削ったモデルではない。
同じNEXTGEARのGeForce RTX 5070搭載モデルが299,800円で、本機の方が29,820円も安い。グラフィックボードの性能はRadeon RX 9070の方が4%弱高く、VRAMも12GBから16GBへ増えている。SSDもGeForce RTX 5070搭載モデルの500GBに対して本機は1TB、メモリもシングルチャネルに対して本機はデュアルチャネルだ。
GeForce RTX 5070搭載モデルはCPUにRyzen 7 7800X3Dを採用しておりゲーム性能では上回るが、グラフィックボードと標準構成の充実度では本機に軍配が上がる。RX 9070搭載モデルにこの価格を付けてくるあたり、マウスコンピューターがRadeon搭載モデルに力を入れているのがわかる。
メモリとSSDの高騰でゲーミングPCの価格は上がり続けている。ハイクラスのモデルはいつの間にか30万円を超えるのが当たり前になった。その中で26万円台という価格は、少し前のミドルハイクラスと同じ水準だ。DDR4メモリを採用するAM4プラットフォームは高騰の影響がDDR5よりも小さく、本機の価格を支えている。旧世代の弱点が強みに変わっている好例だ。
本来ならRyzen 7 5700Xの世代の古さをマイナスに評価するところだが、この価格差を前にすると評価が変わる。CPU性能よりもグラフィックボードの性能が重要なWQHD環境をターゲットにするなら、本機の構成は合理的だ。Ryzen 7 5700Xを採用したからこそ実現できた価格であり、それを納得した上で選ぶモデルである。
当サイトランキング4位の希少なRX 9070搭載モデル

当サイトのゲーミングPCおすすめランキングで第4位にランクインしている。コストパフォーマンスは9.5と高水準だ。上位3モデルはいずれもクーポンやセールが適用されたモデルで、本機は通常価格でこの位置にいる。セールを待たずに購入できる安定感がある。マウスコンピューターの廉価ブランドであるNEXTGEARは、コストパフォーマンスに特化したラインナップが特徴だ。
Radeon RX 9070は搭載モデルが少ない。上位のRadeon RX 9070 XTとはGPU単体の価格差が小さく、多くのメーカーがRadeon RX 9070 XTを優先して採用しているためだ。NEXTGEARでもRadeon RX 9070 XT搭載モデル(Ryzen 7 5700X)は319,800円で、本機との差は49,820円ある。性能差は9%弱しかないので、これだけの価格差があるならRadeon RX 9070搭載の本機の方がコストパフォーマンスは高い。
Radeon搭載モデルの弱点だったレイトレーシング性能も、RDNA 4世代で大きく改善した。GeForceにはわずかに及ばないものの、レイトレーシングを有効にしても実用的なフレームレートが出る。DLSSに対応していないのはデメリットだが、FSR 4の画質はDLSS 3と同等以上と評価されている。対応タイトルも増えていて、Radeonだからという理由で敬遠する必要はなくなった。
VRAM 16GBはGeForce RTX 5070(12GB)に対する明確な優位点だ。サイバーパンク2077やモンスターハンターワイルズなど最新のAAAタイトルは高解像度テクスチャでVRAMを大量に消費する。12GBでは設定を落とさなければならない場面でも、16GBなら余裕を持って対応できる。長く使うことを考えると、VRAM容量は将来の安心につながる。基本保証も3年間と長く、安心して長期間使用できるモデルだ。
CPUとグラフィックボードのバランスには注意
| CPU/GPU | RX 9070 XT | RTX 5070 Ti | RX 9070 | RTX 5070 | RX 9070 GRE |
|---|---|---|---|---|---|
| Ryzen 7 7800X3D | ☆ | ☆ | ◎ | ◎ | ○ |
| Ryzen 7 9700X | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
| Core i7-14700 | ◎ | ◎ | ☆ | ☆ | ☆ |
| Ryzen 7 7700 | ○ | ○ | ◎ | ☆ | ☆ |
| Ryzen 5 7500F | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Ryzen 7 5700X | △ | △ | ○ | ○ | ○ |
| Ryzen 5 5600 | △ | △ | △ | ○ | ○ |
一方で、WQHD以上の解像度では負荷がグラフィックボード側へ移り、CPU性能の差は表れにくくなる。画質を重視してWQHDで最新のゲームを楽しむ使い方なら、Ryzen 7 5700Xでも困る場面は少ない。本機は高フレームレートを追求するモデルではなく、高画質でじっくり遊ぶモデルと捉えるのが正しい。
注意したいのは、後からグラフィックボードだけを上位モデルへ交換する場合だ。Radeon RX 9070 XTやGeForce RTX 5070 Tiクラスになると、Ryzen 7 5700Xでは△(条件付き)まで判定が落ちる。CPUも同時に交換したいところだが、AM4プラットフォームで選べるのはRyzen 7 5800X3Dなど限られた選択肢だけだ。将来性を重視するならAM5プラットフォームのモデルを選ぶべきだろう。本機は購入時の構成のまま数年使い切るつもりで選ぶモデルであり、その前提ならコストパフォーマンスは抜群だ。
同じマウスコンピューター製品との比較
| NEXTGEAR | NEXTGEAR | |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
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| 製品名 | NEXTGEAR JG-A7A70 Ryzen 7 5700X×RX 9070 |
NEXTGEAR JG-A7G70 Ryzen 7 7800X3D×RTX 5070 |
| ケース | ミニタワー | ミニタワー |
| 価格 | 269,980円 | 299,800円 |
| 送料 | 無料 | 無料 |
| CPU | Ryzen 7 5700X (8コア16スレッド) |
Ryzen 7 7800X3D (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 水冷(240mm) | 水冷(240mm) |
| GPU | RX 9070 16GB | RTX 5070 12GB |
| メモリ | DDR4-3200 16GB (デュアルチャネル) |
DDR5-5200 16GB (16GB×1・シングルチャネル) |
| SSD | 1TB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W BRONZE | 650W BRONZE |
| マザーボード | B550 | A620A |
| 保証 | 3年間 | 3年間 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
| レビュー | 当ページ | レビュー |
同じNEXTGEARのGeForce RTX 5070搭載モデル、NEXTGEAR JG-A7G70(Ryzen 7 7800X3D)と比較していく。ケースとCPUクーラーは共通だが、GPUにRTX 5070を搭載していて中身は別物だ。本機の方が29,820円安く、グラフィックボードはRadeon RX 9070の方が4%弱性能が高い。VRAMも16GBと4GB多く、SSDは1TBと2倍、メモリはデュアルチャネル、電源も750Wと余裕がある。標準構成の充実度では本機が明確に上だ。
一方、NEXTGEAR JG-A7G70で採用されているRyzen 7 7800X3Dは96MBの3D V-Cacheを積んだゲーム特化CPUで、Ryzen 7 5700Xとはゲーム性能が大きく違う。CPU負荷の高いタイトルやフルHDで高フレームレートを狙う使い方では差が出る。AM5プラットフォームなので将来のCPU載せ替え先が広い点、DLSS 4のマルチフレーム生成やレイトレーシング性能もGeForce側の強みだ。
判断基準はシンプルで、GPU性能とストレージ・メモリ構成を重視し、価格を抑えたいなら本機。CPU性能と後々のアップグレードを重視するならNEXTGEAR JG-A7G70だ。NEXTGEAR JG-A7G70はメモリ16GB×1のシングルチャネル、SSD 500GB、電源650Wと構成を割り切っており、カスタマイズすると価格差はさらに広がる。標準構成のまま買って長く使うなら、本機のバランスの良さが効いてくる。
似ているゲーミングPCとの比較
| NEXTGEAR | THIRDWAVE | |
|---|---|---|
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| 製品名 | NEXTGEAR JG-A7A70 Ryzen 7 5700X×RX 9070 |
THIRDWAVE AD-R7A57A-01W Ryzen 7 7700搭載 |
| ケース | ミニタワー | ミニタワー |
| 価格 | 269,980円 | 237,980円 |
| 送料 | 無料 | 3,300円 |
| CPU | Ryzen 7 5700X (8コア16スレッド) |
Ryzen 7 7700 (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 水冷(240mm) | 空冷 |
| GPU | RX 9070 16GB | RTX 5070 12GB |
| メモリ | DDR4-3200 16GB (デュアルチャネル) |
DDR5-4800 16GB (シングルチャネル) |
| SSD | 1TB Gen4 NVMe | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W BRONZE | 750W GOLD |
| マザーボード | B550 | A620A |
| 保証 | 3年間 | 1年間 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
| レビュー | 当ページ | レビュー |
ドスパラのTHIRDWAVE AD-R7A57A-01Wと比較していく。当サイトランキング1位のモデルで、価格は237,980円+送料3,300円。送料込みで比べても本機より28,700円安い。CPUはRyzen 7 7700の方がゲーム性能で23%程度高く、AM5プラットフォームなので3D V-Cache搭載モデルへの載せ替えという将来性の高さも魅力だ。フルHDで高フレームレートを狙うならTHIRDWAVE AD-R7A57A-01Wが有利だ。
一方で、グラフィックボードはRadeon RX 9070の方が4%弱高く、VRAMも16GBと多い。WQHD以上ではCPUの差が縮まり、グラフィックボードの差が表れる。構成面では本機がSSD 1TB、メモリデュアルチャネル、240mm水冷クーラー、3年保証と充実しているのに対し、THIRDWAVE AD-R7A57A-01WはSSD 500GB、シングルチャネル、空冷、1年保証だ。
2026/9/25(金)10:59まで開催中の「カスタマイズ半額祭」でメモリ・SSD・HDD・CPUグリスの一部カスタマイズが半額になる。SSDの1TB化やメモリ増設によるデュアルチャネル化を通常より安く済ませられるため、構成差を埋めるコストは下がっている。メモリかストレージのどちらかはカスタマイズしておきたい。それでも28,700円の価格差をすべて使い切ることにはならず、保証期間の差は残る。
ゲームメインでフルHD・高フレームレートを重視する、あるいはキャンペーンを使って好みの構成に仕上げたいならTHIRDWAVE AD-R7A57A-01W。WQHDで画質を重視し、標準構成のまま3年保証で長く使いたいなら本機だ。どちらもコストパフォーマンスに優れた良モデルだが、キャンペーン期間中は価格面でTHIRDWAVE AD-R7A57A-01Wの優位が際立つ。
NEXTGEAR JG-A7A70(Ryzen 7 5700X×RX 9070)のケースレビュー
NEXTGEAR JG-A7A7X(ホワイト)をお借りしてケースレビューを行った。本機は黒色ケースでグラフィックボードなど一部構成が異なるため、参考としてみていただければ幸いだ。マウスコンピューターのNEXTGEARブランドはケースがリニューアルされた。従来のケースデザインを踏襲しつつも、アクセントカラーを採用することで受ける印象が異なる。また、これまで黒色を基本としていたケースカラーに加え、白色が同じ価格で販売されるようになった。
カラーバリエーションが増えたことに加えて、RGBファンを採用したことで全10パターンの点灯パターンを選択できるようになった。本機は前面×3・上面×2・背面×1の計6基のRGBケースファンを標準搭載している。ケースは従来のNEXTGEARに共通した部分もありながら、しっかりと進化を感じさせている。派手さを演出することも、おとなしいイメージにすることもできる。G TUNEシリーズとも共通した部分があり、マウスコンピューターのゲーミングPCとして、統一感のある洗練されたケースに仕上がっている。
正面
正面にはNEXTGEARを表す「NG」のロゴがひっそりとデザインされている。メッシュ部分に組み込まれているので主張は強くない。下部のNEXTGEARも小さく刻印されているだけで、文字がケースのデザインを崩していないのも素晴らしい。左上と右下にマゼンタのワンポイントカラーが採用されているのがポイントだ。これまでのシンプルなケースと違い、派手さはなくてもデザイン性を大きく向上させている。
電源を入れるとフロントや内部のLEDファンがしっかりと発光する。フロントをメッシュとしたことでLEDファンが映える。LEDカラーや点灯パターンは10種類から選択できる。ゲーミングPCらしさを演出可能だ。パソコンを置く場所によっては少し気が散るかもしれない。発光カラーが変更できるのでパソコンの設置場所を選ばない。
左サイド
左サイドパネルは大型のガラスサイドパネルを採用している。パソコン内部全体を見渡せる仕様は、最近のゲーミングPCにはよくあるものだ。よく見るとガラス下部にはNEXTGEARと刻印されている。大きめな刻印ながら主張が強すぎないのは、ボトムカバーにかかる部分にあるからだろう。
内部はシンプルだ。マウスコンピューターはいち早くケーブルを背面に隠して内部をすっきりさせたメーカーだ。リニューアルされたNEXTGEARのケースでもうまくケーブルを隠している。ケースの見た目はデザイン性が重視されるものだが、内部にまで気を配るケースは多くない。しっかり計算されてすっきりした見た目でメカメカしさがない。本機は240mmラジエーターの水冷クーラーを天板に搭載するため、内部の見え方は写真と少し異なる。黒色ケースでもLEDの光は十分に映える。
右サイド
右サイドパネルはフラットなカバーだ。エアホールも何もないシンプルなタイプだ。ミドルタワーやフルタワーのようにスペースに余裕があるサイズでは、エアホールやエアインテークのスリットが用意されることが多い。ミニタワーではケーブルを隠すためのスペースとして右サイドは使用されることになる。特別評価する箇所はなく、よくも悪くもない。
天板
天板は大胆にエアホールのスペースを確保している。本機ではここに240mmラジエーターと2基のファンが取り付けられる。吸気で内部に埃が入りにくいようにマグネット式の防塵フィルターも用意されている。取り外し・取り付けが容易でメンテナンス性は優秀だ。構造上天板部分に何か物を置くのは推奨されない。ラジエーターの排熱を妨げないためにも、天板の上は空けておきたい。
天板I/Oパネル
天板のI/Oパネル(コンソールパネル)はシンプルだ。本機のフロントI/OはUSB 3.2 Gen 1(5Gbps)Type-A×2・ヘッドホン出力・マイク入力という構成で、LEDスイッチと電源スイッチが搭載されている。撮影モデルとは一部構成が異なる点に注意してほしい。LEDスイッチの上のものはインジケーターで、LEDのスイッチがオンになっていると点灯するものだ。シンプルで最低限の構成である。
I/Oパネルは右側に設置されている。物を落とした際に誤動作しないように、接続したUSB機器が足に触れて故障しないように考えられているようだ。つまり、リニューアルされたNEXTGEARのケースは、机の下右側に設置することを想定しているようだ。置く場所が固定気味になるのはあまり喜べないが、置き場所に悩まなくていいかもしれない。
背面
背面はよくあるミニタワーだ。特段変わったところはない。本機は黒色ケースなので、背面I/Oパネルや電源部分との統一感は白色ケースよりも高い。背面は普段視界に入らない部分でもあり、コストパフォーマンスを高めるために強いこだわりを持たせていないのは合理的だ。
背面I/Oパネル
背面I/Oパネルはかなりシンプルだ。ミニタワーであるせいか、何のポートもない面積が広い。ここはモデルによって採用されているマザーボードが異なるため、モデル毎に違うことを理解しておきたい。画像の背面パネルはA620のもので、本機はB550チップセットを採用している。
本機の背面I/Oパネルには、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)×1・USB 3.2 Gen 1(5Gbps)×4・USB 2.0×2・LAN×1・マイク入力×1・ラインイン×1・ラインアウト×1という構成だ。必要十分なもので優れた装備とは言えない。不満が出るわけでもないため、標準的な構成と考えてよさそうだ。映像出力はRadeon RX 9070のDisplayPort×3・HDMI×1を使用する。
底面
底面はシンプルだ。電源の下にエアホールがある。電源の吸気用のエアホールでマグネットの防塵フィルターも用意されている。吸気しやすいように、ケースの足は少し高めになっているように感じる。パソコンを裏返さずに防塵フィルターを取り外し・取り付けができるのはありがたい。
内部
NEXTGEARの内部はほぼ右サイドパネルの中に集約されている。左のガラスパネルから見えないケーブル類はすべて右サイドパネルに集中し、左側と右側で受ける印象は大きく違う。LEDの発光をケースでコントロールすることから、他のゲーミングPCよりもケーブルが多い。背面を通した隠し方をしなければ、スタイリッシュな印象を打ち消してしまう。このケーブルの隠し方こそ、NEXTGEARが洗練されたケースである最大の理由だ。
ボトムカバーの中は電源のスペースだ。昔のケースなら、ここにストレージベイが用意されていたが、NEXTGEARのミニタワーには2.5インチのシャドウベイしかない。HDDや光学ドライブのスペースは用意されていない。SATA接続の2.5インチSSDは、2つのシャドウベイが中央に用意されている。本機はM.2ストレージベイに空きがないので、ストレージの増設は2.5インチSSDか外付けで対応することになる。標準で1TBの容量があるのはそういった意味でもありがたい。
ケースまとめ
NEXTGEARの新しいミニタワーケースは、シンプルでありながら最新ケースらしいデザインと機能性を有している。LEDの鮮やかさを活かしやすく、内部にアクセスしやすい設計はゲーミングPCに求められる要素だ。内部スペースに余裕もあることから、高い性能を有するグラフィックボードを搭載できる。NEXTGEARのケースは数年先に性能不足に陥っても、グラフィックボードの交換対応が可能な長く使用できるケースだ。
ゲーマーのことを第一に考えた設計は、初心者の方はもちろん上級者の方も満足できるはずだ。拡張性は十分とは言えないが、最近はあまり拡張して使用するのが一般的ではなくなった。ストレージは大容量化し、必要なものは最初から揃えておく時代だ。そういった今の使い方に最適化されているのがわかる。コストカットで価格を抑える廉価ブランドとは思えない素晴らしいケースだ。
管理人による総評
NEXTGEAR JG-A7A70Ryzen 7 5700X × RX 9070 / ハイクラス
- RX 9070搭載モデルが269,980円(送料無料)と安い
- 当サイトランキング4位の希少なRX 9070搭載モデル
- VRAM 16GBでWQHD環境に強い
- SSD 1TB・水冷・デュアルチャネルと標準構成が充実
- RGBケースファン6基が標準搭載
- Ryzen 7 5700XではフルHDでCPUボトルネックが出やすい
- AM4採用で将来性は低め
Ryzen 7 5700X×Radeon RX 9070搭載のハイクラスモデルだ。搭載モデルの少ないRadeon RX 9070を採用しながら269,980円と価格を抑えている。同じNEXTGEARのGeForce RTX 5070搭載モデルよりも29,820円安く、それでいてグラフィックボードの性能は上でSSD容量は2倍だ。メモリはデュアルチャネル、CPUクーラーは240mm水冷と、カスタマイズなしで完成した構成が魅力である。
Ryzen 7 5700Xは世代が古く、フルHDの軽いタイトルではCPUボトルネックでフレームレートが伸び悩む。本機はWQHDで高画質設定を維持しながら遊ぶ使い方に向いている。VRAM 16GBは最新タイトルへの対応力を高め、長く使う上での安心につながる。AM4採用で将来性は低いが、購入時の構成のまま数年使い切るつもりならコストパフォーマンスは抜群だ。予算27万円以下でWQHD環境を構築したい方におすすめのモデルである。









